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2025年10月8日水曜日

2025年 ノーベル化学賞受賞 京都大理事・副学長・京大特別教授・北川進さん

Youtubeに掲載のANNのニュースより

今年のノーベル化学賞に京都大学副学長・京大特別教授の北川進さんが選ばれました。

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 北川さんは極めて小さな穴を無数に持つ物質である「多孔性材料」*の開発に世界で初めて成功しました。
 「多孔性材料」はガスの吸着機能があり、天然ガスなどの貯蔵ができるだけでなく、排ガスから二酸化炭素を分離して吸着するといった様々な応用が可能とされ、地球温暖化対策での活用も期待されています。
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(*)多孔性材料:多孔性配位高分子(PCP:Porous Coordination Polymer)/金属有機構造体(MOF:Metal-Organic Framework)


■ 科学技術振興機構
「事業成果 気体を“選んで”吸着・分離 多孔性配位高分子(PCP)の開発」より抜粋
    ー https://www.jst.go.jp/seika/bt61-62.html
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・従来、気体の吸着剤として広く用いられてきたのが「ゼオライト(沸石)」で、無数の「孔」が空いた「多孔性」構造を持つ。表面積が大きく、気体分子を大量に吸着できる。消臭剤として古くから使われている活性炭も「多孔性」構造を持ち、臭いの元となる気体分子を吸着する。こうした物質は「多孔性材料」と呼ばれ、孔のサイズを変えて目的の分子を吸着させる研究などが進められてきた。しかし、ゼオライトはケイ素とアルミニウムと酸素を主成分とする固い構造を有しているため、分子を吸着する際に多孔性構造を変化させて、サイズや形状の異なる様々な分子を識別し、吸着するのは困難とされてきた。

そんな状況を打破したのは、多孔性材料の研究者ではない北川教授だった。専門は「錯体化学」。金属錯体は、金属イオンの周囲有機物(配位子)が結合した構造を持つ。金属イオンや配位子の種類を変え、さまざまな機能を持たせられることから、新たな多孔性材料として大きな可能性を有している。

しかし、有機物を含む金属錯体は構造が不安定で、極めて壊れやすい。北川教授は、従来の常識を覆す、構造が安定して保持されつつ、気体を吸着する金属錯体の作製を成功させた。さらに、周囲の環境や外的刺激に応じて構造や性質が変化し、選択性の高い吸着や脱着を可能とする金属錯体を実現した。多孔性配位高分子(PCP:Porous Coordination Polymer)と名付けた新材料系統は、従来の材料の限界を越える画期的な吸着剤として、世界中で実用研究に向けた研究開発が進められた。
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■ Youtube(登録: ANNnewsCH)
【速報】今年のノーベル化学賞は京都大学副学長の北川進さん(74)(2025年10月8日)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=nF8-Okxiikc

寒露 2025

きょうは、二十四節季の「寒露」。日の陰りが早く、野の草の露が冷たく感じられるということだが、このところ暖かく、早朝に微かにそうかなと思う程度。

(本ブログ関連:”寒露”)

とはいえ、昼間(12:50)、最高気温 28.9℃、室温は 30℃を超えているわけで、<寒露>は言葉だけのことかもしれないが。

・・・

そんなことを綴っていたところ、何と、おとつい(10/6)発表の「ノーベル生理学・医学賞」(大阪大学特任教授・坂口志文さん)につづいて、きょう発表の「ノーベル化学賞」を京都大理事・副学長で京大特別教授の北川進さんが受賞された。

(別途ブログに記載)

2025年10月7日火曜日

10月の満月(ハンターズ・ムーン)

きょう(10/7)の月は「満月」にあたる。ただし、そのタイミングは、昼の12時48分ごろになる。とはいえ、今晩の満月*(月齢 15.3)は、「月の出:17時11分頃」から「月の入り:5時24分」にかけて観察できる・・・のはず。
(*)東京天文台「月の出」: https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2025/m1310.html

残念ながら、きょう一日曇天で、夜に空を見上げること能わずだった。

ところで、米国の農事暦(The Old Farmers’ Almanac)によれば、(9月の満月)「収穫月(Harvest moon)」後の最初の満月を「ハンターズ・ムーン(Hunter's moon)」と呼ぶ。生成AIの Gemini には、アメリカ先住民の風習に起源を持つと次のよう解説しているので、抜粋する:
① 伝統的に10月は、長い冬に備えて食料となる肉を蓄えるために、本格的な狩猟を始める時期にあたる。
➁ 10月の満月は夜空に長く明るく浮かび、この強い月明かりは、ハンターたちが夜間に獲物を追跡しやすくなることを助けた

