「日めくりカレンダー」を、一枚一枚はがすたび、最近揺れるようになった。そういえば、半分近く減って軽みが増したようだ。時があっという間に過ぎたようだ。
時は刻々と進み、後ろから押すような感じがする。時間のカウントが引き算に変わった。子どものころ、早く大人になりたいなんて思ったりしたのに、それが今では引き算となり、計算結果がどんどん小さくなっている。
ところで、海外の「ひめくりカレンダー」にはどんなものがあるかと探せばいろいろある。イディッシュ版がないかとネット検索したら、「イディッシュフレーズ」という「ひめくりカレンダー」があった。
サンプル表示された1月5日(木)のフレーズを見て笑った、「どこの村にもアホがいる」。イディッシュの民話には長老がみな間抜けな村もあったりして、笑いに事欠かない。笑いの楽しさは、その笑いが置かれた時代、環境、ひとびとの感覚に思いいたることでもある。時代を経た笑いは人生の価値まで教えてくれる。
(本部ブログ関連:”おバカな村”、”「イディッシュの民話」”)
ちなみに、わがPCデスクにぶら下がっているひめくりカンレンダーの今日は、「善悪の報いは影の形に従うが如し」。報いは付いてまわる、逃れることができない・・・、ああ、それよりもっと笑いを。