ここ数日、寒気が西日本を覆い、昨日(1/24)、奄美大島に115年ぶりの 降雪があったという。もちろん、当地の冷え込みも厳しい。今朝、温水蛇口がゴホゴホと咳き込んだかと思うと、茶色の水を吐き出した。落ち着くまで、しばらく出しっぱなしにしたほどだ。
台所外の温水器が、昨夜の冷気で凍りついたのかもしれない。それを、温水を流そうとしたとき、凍った塊りが水道管の内壁をこすり、溶けながら通ったのだろう。おかげで、管内掃除をしたようなものだ。一瞬あせったけれど。
寒い朝だった。吉永小百合(1945年~)の歌に「寒い朝」(1962年)がある。おじさんのカラオケの定番で、カラオケの最後に心を浄化する儀式のように歌ったものだ。
この曲は、吉永小百合と<和田弘とマヒナスターズ>による歌だが、彼女はあくまで清純にすがすがしく歌う。それをバックコーラスで健康的に歌い合わせたのが、当時ムード歌謡で知られた和田弘とマヒナスターズだったのだ。彼らは、まるでダークダックスのように正統に歌い聞かせた。映画「赤い蕾と白い花」(制作時タイトルが「寒い朝」だった)の主題歌として歌われた。(吉永小百合の相手役の浜田光夫は、当時の観客側のわたしにとって、邪魔でしかなかった。容赦)
吉永小百合は、いわゆる青春映画スターである。いまだに、その気風が抜けきっていないかもしれない。かつての映画ファンがそさせないだけかもしれない。韓国の青春映画スターといえば、イム・イェジン(林藝眞、임예진、1960年~)があたる気がするが、どうだろうか。