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2011年12月27日火曜日

冬哀傷(4)

イ・ソンヒの「冬哀傷(겨울 애상)」は、青い月の光に輝く水晶のように美しい。

(Youtubeに登録のyokosuka30に感謝)

韓国サキソフォン放送(KOSA-TV)のホームページの「資料室」に、この「冬哀傷」の楽譜が載っている。
ところで、韓国在住の日本人ブログにあったような記憶するが、当地のオジサンたちに人気のある管楽器といえば、サキソフォンだそうだ。

この冬、「冬哀傷」の旋律をフルートで楽しんでいる。

(本ブログ関連:"冬哀傷"、"冬哀傷(2バージョン)"、"冬哀傷(3)")

2011年12月26日月曜日

分かりたいです

イ・ソンヒの「分かりたいです(알고 싶어요)」(アルバム3集、1986年)は、清雅でかつ情熱的である。想うひとの心を月の明かりで照らし返したい、少女の願いが歌われる。

ある作曲家が作った歌を、作詞家である妻がソフィストケートし、更にある作家が漢詩にしたところ、いつの間にかファンジニ(黄真伊、황진이)がしたものになった。それが逆に、元詩を翻案した歌として、知られてしまう。いってみれば美しい誤解であり、伝説である。

(本ブログ関連:"イ・ソンヒの「分かりたいです」、そして漢詩")




★ 孫ー1枚 ★

2011年12月25日日曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金月荷

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/21)に、人物シリーズ7回目として、「歌曲(가곡)」、「歌詞(가사)」そして「時調(시조)」の名唱(명창)、金月荷(김월하 、1918年~1996年)が紹介された。

正歌(정가)の復習(10/26)から始まった。
・金月荷の得意とする正歌には、歌曲、歌詞そして時調がある。
・比較的身分の高い教養ある人々の間で親しまれた音楽で、詩をメロディーにのせて歌うという形式。

▼名妓黄真伊(황진이)が宗室の碧溪水(벽계수)を川の流れに例えて誘った詩に因んだ、金月荷による平時調(평시조)の「靑山裏碧溪水よ(청산리벽계수야)」(歌詞聴く。ときにファルセットが妙に艶めかしさを感じさせる。
(Youtubeに登録者のkoartny80に感謝)
(参考:資料

次のように金月荷のプロフィールが紹介された。
・1918年、ソウルに生まれる。(1918年02月08日、京畿道高陽?)
・(人生の大きな変転を経て)歌の道に足を踏み入れたのは30代後半の時と、かなり遅い。
・女性による歌曲、「女唱歌曲(여창가곡)」の発展、後進の育成に努める。

▼金月荷による女唱歌曲の界面平弄(계면평롱)(北斗七星(북두칠성))(歌詞)を聴く。哀調と女心を・・・ハイトーンで。

▼金月荷による詩唱(시창)、「關山戎馬(관산융마)」(歌詞)を聴く。申光洙の詩で、杜甫の「登岳陽樓」からきているそうで・・・。朗々と歌われている。

(本ブログ関連:"ファン・ジニ"、"イ・ソンヒと黄真伊の関係 "、"イ・ソンヒの「分かりたいです」、そして漢詩 "、"イ・ソンヒの「分かりたいです」 ")

2011年12月24日土曜日

机上鉱物採集:クリスマス編

クリスマス・イブだからか、年忘れのためか、йосиба氏のご厚意に預かり、またまた机上鉱物採集させてもらった。年末の忙しいところ、標本と時間を分けていただき感謝。
欲しいものがあれば採集?を了解ということで、結果は次の通りであるが、欲が過ぎたのではと、標本を並べながらかなり反省している。

・オリビンサンド(砂)・・・オアフ島(前回「砂編」への追加、<参考資料:「ハワイ鉱物紀行」>)
・重晶石・・・北海道上ノ国
・蛍石・・・福島県蛍鉱山
・緑廉石・・・長野県甲武信鉱山
・灰鉄柘榴石・・・長野県甲武信鉱山
満礬柘榴石・・・長野県和田峠
・クリストバル石・・・長野県八千穂村
・磁鉄鉱・・・長野県栗生(正8面体)
・硫砒鉄鉱・・・茨城県高取鉱山
・イネス石・・・静岡県河津鉱山
・桜石(菫青石仮晶)・・・京都府亀岡市桜天満宮(購入品)
ストロナ長石・・・高知県蓮台(堀先生発見鉱物)

