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2013年8月2日金曜日

(雑談)電子書籍端末

電子辞書は便利だ。紙製本の辞書と比べて、薄くて軽く携帯によい。スバリ知りたい言葉を検索する辞書本来の目的に合致している。

いわれることだが、辞書をパラパラとめくると、面白い言葉に出会う楽しみがある・・・元々語彙力が豊富で、表現力のある方に効用があることで、せいぜい言葉の意味を探し、身に付けることで精一杯のものには、少々重荷な効用だ。

目的を絞った電子辞書は重宝する。ところで、同じ文字情報を提供するものに電子書籍端末がある。読書ツールで、視認性がよければ問題ないが、次のような課題があるのではないだろうか。
① 日ごろ読書している人ならば有効だろうが、元々月一冊も読まない人にはどうだろう。
② 書斎や書棚が好きな人には、本に囲まれる楽しさを味わえなくなる。

ということで、こんな使い方もあるのではと考えてみた。
① じっくり活字を追って読み込むよりも、漫画や写真などを楽しむ人には良いかもしれない。
② 読書を消費的に楽しむ、つまり流行を追う人に合っているかもしれない。

で、こんな電子書籍端末を想像する。週刊誌や文庫本などのサイズでできた、折り曲げ可能な一枚の透明な端末があって、街中で新刊本が自動的にダウンロードされる。試し読み可能で、欲しければ求めればよい・・・そんな時代がやがて来るだろう。
週刊誌やマンガなどは、この端末に合っているのではないだろうか。

一方、書籍を熟読、あるいは積ん読が好きな人、書籍に囲まれたい人は、紙の書籍を書店で購入すればよい。電子書籍と印刷書籍は棲み分けされることになるだろう。(個人経営の書店にとって厳しさは変わらないだろうけれど)