今年5月の「ゴールデンウィーク」(5/3~5/7)は、最後の日曜日(5/7)を除いて天気がよかった。5/6に石川県の能登で大きな地震が発生したものの、期間中 全国の観光地はひとびとが溢れ無事に終わったようだ。わたしは、5/4に多摩霊園の自然観察会へ参加できたし。
子どものころ、5月生まれの私の誕生日会には決まって真っ赤な「イチゴ」と、(今は家庭向けに見かけなくなったバタークリームの)ケーキが出た。イチゴがたっぷり食べられるうれしさを母に言ったところ、5月はイチゴが一番とれる時期だからだと教えられた。温室栽培とか品種改良といった以前のこと、イチゴに旬があって私の誕生月と幸運にも重なっていたことになる。
ところで夏の気配する5月に、口にする <花> があるという。以前のブログで触れたことがある「ライラック」(「リラ」とも呼ばれる)の花だ。紫色の小さな花が群がる色合いは、藤棚を想起させる。ただし、私はライラックの思い出はぼんやりして・・・香りにいたっては曖昧でしかない。ちなみに、北海道のいくつかの市ではライラックの人気があるようで、札幌市は5月に「さっぽろライラックまつり」*を開催している。同市は遠いので、ライラックを見に行くのはむつかしいが。
(*)札幌市のライラック祭り(5/17~5/28): https://www.sapporo.travel/lilacfes/
(本ブログ関連:”ライラック”)
外国はどうだろう。ロシアでは幸運と結び付けて、ライラックの花弁を食べるという。RUSSIA BEYOND(日本語版)サイトの「ソ連の児童が食べていた野生植物」(A.クラフチェンコ、2017年7月25日)の記事によれば、5枚(普通は4枚)の花弁を見つけてそのまま食べるようだ。
https://jp.rbth.com/arts/2017/07/26/810725
----------------------------
・ライラック(学Syringa)も愛される植物である。ライラックの花は他の木よりも早い5月に咲く。子ども社会では、5枚の花弁のライラックの花に魔法の力があると考えられていたため、懸命に探してたくさん食べていた。
・食べかた:5枚の花弁のライラックの花を見つけて、願いごとをして、食べる。あとは願いごとがかなうのを待つだけ。
----------------------------