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2013年7月20日土曜日

「サンドロール」ネクター完熟バナナクリーム&ホイップ

コッペパンである。ただし、バナナ味のクリームを、その上面中央、縦長の切れ目に塗り込んでいる。

コッペパンの語源は別にして、子どものころのコッペパンは、真ん中に切れ目も、味もなかった。いってみれば、給食に出てくる(主食)パンのイメージだった。

それが或るとき、コッペパンの中央切れ目に、白色のバタークリームを満たし、中央に赤い半球のゼリーを置いてあるものが登場して、菓子パンの代表みたいだった記憶がある。生クリームのケーキが出てくるまで、パン屋がつなぎの役を果たしてくれたのだ。今も、ときたま似たような菓子パンを目にすることがあるが、そっけなく目を他に移すと、何だか罪深い思いをする。あれほど憧れていたのに、そんなに簡単に忘れることができるのかと・・・菓子パンの視線を感じるのだ。

不思議なことに当時、バナナ味のクリームが入った菓子パンはなかったなあ。バナナ味の棒アイスはあったのに。いや、もしかしたらバナナ色のクリームの入ったコッペパンがあったかもしれない・・・な。

さて、このバナナ味がするコッペパンの商品名は、「『サンドロール』 ネクター完熟バナナクリーム&ホイップ」(山崎製パン)という。サンドロールというネーミングで、別物になってしまいそうだ。
味は懐かしい甘味・風味だ・・・そう、パンの袋に解説があって、「不二家の『ネクター完熟バナナ』をイメージしたバナナクリームと、ホイップクリームをサンドしました」とある。タイアップ商品だ。

バナナクリームは、完熟の名に相応しく熟したバナナの色・・・そう、あの薄茶色なのだ。ところが、ホイップクリームについては、食ってしまった後でパン袋の記載で気付いたので、残念ながら未確認だ。
バナナが貴重品だった頃を知らない、今の子どもたちがどんな反応するのか知りたい。わたしにしてみれば、郷愁のバナナ味なのだから。

ところで、「不二家の『ネクター完熟バナナ』」は未飲。有名メーカーなのに気付かなかったとは・・・次回、スーパーストア店頭で、よ~く観察・探さねばならない。こちらの味も確かめたい。

バナナ味の巡礼はまだまだ続くよ。

(本ブログ関連:"バナナ")