(本ブログ関連:”米国の農事暦”)

そういえば、今月末(10/31)は、おどろおどろしい「ハロウィン」。ベッドの下や、部屋の隅の暗闇に何か邪悪なものがいるかもしれない。子どもが恐怖し、わくわくする季節だ。

ハンターズ・ムーン>のタイトルで、スウェーデン出身のヘヴィメタル・バンド「ゴースト」がハロウィンを想わせてシャウトする。(と知ったふりして以下に記す)

■ Youtube(登録: Ghost)
「Ghost - Hunter's Moon (Official Music Video)」(2021/09/30)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=rtkaUZvMaG8

2025年10月6日月曜日

2025年 ノーベル生理学・医学賞受賞 大阪大学特任教授・坂口志文さん

Youtubeに掲載のTBSのニュースより

科学分野で世界的な賞である「ノーベル賞 生理学・医学賞」を、日本の研究者、大阪大学特任教授の坂口志文さんが受賞した。日本のノーベル生理学・医学部門の受賞者は、2018年の本庶佑さん以来6人目とのこと。(日本人のノーベル賞受賞者
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坂口さんは免疫学が専門で、「制御性T細胞」と呼ばれる免疫の過剰反応を抑える働きを持つ細胞を発見した。
・制御性T細胞は、自己免疫疾患を防ぐ働きをし、逆に、この「制御性T細胞」を除去すると癌免疫治療に効果があって、<アレルギー>や<がん>の治療などへの応用が期待されている。
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生成AI Gemini Q&Aより抜粋
① 「T細胞」は、免疫システムの主要なメンバーで、体外から侵入した病原体や体内で発生した異常な細胞(<がん細胞>など)を攻撃・排除する役割を担うリンパ球の一種。
➁ 「制御性T細胞」も、T細胞の一種だが、他のT細胞(キラーT細胞やヘルパーT細胞)とは正反対の役割を持つ。稀に自分の体を誤って攻撃してしまうT細胞が生まれることがある。制御性T細胞は、こうした「暴走した自己反応性T細胞」の活動を抑え、<関節リウマチ>や<1型糖尿病>などの自己免疫疾患の発症を防ぐための安全装置として機能する。


■ Youtube(登録: TBS NEWS DIG Powered by JNN)
「【速報】ノーベル生理学・医学賞に大阪大学特任教授・坂口志文さん」( 2025/10/06)
    ー https://www.youtube.com/@tbsnewsdig

中秋の名月、「赤城の山も今夜を限り」

旧暦の毎月15日の夜を「十五夜」といい、特に旧暦8月15日である今月今晩の月を「中秋の名月」という。ところで、(旧暦8月が重なる)今月の「満月」のタイミングは、あす10月7日の昼 12時48分ごろになる。つまり、【中秋の名月】≠【満月】の確率が高い。

■ 国立天文台
「中秋の名月(2025年10月)」より抜粋
    ー https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/10-topics01.html
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名月が満月とは限らない
・2025年の中秋の名月は、10月6日です。「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(注)の8月15日の夜に見える月のことです。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」*(いもめいげつ)などと呼ばれることもあります。
(*)コトバンクによれば、「《里芋を供えるところから》」とある。

・今年は10月6日が中秋の名月、翌7日が満月と日付が1日ずれています。
天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て太陽と反対方向になった瞬間の月のことで、満月の時刻は、10月7日12時48分です。 
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また、中秋を「仲秋」と記すと字面が洒落ているけれど、8月全体を指してしまうため、現在では「仲秋の名月」は使われないそうだ。


ところで秋の月夜には、青白く地が照らされ、雁が南の空へ飛んでいく寂しい情景がある。江戸時代末期の俠客・国定忠治が子分たちとの別れもそのころ。忠治の言葉に、子分たちが「親分」と応えるところとか、忠治が刀を手にして「俺にゃあ、生涯手めえという強い味方があったのだ」と語るのを、子どもながら耳に残したものだ。
そこで、生成AIの ChatGPT に、もしかして中秋の名月の夜だったのか問い合わせてみた。

Q.「赤城の山も 今夜を限り」と、「国定忠治」が語ったのは、「中秋の名月」のころか?
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A.ご質問の「赤城の山も今夜を限り…」という有名なセリフは、「国定忠治(くにさだ ちゅうじ)」が登場する講談や歌舞伎などで語られるもので、日本の伝統的な義賊・侠客の一人である忠治の最期の場面でよく使われます。

