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2018年1月10日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 新年の音楽

年初のKBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/3)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、新年の音楽にまつわる話を紹介した。
(日本語放送未聴取のため、他言語放送より曲目だけ列記する)

・百済の歌と伝えられる「井邑詞(せいゆうし:정읍사)」の伴奏曲「寿斉天(수제천)」

・日本公演のため、1993年に編成された創作打楽器グループ「プリ」の行進曲「道軍楽(길군악)」

・パンソリ「春香歌」から、李夢龍が詠じた詩「暗行御史出頭するが(암행어사 출두하는데)」より
     金樽美酒千人血
     玉盤佳肴萬姓膏
     燭淚落時民淚落
     歌聲高處怨聲高

2018年1月9日火曜日

ゆき 行き 雪

少し言葉遊びすると、「ゆき 行き 雪」の連想から浮かぶのは郷愁だ。

なぜか演歌の歌詞に、夢破れて帰る故郷が、雪深い北国と描かれる。

「北帰行」は演歌をこえて歌われたし、「ホームにて」で語られるふるさともそうに違いない。

雪は音をたてない。もし聞こえるとしたら、それは吹きつける風の音、打ち寄せる波の音だ。

2018年1月8日月曜日

イ・ソンヒの「バラ」

2006年、22周年コンサートステージで、イ・ソンヒが真っ赤なドレス姿で「バラ(장미)」(13集所収、作詞・作曲イ・ソンヒ、2005年)を歌った。彼女のいつものファッションとの違いに、世宗文化会館会場がどよめいたという。大冒険だった。

(本ブログ関連:”バラ”)

赤は、情熱の色である。百万の想いを込めて、バラに託して届けようと、男は作業に没頭し、女はその色彩に溺れる。若い男女の情熱が、熱いたぎる想いが、赤く結晶するのを、天井桟敷から鑑賞しよう。おじさんには遠過ぎて、バラの香気も届かぬのが・・・ちょっと残念であるが。


あなたにバラを渡す
その赤い香気、あなたに伝える
私を忘れて眠る夜に
あなたの部屋いっぱいに、バラの花の香気が広がるまで

私たちの愛で生きよう
短い生涯を、夢見るようにしよう
二度と来ないこの瞬間に
愛する時間は、あまりあるではないか

一瞬としても、およばぬとしても
その喜びにひたってみるべきでないか
生きてみて、胸がときめく
時が多くないことを、よく知っているから

その先が痛みだとしても
両の手を広げて、あなたを抱こう
愛しよう
生きてみて
私たち二つの心、熱くなろう
______________

あなたに口づけしたい
ああ、その唇はどれほどうっとりするだろうか
太陽の下、柔らかな花びら
さらに赤く染まっていくのね

愛と憎しみの両方を持って
風の最後にあなたのすべてを預けて
大きくなっていくあなたの熱望は
遥かその昔の、草原を描いているのか

その先が痛みだとしても
美しく咲いたのね
風に触れて
花びらが散るとても
そのこころは、熱く咲いて散る


(Youtubeに登録のMusic maniaに感謝)

2018年1月7日日曜日

(雑談)空港への着陸

子どものころの夢は、空を飛ぶことだった。自家用機を持つなんて想像もつかない。高級スポーツカーだって無理なのに。(こんな話をすると、イ・ソンヒが「ポルシェ 911ターボS」を所有していることを思い出す、羨ましい)

パイロットになって、自分の手で、雲間を駆け抜け大空を飛翔するなんて、なんと素晴らしいことだろう。でも叶わぬこと、ならば旅客機の客席に座るしかない。でもちょっと物足りない、やっぱり操縦席に座りたい。

(本ブログ関連:”飛行機”、”飛行場”)

飛行機の着陸は、素人にとって離陸以上に最もスリリングだ。旅客窓は機体の横向き視界でしかないが、それでも真下に住宅街が迫ると、こんな高度で大丈夫だろうかとうろたえたりする。たいていの飛行場はそんな環境にある。(交通・運輸の特性から、民間空港を生活圏から遠く離れた場所に設置するのは効率上、按配よくない・・・)

