プロ野球に関心があった子どものころ、日本シリーズで「西鉄ライオンズ」対「読売巨人」の試合に世間が沸き立ったのを今も覚えている。ライオンズの稲尾投手の粘りは、今回のドジャースの山本投手の力投と重なる。九州育ちの私はライオンズを大いに贔屓にした。
東京に来て、巨人の情報に囲まれると、長嶋、王選手の活躍が次第に気になった。1960年代の子どもたちの感心は、「巨人・大鵬・卵焼き」に興味がくくられた。長嶋選手は攻守をスマートに見せたし、王選手はバッティング・フォームを修正して成果をあげた。まさに天才と努力を目の当たりにした。
きょうは国民の祝日「文化の日」で、文化の功労者を表彰する日だ。そのなかで、「文化勲章」は最高位にあたり、今回受勲するひとりに王貞治氏がいる。王さん*は、レギュラーシーズン通算ホームラン868本を打ち、世界記録を達成したことがある。
(*)王貞治氏を、子どもたちは「王さん」と呼んで親しんだ。
■ 読売新聞オンライン
「文化勲章親授式、王貞治さんら8人に天皇陛下が勲章を手渡される」(2025/11/03 11:35)より抜粋
ー https://www.yomiuri.co.jp/culture/20251103-OYT1T50026/
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文化勲章の親授式が3日、皇居・宮殿で行われ、天皇陛下が元プロ野球しが選手・監督で福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治氏(85)ら8人に勲章を手渡された。陛下は受章者に「長年努力を重ね、文化の向上に尽くされたことを誠に喜ばしく思います」と述べられた。
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プロ野球界で文化勲章を受勲したのは、2021年に長嶋茂雄氏が史上初で、2025年の今回、王貞治氏がそれに続く受勲となる。やっぱり、「ON砲」の威力は凄い!