□ このセリフの背景:
「赤城の山も今夜を限りか」というセリフは、忠治が赤城山(群馬県)を去る決意を語る場面で使われる、ドラマチックな名台詞です。
続く有名なセリフは以下のような形です:
「赤城の山も今夜を限り、 生まれ故郷の国定村を後にして、江戸へ下る…」

 中秋の名月との関係は?
この台詞が発せられるシーンはしばしば秋の月夜の晩、つまり中秋の名月(旧暦8月15日頃)と結びつけられる演出が多いです。
・ 明確に「中秋の名月」とされているわけではないですが、
・ ロマンチックで物悲しい別れの場面として、「月夜」や「秋の夜」が使われるのは非常に典型的な演出です。
映像作品・舞台・講談によっては、「中秋の名月の夜に…」というナレーションを入れることもあります

 結論
「中秋の名月のころ」とする演出はあるが、史実や原作で明示されているわけではない。
つまり、「中秋の名月」は演出上の美的・情緒的な演出であり絶対的な時期設定ではありません
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次の動画の通り、子分との別れの画面で、新国劇版では月を舞台背景に置かず、月明かりだけを強調して国定忠治の言葉を際立たせている。もう一つの、桃屋のCM版では月を三日月にしているのは少しの緊張感を持たせるためかもしれない。満月は穏やかなものだからだろう。

■ Youtube(登録:TheKensanohta )
「赤城落ち」(新国劇。辰巳柳太郎の国定忠治。赤城落ちのシーン抜粋・・・とのこと)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=B-OuMPFsckc



■ Youtube(登録: upachan2004)
「桃屋 江戸むらさき」(丹下左膳、鞍馬天狗、国定忠治の順=月の形は三日月だが)
    ー 声/三木のり平さんによる
    ー https://www.youtube.com/watch?v=_Zac1fW_34E

2025年10月5日日曜日

ジュウガツザクラ(十月桜)

 昼下がり(午後3時半ころ)、公園に出かけた。同時刻の気温は、きのう(21℃)と比べて、きょうは、27℃ と暖かい。それに気づかず少々厚着した結果、息切れしてしまった。

日曜日の公園は親子連れでにぎわっていた。子どもたちは、公園を横切る小川に入り水遊びしていたし、岸辺の草むらで捕虫網を持って虫を追いかけていた。カレンダー上、秋半ばとはいえ、まだまだ温かい貴重な休日だ。

ジュウガツザクラ(十月桜)
10月といえば、樹名板に「ジュウガツザクラ」(十月桜)と記された桜が気になる。といっても、満開に咲き誇るというわけではなく、枝先に白い花をぽつぽつと咲かせているのだが。

(本ブログ関連:”ジュウガツザクラ”)


● Wikipesiaによれば、「エドヒガン系の中のコヒガン系栽培品種で、マメザクラエドヒガンが交雑した種間雑種で、春と秋から冬にかけての二度開花する」という。

● 木の周りをぐるりと回って観察したところ、花弁の形に違いがあるのに気づいた。そこで、Googleの生成AI Gemini にQ&Aを試みたたところ、次のような回答を得た。

Q.「ジュウガツザクラ」の花を見ると、枝ごとに花弁の形が異なるように見えますがどうしてでしょうか?
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A.ご質問ありがとうございます。「十月桜(ジュウガツザクラ)」の花弁の形が枝ごとに異なるように見えるのには、主に以下の3つの要因が考えられます。

1. 「十月桜」の品種特性
十月桜は、マメザクラとエドヒガンの種間雑種であるコヒガンザクラの園芸品種です。元々、八重咲き(または半八重咲き)で、花弁の数は5枚から20枚程度と幅があり、個体差や環境による変異が出やすい特徴を持っています。
八重咲きの多様性花弁が多数重なる八重咲きの桜は、もともと花弁の枚数や形状が一定でない傾向があります。十月桜もこの影響を受け、花弁の細さねじれに個体差が見られます。
遺伝的多様性: 近年の研究により、「十月桜」として流通しているものには、複数の遺伝子パターンがあることがわかっています。つまり、秋から咲くという似た特徴を持ついくつかの個体を総称して「十月桜」と呼んでいるため、花の特徴にも多様性があるのです。