ネットの「らばQ」サイトに、「最悪の空港はどこ?」といった問いかけがあって、それに対してコメントが寄せられている。また一般に、最も危険といわれる空港がある。これら合わせて、Youtubeに探した。いずれも山頂、山腹にある。

当然ながら、コックピットから見る映像はリアリティがあって、機体の揺れも感じられる。滑走路手前に小山があるなんて!とか、滑走路が短すぎないか!といったヒヤリとする疑似体験できる。パイロットは難なくこなしている。(素人には、山岳の乱気流が気になるけれど)

次の映像の上段は、米国のウェスト・ヴァージニアのチャールストン、「イーガー空港」への着陸(Cessna Citation Bravo)、下段は、ネパールの東端、旧称「ルクラ空港」への着陸(Dornier 228)である。エンジンと風切り音が盛りあげる。ちなみに、ずんぐりノーズのドルニエ228は、わが地元でお馴染みの機体だ。

Yeager Airport(Charleston、WV、US)・・・処々に山霧が立つ中を


Lukla Airport(Nepal)・・・ 山肌が迫るというか、突っ込むよう

(Youtubeに登録のcaptmoonbeam、Monir Shresthaに感謝)

2018年1月6日土曜日

久し振りの地震

昨日、ほぼ同時刻に起きた地震のため、その規模を誤った情報が流れた。日経新聞の記事、「緊急地震速報で再び誤報 気象庁『技術的の限界も』」(1/5)は、<誤報>について次のように報じている。(抜粋)
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5日午前、関東地方や福島県に緊急地震速報が発表されたが、強い揺れは起きなかった。気象庁は、ほぼ同時刻に茨城県沖と富山県西部で起きた2つの地震を、同一の大きな地震と誤って処理したと発表。気象庁は、相次ぐ「誤報」をなくすため、システム改善を進めてきたが、担当者は「技術的な限界もある。どうすれば防げるか検討する」と話している。
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実は、緊急情報が流れたのも知らずいた。後に、上記の会見を聞いても、そんなものかと気にも留めずいた。そこへ! 今日の日付に変わった深夜に、零時54分ころ、ズズズズと揺れが遠くから押し寄せてきたのだ。久し振りの地震。思ったより激しい・・・どうなるかと不安を感じ、ストーブの火をあわてて消した。揺れはすぐにおさまった。慌ててテレビをつけて情報を確認した・・・意外とあっさりしたものだった。

当地は、一瞬の体感は<震度4>だったが、気象庁発表では(近隣の町で)<震度3>または<震度2>。一瞬だったせいだろうか。

平成30年01月06日00時59分 気象庁発表
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・06日00時54分頃地震がありました。
・震源地は千葉県北西部(北緯35.7度、東経140.0度)で、震源の深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は4.8と推定されます。
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(追記)
読売新聞(YOMIURI ONLINE)の記事「関東周辺、地震相次ぐ…都心・神奈川で震度4」(1/6)によれば、今回の地震(06日00時54分頃発生)は、「東京23区で震度4以上を観測したのは、2015年9月12日以来、約2年4ヶ月ぶり」とのこと。

2018年1月5日金曜日

小寒2018

今日は、今年最初の二十四節気「小寒」。この後に、「大寒」を控え、ますます寒さが厳しい。外に出れば冷気に躊躇し、戻れば部屋の温もりにも安堵する。

(本ブログ関連:”小寒”)

昨日(1/4)から、大方仕事始めだが、図書館の方は今日から開館のよう。そんなわけで、図書館もうでをした。思いのほか利用が多く驚く。正月休みを今週いっぱい取った人がいるのだろうか。

スタディールームの予約時間まで、PCサービスを利用してネットを閲覧した。昨年の< イディッシュ語 > 教室で使用したネット教材「YiddishPOP」を見直す。意外と頭に入り、初めて学んだときと比べてすっと理解できた。どうやら進歩?しているようだ・・・。

(本ブログ関連:”YiddishPOP”)

