▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼

2021年1月9日土曜日

野鳥センサス 2021

公園の植物や野鳥を定期的に観察する自然観察会に参加している。植物を主には月一回、野鳥は月二回、定例開催される。昨年8月以来、最初は養生のためといった動機で出席していた。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

通っていくうち、ベテランの方々から自然(生命)のいろいろな側面を、多様で奥深いことを気づかせていただいた。それを整理したり、まとめることができずいまだに初心者のままいる。

そんな折、公園を流れる小川を下流までたどって、そこに生息する野鳥を一斉調査(センサス)するイベントが本日実施された。この機会に、たくさんの野鳥と出会うことを期待して参加した。調査は小川の水源から始まるわけだが、わたしは途中の公園で待ち合わせして、会員のみなと一緒に自転車に乗って二子玉川までくだった。当然、帰路もあるわけで、こんなに長時間自転車をこいだことはない。とはいえ水流が緩やかなため、川岸の道も高低差はゆるく、難儀することはなかった。

いままで経験したこともないたくさんの鳥を見ることができた。小川に沿って双眼鏡で観察することもあり、おもに水鳥を中心に記す。(◎: 初めて知った鳥名)
----------------------------
・アオサギ: なぜか一羽だけ岸辺にいるケースが多い気がする
◎コサギ: 口ばしが黒色
◎チュウサギ: 口ばしが白色
・ダイサギ: 口ばしが黄色
◎ゴイザギ(幼鳥): 親鳥と違い全体に灰色、鋭い目をしていた
・バン: まさに黒色、口ばし(よく見えなかったが)の基部が赤色
◎オオバン: 口ばしが白色
・カルガモ: いつものようにたくさん群れになる
◎マガモ: オスの頭部が緑色(光沢が美しい)、メスは地味
◎コガモ: 小型で、オスの頭部が栗色(光沢が美しい)、メスは地味
◎キンクロハジロ: 目が金色
◎ホシハジロ: 頭部が赤褐色というが、胴の灰色が印象深い
◎イソシギ: 腹が白く、それが首元に伸びる
◎イカルチドリ: 双眼鏡でしっかり見たのに・・・
◎カワウ: まさに黒色、水中から出ると意外に大きい


(付記)
「バードウォッチング入門」の講習会が、今回の新型コロナによる「緊急事態宣言」のため延期になった。中止でなくてよかった。

2021年1月5日火曜日

小寒 2021

きょうは、新年最初の二十四節気の「小寒」である。「寒の入り」ともいい、寒さが一番厳しい時期だ。昨年のブログに二十四節気について、小寒、大寒を記したが、それ以降はせわしくて書き漏らしたようだが、今年はすべて記録したい。

(本ブログ関連:”小寒”)

小寒のきょう、寒さが身にしみて、「不要不急の外出を控えよう」との言葉に従って家にこもる。新型コロナの感染を恐れ、ここ数か月の間、月の半ばを自宅で過ごしている。

(本ブログ関連:”ウィルス”)

昨年4月に発出された「緊急事態宣言」*だが、数日後(1/7)に再び行なわれる模様。社会生活は厳しい方向に向かっているようだが、それを見守るしかできない。日本における「スペインかぜ」は回を重ねるたび感染者数が減ったというに、今回の新型コロナは逆の動き。先行きが恐ろしい。
(*)昨年の緊急事態宣言: https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/emergency/

今年から、5年連用日記を始めた。書き続けていけば、毎年の変化を確認できるというもの。来年の今日、はたしてどんな思いをするだろうか。

2021年1月2日土曜日

野鳥観察(8)

元旦に寝正月を決め込んだのが災いして、年初の野鳥観察会の今朝、なんと寝坊してしまい大幅に遅刻した。あわてて飛び起き家を出た。いつもの観察順路途中でみなさんに追いつき、新年の挨拶方々合流することができた。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

きょうで8回目の参加となるが、いまだに鳥の識別がままならない。大きさ、飛び方について多少見慣れてきた気がするが、形態としての「くちばし」、「羽」などの形や配色を見極めるのが難しい。子どもたちが恐竜を容易に区別して名を披歴するのをうらやましく思うのに比べて、われながら感度の低さを歳のせいにするしかない。

そんなわけで、今回も十分に目視(V)できたり、双眼鏡(B)におさまったりした範囲の鳥をあげる。
ムクドリ: 大群が観察順路脇の木立に留まったり、地上に降りたり、飛んだりとせわしい。(V)
ジョウビタキ: お気に入りの鳥。翼の白斑がポイントと教えてもらう。(B)
アオジ: 腹が黄色を識別するが、地味で何度見ても覚えきれない。(B)
シジュウカラ: 遠くに指された先を双眼鏡で見るが、図鑑のようにはいかない。(B)
----------------------------
カルガモ: 次々飛来する。一体どこでこんなに棲んでいたのかと驚くほど。(V)

考えてみれば、観察中にメモ書きに気が向いてしまい、「見る」ことへの集中が足りないのを反省する。メモに、目視は(V)、双眼鏡は(B)、鳴き声を聞くは(H)と区別しよう。

ブログを記述しているとき、Amazonから「花と昆虫 不思議なだまし愛発券機」(田中肇著、ちくま文庫)が届いた。花の「策略」を教えていただくことになりそう。

2020年12月29日火曜日

2021年賀状

年賀状の通信面の文やデザインに苦心しているわけではないが、年々作成に手こずっている。結局、師走の慌ただしさに後押ししてもらい、取りかかることになる。これ以上こらえきれない、ぎりぎりのところまで延ばすのだ。

(本ブログ関連:”年賀状”)

別に作業量が多いからでない。ただ、ものぐさだけなのかもしれない。

このところ、郵便局提供のフリーの「はがきデザインキット」*を利用させていただいている。来年版は、シンプルだが色合いのよい牛のイラストを次のように配置してみた。
(*)はがきデザインキット  https://nenga.yu-bin.jp/design_kit/


今年(2020年)発生した新型コロナウィルスの感染がおさまらず、来年の正月をまたぐ「GO TOキャンペーン」は一時中止になった。ひとびとの警戒がますます深まり帰郷もままならない。それにかえて年賀状を送るのが増えているではないかといわれている。

(本ブログ関連:”ウィルス”)

わたしにしてみれば、年賀状作成も一仕事。

2020年12月26日土曜日

野鳥観察(7)

朝まだき、「日の出」(東京 6:49)の前に、野鳥観察に出かける。外気は0℃近くでまことに厳しい。完全な防寒着とマスクに護られているものの、マスクから漏れる息のためメガネが白く曇る。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

集合場所に近づくころには空は白み、野鳥観察に差しつかえないほどになった。今年最後の観察会のためか、集まりはいつもより若干少なめのよう。とはいえ来年(2021年)の観察会は、年初早々からとのこと、まだまだ寒いだろうが・・・。

