夏の陽射しになってきた。それに天気もいいせいか、「韓国語教室」へ通う時間が随分明るい。冬の時期には、気合を入れて出かけたもんだが、今は昼下がりの延長とでもいうか、出かけるのに早すぎるのではないかと思うほど。実際、早めに家を出たのだが。
ちょいとマクドナルドに寄って、時間をつぶす。コーヒーでも飲みながら短編集のページをめくる。眩しい光が、座席まで差し込んでくる。それにしても、アンソロジーというか、編者の思わくが透けて見えて気になる・・・。
店を出て、額に手をかざしながら西陽をさえぎる。それが妙に気持ちいいのだ。
若者がひとり、教室に先にいて予習していた。邪魔にならぬよう、そっとドアを閉めてロビーで時間をつぶす。そんなうちに、光がとどかなくなったのか、読みさしの本の活字が霞んできた。