ちなみに、この学習ソフト(YiddishPOP)は、以前制作した < 英語学習ソフト >「BrainPop ESL」をベースにしたものという。なるほど体裁がよく似て、ロボットのMobyまで出てくる。(BrainPop ESLは、スマホ対応ソフトがあって、iTuneで無料購入できるそうだ)

2018年1月4日木曜日

イ・ソンヒの「風花」

最大手の調査会社、韓国ギャラップによる「2017年 今年を輝かせた歌手と歌謡」(2017/12/19発表)のアンケート調査の結果、イ・ソンヒは、(昨年、海外を除いて、国内ツアーなど大規模なコンサートがなかったにも関わらず)10位を確保した。

(本ブログ関連:”韓国ギャラップ発表-歌手”)

レポートには、彼女の代表曲として、「風花(바람꽃)」(SBSドラマ「青い海の伝説(푸른 바다의 전설)」の Part6 で歌ったOST)、「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」(15集アルバムのタイトル曲)、「因縁(인연)」(13集アルバムのタイトル曲)が挙げられている。

SBSドラマ「青い海の伝説」は、2016年11月16日~2017年1月25日の間、11パート(回)に分けて放送された。イ・ソンヒがOSTを担当した回の視聴率は、同番組中最高を得ている。若者と<人魚>とのファンタジー・ロマンスドラマであるが、イ・ソンヒの澄んだ声は、無垢さを呼び覚ますようで、以前もTVドラマで、<九尾狐>とのファンタジー・ロマンスを歌っている。

(本ブログで、以前記したことだが、時空を超えたラブ・ファンタジーとして、1971年に20世紀初頭の舞台女優モード・アダムスとの出会い、或いは、新婚旅行の途中に立ち寄った「みずうみ」で、12歳のとき亡くなった少女との出会い、森に迷い込んだ青年の前に現れた古い館の過去に住んだ女性との一瞬の出会いといった物語がある)


まだ、夢を見るのです
夜空に霞んだ月明りのように
まばゆい思い出の中で、その人は
ぼんやりと浮かんできます

風に舞う花びらに
暖かいあなたの香りを感じて
過ぎ去ったような
わずかだった因縁は、もう
私の全てなのに

同じ空の下あなたと
一緒にいるということを
掻き消されるのじゃないか恐いのです
青い海  水平線まで
歩けるなら
あなたの 手を離したくないのよ
            ___

空に彩る星明かりに
暖かいあなたの息遣い感じて
運命のようにあなたと
このままそんな風に、残って
息することができるなら

*同じ空の下 あなたと
一緒にいるということを
掻き消されるのじゃないか恐いのです
青い海  水平線まで
歩けるなら
あなたの 手を離したくないのよ

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録の1theK (원더케이)に感謝)

2018年1月3日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」罷経

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2017/12/27)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、念仏(罷経(파경))に関連する曲を紹介した。(キム・ボエさんによる、昨年最後の放送から)

始めに、昔から人びとは、その風土の中で、神を身近に暮らしていたことを次のように紹介された。
・世に、多くの人々が信じるさまざまな宗教がある。インドに3億もの神があり、ネパールに今も少女の生神がいる。日韓にも多様な神々がいる。山に山の神、家に家を守る神、家の中にも、敷地を守る神、子供を守る神、台所、井戸、ひいては手洗いにも神がいた。昔は、生まれてから死ぬまで神と一緒と考え、伝統的な日や誕生日に、神々に祈った。
・昔、盲(めいし)の人(僧)が<門付>しながら、経を唱えた。家族の平安を祈って歌う「罷経」で、あらゆる悪鬼をなだめ、家から追い払う内容で、目的なく彷徨う神や、悔恨を残して死んだ魂をなだめる。祭祀後、食物を少し器に入れて、屋外に置き、悪鬼がそれを食べると出て行くと信じた。悪鬼を呪うかわりに、食べさせてなだめようとした。

