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2014年8月18日月曜日

サルスベリの花

親たちの夏休み(盆休み)が終わり、今日から日常に戻る。子どもたちは、まだまだ貴重な夏休みが続き、毎日が忙しい・・・来週になって宿題に慌てるのだろうけれど。

暑さのせいか、外で遊ぶ子どもの声が聞こえない。夏休みの音を探せば、小学校の校庭を囲む巨木の葉陰からアブラゼミの鳴き声が聞こえてくる。それ以外、実にのんびりして静かなのだ。

近所の植木園いっぱいに、サルスベリの木が育てられている。この時期、紅桃(紅紫)色、白色の古風で小さな花が木々を覆う。中国南部原産というサルスベリ、花の色合い、つるりとした幹の具合から、いかにも中国の画に描かれていそう。とりわけ夕暮れのサルスベリは、香(こう)の香(か)が辺りに漂っているような錯覚を与える。

(本ブログ関連:”百日紅”)

例年、見事に花を咲かせるサルスベリ(百日紅)だが、今年は元気がない。花びらが小さく、色落ちしているように見える。民家の垣根越しに咲くサルスベリも、鮮やかさに欠ける。私の見間違いだろうか、どうしたことだろう、もったいない。


(付記)
花を愛でること。桜花は散る姿もよいが、満開の樹下に立って見上げるのもよい。陽を受けた花弁を透して薄桃色の光が辺りを覆う。他の花にない経験だ。桜花はそれだけに美しい。