2. 開花時期による花の変化(二季咲き)
十月桜は、名前の通り秋(10月頃)から冬にかけてと、春(3月~4月頃)二季咲きの性質を持ちます。この開花時期の違いが、花の形や大きさに影響を与えることがあります。
秋と春の比較: 一般的に、春に咲く花の方が、秋から冬にかけて咲く花よりも大きく、花弁のねじれが少なくきれいに開花すると言われています。
断続的な開花: 秋から春にかけて断続的に咲き続けるため、異なる季節気温で開花した花が同じ木や枝に混在し、形の違いとして認識されやすいです。

3. 環境要因や体内のバランス
桜の開花や花の特徴は、その時の木の生理状態(栄養状態やホルモンバランス)環境に大きく左右されます。
栄養状態枝ごとに日当たりの良さや栄養の供給にわずかな差がある場合、それが花弁の大きさ枚数の違いとして現れることがあります。
低温による影響: 特に秋や冬の低温期に咲く花は、春の開花時と比べて、花弁が細くなったり、花自体が小さくなったりする傾向があります

これらの要因が複合的に作用し、一本の十月桜の木の中でもあるいは同じ枝の上でさえ花弁の形や枚数に違いが生じ観察する人に「枝ごとに異なる」という印象を与えると考えられます。
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2025年10月4日土曜日

野鳥観察(89)

今月(10月)から、野鳥観察(探鳥会)の集合時間が 7:00 となった(10月~3月:7時、4月~9月:6時30分)。これまでより30分遅くなるので、起床時間を30分遅くできるわけだが、寝過ごすのではないかと心配になり、昨夜からずっと起きていた。<遠足> に興奮した小学生ではないのに・・・。

家を出て、フィールドまでの途中、畑地や木立が続く場所では「ヒヨドリ」の鳴き声が賑やかに重なった。ところが住宅密集地の小道を通るとき、野鳥の声がとんと聞こえなくなる。

集合場所の <原っぱ>は、朝陽が昇って思った以上に明るい。いずれ冬が深まれば、薄暗い朝になるだろうけど、今は「渡り鳥」(本ブログ 10/2 に記載)と出会える好機なのだ。
ー ベテランの方から、このフィールドで撮った野鳥写真を月ごとのカレンダーにしたものを配布いただいている。感謝。


探鳥会の終わりに、観察した野鳥の種類と数がベテランの方から報告される。今回は、めずらしく、参加者数より野鳥の観察種類の数の方が少なかった。


今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ:フィールドの林間に入ったときから鳴き声が響いた
・ハクセキレイ:グラウンドの草地に2羽 ⇒ 6羽とカウント数が増えた
・モズ:木立のてっぺんに1羽たたずんでいた
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・アブラゼミ:抜け殻から出て、羽化後、時間を経て黒くなった状態のものと出会った
・エンマコオロギ:小川の草原で、鳴き声がしきりにする(「コロコロリー」)
・カメムシ:ネットで画像検索したところ「ミナミアオカメムシ」または「アオクサカメムシ」の幼虫という
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・メマツヨイグサ:黄色の花が小川の土手に揺れていた


ハクセキレイ(写真左・中央)、モズ(写真右)
・フィールドワークの後半、野球グラウンド場に「ハクセキレイ」が舞い降りていて、最初2羽から6羽へと観察された。ピントが合っていないが、正面を向いた姿を撮影した。
・木立のてっぺんにたたずむ「ヒヨドリ」は撮りやすい。あたりを睥睨してテリトリーを主張する。



カメムシ(写真左)、メマツヨイグサ(写真右)
・Googleの画像検索では、カメムシしか分からず、他のブログなど巡って「ミナミアオカメムシ」または「アオクサカメムシ」の幼虫という解説に出会った。正直、昆虫について全くの不案内なので・・・。
・小川の土手の雑草に混じって「メマツヨイグサ」が群がっていた。「花弁の横幅が大きく、隙間のないものをメマツヨイグサとよぶが、中間型が多く、花期によっても変化が見られるのではっきりしない」(Wikipedia)とのこと・・・会長が、花弁の隙間について語られたが、その意味をようやく気付いた次第。

(本ブログ関連:”マツヨイグサ”)

(情報)自民党総裁選挙

「自民党総裁選挙」の結果、高市早苗氏が自民党新総裁(第29代総裁)となり、女性初の首相(第104代首相)へ。


1回目投票

■ 毎日新聞
「自民総裁選 1回目投票は高市氏首位 19票差の小泉氏と決選投票へ」(最終更新 10/4 14:28)
    ー https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/081000c
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 自民党総裁選は4日、党本部で国会議員の投票(295票)が行われ、党員・党友票(295票)と合わせて即日開票された。得票が最も多かったのは
① 高市早苗前経済安全保障担当相(64)の183票(議員: 64票、党員・党友: 119票)。
➁ 2位は小泉進次郎農相(44)の164票(議員: 80票、党員・党友: 84票で、19票差だった。
過半数を得た候補者はなく、両氏が決選投票へ進んだ。
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決選投票