▼ <悪鬼を追い出す内容の歌>「罷経」を聴く。鼓の響きと合わせて、シャーマニズムの香りがしてくる。

次に、昔の人々の、神々との独特な関わり方について次のように紹介された。
・神は、全知全能で人々を見守ったり、罰を与える存在と思いがち。昔、人々は、神も人間と似て、先に心を開けば、神も自分に良くすると信じた。最善を尽くしても神が関心を示さねば、仕える必要がないと考えた。船が難破の危機にさらされて、海で溺れかけた船乗りは、神を象徴するものから先に捨てた。船を守らぬ神は要らぬと、神前で振舞った心境が分かる。
・「クッ(祭祀を捧げる、祭儀:굿)」の歌に「大監ノリ(대감놀이)」がある。本来、ソウルとその近郊の京畿道、今の黄海道地域で祭祀を捧げるとき歌った。「大監」は、巫女が神を祭る尊称で、大監を喜ばせると良いことがあると信じた。京畿地域の歌い手は巫女でないがうまく披露した。

▼ 「大監ノリ」を聴く( ← ノリ:놀이には「遊ぶ」の意もある)。楽しく神との対話、憑依を感じるよう。

最後に、布施の念仏の曲「報念(보렴)」について次のように紹介された。
・布施の念仏という意の曲「報念」がある。昔は、寺に住んで村を回りながら歌や踊りを披露した歌い手(寺堂牌(사당패))がいた。その時、人々を祝福するため歌った曲だ。

▼ <国の平安を祈り、全てのことが順調であることを祈る>から始まる「報念」を聴く。ありがたい言葉だろうな・・・。

2018年1月2日火曜日

日めくりカレンダー

数年来、パソコン横に、日めくりカレンダーを吊るしている。初めのころ、日ごと切り取るのを忘れたりしたが、今は毎日とどこおりなく続けている。小型版のため、情報量が少ないけれど、それでも一日分の表示を、旧暦、行事、格言にいたるまで一通り読む。

この動作、何処かで見たような。そう、民家の玄関先でボーっと見つめてたたずむ爺さんや、畑の中にぽつんと立って道行く人を目で追う爺さんが、ダブってくる。不思議とお婆さんは少ないが、歳をとるとこんな風な振る舞いをしてしまうようだ。

一点に集中しているのではない。始めた動作の終わり方を知らないのだ。幼いころ、一生懸命に泣いて、そのうち何で泣いたか分からなくなって、泣くのを止めたことがある。似た展開だが、自覚がないところが違う。今それが残念なのだ。

大晦日に、1/365になった日めくりカレンダーが揺れていた。新しいものに交換するとき、なぜか寂しい思いがした。やっぱり遠くに置いて、ボーっと眺めた方がよかったのだろうか。

2018年1月1日月曜日

2018 明けましておめでとうございます

2018年(平成30年) 明けまして おめでとうございます

こちらは、タイトル「Milestone(里程標)이선희 팬 (イ・ソンヒ ファン)」の通り、韓国の歌手イ・ソンヒさんの、歌手活動・作品だけでなく、社会との関わりにいたるまで、一種のバイオグラフィ(伝記)ブログをめざしています。

2009年以来、ブログという日記スタイルで記述しています。イ・ソンヒさんについての情報の入手手段がネット以外になく、このところ週一回程度の登録におさまっています。(彼女のコンサートに、過去4回参りましたが、今後は体力相談といったところでしょう)

ところで、TEDスピーチで紹介された、脳活性化のために < 新しいチャレンジが必要 > に沿った我流の経験も記しています。

学生時代、複数の科目を学んでいたときと比べれば、最近まで、ひとつだけ専念すればよく楽ちんだったはず・・・にもかかわらず、そのひとつも果たせぬまま、一昨年から更にもうひとつ加えてしまい、「二兎を追う者は、一兎をも得ず」の通り、いまだ一兎も得ておりません。(韓国語教室、イディッシュ語教室)

今年は大きな節目、めげずに、先を行く兎を <猟犬?> となって追いかけたいと思いますが、頑張って、途中で息切れせぬよう、祈るばかりです。

2017年12月31日日曜日

イ・ソンヒの「Jへ」

昨年の大晦日も、イ・ソンヒの「Jへ(J에게)」(作詞・作曲 イ・セゴン)について記している。イ・ソンヒは、1984年、MBCの「江辺歌謡祭(강변가요제)」で大賞受賞して、初めて世に知られることになる。