ところで、いままで双眼鏡の使い方に難儀していたが、今日驚くほどピタッと野鳥が視界におさまった。まさに怪我の功名とでもいうべきかもしれないが、先日の寝違いで首の動きが固まってしまい、かえって対象をしっかりと正面に見据えることになり、鳥の姿を鮮明に視野に収めることができた。

とはいえ「見える」と、「同定する」とは大違い。会員の方に指差された先にいる野鳥が見えるといった具合でしかなくて、鳥の形態・生態をしっかり見極める余裕はまだない。なにしろ鳥はすぐに飛んで行ってしまうことが多い。見えるようになることから始まるのだが。
そんなとき、来年早々に「はじめてのバードウォッチング」講習があると教えてもらった。ぜひとも参加したい。

さて今日の観察(あくまで初心者の目に入った野鳥)
ヒヨドリ: だんだん大きく(中型に)見えるようになった。見慣れたせいだろうか。
キジバト: 飛ぶ群れが空中で反転するとき、朝陽に腹が薄紅色に一瞬輝いて見えた。
アオジ: 川岸に腹の黄色の姿が見えた。(指されて初めて見る)
カワセミ: 葦の枯れ枝にじっと留まっていた。(指されて気づく)
ハクセキレイ: 近くの地面に降りているのを見る。(人への警戒心少ないとのこと)
----------------------------
ゴイサギ: 勢いよく低く飛んでいった。私としては初めて見る。(野性味を感じた)
カルガモ: 川べりにたむろしている。(似たカモ仲間がそばにいたら同定に自信ない)
アオサギ: 逆光のため、アオというより灰色に見えた。


身近な公園に、生き物たちがこれほど豊かに生を営んでいるのにようやく気づく。当たり前の風景、鳥とか植物とか虫といったくくりでしか見てこなかった。歳がしみじみ気づかせてくれる。

春が近づいているようだ。公園の木立の中にある「ウメ」の木に花が咲き始めた。光が十分でないところで、小さな花の姿が多々見えた。「コブシ」も花芽が膨らみ毛で覆われている。

2020年12月20日日曜日

自然観察(5)今年最後の観察会

月一開催の自然観察会をタイミングに久しぶりに外出する。目的をもってなら、気温6.7℃でも気にならないのが不思議。天気もよく、早めに集合場所に到着したところ、公園入口にそびえる「ヒマラヤスギ」の高い枝先に、いつもなら小川にいる「ダイサギ」が留まっていた。朝陽を受けてまぶしいほど純白だった。

(本ブログ関連:”自然観察会”)


今年最後の観察会でもあり多数が参加された。早々、霜柱を見に自然観察園へと向かった。というのは、いつも早朝に野鳥観察した結果をメールしてくれる方の、霜柱の写真が話題になったからだ。

子どものころ住んでいた九州では知らなかった霜柱を、東京に来て初めて見たときそりゃあ驚いた。地中から透明の細い氷柱が束になって生えてくるのだから。関東ローム層の特徴と承知してもだ。今回の霜柱の写真は、それとはちょっと様子が違った。
野草「シモバシラ」(シソ科)の枯れ草に白い氷が下からまつわりつきながら(下に太く上に細く)成長している。現場でベテランの方の解説によれば、枯れ草の茎の割れ目・亀裂をたどって地中の水分が吸い上げられ氷になるようだ。
(Wikipedia「霜華形成」参照)


センボンヤリ(ムラサキタンポポ)」のタンポポの穂をこの時期に見る。ベテランの方の解説によると、生存のために自家受粉した「閉鎖花」(秋型)で、他と受粉ができた「解放花」(春型)と区別されるそうだが、奥が深くて正直理解できていない。


園内を進むと「カエデ」の赤い幕を透けて朝陽のさす光景が現れ、いまだに紅葉を楽しめる。ただ写真になると、その豪華なたたずまいをうまく再現できないのが残念。


最後に「ソシンロウバイ」の花を見上げる。「花びらから花芯まですべてが黄色一色」という全体が黄色で見るからに軽やかである。「ロウバイ」よりも先に咲くという。

(本ブログ関連:”ロウバイ”)
 

今回、寝違えた首で上を見上げるのに少々難儀したが、健康のため、健康の続くかぎり来年も参加したく願っている。

2020年12月19日土曜日

(雑談)寝違えて首筋を痛めること

2週間ほど前のこと寝違えて首筋を痛めた。口をあけるのもしんどくなり、先週たまらず整形外科で診てもらった。MRIなど使って診断した結果、歳のせいだろう・・・といわれた(というか納得させられた)。ちかごろ医者に「歳のせい」といわれることが多い。

(運動不足でからだが固まっているせいかもしれない。なにしろ新型コロナウィルスのせいで、外出を控えるようとの案内もあって、家にこもりっぱなしの現状だ。)

(本ブログ関連:”ウィルス”)

鎮痛剤と湿布が処方されて、帰宅後さっそく薬をとんぷくしたところ、効きが良くて痛みがまたたくまに消え去ったのだ。まるで魔法のよう。とはいえ、いまだに首筋に痛みのシンが残っているが、日常に支障をきたすことはなくなった。我慢するより診てもらうにかぎる。

医者に助言されたのは、「枕」を工夫しなさいということだ。何も高級な枕が必要ではない。夏用のタオルケットで枕を作り、程よい高さを調節するというのだ。枕は、頭の重みで沈んでいくのだから、かえって簡単なものの方がよい。そこで、タオルケットをゆるく丸めてバスタオルで包んで枕にした。横長枕のため、いろいろな高さを確かめられる。

ここ数日、だいぶ快方に向かっている。クシャミも我慢できるようになった。

2020年12月16日水曜日

(資料)「はやぶさ2」 想定以上のサンプル採取

昨日(12/15)、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から採取したガスおよびサンプル砂粒について次のようにプレスリリースした。

(本ブログ関連:”はやぶさ2”)

さらに記者会見で、惑星科学の観点から、化学だけでなくメカニカルの面で物質進化の解明ができることを期待されるとしめくくられた。

ガス
地球の大気成分とは異なることが示唆される、地球圏外からの気体状態の物質(ガス)のサンプルリターンは世界で初めて
ー(記者会見: 揮発性ガスの存在を期待とのこと) ← 有機物の存在の有無!
ー(記者会見: 発見のガスはサンプル融解・太陽風などで発生したと考えられるとのこと)

砂粒
サンプルキャッチャーA室(直径48mm)内部に想定以上の、数ミリサイズの黒色砂粒が見られる。
ー(記者会見: 100mmg以上と考えられる、色から有機物の存在を期待とのこと)
ー(記者会見: 小惑星イトカワと比べて採取量が圧倒的に多く、色が黒いのが特徴(隕石とも違う)とのこと)


① 「小惑星探査機「はやぶさ2」のサンプルコンテナから採取したガスの分析結果について」(2020年(令和2年)12月15日)、抜粋。
https://www.jaxa.jp/press/2020/12/20201215-2_j.html
----------------------------
 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセル内のサンプルコンテナから採取したガスが、小惑星Ryugu(リュウグウ)からのガスサンプルであることを確認しましたのでお知らせします。
----------------------------

