旅客ターミナルを見て驚いた。南の島のつながりを感じさせるローカル色が残っていたあのモルタル作りのターミナルが、大きなガラス張りの建物に変わっていたのだ。今年の4月にリニューアルしたとのこと。最近も飛行場近くに何度か訪れたことがあるのに気付かなかった。都下のローカル飛行場(都営コミューター空港)といえども、大きな施設ゆえ・・・と言い訳する。いやあ本当に知らなかった。
以前のようにロビーは狭くて暗くないので、旅行者の動きに慌しさがなくゆったりして見える。そんなわけで、ピカピカのロビーの座席に座って、わたしも旅する気分を味わって、ロビー脇に置かれた観光リーフレットをのぞきながら、新島へちょっと行ってきますという具合だ。
新島の有名な、こうが石で作った緑色のガラス細工写真を見ると、まるで橄欖(かんらん)石の緑色を思いだす。そのまま飛んで行ってみたい気になる。
しばらくの間、いただいたメールの返信など作成して、ターミナルの雰囲気にひたった後、場所を変えて南側にあるプロペラカフェの建物に足を運ぶ。こちらは家族連れで満員状態。プロペラカフェに隣接した格納庫を覗くと、次のような飛行機(ほかにも多数配置されている)が並んでいた。
・JA3187 : 高翼単発セスナ150(写真上部に翼のみ見える、見学用仕切り内側に配置の中古機のよう)
・JA9664 : ヘリコプター、アグスタA109AⅡ、ほか
ところで、カフェの席待ちリストに署名したが、あまりの混み具合に結局辞退した。帰り道は、風が吹き始めたようで、陽も西に傾きひんやりとしてきた。滑走路北側には相変わらずドルニエ機が翼を休めていた。
(本ブログ関連:”調布飛行場”)
管制塔とターミナル |
プロペラカフェから覗いた航空機 |