歌手イ・ソンヒが、1984年に「Jへ(J에게)」を歌って歌謡界にデビューするきっかけとなった音楽祭「MBC 江辺歌謡祭(강변가요제)」(1979年~2001年)が、今年本格復活すると韓国MBCは次のように報じている。
江辺歌謡祭は、シンガーソングライターたちによるコンテストイベントであって、いわゆる養成所(プロダクション、スタジオ、スクールなど)でアイドルを育成するシステムとは一線を画す。
■韓国MBC(iMBC記事)
「MBC 江辺歌謡祭、21年ぶりに復活… スター登竜門の名声をつなぐ」(iMBC ペク・スンフン記者、2022-05-30)
https://enews.imbc.com/News/RetrieveNewsInfo/349351
(iMBC: インターネットMBC、MBCの子会社)
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わが歌謡界を代表するスターの産室であり登竜門と呼ばれた、MBCの江辺歌謡祭が21年ぶりに華麗に復活する。
(iMBC記事より) |
昨年、江辺歌謡祭出身のレジェンド歌手たちが大挙参加した「江辺歌謡祭レジェンド」を開催したMBCは、今年はシンガーソングライターたちの創作曲で実力を競う形式の江辺歌謡祭を来る9月3日、江原道原州市の艮峴(カンヒョン)観光地の野外特設舞台で開催すると明らかにした。
今回の江辺歌謡祭は、満17歳以上の新人ミュージシャンなら誰でもジャンルの制限なしに、本人の創作曲によって参加することができ、大賞など受賞者には約1億ウォンの賞金と音源発売の機会が提供される。
過去、イ・ソンヒ、パク・ミギョン、チャン・ユンジョンなどわが歌謡界を代表するスターを輩出した江辺歌謡祭が、もう一度わが歌謡界を率いるシンガーソングライターを輩出するスター登竜門の地位を蘇らせることができるか関心が集まっている。
MBCは、江辺歌謡祭 参加者募集のための公募は、5月30日から約1ヵ月間、オンラインを通じて進行される予定であり、2回の事前公演審査とメンタリング*を経て、決選に進出する12チームを決めることになると明らかにした。
(*)メンタリング: 指導者による助言と育成(決勝に相応しい一定の指導)
今回の ”江辺歌謡祭 ニューチャレンジ” は、原州市、原州MBC、MBCが主管・主催して、文化体育観光部、韓国コンテンツ振興院が制作支援する。参加希望者は、江辺歌謡祭のホームページを通じてオーディション申請をすればよい。
江辺歌謡祭を準備しているMBC関係者は、「今回の江辺歌謡祭が、シンガーソングライターたちが本人の創作曲で自分の才能を思う存分発散し、コロナに疲れた観客たちにも新しい活力を吹き込む機会になるだろう」と期待を表した。
一方、1979年から2001年まで行われた江辺歌謡祭は、新人登竜門の固有名詞と思われてきた。79年第1回の紅参トリオから81年チュ・ヒョンミ、84年イ・ソンヒ、85年パク・ミギョン、88年イ・サンウン/イ・サンウ、89年パク・ソンジュ、95年パク・ヘギョン、99年チャン・ユンジョン、00年ビッグママのイ・ヨンヒョンも江辺歌謡曲祭が輩出した傑出したミュージシャンたちだ。
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Newsen(パク・アルム記者、2022-05-30)
「江辺歌謡祭 21年ぶり復活『コロナに疲れた観客へ活力吹き込むこと』」
https://www.newsen.com/news_view.php?uid=202205300919431910