男女が語り合うのに、歌や文を届ける古風な時代もあったが、技術の進歩に合わせて、電話やネット・メールで交わすようになった。モデムを使ったパソコン通信時代に、チャットで見知らぬ出会い楽しみ胸をときめかした人もいたようだ。
そんな男女が成就するかは、直接の出会いで確認するしかないけれど、そこにも物語は生じる。戦争という不幸な時代を経て知る、映画「哀愁」やラジオドラマ「君の名は」に、もしかしたら人々は浄化を求めたのかもしれない。でも、時代が下れば、ハッピーエンドをどうしても期待したくなる。
ところで随分以前のこと、ハリウッドばりのアクションシーンに目を見張らされた韓国映画「シュリ(쉬리)」に主演したハン・ソッキュ(한석규)の姿を、(多分NHK)テレビで放送された映画「接続(접속)」で見つけた。いってみれば男女のすれ違いを描いたものだ。チャットを使うシーンがあって、時代の先を行ってると思いつつ 見た。その中に、気になる女優がいた。おでこの可愛い華奢な感じする(今や最高の実力派)チョン・ドヨン(전도연)である。彼女のデビュー作品だった。
物語の展開で、いつのまにか主人公が変わってしまったような気がしたが・・・そうなるべきだったのでしょうね。(鈍感なもので)
ヘラルド経済の記事「二十歳になったミョン・フィルム、再び見たい映画の1位は、『接続』」(7/17、イ・ヘミ記者)は、映画「接続」の当時の反響を次のように伝えている。
(本ブログ関連:”チョン・ドヨン”、”ソン・ジイェ”)
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・韓国映画界の発展と共にしてきた映画会社「ミョンフィルム」が20周年を控えている。ネチズンは、ミョンフィルムが残した名作の中で再び見たい映画の1位に、ハン・ソッキュ、チョン・ドヨン主演の「接続」(1997年)を挙げた。
・ミョンフィルムは、去る1日から15日まで、映画前売りサイト「YES24」を通じて、「最も再び見たいミョンフィルムの映画」アンケート調査を進めた。
・合計2,332人が応募した中で、映画「接続」が363票で最も多い票を得た。1997年に封切りした「接続」は、パソコン通信で出会った男女の話を扱ったミョンフィルムの二番目の作品で、その年最高の興行記録を立てた意味のある作品中の一つだ。特に、メイン・テーマ曲だったSarah Vaughanの「A Lover’s concerto」が大きく人気を呼び、OSTアルバム販売量80万枚という空前絶後な記録を立てた。
(以下、2位「共同警備区域JSA」(2000年)339票、3位「建築学概論」(2012年)290票について語られている)
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