お誘いいただいた、埼玉県比企郡都幾川(ときがわ)町本郷に、滑石やスチルプノメーレンを探しに行った・・・けれど。
ときたま吹く風が冷たい早朝、待ち合わせ場所近くのコンビニで買ったコーヒーを飲みながら、今日の成果を妄想した。でも、産地に行ったことはないし、どんな雰囲気なのか想像もできない。
H氏の車に同乗させていただき、現地へ進む前方に秩父連山がくっきりと浮かび、左手遠くには雪をかぶった富士山が見えた。今日は快調、成果が期待できると確信した・・・けれど。
さて、八高線明覚(みようかく)駅の周辺で道探しに悩むことになる。H氏の記憶は40年ほど前のこと、すっかり辺りが変わってしまっているようだ。車で探すと、歩いて廻ったという距離感とは全然違うわけで、ついつい走り回ってしまう。
見つからなさが重なると、次第にふわふわしてくる。この辺が私の根性のなさ・・・何となく言い訳を始めてしまう。「石切り場は、あの新興住宅地になった辺りだったんじゃないですかねえ」なんて、ついつい合理化してしまう。それに、参考にした鉱物採集の書籍地図もおおまかで照合できないのだ。
地元コンビニの店員さん、通りがかりのおばさん、畑仕事の老人(2ヶ所)に尋ねるものの、要領を得られず・・・ついに断念する。
車中で豆大福を食って、次回を期すことになった次第。
(Youtubeに登録のGlory 昭和CM チャンネルに感謝)