イ・ソンヒの、この「Jへ」にまつわる、作者イ・セゴンとの出会い、「江辺歌謡祭」参加のいきさつと彼女の独特なスタイル(ファッション)、そして歌手デビューにまつわる家族との関わりなど興味深い話題がある。すべては、この「Jへ」から始まる。

(本ブログ関連:”Jへ”)


J 撫でる風に、J あなた想えば
今日も静かに、あなた 偲ぶわ

J きのうの夢に、J 出会った面影
わたしの胸に、染まっているのよ

*J きれいな夏の日、遠く消えたとしても
J わたしの愛は、今も変わらない

J あなたを永久(とわ)に
J あなたを愛して
J ともに歩いた、J 思い出の道

わたしは今宵も、寂しく歩くのね

(*以下繰り返し)

寂しく歩くのね

(2014年のコンサートより)

(Youtubeに登録のLove Koreaに感謝)

2017年12月30日土曜日

2018年賀状

今日になって、ようやく来年(2018年)の年賀状を作成、投函した。年賀状ソフトを使う作業にもかかわらず、ずるずる先延ばししたのに理由はない。ただ怠け者でしかなくて、小学生の夏休みの宿題のようなもの・・・ぎりぎりにならないと着手できないといった習性はいまだ変わらない。

(本ブログ関連:”年賀状”)

2018年の年賀状
来年の干支(えと)は「戌年」だが、<いぬ> のイメージをそのまま年賀状にイラストすると、子どもっぽくなってしまう。そこで、「戌」の字の隷書体を12個(=12ヶ月)並べて来年を表してみた。
ちょっと大人っぽくなったかもしれない。けれど、黒色の文字だけで構成すると、(うっかりすると、喪中案内になってしまい)年賀状らしくない。挨拶だけ色付けしたのだがどうだろうか(年賀状の体裁として不穏当かもしれないと気になるところ)。

できあがった年賀状を郵便ポストへ投函したら、急にホッとして、近くの本屋に寄ってみた。地元散歩に楽しい、<ブラタモリ> 風の観察ができる新刊書「凹凸を楽しむ  東京『スリバチ』地形散歩  多摩武蔵野編」(皆川典久著、洋泉社)を入手。「スリバチ」(段丘面の谷地(やち)、窪地)について、日ごろ行きなれたのエリアをもう少し広げたくなる。正月散歩に携帯しよう。

2017年12月29日金曜日

ヘルムのはなし: 椅子を持ち込むには

ポーランドの何処かに、イディッシュ(ユダヤ人)の住む町(村)「ヘルム」があって、上は長老から下々は庶民まで、どこか変なひとびとがいる。もちろん、物語の世界であるが。ヘルムに似た町(村)は、ほかの国々にもあるようで、代表する地名がちゃんと存在するという。では、日本ではどうか・・・思いつくのは、大家さんと熊さん八っさんが住む、落語に出てくる「長屋」だろうか。

(本ブログ関連:”ヘルム”)

イディッシュ語の教科書に、こんなヘルムの小話が載っていた。
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ある男が椅子を買って持ち帰ったところ、大き過ぎてドアに入らず困っていた。そこへ、同じヘルムに住む友人がやって来て、「あの寝室の窓が大きいので、そこから入れたらどうか」ということになった。
だが、椅子の持主がいうには、「窓が高すぎる、どうすりゃいいかな?」。
友人はいった、「なあに、問題ない。椅子を叩き切って、小さくして窓へ投げ込めばいい」。
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よく考えたつもりだが、自分の知恵を超えていない。そもそも何を解決したかったのか忘れている。そんな勘違いを、日常のどこかでやっているかもしれない。思い当たる節がないわけではない。

というより、この物語!、何で友人が高い窓の奥に寝室があることを知ってるのか、とても気になる。歳をとると余計なことに気が散る。

2017年12月28日木曜日

朝寝朝湯が大好きで

民謡「会津磐梯山」について、Wikipediaと「日本民謡集」(町田嘉章ほか編、岩波文庫)ともに、< 昭和十年ころ、小唄勝太郎がビクターからレコードを出して全国的に広まった > とある。昔はよく耳にしたが、今はテレビの紀行番組くらいでしか聞けない。