② 「小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星Ryugu第1回タッチダウン時採取サンプルの確認について」(2020年(令和2年)12月15日)、抜粋。
https://www.jaxa.jp/press/2020/12/20201215-3_j.html
----------------------------
 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年12月15日小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセルのサンプルコンテナ内サンプルキャッチャーA室において、第1回タッチダウン時に採取した小惑星Ryugu(リュウグウ)由来のサンプルを確認しましたのでお知らせします。

 2020年12月6日に豪州ウーメラにて回収された「はやぶさ2」再突入カプセルは12月8日にJAXA相模原キャンパスに搬入され、以降、再突入カプセル内のサンプルコンテナの開封作業を行っています。12月15日11時00分にサンプルコンテナ内サンプルキャッチャーA室を開封し、第1回タッチダウン時(2019年2月22日)に採取・格納されたと考えられる小惑星Ryuguサンプルを確認しました。

----------------------------
 
「はやぶさ2」カプセル内に小惑星の「砂」 JAXAが会見(2020年12月15日)

(Youtubeに登録のTHE PAGEに感謝)



(追記 12/18サンプル(砂粒)の重量 約5.4グラム
JAXA発表の「小惑星探査機『はやぶさ2』が採取した小惑星Ryugu(リュウグウ)サンプルは約5.4グラム」(2020年12月18日)から抜粋。
https://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/17721.html
----------------------------
小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセルにより地球帰還した小惑星Ryugu(リュウグウ)サンプルの重量が約5.4グラムであることがわかりました。
----------------------------

2020年12月6日日曜日

(資料)「はやぶさ2」のカプセル戻る

昨日、埼玉県「見沼たんぼ」で開催の野鳥観察会*へ出かけようとしたが、早朝からの小雨と、天気予報で寒冷の午前中に雨という報もあって断念した。新型コロナウィルスの感染拡大も躊躇した理由だ。そんなわけで、きのうは一日中家にこもってもやもやしていた。

(*)野鳥観察会: それでも、幹事の方以外に数名のみなさんが参加して、雨が降ったりやんだりのなか実施されたとのこと。

今日の日付に変わった深夜、NHKのニュースで、小惑星「リュウグウ」の岩石を採集した探査機「はやぶさ2」から分離されたカプセルが大気圏に突入して光の筋を発するのを確認した。前回の「はやぶさ」の時のような劇的な印象と違い、今回はカプセルのみのためか安定感だけ受けた。
「はやぶさ2」はカプセルを分離した後、2031年7月に小惑星「1998 KY26」でランデヴーして近接観測を行うために新たな旅路についた。

(本ブログ関連:”はやぶさ2”)

ビーコンを発信するカプセルは、オーストラリア南部の「ウーメラ実験場立入禁止区域(WPA : Woomera Prohibited Area)」ですぐに発見されるなど順調な段取りを進めている。小惑星「リュウグウ」の岩石サンプルを持ち帰ったカプセルは、まさに宝石箱(玉手箱)になったといえるだろう、楽しみだ。

小惑星探査機「はやぶさ2」の経過
----------------------------
・2014年12月3日: JAXAの「H-IIAロケット」26号機により打ち上げられる
・2018年9月21日: 小惑星「リュウグウ」へ到着後、探査ローバーを地表に向けて投下
・2019年2月22日: 小惑星「リュウグウ」へ第1回目のタッチダウンに成功
・2019年11月13日:小惑星「リュウグウ」からの離脱開始
・2020年12月6日: 2時28分(JST)「はやぶさ2」搭載カプセルを大気圏に突入
・2020年12月6日: 4時47分(JST) カプセルをオーストラリア南部の砂漠で発見
----------------------------

(「はやぶさ2」カプセルをオーストラリア砂漠地帯で回収、2020年12月6日放送「日テレNEWS24」より))


(一筋の光...“カプセル” 回収に成功  小惑星のかけらは? JAXA会見【はやぶさ2関連のニュースまとめ】FNN「プライムオンライン」より)

2020年12月1日火曜日

12月 師走(臘月、極月)

 今日から12月(師走)。この一年を振り返って私事に大きな変化はなかったが、世相は「新型コロナウィルス」の感染拡大で大ごとで、一波、二波、三波の波に今なお揺れている。今年開催予定だった「東京オリンピック」は、来年に延期させられるほどだったのだから。

(本ブログ関連:”ウィルス”)

かような荒波にあがらう勇気も気迫もなく、歳相応に警戒して引きこもっていた。ときたまの外出は、人との接触が少ない地元の散歩くらいで、電車に乗って遠出することはほとんどなかった。

そんなとき公園内を巡る自然観察会(植物・野鳥観察)を知り、8月以降月3回のイベントに参加させてもらっている。以前、公園内の自然観察園で配布される資料(主に野草リスト)をもとにシロウト観察していたが、観察会のベテランの方から深い知見をうかがい、ほんの少しだけだが視野が開けたような・・・気がする。

先日(11/28)の観察会で、グラウンドに降りた野鳥のツグミを観察していたとき、ベテランの方から傍にあった「ロウバイ(蝋梅、臘梅)」の木について解説をいただいた。今のロウバイは緑のままだが、葉の特徴について、ザラザラしているといわれた。触って気づいたのは、私にしてみれば、1月から2月にかけて蝋細工のような黄色の花が咲くときにしか関心がなかったこと、葉っぱを触ったこともなかったことだ。ネット情報によると、葉をサンドペーパー代わりに使うこともあるという。
さらにベテランのロウバイ解説で、陰暦の12月を「臘月(ろうげつ)」と呼ぶことも聞いた。どうやら古い中国の暦祭からのようだ。

(本ブログ関連:”ロウバイ”)

ところで、ロウバイのイメージから浮かぶロウソク「蝋燭」と、陰暦の異称の「臘月」のそれぞれの「ろう」にあたる漢字(蝋・臘)の違いが何か、ネット検索したが確かなことが分らない。

日ごとにテーマを設けた歳時記、「日々の歳時記」(広瀬一朗著)に次のような記述がある(抜粋)。
----------------------------
極月  十二月一日

(ごくげつ)。十二月の異名。「師走(しわす)」も同じだが、極月には、音の感じから、年の押し詰まったすごさがある。「臘月」ともいうが、これは中国の猟月(猟をして獲物を祖先に供える月)がなまったもの。
----------------------------

2020年11月28日土曜日

野鳥観察(6)

早めに起きて、きょうの野鳥観察の準備をする。といっても、がっちりした冬服、防寒着に衣替えするだけだが。対策が効いたのか、外に出れば思った以上に寒さを感じない。まだまだ酷寒といえるほどでもない。午前7過ぎの気温は、7℃半ばを超えていた・・・。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

