昨日(11/24)登録した、「(資料)イ・ソンヒのスター・ストーリー『5.私はもうこれ以上内気な子どもではなかった』」から、気になった点や、関連情報を次のように加える。
イ・ソンヒは、小学生の頃に自分なりに童謡をアレンジして(風味をつけて)歌ったそうだが、中学生になると韓国の大衆歌謡だけでなく、カントリー・シンガーソングライターのジム・リーブス(Jim Reeves、1923年8月20日~1964年7月31日)の歌「He'll Have to Go(가야만 하리)」まで歌ったという。
イ・ソンヒ誕生は1964年であり、その年に上記ジム・リーブスは飛行機事故で亡くなっている。そのことを考えると、イ・ソンヒが中学生時代に、彼の歌を選択した背景に何があってのことだろうか。中学生の多感な時期とはいえ、まだ何を歌えばよいのか、自分にあった曲は何なのかという模索を始める前だったかもしれない。いいかえれば、彼女が書を濫読したように、音楽についてもあらゆるものを吸収しようとしていた時期だったのだろう。
イ・ソンヒが中学2年の時にようやく巡り合ったのが、新しい曲スタイルのレイフ・ギャレット(Leif Garrett、1961年11月8日~)だった。韓国のWikipediaには記載がないが、ハンギョレ紙の記事「来韓公演の歴史を書いた歌手たち」(2010年7月28日)は次のように記している。
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レイフ·ギャレット、アメリカの男性ポップ歌手。1980年、ソウル南山崇音楽堂で公演した。(ティーンエイジャーの)女性観客たちが肌着(下着)をステージに投げて話題になった。当時の公演を報道した記事には、「狂乱」、「奇声」のような言葉が登場した。来韓公演のオープニングは、多少突飛にも、第1世代の韓国のヘビメタルバンド「シャーマン」が引き受けた。
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