(本ブログ関連:"机上鉱物採集"、"机上鉱物採集:砂編")

2011年12月23日金曜日

孫たちとクリスマス

クリスマス・イブ前日の天皇誕生日祝日の今日、一日早いがクリスマス・パーティーを孫たちと一緒に過ごした。

昨晩、電話があり、孫がサンタクロースがクリスマス・プレゼントのお願いを忘れていないか心配しているというのだ。電話口で、「明日、きっとサンタさんがプレゼントを持って来てくれるよ」と語って納得させたが、3歳に満たない幼児に理解できたかどうか。

笑顔で迎えてくれた孫は、居間の隣り部屋でサンタクロースが到着するのを待機した。しばらくすると、居間のクリスマス・ツリーの下にプレゼントが並べられたのだ。さっそく、孫が呼ばれた。それは、孫が欲しがっていたものだ。そういえば以前、若い両親と買い物したときに・・・。

孫は、開け放った窓から空に向かって「サンタさん、ありがとう!」を何度も口にして手を振った。サンタクロースとクリスマス・プレゼントの関係を孫が理解した、初めてのクリスマスのできごとだった。

そうそう、乳児の孫娘は母親にべったり離れないでいるので、クリスマス・プレゼントは早めに身に着けたそうだ。

2011年12月22日木曜日

冬至2011

冬至である。うす曇りの一日、極端に寒くはなかったが、天気予報はまた冷え込むといっていた。

今年のフルート教室は今日で終わりで、来年初までの宿題の譜面(「パッフェルベル カノン」)が配られた。超初心者にとって、中音域を8分音符で吹き続けるのはしんどいが頑張るということで、本来の華である16分音符の流れる旋律は容赦された。そのかわり、年末、正月に時間がたっぷりあるのだからと、練習用に先生のお手本を録音させていただくことになった。

なんと、録音は各自手持ちの携帯電話やスマートホンの録音機能を使うのだ。携帯電話の録音機能が初めて意義のあるものになった。特に、スマホの再生音は美しかった。時代がどんどん進化していることに気付き感心する。

さて今日は、「小豆かぼちゃ」でもと思ったが、小豆餡入りパックがあるので、焼餅でも入れてぜんざいにして食べようか。

(本ブログ関連:"冬至 2009")


孫娘-1枚

米の花輪

Social&Newsの記事「歌手イ・ソンヒ ファンたちいただい米を福祉館へ寄付」(12/20によれば、イ・ソンヒの年末の社会貢献を次のように報じている。

・歌手イ・ソンヒが、去る10月8日の仁川、11月19~20日の晋州コンサートの時、ファンたちにいただいた寄付米の米の花輪*で米1.2トンを受けて、ソウルの新吉総合福祉館に愛の米を寄付した。

(*)米の花輪: コンサート会場にファンが、花飾りの代わりに、寄付につながる米を以って祝うトレンド。

・歌手イ・ソンヒは、ファンたちからいただいた寄付米の米1.2トンを福祉館に寄付することによって、芸能人と社会の指導層による米の花輪を通した新しい寄付文化の広がりに一助となった。

・最近、芸能人の行事の時、ファンたちが祝いのために米の花輪で米をおくれば、芸能人は疎外階層(マイノリティー)に愛の米を寄付することで、私たちの社会を暖かくしている。

・福祉館の関係者は、「最近難しい時なので、寄付が減っているが、特に歌手イ・ソンヒさんの寄付だと、(施設の)院生たちが更に喜んで、1.2トンもの量に感謝する」と伝えた。

2011年12月21日水曜日

絆そして縁

今年を漢字の一文字で表現する言葉は「絆」だった。

イ・ソンヒの代表曲のひとつに「因縁(인연)」(2005年)がある。インターネットで、この曲名を「絆」とする場合もある。

1984年、イ・ソンヒがデビューした同年に、阿木燿子(作詞)と宇崎竜童(作曲)による「絆」が、橋幸夫、塚田三喜夫に歌われた。
同曲は1985年に、ダンス歌手ナミ(나미)によって「悲しい縁(슬픈 인연)」 (作詞:パク・コンホ、作曲:宇崎竜童)として歌われることになる。女性らしい訴えるよう歌声が耳に残る。彼女は、すでに前年の84年3月に、命の絆を直接感じることのできる母親になっていたのだ。