連日、撮影した野鳥の写真や動画を会員へメール配信してくれるベテランの方がいる。着信のたび、さまざまな画像(野鳥カレンダーにして欲しいほどの出来映え)を拝見するのを楽しみにしている。そして、この時期のフィールドに、実に豊富な野鳥がいることを知る、感謝。
写真を見て、野鳥「ジョウビタキ」のメスが実に愛らしいのに気付いた。鳥の世界では、メスの気を引くためにオスが羽などを美しく着飾っていると教わったが、かえって飾らぬメスの姿に目が留まった。スズメほどの小鳥で、クルリとした目をしている。

ところで、きょうの観察会は珍しく少人数でスタートした(途中から数名が加わったが)。会員のみなさんは寒気を用心したのだろうか、それとも新型コロナウィルスを恐れたためか・・・。おじさんたちは、気にもとめず公園内を巡った。朝の木立の下に落ち葉が積もり、それが醸し出す香りが実に心地よい・・・早朝観察の特典である。

ベテランの解説をうかがいながら、今回の観察成果は次の通り。(私の双眼鏡・視野におさまった範囲だが)
・混群: 冬場、シジュウカラなどを中心に複数種の野鳥が群がる集団、一本の大樹でも見られるとのこと
・「シジュウカラ」: 頬が白い、ジュジュと鳴くのが聞こえた
・「ヒヨドリ」: 独特な波状飛行、国内留鳥で昔は山鳥だったが現在都市部でも見られる
                        また、タカを恐れて海面すれすれを飛翔するとのこと(海峡渡り)
・「ツグミ」: 一本の木に10数羽、グラウンドに多数群がる、数歩跳び歩いて背筋を伸ばして止まる
・「モズ」: 枝につんと立ったようにとまる
・「カワラヒワ」: 遠く群れて飛翔、反転するとき羽(内側)が朝陽に照らされて一斉に白く反射する
・「ハクセキレイ」: セキレイのなかで、普通に繁殖して普通に見られるとのこと
----------------------------
・「カルガモ」: 15羽近くいた(今年は多数無事に育った)、着水するときの音が勇ましい
                         草食でドングリや水草など食べるそうだ
・「アオサギ」: 朝陽を受けてグェ~と鳴きながら飛んできたのに驚く、野性味を感じた

鳥は動く。双眼鏡におさまっても、ㇲッと飛んで行ってしまう。まして飛翔しているものを追いかけるのは難しい。それでも回数を重ねていけば少しは分かるかもしれないと願っている。

2020年11月19日木曜日

テス兄貴

「トロット(韓国演歌)の皇帝」といわれる歌手羅勲児(나훈아、ナフナ)の歌「テス兄貴」が話題になっている。

(本ブログ関連:”ナフナ”)

「テス兄貴」のテスはソクラテスの意で、朝鮮日報の記事に「ソクラテスに『兄貴』と呼びかけ、人生について問いかけるという歌詞の羅勲児の曲」、中央日報の記事に「テスとはソクラテスの略語。哲学者ソクラテスに生活の困難を吐露する内容の曲」と注釈されている。歌詞にはドラマ性もあるが、なぜソクラテスなのかは正直分らない・・・人生の難解さに例えられているようでもあるが。

庶民の心情を歌っているとして、韓国内の政治談議に使われている。女性外相に(本来の政治的な)自覚を求めることに、あるいは独特な韓国の家賃制度対策に副首相が矢面にたっていることに、この歌がマスコミや国政の中で以下のように語られている。とはいえ、エリートが敵対する相手(エリート)に、庶民の歌を利用することが果たして正解なのかは知らない。

ところで日本では、羅勲児のカタカナ表記を「ナフナ」とするケースが多い。姓名を区別して「ナ・フナ」とする例はわずかだ。一般に外国人のカタカナ表記で、姓名を区分するのに使われる中黒(・)が、彼の場合なぜないのか訳を知りたいところだ。


■朝鮮日報/朝鮮日報日本語版の記事
「康京和、女性であることのせいにするな…ただ本人が無能なだけ」(梁昇植(ヤン・スンシク)記者、2020/11/18 07:18)から抜粋
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/18/2020111880001.html
----------------------------
朴宣映(パク・ソニョン)元議員、康京和(カン・ギョンファ)外相の「女性だから…」発言を批判

朴宣映氏は「自分の能力不足なのに、恥もない」「最近(韓国の有名演歌歌手)羅勲児(ナ・フナ)が、いや全国民が一様に『テス兄貴』(ソクラテスに『兄貴』と呼びかけ、人生について問いかけるという歌詞の羅勲児の曲)を追い求めるのかやっと分かった。あなたは自分自身のことを知るべきだ」・・・
----------------------------

■中央日報/中央日報日本語版の記事
「【コラム】韓国政府、「むしろ何もするな」」(ムン・ビョンジュ経済EYEチーム長、2020.10.19 14:12)
https://japanese.joins.com/JArticle/271327
----------------------------
住宅問題で国民が苦しんでいる。韓国鑑定院によると、9月の全国住宅の伝貰(チョンセ、契約時に一定の金額を賃貸人に預け、月々の家賃は発生しない不動産賃貸方式)は0.53%上昇した。5年5カ月ぶりの最大幅だ。国土研究院の調査の結果、9月の全国の伝貰市場消費心理指数は123.9だった。2015年10月(127.8)以降の最高値だ。今月に入ってからも第2週基準でソウルのマンションの伝貰金は67週連続の上昇となった。夏に契約更新請求権と上限制を骨子とする改正賃貸借法が施行されると、上昇の勢いがさらに強まった。

政府・与党はこうした伝貰物件不足を解消するための追加対策を検討し始めた。居住者保護案が議論されている。これについて「洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相救助」という声が出ている。ソウル麻浦(マポ)に伝貰で暮らす洪楠基経済副首相が居住中のマンションの伝貰期間を延長できなくなったうえ、売却契約までしていた義王市のマンションは借家人の契約更新要求で売れなくなったという事実が伝えられた時期と対策が議論された時期が重なっているからだ。

洪副首相はインターネット上で笑いの対象となっている。伝貰物件を見るために並ぶ人に洪副首相の顔を合成したパロディ写真が登場した。「一国の副首相として清吏の象徴のようだ」「麻浦区(マポグ)の家主の皆さん…伝貰契約をしに来れば事情を配慮してほしい」などのコメントが不動産コミュニティーに書き込まれている。各種不動産規制を管轄する官僚がむしろその規制で「伝貰難民」になった状況を皮肉っているのだ。

洪副首相は「伝貰金の上昇の要因について関係部処間で綿密に点検・議論していく」と明らかにした状態だ。与党と歩調を合わせて文在寅(ムン・ジェイン)政権の24回目の不動産対策を用意するという意味と考えられる。しかし不安だ。対策がまた副作用を招かないか心配する声が出ている。テス兄さん(韓国有名トロット歌手ナフナの最新曲。テスとはソクラテスの略語。哲学者ソクラテスに生活の困難を吐露する内容の曲)に尋ねればこう答えるかもしれない。「むしろ何もするな」。
----------------------------

