物語は、サッカー試合を縦軸にして、大人と子供(父と息子)、仏教とカソリック、少年と少女 、それから院長修道女と新任神父の対峙を横軸に展開する。この横軸がひとつになるとき、つまり心を合わせて収斂することで、<村>の合同促成の少年少女サッカーチームが<町>の強敵チームに勝つことができた。
昔から「がんばれベヤーズ」以来、子供たちがあるきっかけで一体となって力を発揮する映画を見てきた。そのような映画はいつも心温まる。
ところで、イ・ソンヒの父親が宗教関係者であり、それゆえ生活や友達との中で孤独であったことなどが、先日のMBC「黄金漁場-膝打ち道士」で語られている・・・この映画の少年のように。またイ・ソンヒは、小学校5年生の時のミュージカルをきっかけにして友達と近くなる・・・映画ではサッカーをきっかけのように。いささかこじつけではあるが。