宇崎竜童(夫妻)は音楽家として、東日本大震災の地に支援活動を続けていると知人から聞いた。次にfacebookに記載の、(FMで東北6県向けに放送)の番組情報を記させていただく。
・番組: NHK仙台放送局 【サバトセーラ東北 公開ライブ イン 石巻】 〜心癒すひとときを・復興支援コンサート〜
・放送:12/17(土)、16:00〜18:50 NHK-FM 東北BL
・出演: 宇崎竜童 クミコ Happy Toco Eryca & シャンブル

(Youtubeに登録のtokyo64、013picに感謝)

(本ブログ関連:"絆(きずな)")

2011年12月20日火曜日

クリスマスをわが家で

ビング・クロスビー(Bing Crosby)の「ホワイト・クリスマスWhite Christmas)」(作詞・作曲アーヴィング・バーリン、1940年頃)は、子どもの頃の思い出のままに銀世界を夢見る、クリスマスに似つかわしい名曲だ。
彼が最初に歌ったのは、Wikipediaによれば、1941年12月のクリスマス放送だという。まさに太平洋戦争が始まったばかりのときである。

耳に馴染んできたわけではないが、彼のもうひとつの曲「クリスマスをわが家で(I'll Be Home For Christmas)」(1943年)がある。暖かい暖炉の前で、クリスマスを家族と一緒に祝う歌ではない。第2次世界大戦当時の、戦地から父あるいは息子が遠く故郷の家族へ恋人へ想いを語る歌だ。夢の中だけでもクリスマスに・・・。

今週、孫たちのクリスマスパーティに行こう、幸せなことだ。

(Youtubeに登録のCookiesDen21940sChristmas感謝)

2011年12月19日月曜日

イ・ソンヒのキャロルソング

イ・ソンヒが子どもたちと一緒に、クリスマスの歌を歌う映像がYoutubeにある。(登録の526apolloに感謝)
彼女は、1988年に「冬の日のものがたり(겨울날의 이야기」*を出しているが、その頃の映像だろうか。とても初々しい。
(*)以前CD-G版を入手して所収の童話「マッチ売り少女」の視聴を試みたが、音声のみ再現された。

ビデオ収録の曲目は次の通りである。
・シルバーベル(Silver bells)
・きよしこの夜(Silent night)
・諸人こぞりて(Joy to the world )

KBS WORLD「国楽の世界へ」 鄭在國

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/14)に、人物シリーズ6回目として日本の篳篥(ひちりき)とよく似た管楽器ピリ(觱篥:피리)の名人鄭在國(チョン・ジェグク、정재국:1942年3月10日~)が紹介された。

ピリという楽器については、以前の本番組(6/1)でも紹介されているが、次のように復習した。
・韓国を代表する管楽器で、竹で作られ、本体部分に8つの穴が開けられた縦笛。

▼鄭在國のピリ独奏による(霊山會相)の「上霊山(相霊山、상령산)」を聴く。余韻をもってピリが伸びやかに響く・・・どこかで聞いたような。

次のように鄭在國のプロフィールが紹介された。
・1942年、忠清北道鎮川に生まれる。
・1956年、国立国楽院併設の国楽士養成所に入所。
・1972年、史上初めてピリ独奏会を開く。
ピリの完成につとめておられるようだ。

▼鄭在國による、ピリの音色を人の声で真似て歌う口音(구음)「壽齊天(수제천)」を聴く。元々、宮中の音楽のようで・・・ゆたりとして。

▼鄭在國による、鄭在國流ピリ散調の中から「チ(ジ)ュンジュンモリ」を聴く。アップテンポでピリが奏でられる。やはり、この響きの方が親しみやすいかな。


孫娘-2枚

2011年12月18日日曜日

東洋文庫ミュージアム

駒込の六義園(旧柳沢吉保の庭園)にほぼ隣接するように、東洋文庫がある。同文庫は、東洋にかかわる和書、漢書、欧文書などの書籍資料を収蔵している。東洋史の専門家にとっては、大切な図書館だろう。また一般のために、教科書などで目にしたことがある史料の実物に対面できる場所として、2011年10月に、東洋文庫ミュージアムが設けられている。今日、東洋文庫ミュージアムを観覧した。

東洋文庫は、1917年に財閥によって設立されたが、太平洋戦争の結果、財閥解体のためしばらく国会図書館、ユネスコ東アジア文化研究センターに併置されていた。2003年に、独立して現在の姿(旧財閥系の支援を受ける)になったようだ。