■ハンギョレ新聞の記事
「『テス兄貴』響いた国政監査場、『麻浦区ホン・ナムギさん』が召喚された」(チム・ミョンソン記者、10-16 18:26初)
http://www.hani.co.kr/arti/economy/property/966109.html
----------------------------
16日に開かれ、国土交通省、国政監査では、歌手ナ・フナさんの新曲「テス兄貴」が鳴り響いて、「麻浦区に住むホン・ナムギさん」*が伝貰難民事例として登場するなど、最近不安様相を見せている伝貰市場をはじめとする政府の不動産政策に野党議員の批判があふれた。

(*)「麻浦区に住むホン・ナムギさん」とは、まさに副首相のことで・・・

 この日、ソン・ソクジュン「国民の力(党)」**議員は、政府世宗庁舎で開かれた国土部国政監査でキム・ヒョンミ長官の質疑に先立ち「テス兄貴、世の中はなぜこうなんだよ、なんでこんなに辛どいんだ」というナ・フナさんの新曲「テス兄貴」の部分を流した。続いて「大衆歌謡には、国民の心、時代精神が込められている」とし、「数回続く住宅政策で、国民の生活は苦しくなった」と述べた。

(**)「国民の力(党)」は最大野党
----------------------------

テス兄貴!(테스형!)」 ナフナ(羅勲児、나훈아:作詞・作曲とも)

어쩌다가 한바탕 턱 빠지게 웃는다
たまに、ひとしきり笑いこける
그리고는 아픔을 그 웃음에 묻는다
そして、痛みをその笑いにそっとしまう
그저 와준 오늘이 고맙기는 하여도
ただ、来てくれた今日はありがたいけど
죽어도 오고 마는 또 내일이 두렵다
死んでもやって来るまた明日が怖い

아 테스형 세상이 왜 이래 왜 이렇게 힘들어
あぁ、テス兄貴、世の中はなぜこうなんだよ、なんでこんなに辛どいんだ
아 테스형 소크라테스형 사랑은 또 왜 이래
あぁ、テス兄貴、ソクラテス兄貴、愛はまたなぜこうなんだよ
너 자신을 알라며 툭 내뱉고 간 말을
汝自身を知れと ぽんと吐き捨てて行った言葉を
내가 어찌 알겠소 모르겠소 테스형
俺が分かるはずがないよ、テス兄貴

울 아버지 산소에 제비꽃이 피었다
うちの親父の墓にスミレの花が咲いた
들국화도 수줍어 샛노랗게 웃는다
野菊もはにかんで真っ黄色に咲きほころぶ
그저 피는 꽃들이 예쁘기는 하여도
ただ、咲く花が美しいことはあっても
자주 오지 못하는 날 꾸짖는 것만 같다
よく来られない俺を叱っているようだ
아 테스형 아프다 세상이 눈물 많은 나에게
あぁ、テス兄貴、痛い世間が涙もろい俺に
아 테스형 소크라테스형 세월은 또 왜 저래
あぁ、テス兄貴、ソクラテス兄貴、歳月はまたどうしてああなのか
먼저가본 저세상 어떤 가요 테스형
先に行ってみたあの世はどうですか、テス兄貴
가보니까 천국은 있던 가요 테스형
行ってみたら天国はあったんですか、テス兄貴

아 테스형 아 테스형 아 테스형 아 테스형
あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴
아 테스형 아 테스형 아 테스형 아 테스형
あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴

( ナフナの「テス兄貴!」ミュージックビデオ)
(Youtubeに登録のDanalEntertainmentに感謝)


■聯合ニュースの記事(日本語版)
「[韓流]BTSよりナフナ MVがユーチューブで1位」(hjc@yna.co.kr、10.23 11:10)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201023001500882?section=search
----------------------------
【ソウル聯合ニュース】韓国のベテラン歌手、羅勲児(ナフナ)の新曲「テス兄さん!」(原題)のミュージックビデオ(MV)が動画投稿サイト「ユーチューブ」の韓国人気MVチャート(集計期間:10月9~15日)で1位を記録した。BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)など世界的な人気を誇るアイドルグループのMVを抑えての首位獲得となった。

 同曲は8月にリリースしたアルバムの収録曲で、哲学者ソクラテスを「テス兄さん」と呼びながら世知辛い世の中を嘆く歌詞が特徴。KBS第2テレビが秋夕(中秋節、今年は10月1日)に合わせて特別公演として企画し、先月30日に放送した羅勲児の単独コンサートで披露されてから中年層だけでなく若年層からも爆発的な関心を集めた。韓国の音楽配信サイト、ジニーミュージックではストリーミング数が前週に比べ3733%増加した。
 MVの再生回数は22日現在、745万回を超えた。
----------------------------

2020年11月17日火曜日

野口宇宙飛行士 ISS到着

昔、日本人ノーベル賞受賞者は、元旦の新聞紙面第一面に囲み記事のかたちで日本のあるべき姿を語った。専門分野が物理学であっても、ノーベル賞の権威は高く重く受けとめられていたし、読者は彼の発言から指針を感じとっていた。それほど貴重な存在だった。

日本で受賞者が増えると、週刊誌記事もふくめて、研究業績だけでなく個人のプライバシーにまで話題がおよんだりした。受賞者を高踏な言葉を語る存在から、庶民の側に引っ張り込んだ。もちろん誰も彼ら受賞者を近所のおじさんと同じだと思ってはいないが。それでもだいぶ近くなった。

JAXA所属の宇宙飛行士たちの場合もどうやらそのようだ。宇宙飛行の回数が重なるたび、アストロノーツ(宇宙飛行士)といったSF的な響きから、身近に見える宇宙飛行士としてとらえるようになった。今も子どもたちにとって、あこがれの存在であることに変わりはないが。

(本ブログ関連:”JAXA”)

今回の野口聡一宇宙飛行士の、宇宙飛行の場合もどうやらそうらしい。あたり前のようにリフトオフしてドッキングした。マスコミは大騒ぎしなくなった。(3回目の宇宙飛行であり、2度目のISS長期滞在になる - 今回は半年間予定、前回は161日間滞在)

(本ブログ関連:”野口聡一宇宙飛行士”)

でも、スペースX社の大型ロケット「ファルコン9」とともに打ち上げられた宇宙船「クルードラゴン」で、国際宇宙ステーション(ISS)へ飛び立った光景はどこか違う。ロケットも宇宙服も宇宙船もみんなSF映画のセットのようにスマートなのだ。ロケットの一段目は、切り離した後に逆噴射して地上に舞い戻った。宇宙服にいたっては、もしかすると戦闘機パイロットの耐Gスーツよりも軽快に見えてしまう。大きく変わったというのに・・・。


(資料)

JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の記事(2020年・令和2年11月16日)
https://www.jaxa.jp/press/2020/11/20201116-1_j.html
----------------------------
国際宇宙ステーション長期滞在クルー 野口聡一宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船(Crew-1)の打上げについて