「エイヤー 会津磐梯山は  宝の コラ 山よ」で始まる中で、囃子の「小原庄助さん  なんで身上(しんしょ)つぶした  朝寝朝酒  朝湯が大好きで  それで身上つぶした ア もっともだ  もっともだ」に登場する、小原庄助については、Wikipediaだけが採りあげて、しかも不明と記述している。(朝日新聞の「キーワード」には、それらしき人物モデルが存在して、墓まであるという解説があったようだが)

小原庄助は、朝寝朝酒、朝湯のせいで財産をなくすほど・・・財があったのか。昔は、そんなことできる者は限られていただろうけど、今は、その気になれば誰もできる。でも、誰彼やれば、社会生活は成り立たないし・・・。

朝酒はやらないが、朝寝、とりわけ朝湯は好きだ。今朝だって、窓から明かりが差し込んでくる湯船に漬かると、辺り一面湯気に霞んで、まさに温泉気分! 実に愉快。若いころは、仕事終わりの風呂は夜遅くだったことを考えると、これくらいどうということもない。そういう歳になったのだから。ただし、湯疲れに用心、昼ごろになって、うつらうつらするやも知れず。

(昭和47年-1972年放送とのこと)

(Youtubeに登録のrakutennomuraに感謝)

2017年12月27日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 冬に生きる

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/20)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、冬に生きる人生に関連する曲を紹介した。(「冬至」(12/22)の2日前に放送された内容)

始めに、朝鮮中期の妓生「黄真伊(황진이)」が歌った「冬至月(동짓달)」について次のように紹介された。
・冬至の陰暦11月を、韓国では「冬至月」ともいう。この季節、人を想い望む夜は、孤独で長い。最高の妓生と呼ばれた「黄真伊」は、そんな夜に「冬至月」を歌った。< 春になれば、凍った川が溶けるように、その人も訪ね来るだろう。その夜を、今宵に置き換えたい > という。天下の妓生、黄真伊がそれほど想った人とは、いったい誰だったろう。

▼ 黄真伊の「冬至月(동짓달)」の歌を聴く。まるで、詩吟のように余韻を響かせる。

次に、冬に、悪人の兄ノルボの家から追い出された、弟興甫(フンボ、흥보)一家の窮状について次のように紹介された。
・パンソリ「興甫歌」(흥보가)にも、冬の場面がある。兄ノルボに世話になっていた弟興甫を、兄は或る冬の雨降る日に追い出してしまう。温かくなってからという思いもない。兄の横暴振りが分かる。なぜ年の末だったのか、兄ノルボは、弟興甫一家が兄の財を無駄にしたと思い込み、急に怒りをこみ上げたのだろう。余りの仕打ちの辛さに、弟夫婦が抱き合って泣いているのを、僧侶が家の敷地を探してくれた。弟は、その家に移った後、足を怪我したツバメを治したことで、宝物の瓢箪を手にし、大金持になる。

▼ パンソリ「興甫歌」から「家の敷地を探してくれる場面(집터 잡아주는 대목)」を聴く。静かに語り聞かせるよう。

最後に、パンソリ「赤壁歌(적벽가)」で、諸葛孔明(葛亮)が祭壇で祈る場面について次のように紹介された。
・パンソリ「赤壁歌」には、孔明が、曹操の軍と向かい合っていたときに、思いの向きに風が吹くよう心を込めて祈りを捧げる場面がある。勝つためは、曹操の船に火を付けなければならない、ちょうどそのとき、冬の<北西の風>が吹いた。孔明は、祭壇を築いて祈ったところ、(季節がらむつかしい)<南東の風>が吹いた。祈らなくとも風は吹いたろうという人もいた。しかし、孔明の祈る姿を見て、兵士たちも気を取り直し、心をかためたことだろう。それが、孔明の狙いだったかもしれない。