東洋文庫ミュージアムの薄明かりの2階に、モリソン書庫がある。3階まで吹き抜けの壁一面に、東洋に関する重厚な背表紙の書籍が並んでいて圧倒する。
企画展示では、辛亥革命百周年を記念した「激動の近代東アジア」の展示があり、魯迅、孫文、蒋介石、毛沢東などの自筆の書や文書を見ることができる。

文庫員の方による館内ガイドがあり、30分超の1時間をかけて解説いただき、貴重な知の宝庫を観覧することができた。甲骨文字から、巨大な広開土王碑拓本、マリー・アントワネット所有の東洋に関する小型本など珍しいものを目にした。

ところで、東洋文庫といえば、平凡社の東洋文庫を思い描いてしまう。こちらは、東洋の古典から芸能まで網羅した、良心的な出版社による歴史叢書である。朝鮮(韓国)関連の本も多数見つけることができる。

さて、東洋文庫ミュージアム観覧の終わりに併設のレストランに寄って、SOL!VEスターの流星群観察でお馴染みの、バシ、マドモアゼルアイリーン両氏が飲み干している、(旧財閥系の)「小岩井農場の飲むヨーグルト」をいただく。酸っぱ味がなく、とろりとした濃いミルクといった感じだ。結構ヘビーである。


★ 孫-3枚・2動 ★
孫娘-1枚 

2011年12月17日土曜日

華氏451度

いつの間にか積(つ)ん読(どく)で、本の山ができる。知識の山ではない。仮に知識を山のように積もらせても、整理できるとも思えないし。序の口でつまづいているのだからしょうがない。燃やすわけにもいかないし・・・。

過去に膨大な書籍を破壊・焚書した行為は、歴史に記されている。未来の危機もSF小説などに暗示されている。当然ながら、焚書は精神の自由を奪うことになる。

レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)のSF小説「華氏451度(Fahrenheit 451)」は、消防ならぬ火付けを仕事に、焚書する物語である。紙の燃える温度が華氏451度というわけだ。(ちなみに、それを摂氏に換算すると232.8℃になる。油性インクで印刷される書籍のためか思ったより低い温度だ。)

ところで、電子本が中心の時代になったらどうなるのだろう。わざわざ燃やしに出向く必要がなくなる。ウィルス一つで消去できるのだから。温度は・・・。それ以前に、電子本のダウンロードを繰り返せば、書棚を見せているようなもので、読書傾向も丸見えになる。

最近、書店で、レイ・ブラッドベリの大部の伝記本が出ているのを見た。

2011年12月16日金曜日

スノーボール

石を石として対象にする以前、アルプスの氷柱が化石となり水晶ができたように、石は雲の源でもあった。石には物語があった。

水晶球の中に浮かぶ奇想の世界を、即物的に具現化したものがスノーボールだろう。この置物、昔も目にしたことがあるが、ちょっと変わった飾り物という感じだった。あまり人気はなかったような気がする。何と呼んでいたのかも記憶に定かでない。

それが何の影響かリバイバルしている。多分、かわいいの路線で、アメリカ雑貨の新しい位置づけになったのだろう。

ガラス玉の中に窮屈に封じ込められた物語は、狭い檻で身動きできない小動物のように感じる。雪が舞えば舞うほど切なくなる。スノーボールは、一時飾られて、忘れ去られるだろう。そして、いつかダンボール箱の底に再び発見されるときがくる。そのときは、思いでも一緒に持ち合わせているだろう。


孫娘-3枚
★ 孫-1枚 ★

2011年12月15日木曜日

パッヘルベルの「カノン」

パッヘルベル(Pachelbel)の「カノンCanon)」は、心地よく耳に馴染んでいるが、約3ヶ月通った新宿のフルート教室で、それを練習のとりあえずの成果とすることになった。
といっても、音の出ない学習者に手取り足取り指導していただいているわけで、曲の出だし部分と特徴的な旋律を以って再構成した超初心者のためのもの(アンサンブル譜面)を用意していただくことになった。果たしてどうなるやら、頑張るしかない。

Youtubeに登録の「canon pachelbel ensemble play-along! 」(参考:譜面=ヴァイオリン譜面をフルートで演奏)に、アンサンブル練習用に第1パートだけ除いて他のパートを演奏しているものがる。しっかり技量が上がったなら、サウンドに加えて、第1パートを吹けたらどんなに素晴らしいことだろう。せめて正月の初夢に見たいものだ。

