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2011年11月15日火曜日

少年探偵団、赤胴鈴之助

子どもたちがゲーム機に夢中になるように、ぼくらの子ども時代はラジオに噛りついていた。チューニングのダイヤルを廻すと、黄緑色したマジック・アイのランプがまるで爬虫類の瞳孔のように縦に絞られるとき、新しい時代を先取りしたような感じがしたものだ。真空管の先を行ったような気分だった。

夢中になると、夕飯どころではない、親がわざわざ本棚の上に置いてしまったラジオを聞きたいために、本当に本棚にぶら下がって聞いていた。庭の陽が陰るころ、ご飯よ!を遠く耳にしながら。

配役に無関心だったが、ラジオの番組「少年探偵団」(1956年-1957年)と「赤胴鈴之助」(1957年-1959年)がお気に入りだった。今でも、主題歌のフレーズが鮮明だ。残念なことに映画の方は印象が薄い。

ラジオ番組「少年探偵団」の主題歌の始まりにある、「ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団/勇気りんりん、るりの色/・・・」を聞いて、気持ちはもう団員になっていた。そして、「赤胴鈴之助」の歌の序にある、「うっ、ちょこざいな小僧め、名を、名を名乗れ!」と道場の先輩武士が威嚇する声が忘れられない。ぼくらはみんな、これらの言葉を聞いて、誰にも負けない、強い少年になったのだ。

そうそう、ラジオ局は北九州だったので、RKBを聞いていたのだろう。電車は西鉄、ラジオはRKBの当地だ。
それでは、Youtubeで聞いてみようかな。



(Youtubeに登録のKAZEKOZOU69に感謝)