▼ パンソリ「赤壁歌」から、「南東の風を祈る場面(동남풍 비는 대목)」の歌を聴く・・・火攻めの策を計る。

2017年12月26日火曜日

(資料)韓国ギャラップ「2017年 今年を輝かせた歌手と歌謡」

韓国大手調査会社の韓国ギャラップ(Gallup)による、恒例の「今年を輝かせた歌手と歌謡」調査結果*が、12/19に発表された。(* 2017年7月、9月、11月全国(除く済州)、満13~59才[10代-50代]の4,200人に対して面接調査)

(本ブログ関連:”韓国ギャラップ発表-歌手”)

イ・ソンヒ以外関心ない我が身に、若手のK-POP歌手(グループ)たちを身近にすることもなく、もっぱら、イ・ソンヒやトロット歌手だけが唯一知る頼りといっていいかもしれない。(すなわち、変わらぬ ー 歌謡史に確実に名を残すであろう歌手として)

今年のイ・ソンヒは、海外を除いて、韓国内ツアーがなかったにもかかわらず、同調査で「爆発的な歌唱力のシンガーソングライター」として10位を確保している。

次表は、同調査で集計された「好きな歌手」10位までの、順位、名前、支持率、代表曲である。

▶ 2017年を輝かせた歌手 - 上位10位(3人まで自由応答)
10位にイ・ソンヒが、そして代表曲として、「風花(바람꽃)」(SBSドラマ「青い海の伝説(푸른 바다의 전설)」の Part6 で歌ったOST)、「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」(15集アルバムのタイトル曲)、「因縁(인연)」(13集アルバムのタイトル曲)が挙げられている。
ちなみに、3位には「トロットの女王」チャン・ユンジョンが挙げられている。

質問)
今年に入って活動した「大衆歌謡歌手/グループ」の中であなたが最も好きな歌手/グループは誰ですか? 好きな順に3人/グループまでおっしゃってください。(3人まで自由応答)



(参考)
同調査で、50代が選んだ好きな歌手は、イ・ソンヒとチョー・ヨンピルを除いて、いずれも歌謡(トロット)歌手だ。
・1位:チャン・ユンジョン、2位:ナ・フナ、3位:イ・ソンヒ、4位:チョー・ヨンピル、5位:ホン・ジンヨン

(参考)
同調査で、50代が選んだ最も好きな歌は、チンソン(진성)の(初雪降る)「安東駅で(안동역에서)」(2008年)のトロットだ。


(Youtubeに登録のsohh5に感謝)

2017年12月25日月曜日

夜道に猫とすれ違う

猫好きかといえば、猫アレルギーがあって、テレビやYoutubeなどの画面で愛でるくらい。どちらかといえば犬寄りだが、生命を預かるのは難しい。その責任を思うと容易に手を出す自信がない。

先日の朝日新聞デジタルの記事「ペット数、猫が犬を初めて逆転 飼い主の数は犬が多数」(12/22)によれば、日本の犬猫ペット数調査で、猫が犬の数を超えたと次のように報じている。(抜粋)
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・ペットフードメーカーの業界団体「一般社団法人ペットフード協会」(東京都)は22日、全国の犬と猫の推計飼育数を発表した。猫が953万匹(前年比2.3%増)に対し、犬は892万匹(同4.7%減)。1994年の調査開始以来、初めて猫が犬を上回った。
・「全国犬猫飼育実態調査」の結果。20~79歳の5万人にネット上でアンケートを取り、統計化して推計値を出した。
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家の中で飼われる以外に、野良にも猫がいる。今晩遅く、韓国語教室の帰り道、狭い裏通りにある生垣の下に沿ってこちらへ進んで来る小動物がいた。ひと気のない、明かりも乏しい冷え切った場所だけに、一瞬たじろいだが、やがて外灯の明かりに、こげ茶色の猫が姿を見せた。目を光らせながら、一瞥もなく横を通り過ぎた。全神経を集中したように歩を進める。寒風に揺れる明かりは、その筋肉の膨みを強調した。

そんな猫に、もしかしたら愛する猫がいるかもしれない。どこかの物置の下で待っている子猫がいるかもしれない。一匹の猫に、何匹もの猫が浮かんでくる。どんなきっかけがあったか分からないが、それでも彼らは生きる力を持っている。ペットでない野良猫として。(飼い主に愛称で呼ばれる識別より、テリトリーと一体化した存在の方を選択している)

