10アジアは、今年の大衆音楽の多様な状況を、クォン・ソクジョン氏が次のように連続評論「アデュ!大衆音楽決算」(①12/17、②12/18、③12/19、④12/19)している。(評論の緒言と各回の見出しのみ載せる)
(韓国大衆歌謡の表側(K-POP)と内側(多様性)について、正直関心が乏しいけれど、「資料」として加える)
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2014年、大衆音楽界のキーワードは「忍耐」であった。今年は、「カムバックの年」として広く知られるほど、これまでよりも帰ってきた歌手が多く、ファンたちの忍耐に報いた。反面、セウォル号の惨事を基点に、レコードの発売およびフェスティバル、コンサートなどが相次いで延期になったり取り消しになり、活動に制約を受けたミュージシャンが忍耐しなければならなかった。このうち、YGエンターテインメントなど特定企画会社のミュージシャンが、音源チャートをさらって疎外された彼らもやはり臥薪嘗胆の忍耐の苦味を受けなければならなかった。結局、耐え入るほかはなかったこと。忍耐はつらく、その実は甘いだけではなかった2014年の大衆音楽界の重要な流れを見て回る。
① 「90年代の歌手がくれた幸福、そして悲しい痛み」(12/17)
# 90年代に捧げる: 今年上半期、大衆音楽界の話題の中心は、まさにカムバック歌手にあった。
# 「Some」ブーム、コラボ流行につながって: 2014年最高のヒット曲は「Some」だった。
#ガールグループの勝利: 2014年には、男性グループに比べてガールグループの勢いが目立ったのも特徴である。
#YGワールド: 今年のYGエンターテイメントの活躍はすごかった。
#そして残念な死: 今年のように歌手の死が大衆に大きな衝撃を抱かれたことはなかっただろう。
② 「10cm、チャン・ギハと顔たち、そしてGuckkasten・・・スターたちの反撃」(12/18)
# 嬉しいカムバック: 2014年、インディシーンではスター級ミュージシャンらが久しぶりに新しいアルバムを次々と発表して注目を集めた。
# 新人の登場: 新人クラスのミュージシャンたちも好評を博した。
# ジャンル別躍進: 今年一年もヒップホップミュージシャンの勢いが目立った。
③ 「『K-POP韓流』中国に進路を転ずる」(12/19)
#中国をパートナーとして: 今年一年を振り返って見たとき、2014年にはK-POP韓流のパラダイムが日本から中国に移る元年として記憶されるに値する。
#世界を観客に: 昨年に続き今年もK-POPの他に、様々なジャンルのミュージシャンたちが海外進出を図った。
④ 「うらぶれた音楽フェスティバル」(12/19)
#音楽フェスティバルのキャンセルがつながり: 今年は音楽祭受難期であった。二つの理由がある。セウォル号の惨事、そして昨年まで起きたバブルがはじけたこと。
#夏のフェスティバルも縮小: 海外ラインナップが大勢来る夏のロックフェスティバルは去年に比べ縮小された。
#下半期公演市場やわらいで: 下半期に行くにつれて凍りついた公演市場が再び蘇り始めた。
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