そんなわけで、動きやすくなって、近隣の大型書店を巡った。広告されていたことだが、岩波文庫に「世界イディッシュ短編選」(西成彦[まさひこ]編訳)を見つけて求めた。
かつて東欧のユダヤ人たちの言語、イディッシュ語で著した三大作家のうち、二人の作品も収められているが、主に、米国に移住したり、戦前混乱時期に流転したりした作家たちだ。編著者は、彼らを、巻末の中で特別なことばで表現したりしている。
(個々の作品について発表時期を付して欲しかった)
短編集の第一話は、「つがい」(ショーレム・アレイヘム)だが、以前、別訳で読んだことがある。「全集・現代世界文学の発見 第12 おかしな世界」(学芸書林)の「番い」(木島始訳)だ。
状況をつかめず見得のままに終幕へ突き進む、あっけない雄鳥の話。深読みしたり時代を予感なんてことなく、作者らしい饒舌と皮肉を楽しんだ方がいいかもしれない。文学に素人なので、果たして専門家はどう解釈しているのか知りたい。
(本ブログ関連:”番い”、”ショーレム・アレイヘム”)
ところで、ネットに名言集があって、ショレム・アレイヘムの格言にこんなものがあるそうだ(出典は不明だが)。饒舌にいえば、「人生ってのは、賢いものには夢だし、向こう見ずなものにはゲーム、金持ちには笑いが止まらないだろうし、貧乏人には悲劇ってなもんだ」。(登録者izQuoteに感謝)
すべては神様のおぼし召しでさあ。
ところで、ネットに名言集があって、ショレム・アレイヘムの格言にこんなものがあるそうだ(出典は不明だが)。饒舌にいえば、「人生ってのは、賢いものには夢だし、向こう見ずなものにはゲーム、金持ちには笑いが止まらないだろうし、貧乏人には悲劇ってなもんだ」。(登録者izQuoteに感謝)
すべては神様のおぼし召しでさあ。