今日、「イディッシュ語教室」の春期間コースが終業した。とはいえ、夏休みコース、秋期間コースが控えているので休むことはできない。
最終日らしく、授業は今までと違ってチャレンジングなものだった。基本テキストの新たな章(過去形)から読み物を2つ選び出し、輪読・読解するというのだ。事前に下読みしていないと手に負えないのに、他の出席者はそれを難なくこなした。凄い!
(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”)
先生のイディッシュ語話者との経験で聞き知ったまざまな情報をまじえて進められた。
① 基本テキスト「Colloquial Yiddish」
次の2つの読み物について、先生の基本的な解説の後、輪読する。
・対話編:(仮題)「!אױ װײ! איך האָב פֿאַרגעסן אָנצינדן דעם אױװן」
(何てこと、オーブンに火をつけるのを忘れてた)
・読み物:「הערשעלע גײט אין קרעטשמע」
(ヘルシェレが居酒屋へ行く)*
② 「イディッシュ語-英語」辞書の紹介
・ケンタッキー大学版のネット辞書:
https://www.cs.uky.edu/~raphael/yiddish/dictionary.cgi
(*)ヘルシェレ(Hershel of Ostropol): Wikipediaに、この人物と上記の読み物と思われる小話「My Father」が紹介されている。実在の人だそうだが、<貧乏を逆手に取った> 小話が面白い。ただし、テキストとWikipediaに相違はあるけど。
実在の人物だそうで、阿呆村「ヘルム」の住民のことでもないようだが、どこからどこまでが実像なのか気になる。
(本ブログ関連:”ヘルム”)
ところで、できもしない脅かしをして、ことを済まそうとするのは、「玄関をお借りしたい」と狂言切腹しようとする話とどこか似た感じがする。(映画「切腹」:時代劇感想文集に感謝)