米国スペースX社は、野口聡一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)を、以下のとおり打ち上げ、所定の軌道に投入しましたのでお知らせします。
1.打上げ日時: 2020年(令和2年)11月16日(月)9時27分(日本時間)
                                    11月15日(日)19時27分(米国東部時間)
2.打上げ場所: 米国フロリダ州ケネディ宇宙センター 39A射点
3.国際宇宙ステーションとのドッキング予定日時:
                        2020年(令和2年)11月17日(火)13時00分(日本時間)
        11月17日(火)4時00分(世界標準時)
4.搭乗員: Crew-1コマンダー マイケル・ホプキンス(NASA)
                Crew-1パイロット ビクター・グローバー(NASA)
                ミッションスペシャリスト 野口聡一(JAXA)
                ミッションスペシャリスト シャノン・ウォーカー(NASA)
----------------------------

クルードラゴン宇宙船「レジリエンス」(船名)は、17日午後1時ごろ(日本時間)、ISSにドッキングした。

NASAの記事(米:2020年11月17日)
https://www.nasa.gov/press-release/nasa-s-spacex-crew-1-astronauts-arrive-at-space-station-nasa-leaders-and-crew-to
----------------------------
SpaceXクルードラゴン・レジリエンスは、(米国東部標準時)月曜日(11/16)の午後11時1分に国際宇宙ステーションにドッキングに成功し、NASAの宇宙飛行士マイケル・ホプキンス、ビクター・グローバー、シャノン・ウォーカー、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士を輸送しました。
----------------------------

2020年11月15日日曜日

自然観察(4)樹木も水鳥も花も

今日の都心の最高気温は、昨日の22.2°Cに比べて、18.6°Cと低く冷えた。朝方ひんやりして、自然観察会へ出かけるのに身構えたが、会のみなさんの後を付いて歩くうちにじんわり汗ばんできた。寒気はさほどでなく、日向を歩けば結構温かい。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

いつもの観察順路なのに、公園の広場がこんなに広々していたかとあらためて気づかされた。普段、見ているようで見ていない・・・樹木も水鳥も花も、そして広場の景観も!

これまで参加した回(わずか4回だが)の中で、今回は最多のメンバーが集った。そのためいくつかのグループに分かれて観察することになるわけだが、中でも初心者に居心地よさそうなグループに加わった。ベテランリーダーの丁寧な解説に感謝。

ところで、月1回の観察会とはいえ、4回目ともなると知ることが増えて正直オーバーヒート気味。どうやら知恵熱でも発症したようだ。観察中に、リーダーの解説を手帳に書き留めていなかったら何も残らないことになる。記録は大切だ・・・ただ、それが一過性(書いただけ)に終わってはならないと自戒する。

以下、手帳に記したものから関心あるものを書きうつす。(聞き間違えなどはご容赦を)

ナラの木類の虫害ナラ枯れ) ・・・ 樹木・虫
カシノナガキクイムシによる虫害の掲示があって、公園のナラの木も例外でない。
・一般の森林では対処法がなく放置のため、問題が大きくなっているようだ。

ダイサギ(白色)・・・ 水鳥
・ダイサギ:くちばしが冬に黄色→夏に黒色、足は黒色、国内で繁殖(公園で観察できる)
・チュウサギ:夏場に見られる
・コサギ:くちばし黒色(公園で観察できる)

ヒマラヤスギのまつかさ ・・・ 樹木
・まつかさはバラバラに砕けるが、上部未成熟部分は残り装飾材(シダーローズ)になる
・まつかさを振って花粉をルーペで観察すると、ミッキーマウス型が見られる(未見)

冬咲きの十月サクラ ・・・ 樹木
・日本の野生種は10種くらい(11種の説あり)
・野生種を掛け合わせて園芸種が作られた
  - ソメイヨシノ
      エドヒガンザクラ + オオシマザクラ (この同じ親から複数園芸種が生まれている)
・冬に咲くサクラ(花:十月サクラは一重に近い、他は八重)
  - 十月サクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ
  - コブクザクラ:(エドヒガン + シナミザクラ などの説)
  - 冬サクラ: オオシマザクラ(純白)+ マメザクラ 
  - 四季ザクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ

クリの木のいが(毬)・・・ 樹木・害虫
・いがの棘は枝分かれしている
・害虫のクリタマバチに対抗して品種改良したが、クリの味が落ちるという
・クリの穂の穂先大部分は雄花、穂の元に雌花があって実になる(雄花だけの穂もある)

ムクの木 ・・・ 樹木
・干しブドウのような黒い実を食べる(甘いという感想があるが)

クヌギの実 ・・・ 樹木・害虫
・クヌギのドングリから、クヌギシギゾウムシの幼虫が外に出るために開けた穴が見える

クスノキ ・・・ 樹木
・常緑であるが茶褐色に黄葉して冬場は残り、春に新葉が出るのに合わせて落葉する


その後、自然観察園内で植物を主に観察した。この時点で頭が飽和してしまい、写真の記録にとどめたが鮮明な写真が撮れていないのが残念。

リンドウ
ムサシアブミ(花)

2020年11月7日土曜日

野鳥観察(5)

朝の野鳥観察会に参加するため早目に家を出た。途中、民家の庭木をかすめる鳥が「チッ・チッ、チッチーチッチーチッチー」と鳴くのを聞いたが、姿かたちの記憶はおぼろでしかない。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

天気がよく、いつも通りの観察コースを巡った。樹間をくぐれば森林浴、小川の岸辺をたどれば川風の通り道を感じる・・・とはいえ、本当はみなに追いつくのが精いっぱい。

今回の観察成果は次の通り。(あくまで、私の双眼鏡・視野におさまったもの)
・「ヤマガラ」: ベテランに指さされた枝先にいた。双眼鏡で見たが、逆光でおぼろ・・・。
・「カワラバト(ドバト)」: 遠くの上空を群れて飛んでいた。(伝書鳩が野生化したものとのこと)
・「アオサギ」: 堤の下でじっと留まり・・・皆が土手から見おろしてもたじろぐことはなかった。
・「カルガモ」: 図鑑の写真よりも羽模様がくっきりしている。(この仲間はくちばしの先が黄色とのこと)

水鳥は水辺にたむろし、水の流れに似てせわしくないので、ゆっくり観察できるが、飛ぶ鳥は(飛んで当たり前だが)追跡するに眼力が足りず、ベテランに尋ねるばかり。そんなとき、初心者にとって大切な観察ポイントを次のようにアドバイス受けた。
① 体の大きさ(次のいずれかを目安に観察する)
    スズメ < ヒヨドリ < ハト < カラス
② 飛び方(次のいずれかを目安に観察する)
    - 小さく羽ばたき続ける
    - 小さく羽ばたきながら、途中で羽ばたきを止め下降した後、羽ばたきを再開して上昇するを繰り返す
    - ゆっくり羽ばたきしながら進む
    - ほとんど羽ばたきがなく滑空中心
③ 体の特徴(羽の色や模様、くちばし・足の色などを目安に観察する)

