昨晩、電話をいただき都合を聞かれたが、二つ返事で鉱物採集に出かけることにした。前回(昨年10/25)不発だった「万珠鉱山」へのリトライだ。そんなわけで、早朝の始発電車に乗る。辺りはまだまだ暗いが、寒さは例年と比べて凍みるほどでない。東の地にある待ち合わせ駅の方が、返って冷えたりした。
【万珠鉱山】
前回、採集場所が不明のままに終わったが、今回同行のH氏がルートを再検討して目的の採集場所へ連れて行っていただく。どうやら、前回は左折すべき場所を誤ったようだ。進行の途中、道筋のない斜面を登ることになる。
結論からいえば、私の力では、微小群晶だが、色合いが希望通りの濃い紫色した「紫水晶」しか採れなかった。まあまあの成果だ。もちろん、頂き物がなければ、手元に置いて睨(ね)め回すことはできなかったろう。
【富井鉱山】
午前中を万珠鉱山で費やしたので、昼食後、場所を富井鉱山に移した。年々採集が難しくなってきている。採集訪問者がずいぶんといるようだ。落ち葉が敷き詰められて採集に手間取る。掘り返すパワーもなく、落ち葉の少ない場所を見つけては石を割る。もしかしたら、採集地は枯葉で埋まってしまうかもしれない。
鉄分などで赤黒く染まった母岩に付いた微小群晶を手にしたが、紫水晶といえるか・・・、とりあえず、自称「紫水晶」とした。他に、黄鉄鉱も。