「イディッシュ語教室」へは、春の気配に後押ししてもらい、休まず通っている。いつも、関心が途切れぬよう授業に工夫いただいて、やる気をつないで・・・年寄りの冷や水が少し温んできた気がする。合わせてクラスメイトからも貴重な紹介があり、とてもいい経験をしている。
① イディッシュ小話「7と7は11(זיבן און זיבן איז עלף)」
前回授業に続き、物語のナレーション役と登場人物役に分けてのロールプレイ(会話)を再度実施した。
・暗記しなくちゃいけないようで・・・次回までには!
② イディッシュソング「Yome Yome(יאמע יאמע)」
②-1. 「イディッシュ語インタビュー」(yiddishbookcenter.org)で歌の思い出を聞く(英語字幕)。
・教員および学校司書をリタイヤしたAnita Barlowは、(昔、パリにいたころ)父親と一緒に歌った「Yome Yome」の歌を今も覚えている。彼ら(父娘)は、歌の終わりにある、娘が望むものを理解しようとする母親について触れる部分を、娘がアメリカへ行くためビザを求めていると替えて歌った。(yiddish book center 感謝)
(Youtubeに登録のYiddish Book Centerに感謝)
②-2.「יאמע יאמע」の歌を聴き、hebrewsongs.com掲載の<歌詞>と照合して、歌詞理解した後、みなで歌?った。
・(参考)ヘブライ文字の歌詞:Yiddish Word of the Week(感謝)
・(参考)Youtube登録の音源: ショシャナ・ダマリ歌(授業で聴いた音源と違うが・・・)
(Youtubeに登録のIsraphon Musicに感謝)
③ クラスメイト(若き中国語研究者)からの話
・香港で見つけたという台湾の書籍に紹介された記録。WWⅡの下、ポーランド女性イレーナ・センドラー(Irena Sendler、1910年~2008年)は、レジスタンス活動の中で、ワルシャワ・ゲットーからユダヤ人の子ども2千余名を救出したという。
教室の帰り、若き中国語研究者から「ポーランドの歴史」について、a)多民族・多言語の時代と、b)ポーランド人だけの現代との違いを教えてもらった。今夏、ポーランドへ演奏旅行に行かれる音楽家も交えての談話で、贅沢な一時を過ごすことができた。感謝。
(かつてポーランドが、「ユダヤ人の天国」といわれたときがあったこと、イディッシュの民話の舞台が歴史地理的にどうであったかに興味がある)