(注) 鳴き声による判定は初心者に難しい・・・まず上記①~③から始めるとよいとのこと。

「スズメ」の話題(ベテランの方からうかがった話)
私たちの子ども時代には「スズメ」は珍しいものではなかったが、最近姿が減っているという。藁葺(わらぶき)屋根の農家が減り、スズメの巣の材料となる藁が乏しくなったこと。近ごろの民家には、スズメが巣を作る隙間がない・・・などのためだそうだ。スズメを見たことがない小学生が増えているという。時代はどんどん変わっているようだ。

2020年10月30日金曜日

ニシキギとサンシュユ

公園に出かける。雲間から青空が覗くものの、地表の空気はひんやりして重い。きのうと比べて、気温の落差に驚かされる。おもわず上着のボタンをすべてとめてしまった。予想外のことのように戸惑ってしまう。

公園内の自然観察園に沿って流れる小川に、「アオサギ」が一羽だけ岸に立っていた。下流に少し距離を置いてもう一羽いた。彼らは群れないのだろうか。さらに進むと、「カルガモ」が3羽一列に浮かんで、流れに逆らうようにゆるりと上って行った。

観察園で、「ニシキギ」と「サンシュユ」の樹木になっている赤い実を見た。

同じニシキギ科の「マユミ」の隣りに、「ニシキギ」が並んで赤い実を風に揺らしている。ふっくらしたマユミと比べて、ニシキギの実は小さく赤みが鮮明。図鑑に、ニシキギは紅葉が美しいことから、<錦木>の名がついたという。

(本ブログ関連:”マユミ”)

ニシキギ
ミズキ科の「サンシュユ」(山茱萸)も赤い実がなるということで、観察路を巡ったが見つからない。ようやく風で揺れる枝葉の隙間から実を覗かせた。観察園入口の掲示板にある写真と比べて実の数が少ない。時期を逃したからだろうか・・・それとも他にもっとよいものがあるのだろうか?

サンシュユ
(余談)
サンシュユを、「サンシュウ」と勘違いして、宮崎県民謡「稗搗(ひえつき)節」の始まりの「庭のさんしゅう(山椒)の木 鳴る鈴かけて ヨーホイ」を思い出す。けれど、耳に残った「さんしゅう」が、山椒(さんしょう)だったとは・・・。


2020年10月27日火曜日

絵本「ちいさなタグボートのバラード」

現代ロシアの裏社会を代表するマXxXの起源は「ブラトノイ」と呼ばれ、その中にいわゆる「無頼派」として、今なおロシア人のこころを揺する詩人「セルゲイ・エセーニン」(1895年10月3日~1925年12月27日)がいた。ロシア文学について全く不案内にもかかわらず、このブログに感想を記した。

(本ブログ関連:”ブラトノイ”、”エセーニン”)

詩人が生まれた国で現在出版される詩集の装丁を見ると、読者の心性が浮かんでくることがある。とりわけ若い女性の読者は詩人に純粋さを夢見るようで、それを感じた編集者はくすぐるような挿絵を詩集に刷り込んだりする。それは洋の東西をとわない。

時代においては、詩人は言葉だけでなく生き方まで象徴的になる。しかし時代が固着してしまうと、詩人の中には派手に立ち回ることもせず、社会に寄生するだけの存在としてあしらわれ、胡散臭い「徒食者」の烙印を押される。
1960年代以降のソ連社会はいろいろなものが見え始めたようで、目障りな者への風当たりが強くなってきたのだろう。ユダヤ系の詩人「ヨシフ・ブロツキー」(Ио́сиф Бро́дский、Joseph Brodsky、1940年5月24日 ~1996年1月28日)も若いころ徒食者扱いされたという。

彼が初めて(1962年)書いた詩が、いまでは絵本「ちいさなタグボートのバラード」(ヨシフ・ブロツキー詩、イーゴリ・オレイニコフ絵、沼野恭子訳)となって手にすることができる。まことに美しい絵本に仕上がっている。
大型の絵本サイズに描かれた表現は穏やかで読者を安定させる。そして詩は、タグボートの「ぼく」を通して語られる。港にいるだけの「ぼく」にとって、海は遠くにあって、大型船もあこがれの存在でしかない、それらはいつかは去っていくのだから。そんな「ぼく」はタグボートの役目をしっかり果たすだけ。そして・・・。

(参考)原詩露・英対訳 Andrey Kneller氏による。 ← ロシア語はわかりません。
https://sites.google.com/site/poetryandtranslations/joseph-brodsky/a-ballad-about-a-small-tugboat

ところで時代は違うけど、機関車を黒い馬に例えたり(エセーニン)、クレーンの光景をレース模様に例えたり(ブロツキー)するのを見て、ソ連だなあとつくづく思ったりして。

ブロツキーは、アメリカに移って活躍した詩人で、作品は難解といわれる・・・未読。

(参考)北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターデータベース: ブロツキーの解説
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/literature/brodskii.html

昨日(10/26)、この「ちいさなタグボートのバラード」の絵本を購入した。

(追記)
Youtubeに、上記とは別グループ*による、360°フォーマット展開(画面上、マウスを使ってタグボートを追ったり/フルスクリーンにすると拡大・縮小することが)できる、アニメ「ちいさなタグボートのバラード(Баллада о маленьком буксир)」が登録されているので次に埋め込む。
(*)Youtubeに戻って、画面下の解説に、サンクトペテルブルグの制作陣が記されている。

(Youtubeに登録のWHALETALESに感謝)

2020年10月24日土曜日

野鳥観察(4)

今朝の野鳥観察会は、今までで(といっても過去3回の経験でしかないけれど)、参加者がいちばん多かった。一つに天気が良く晴れ渡ったせいもあるが、これからの時期、飛来する野鳥の種類が増えて観察を楽しめるからということもあるようだ。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

公園内の観察順路には、木立あり、原っぱあり、さらには小川ありといった具合で、それぞれの場所に適した野鳥を見ることができる。ちなみにマーケティングで、商品テストの地域に静岡県が選ばれたりするが、海や山があり、都市や工業地帯があるといった日本の縮図だからと聞いている。もっと雑談すれば、米国大統領選挙の動向を見極めるのに、オハイオ州の結果が判断になるというが、この場合はどうだろうか。

ところで、鳥は植物と違って動く(飛翔する)。ベテランは、姿が見えなくても鳴き声だけからでも判定する。一方入門者は、あそこにいると遠くを指さされてもすぐに見つけられず、探すうちに鳥は飛んで行ってしまう。今の力量では、鳥の雌雄の違いとか、状況に応じて鳴き分けているのを判別できるには、いたってほど遠い。

今回も多くの種類が観察されたけど、わが視覚・聴覚は追いつかない。(場所を教えてもらったうち)手持ちの双眼鏡で確実に見えた野鳥だけ次に記してみる。
・「ヤマガラ」: 樹上でしきりにエサをついばんでいた。逆光で、黒色の頭頂・茶褐色の腹をしっかり識別できなかったが。
・「アオサギ」: 公園近くの民家のベランダの手すりにじっととまっている青灰色の姿が見えた。
・「カルガモ」: 小川の水に身を任せるように、4羽が一列になって呑気?に流れていた。
・「バン」: 小川の葦の茂みに黒色の姿がいた。2羽というが1羽しか見つけられない。