■ 朝日新聞
「高市早苗氏が自民党新総裁に 決選投票で小泉氏破る 女性初の首相へ」(2025年10月4日 14時55分)
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 石破茂首相の後任を決める自民党総裁選は4日に投開票され、高市早苗前経済安全保障相(64)が決選投票で小泉進次郎農林水産相(44)を破り、第29代総裁に選ばれた。15日にも召集される臨時国会で第104代首相に選出され、初の女性首相が誕生する見通しだ

 総裁選は国会議員票の295票、党員・党友*票の295票の合計で争われた。1回目の投票では、立候補した5人のうち、過半数を占めた候補はいなかったが、183票の高市氏、164票の小泉氏の上位2人が決選投票に進んだ。決選投票では、
① 高市氏が過半数の185票を獲得(議員票:149、都道府県連票:36票)して
➁ 小泉氏の156票(議員票:145、都道府県連票:11票)を上回り、総裁選を制した。
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(*)党友: 政党の構成員(党員等)ではないが、政党の外部支援者、あるいは政党と友好関係にある個人(Wikipedia)。

2025年10月3日金曜日

(雑談)ネットのニュース記事に対するコメントの綴り方

メディア各社が報じるニュース記事を取捨選択して掲載する、ニュースサイトがある。記事に、合わせて読者のコメントが付加される。読者コメントは世相を反映しており、ある意味ニュースそのものより興味深いことがある。

ただし、ニュースサイトに掲載の記事には、「こたつ記事」と呼ばれるものがあって、情報を拾い読みして再構成・再加工したため、批判にさらされることがある。

今回、関西の芸人さんが深夜放送で語った内容を記事にしたものが、上記サイトに掲載された。それは、あるイベントで座席を勘違いしたコメンテーターとかち合ったという話題だ。

コメント欄に、記事の <作文> についていろいろと声が上がっていた。芸人さんが深夜放送で語ったことを、そのまま <文字起こし> しては意味が通じないというものだった。
コメントを読みながら、面白いことに気づいた。それは、どのコメントも、
① 句読点が明確である。
➁ センテンスが程よい長さである。
③ 改行、段落が適切である。

普段、上記のようなニュースサイトのコメントを読むたび、いろいろな記述があるものだなと感じていた。例えば、句読点(特に「。」の点)がないもの、法律の文章のように(主語を明示したためか)やたらセンテンスが長いもの、そのためコメントが文字いっぱいに埋まっているなど・・・。

その点、今回の記事に対するコメントは、親切で読みやすい見本のようなものが多数を占めていた。記事の事象に対するものでなく、いってみれば「綴り方教室」*のようで、正直面白かった。
(*)綴り方教室: 「1930年代に、鈴木三重吉の影響下で教育運動として盛んになりつつあった生活綴方運動」の一環(Wikipedia)

2025年10月2日木曜日

夜長、渡り鳥

歳時記*に、実際の夜は冬の方が長いから「夜長(よなが)」は、冬の季語と思うかもしれないが、実感するのは秋であるという。確かに、夏の夕方の明るさと比べて、秋のとばりの降り方のあまりの変わりように唖然とする。
(*)歳時記:「日々の歳時記」(広瀬一朗、東京新聞出版局)

今月から、野鳥観察(探鳥会)の開始時刻が 6:30 から、7:00 に変更される。夜が長くなって明けるのが遅くなったからだ。

Googleの生成AI Geminiに、秋の「渡り鳥」について聞いてみた。

Q.東京の公園に集まる、秋(10月)の「渡り鳥」を教えてください。来る鳥、去る鳥について。
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A.東京の公園に10月頃に集まる「渡り鳥」についてですね。10月は秋の渡りの最盛期で、季節の変わり目を感じさせる鳥たちが見られます。

一般的に、東京の公園(特に水辺や林のある大きな公園、例:葛西臨海公園東京港野鳥公園水元公園新宿御苑など)で見られる可能性のある渡り鳥には、以下のようなものが挙げられます。