そういえば、ふたご座流星群の流れ星を肉眼で見ていない・・・願いごとをするチャンスだったのに。

(Youtubeに登録のWalvis2007、houtblazerに感謝

2011年12月14日水曜日

ふたご座流星群

今日のふたご座流星群は、この目で観測できるだろうか。このところ、天気に恵まれず流れ星を目にしていない。だから、願い事も何も実っていない。

<ふたご座流星群>
AstroArtsは、「ふたご座流星群の放射点は、空が暗くなる頃には東北東の地平線から昇ってくる・・・(極大時刻の)夜中の2時頃・・・放射点は、ほぼ天頂まで昇り・・・この時間帯にたくさんの流れ星が見えると期待できます。」と紹介している。

<天気予報>
weathernewsによれば、多摩地方の深夜24:00前後は曇りとのこと、気がかりだ。
見えないときは、SOL!VEのお世話になる。こちらの方が、暖かい炬燵で・・・という無精者に合っているかも知れない。

<結果>
・21:00 相変わらず薄い曇に空は覆われていて、星々を眺めることすらできない・・・厳しい。
・22:15 雲は流れて、空にくっきりオリオン座が、西に木星を、東に月を従えて浮かんでいる。・・・いけそう。
・23:50 SOL!VEの次々観測に比して、肉眼で5分ほどオリオン座近傍を眺めるに不発。・・・寒い。
・01:00 SOL!VE最高のゴール!「ふたご座は裏切らない」そうで、流星ラッシュだった。

2011年12月13日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 洪元基

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/7)に、人物シリーズ5回目として歌曲(가곡)の名人、洪元基(ホン・ウォンギ、홍원기:1922年2月10日~1997年1月26日)が紹介された。

まず、以前紹介(10/26)された、「正楽(정악)」のなかで歌の入る「正歌(정가)」の復習から始まった。
・正歌には、「歌曲(가곡)」、「時調(시조)」、「歌詞(가사)」の3種類があること。
洪元基は、管弦楽の伴奏に合わせて詩をメロディーにのせて歌う音楽である「歌曲」を最も得意とした。

▼洪元基の歌による正歌の中から辞説時調사설시조)「夢は故郷へ行っても(꿈은 고향 가건마는)」を聴く。朗々として、余韻を響かせながら歌う・・・遠い故郷も、夢では近くしのばれる。

国楽について、次の説明があった。(復習であるが)
・庶民たちが親しんだもの(=民俗(音)楽(민속 음악)のことか)は、その喜怒哀楽を音楽を通して発散させることが多かったため、いわゆる歌詞も直接的だったり、多少誇張された表現が多く見られる。
・両班たちなどは、正歌(<正楽)に親しみ、自らの感情を表現するよりも、それを抑え込むことを美徳としていたため、いわゆる歌詞も控えめなものが多いようだ。

次のように洪元基のプロフィールが紹介された。
・1922年、ソウルに生まれる。
・小学校卒業後、李朝(王)職雅楽部員養成所に入所。
・1981年、「男女唱歌曲譜(남녀창가곡보)」の学術書を出版。
・1989年、文化勲章受章。

▼洪元基の伽耶琴가야금)による柳初新之曲(유초신지곡)の中から「細霊山(세령산)」(<霊山会相)を聴く。伽耶琴の独奏は、奥ゆかしく幽玄な響きがする。

▼洪元基の歌による男唱歌曲「言楽(언락)」を聴く。ゆるりとして・・・風流なのかな。

2011年12月12日月曜日

イ・ソンヒの「クデヨ」

イ・ソンヒのアルバム5集「私の街(나의 거리)」(1989年、歌詞)に所収の「クデヨ(貴方よ、그대여)」は、古風で情熱的だ。月明かりのない雨降る道で、ひたすら想いを募らせる・・・少女の心の物語だ。
今年5月、イ・ソンヒのコンサート「五月の陽射し」にゲスト出演したキム・ボムニョン(김범룡)が作詞、作曲した。
なお、Youtubeの静止画は、アルバム12集「MY LIFE + BEST」(2001年)のケース写真であるが。
(登録者koreanballdsに感謝)

最新の彼女の「ALL THAT MASTERPIECE LEE SUN HEE 4+5」(2011年)で聴くこともできる。



(付記)
中央日報の記事「韓国『国民の弟』イ・スンギ、来年初め日本歌謡界デビュー」(12/12)によれば、イ・ソンヒの愛弟子であるイ・スンギ(이승기)が「来年3月、日本で新アルバムを発表し、歌手デビューする」と、次のように報じている。
・イ・スンギの現地(日本)パートナーは、日本の実力派歌手でシンガーソングライターの桑田佳祐と俳優兼歌手の福山雅治の所属事務所(←アミューズのこと?)。歌手活動を基盤に俳優および芸能放送活動を行う計画だ。

(本ブログ関連:”イ・スンギ”) ←表示後、画面最下段の「前の投稿」もクリックを!