2017年12月24日日曜日

ピーター・パン

わたしが「ピーター・パン」を知ったのは、子どものころ見たディズニー版アニメーションだった(いつ頃のことだったか)。原作者J.M.バリー*(1860年~1937年)の児童書を読んだ記憶はないけれど・・・。
*J.M.バリーは、最初、「ピーター・パン」を戯曲として発表(1904年12月27日初演)したようだ。

(本ブログ関連:”ピーター・パン”)

ディズニー版アニメを見たとき、甘えん坊でわがままながらも愛らしい、ときにあまのじゃくな妖精「ティンカーベル」が撒き散らす金色の粉が気になってしょうがなかった。わたしも浴びたい、空を飛んでみたいと空想したものだ。子どもは飛んでいる夢をよく見る。

この「ピーター・パン」は芝居となって、世界のひとびとに親しまれている。主人公ピーター・パンは少年だが、不思議なことにいずれも女性が演じているようだ。役柄から、どちらかといえばボーイッシュな女性が抜擢される。

先日、古い写真に残された舞台女優モード・アダムス(1872年~1953年)について触れたが、1905年に、ブロードウェイで最初に「ピーター・パン 」の主人公を演じたのが彼女だったそうだ。また、ネットで聞いたことだが、ピーター・パン役の彼女は、後の写真で知られるイメージと違って、当時、少々太り気味だったともいう。(Bowery Boysの記事に感謝)

(本ブログ関連:”モード・アダムス”)

ちなみに、デビュー早々にズボン姿で知られた歌手イ・ソンヒも、1991年に子ども向けミュージカルでピーター・パン役を演じている。日本では、健康で溌剌とした歌手榊原郁恵のピーター・パン役は、誰にも知られている。上記3人の舞台女優、歌手は、若くしてピーター・パンを演じたが、当然とはいえ、それぞれ対照的な人生を歩むことになる。


(Youtubeに登録のAcaciaに感謝)

2017年12月23日土曜日

天皇誕生日 2017

今日の「天皇誕生日」の祝日は、来年、あと一回を残すのみとなった。天皇陛下が譲位(退位)を表明された結果だ。再来年4月からは、新しい元号となる。

元号の年数は、明治は45年、大正は15年、昭和は64年、そして平成は30年まであることになる。私にとって、記憶の大部分は昭和に刻まれたが、平成は世間とのつながりに使われたし、余禄を楽しむときでもある。

再来年、繁華街をすすんで端にたどりついたと思ったら、その先に賑やかな新しいストリートが続いている、といった経験をすることだろう。

天皇陛下は、今年84歳を迎えられた。元号の年数が年齢と一致するわけではないけれど、平成の短さに驚く。とはいえ、天皇陛下が、皇太子だった昭和34年(1959年)に、美智子様と結婚された < 4月10日 >のことを、その後その日を迎えるたび思い出したものだ。私の記憶の両陛下は、当時のままである。

2017年12月22日金曜日

冬至 2017

年末になると、不思議なことに、家庭の器具にいろいろと不具合が発生する。蛍光灯のランプが急に点滅し始めたのだ。玄関先のランプは電気業者に頼んでLEDに置き換えてもらい、室内のランプは当然ながら自分の手で交換する。

パソコンのプリンターが、年賀状作成の時期を察知したかのように、「インクが足りなくなりました」というメッセージを表示したし、自転車のランプの調子がおかしくなるしで・・・次々と不都合なことばかり。(この程度で済んで幸いともいえるが)

「冬至」の今日は、一年で太陽の日照時間(昼間)が一番短い日。残念なようだが、これから昼が長くなっていくと思えば気も休まる。一方、真の冷え込みは、来年1月まで進む。(東京の平均気温は1月が底で 5.2℃になる)

冬の季節は、日照時間の短さを年内に解決(反転)したのに、最低気温の方は翌年へ持ち越す。それが、冬が、寒くて陰鬱な日が続くという、うんざりさせる原因なのかもしれない。