1. 北から渡って「来る鳥」(冬鳥・旅鳥の一部)
冬を日本で過ごす冬鳥や、途中で立ち寄る旅鳥が10月頃から飛来し始め、数が増えてきます。
・カモ類 (冬鳥): マガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどのカモ類が、北の繁殖地から渡ってきて、公園の池や水辺に姿を見せ始めます。本格的な飛来は11月以降になることも多いですが、先陣を切ってやってくる個体が見られ始めます。
・ツグミ類 (冬鳥): ツグミの仲間などが冬鳥として飛来し始めます。
・猛禽類 (旅鳥/冬鳥): 渡りの途中でタカの仲間(例:ノスリなど)が上空を舞っているのが観察されることがあります。
・小鳥類 (旅鳥): 北の高原などで繁殖したノビタキが、南への渡りの途中に公園の草地などに立ち寄ります。秋の渡りの「トップバッター」として知られています。ジョウビタキ冬鳥も10月頃から渡来し、公園や市街地でもよく見られるようになります。


2. 南へ渡って「去る鳥」(夏鳥・旅鳥の一部)
日本で子育てを終えた夏鳥や、北で繁殖して南へ向かう途中の旅鳥が、10月頃に東京を経由して南へ去っていきます。
 ・夏鳥: 春から夏にかけて東京で繁殖していたキビタキオオルリ、センダイムシクイといった夏鳥は、10月上旬から中旬頃にかけて南の越冬地へ向かって旅立ちます。広い林のある公園(例:明治神宮、新宿御苑)などでは、渡りの途中の立ち寄りが見られることがあります。
・シギ・チドリ類 (旅鳥): イソシギ、アオアシシギなどのシギ・チドリ類は、北で繁殖し、東南アジアやオーストラリアなどへ向かう途中に、東京湾岸の干潟や公園の潮入りの池(例:葛西臨海公園、東京港野鳥公園)などに立ち寄って休息・採食します。10月は、これらの鳥の観察できる種類が減り始める時期ですが、まだ一部の種が見られることがあります。
エゾビタキ、コサメビタキなどのヒタキ類が、南下する途中に公園の林などに立ち寄ります。


3. この時期に目立つその他の鳥
モズ:渡り鳥ではありませんが、秋になると高い木の上でよく響く声で鳴く「高鳴き」が目立ち始めます。
ヒヨドリ留鳥ですが、北の個体が南へ移動する「渡り」を行うことが知られており、10月下旬から11月頃に群れでの南下が観察されることがあります。
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2025年10月1日水曜日

今年も残すところ1/4、有線テレビ・チューナーの交換

今年も、あっという間に10月になった。1年をリンゴの実に例えるなら、すでに3/4を喰ってしまったことになる。味はどうだったか・・・美味かったか、それとも不味かったか。あと1/4(3か月)しか残っていない。

季節のけじめがつかぬまま、ずるずると秋になってしまった感がする。公園の原っぱにある「クリ」の木の下にイガグリが散らばり、実を取り出されていた*。けれど、周りを見回しても、紅葉の目立つ秋の気配は乏しい。去年もこんな風だったか、記憶が曖昧。
(*)イガグリ中のクリの実の数は、一般に3個とのこと。(9/24のブログに記した)
    ー クリの花の「雌花(めばな)」にある「子房」が、通常3つあるため。

■ Youtube(登録: mattaripon
「童謡 くりのみぼうや 三越左千夫作詞 有島重武作曲」(2021/11/07)
    ー https://www.campsnapphoto.com/https://www.youtube.com/watch?v=lqISw0QQdJo



有線テレビ・チューナーの交換
昼になって、有線テレビのチューナーが交換された。4K対応(我が家のテレビは非対応だが)とか、Youtubeが見られるとか、更に申し込みすれば Netflix など視聴できるとか。従来の機能と比べて格段に進化している・・・。けれど、次のような感想を持った。

● 操作性について、PCの場合はマウスやキーボードを使って柔軟にできるが、新しいチューナーの場合、リモコン操作に結構手間どる。慣れれば、そうでないのかもしれないが。
● もう一つ気になったのは、Youtubeを大きなテレビ画面で見たとき、何か違うなと思ったことだ。視覚が散漫になるというか、手間取ることからくるぎこちなさを感じた。実は、わたし自身の経験でいえば、PCでYoutubeチャンネルを次から次へと切り替えているからだ・・・面白くなければ次!といった具合だ。瞬時に興味に対応できないのだ。
ー 「間違い探し」(同様の絵を2つ並べて微妙な違いを見つける)の画面は結構いける!