以上は、ヤマガラを除きやや大きめの鳥なので、指さされて何とか見つけられた。しかし、「シジュウカラ」のようにサッと飛んで行ってしまう小鳥は、鳴き声を知らなければ見当もつかない。とはいえ、少しずつ身近に感じていければよいかなと思っている・・・双眼鏡で確実に見えるというのが、初めの一歩のような気がする。

2020年10月23日金曜日

(雑談)ちらりと聞いて早とちり

とりとめもなく、ちらりと聞いてネットを上滑りした与太話。

ラジオから、センセーショナルというかショッキングな場面が展開するという映画「異端の鳥」の映画評が聞こえてきた。遠くの国の人間が語るにはおぞましい、第二次大戦下の悲惨な経験を経たユダヤ人少年がいかに生き延びたかを描いた映画についてだ。映像化に賛否両論があったという。

1965年出版の「異端の鳥(ペインティッド・バード)」(西成彦訳、2011年)の原著者イェジー・コシンスキはとても個性的な人物で、ネットでは盗作などいわくつきの背景があるように紹介されている。この小説を自伝的といったり、架空の話といったり変転するくらいだそうだ。(未読のため深入りできないが)

ところで、この物語と大筋が似た児童書「走れ、走って逃げろ」(U. オルレヴ、母袋夏生訳、岩波少年文庫)がある。こちらの場合、作家オルレブ自身の経験ではなく、体験者というべきモデルが存在すると巻末に訳者解説がある。

(本ブログ関連:”走れ、走って逃げろ”)

「走れ、走って逃げろ」の原著「Run, Boy, Run(רוץ、ילד、רוץ)」が発表されたのは、なんと2001年とのこと。コシンスキとオルレブがほぼ同年代のため、コシンスキのよからぬ噂からあらぬ疑いを想ってしまったが・・・しかし発表時期から、それはとんでもない濡れ衣だった・・・早とちりにもほどがある。

(参考)
イェジー・コシンスキ:ポーランド系ユダヤ人、יז'י קושינסקי、Jerzy Nikodem Kosiński、1933年6月18日~1991年5月3日
ウーリー・オルレブ:ポーランド系ユダヤ人、אורי אורלב、Uri Orlev、1931年2月24日~


雑談
「走れ、走って逃げろ」の原題「Run, Boy, Run」をYoutubeで検索したところ、おもしろいミュージックビデオ(MV)と出会った。映像作家でミュージシャンであるヨアン・ルモワンヌ(プロジェクトWOODKID)の作品のようだが・・・初めて知るわけで。WOODKIDのMVを次の①、②の順に見ると、いろいろ思いを巡らすことができそう。これらに共通して登場する塔を持つ白い建造物に、どこか純正芸術的な臭いがする、それを狙ってのことだろうか?

(本ブログ関連:”純正芸術”)

① Iron:
・ https://www.youtube.com/watch?v=vSkb0kDacjs&list=RDvSkb0kDacjs&start_radio=1
・ https://www.youtube.com/watch?v=lmc21V-zBq0&list=RDvSkb0kDacjs&index=2
・(和訳) https://www.youtube.com/watch?v=HWx-PV5ptTs (Stay Aliveに感謝)


(追記 2025.6.23)
・ウーリー・オルレブ 原作「The Island on Bird Street:האי ברחוב הציפורים」(1981)が映画になっている。
    ー 映画(日本語タイトル)「マイ・リトル・ガーデン」 (1997年)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=O468As0i-B4

2020年10月18日日曜日

自然観察(3) ニガキは苦い

公園は朝から晴れて、草原(くさはら)はひんやりするものの夜露に濡れた風もなく乾いていた。幸いな天気のせいか、きょうの自然観察会は多数の参加者がつどった。(3回しか参加経験がないので、いうはおこがましいが、こんなに大勢そろったのに驚く)

観察会の植物分野のベテラン(リーダーの一人というべき方)からレクチャーを受けてメモしたものから以下に記す。聞き間違いがあるかもしれないがご容赦願いたい。(手帳11ページに及ぶ豊富な情報であり、その中から少しだけ・・・)

まず、経験の浅い入会者の務めというか洗礼というか、樹木「ニガキ(苦木)」の(次の写真の枝の分かれ目、矢印の先にある)<新芽>を味見をするよういわれ噛んだところ、次第に舌の奥あたりが苦くなった、しかも強烈に。会員からいただいた飴でしのいだのだが、苦味がしばらくのあいだ続いた。
・ニガキは、漢方薬「苦木(くぼく)」として苦味健胃剤の材料に使われるそうだ。ニガキの苦味は枝、葉にもあるが、漢方薬には樹皮などが使われるという。
(ちなみに、マグネシウム(Mg)は「苦土」と表現されて苦味を持つが、苦木の苦味は有機物「クアシン(C22H28O6)」によるもので、当然ながらMg元素を持たない。苦土と苦木の苦味の程度はどちらが大きいのか、ネットで検索したがよく分らない)

ニガキ
公園の原っぱ中ほどに木立があり、その中に「イイギリ(飯桐)」の木が赤い実をならしていた。実の様から「ナンテンギリ」ともいわれるが、次の写真のように赤い実を下に垂らしていて、「ナンテン」木の実のように上向きのものはないとのこと。また、イイギリの実は野鳥の「ヒヨドリ」に食べられるそうだ。
・飯桐(イイギリ)の飯は、葉を皿代わりにした意という。
・葉の広がるもとに小さな黒いつぶが2つほどあり(どうやら葉柄の途中にもあるとネットに記載がある)、それを「花外蜜腺」と呼ぶとのこと。アリを使って他の生物からの食害を防御しているようだ・・・。
・ところで、昔の金属金庫の内側に「キリ(桐)」の棚が作られていたが、桐の断熱性(燃えるのではなく、炭化するすることで防火)を利用したという。

イイギリ
観察会の最後に見たのは、「クサギ(臭木)」の木の赤い花だ。中心が黒い実で、周りの赤いのは花弁でなくて顎(がく)である。葉をつぶして臭いを嗅いでみるが、いわゆる青臭い臭いでしかなかった・・・。むしろ、つややかな赤い花の独特な姿、形に関心がいった次第。

クサギ

この他、いろいろ興味深い話題や感想を聞かせていただいた。
・「イヌタデ」:植物の名称に「イヌ~」が付く場合、劣った意を含むことがあるようだ。
・「ドングリ(団栗)」:「ドン」は「団」よりも「鈍」が似つかわしいかもしれないと感想を述べられた。

上記は樹木についてだが、野草についても解説がいっぱいあって・・・書ききれない。

(追記)
先日(10/16)の観察園外側で見たキク科の花は、現場で「ユウガギク」と同定していただいた。