2011年12月11日日曜日

大正鉱山、錫高野#16、朝日トンネル#2

栃木の石仲間と一緒に、茨城県城里町の大正鉱山と錫高野に鉱物採集に出かけた。その帰り道、茨城県石岡市柴内の朝日トンネル北側に寄る。

<朝寝坊>
早朝、寝床の携帯電話が鳴った、そして鳴り止んだ。うつらうつらしながら、昨晩からつけたままのテレビ画面の時刻を見ると、何と6時20分を指している。え~っ、それは鉱物採集でお世話になるхаякава氏の車に乗せてもらっている時間じゃないか。寝坊した~、何という大失態。
というわけで、1時間30分も遅刻して、待ち合わせ駅に到着。待っていただいた、хаякава氏に感謝と深謝をする。

<大正鉱山>
大正鉱山で、石仲間が鉱物採集を開始しているところに、少し?遅れて参加。久し振りの鉱山跡は、手入れの乏しい杉木立が林立して光があまり届かない。ヒンヤリした斜面で、錫石の結晶がキラリと輝いてくれればと探すのだが・・・。
掘り出した土中の石は、先日の雨で泥まみれのため、識別しにくい。結果はいただき物も含めて次の通り。
・錫石、黄鉄鉱、鉄マンガン重石、および緑色膜状鉱物?

<錫高野>
大正高山は早々に引き揚げ、同地の錫高野に場所を変える。前回(9/25)につづき、蛍石の採集場所および周辺で採集。こちらは、日当たりもよく乾燥の度合いもよいのだが、それでも掘り返した石は泥だらけ。しかも蛍石は前回と違って、全く見当たらない。今回は金雲母が付着したものを目安に探したが、全て却下の悲運。
あっという間に時間が過ぎる。結果はいただき物も含めて次の通り。
・蛍石、鉄マンガン重石、他

<朝日トンネル>
錫高野で石仲間と解散した後、帰り道、先日(11/13)採集した朝日トンネルに寄る。「辻」道路標識があるトンネル北側の石の野積み場で(緑柱石を夢見て)目視したが、陽も翳り始めて長居できなかった。寒い!
・雲母+鉄電気石

寝坊は絶対にいけない!


★ 孫+孫娘-3枚

2011年12月10日土曜日

皆既月食

今晩、皆既月食である。流星群観察が、当地雨天・曇天のため不発だっただけに、さすがに月ならば食を見られるだろう。本ブログで先にも触れたが、楽しみである。

<天気予報(weathernews)>
・お出かけには万全な防寒を
昼間も身体の芯まで凍えるような寒さが続きます。コートやダウンジャケット、マフラーなど、冬装備でお出かけを。今夜は皆既月食観測のチャンスですが、万全な防寒で観測するようにして下さい。
SOLIVE24で生中継

<結果(柘榴石の月)>
・首をそり返すようにして見上げると、木星に先導された満月が浮かんでいた。
・食は、滲むように黒ずみながら始まった。そして思ったより速く進む。オリオン座の上にいる月は、くっきりえぐられ、やがて赤味がかった不思議な星になった。23h31.8m、天頂近くの皆既月食は、月の表面を黒/赤茶/白の勾配で染めた。柘榴石のように輝いた。驚くことに、いつもと比べて、月が小さくなっている。
・ところで、月食の始め頃、地元駅前の商店街では、二人連れが空を指さしたり、携帯電話で「月食だよ」と連絡し合ったり、コンビニ袋をぶら下げながら見上げたり、人さまざまに観察していた。そういえば、親子で眺めている姿もあった・・・素晴らしい思い出になっただろうな。
ところで、SORAチャットが1,000を越えた。Max1,340だそうだ。

いけない、いけない、もう翌日(12/11)になってしまった。朝一番の電車で錫高野へ行くのに、01:00だよ。
なになに、12月14日(水)~15日(木)には、SOLIVE24でふたご座流星群中継・・・?


(本部ログ関連:"皆既月食の楽しみ"、"ペルセウス座流星群"、"オリオン座流星群"、"しし座流星群")


★ 孫、孫娘-5枚