「春分の日」の祝日、どんよりした空模様だ。朝、室温14℃ほどだが、思わずストーブに火を入れる。暖かさへの要求が次第に上がり、もしかしたら20℃近くになってもストーブを仕舞い込めずにいるかもしれない。年々歳々そうなっている感がする。
(本ブログ関連:”春分の日”)
本当の春はいつ、何なのか探している。梅、沈丁花、木蓮、桜を手掛かりにしてみるが、承諾できない感がある。ほのぼのとしてぬるい気配を感じながら、区切りというか、けじめというか、そんなものを求めている。
花吹雪の下、幼い子どもが桜の花びらを手にしようと走り回る姿を見るのがいい。これこそ春かもしれない。キャッキャと声して喜ぶ、あの無心さがうらやましい。おじさんの時計をもう一度巻き戻してくれるようだ。
天気図の前線は心配だが、花のそれはよい。桜の北上が待ち遠しい。