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2026年4月1日水曜日

(映画)1917 命をかけた伝令、チェリー

有線テレビで、ワンカット撮影手法が話題になった、映画「1917 命をかけた伝令」を見た。

第一次世界大戦の戦場、将軍から、別の戦線にいる部隊に作戦中止の伝令の命を受けた2人の英軍兵士が戦地を駆ける物語。一人は戦死(トム)、もう一人(ウィル)はさまようにして、伝令先へようやく到着する。

伝令の途中、農場にバラ科サクラ属の「チェリー」が植わっている場面、また、敵から逃れて川を流れるとき、<花びら>が舞う場面があり、サクラ*の花を思いださせる印象的なシーンだ。
(*)西行の歌、梶井基次郎の小文を思い出す。

そのほかに、
・墜落した敵戦闘機の操縦士を救助したにも関わらずもみ合いとなり、トムが刺殺される。
・一人になったウィルは移動中に友軍と出会い、指揮官から「命令を伝えたら、すぐにその場を離れろ」との忠告を受ける。
・敵占領地で、若い娘とかくまう赤子(彼女の子ではない)に出会う。
・戦功をあせる大佐へ、作戦中止の令令を伝える。
・野戦病院で、トムが戦死したことを彼の兄に話す。
・ラストに、故郷で待つ恋人の写真を木の下に座ってながめる。

物語の展開は、戦場でひとりの兵士がせいいっぱい役割を果たすかしかなく、生き残るしかないことを描いている・・・兵士は庶民であり、歴史家ではない。

戦争は、狂気の指導者が起こすこともあるが、相手と友好的外交を尊重した結果、戦争を誘発することもある・・・そんな世界を何度も見てきた。


(付記)
「1917 命をかけた伝令」は全編、走る映画でもある。戦時下、逃亡するユダヤ少年の物語を描いた児童書について以前本ブログに記したことがある。

(本ブログ関連:”走れ、走って逃げろ”)