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2025年2月9日日曜日

雑談:テレビの機能

むかし、ブラウン管テレビを見ていた者にとって、今のデジタルテレビに思うこと。テレビ番組の内容ではなく、受像機としての機能についてだ。(今は、テレビを見るよりPCでネット情報を見ている方が断然多いのだが・・・)
そういえば、むかしの家電は調子が悪くなると、叩いて元に戻すなんてことがあった。今の家電は繊細で、叩いて直す気になれない。

・放送局を切り替えたいとき、むかしはチャンネルは「回す」といったが、今は何という?

・デジタル化したことで便利になったこと。
    ー「字幕」の表示
        ・聞き取れない固有名詞(地名、人名、野草・野鳥の名前など)の理解・確認できる
        (例)NHK番組「さわやか 自然百景」、「小さな旅」、および歴史ドラマ
    ー「番組表」の表示
        ・もしかして今見ている以上に関心がある番組を、見落としていないか確認できる
    ー「番組内容」の表示
        ・最近思い出せないことが多い出演者の名前(含む:役の名前)を確認できる
        ・たまたま巡りあった番組だが、理解を深めるため概要をあらかじめ確認できる

・こんなテレビが欲しい(もしかして、既にテレビに機能が付いているかもしれないが)。
    ー「目覚まし時計」:時計の代わりになるタイマーの設定が欲しい
    ー「終了タイマー」:テレビをつけたまま寝てしまうのでタイマーの設定が欲しい。
    ー 画面を真っ黒にして、音声だけでよいこともある。そんな選択ボタンが欲しい。

長い人生を経験してきただけに思うのは、家電とかメディア機器・媒体といったものの寿命が気になる。
    ー 動画保存: 8mmフィルム ⇒ VHSテープ ⇒ SDカード ⇒ ネットストレージ

2025年2月8日土曜日

(資料)事八日(ことようか)と目籠(めかご)

ネット上で検索・収集した情報による:

きょうは「事八日(ことようか)」(「始め」または「納め」)、農事を基準として、事(こと)の始まりと、納めを著す日とのこと。基本的には、物忌(ものいみ:災禍を防ぐ)のための行事が行なわれる。
Wikipediaによると、(事八日は)2月8日12月8日の年2回またはいずれかに行われる、2月8日と12月8日のどちらかを「事始め」、他方を「事納め」と呼ぶことがある。また、「目籠(めかご)」を高く掲げたり、「農作業をしてはならない、山に入ってはいけないなどの物忌がある」。
実際のところ今の日常生活で、事八日を意識したり経験することはないのだが・・・。

Googleの生成AI「Gemini」によれば、江戸時代後期の風俗習慣について書かれた随筆「嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)」に「事八日」についての記載があるとのこと。また、Wikipediaを見ると、風俗習慣の例として「目籠(めかご)」の挿絵が掲げられていて、国立国会図書館デジタルコレクション所蔵の「温故年中行事(初編 5版)」*小林永濯 画、初編、出版年月日:明17~28)で確認できる。
(*)国立国会図書館デジタルコレクション:「温故年中行事」の図版に「目籠」を「事納(事納め)」としているが。
    ー https://dl.ndl.go.jp/pid/767862/1/20


「コトバンク」に掲載の「目籠(メゴ)」の【こと八日】項に、目籠の目的について、次のように説明されている。
    ー https://kotobank.jp/word/%E7%9B%AE%E7%B1%A0-643466
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・・・(事八日)の日は,神送迎のために物忌すべき日と考えられていたようで,物忌の厳重なるがゆえに一つ目小僧,ミカワリ婆さん,笹神,疫病神等の到来を恐れる伝承を生み,関東から東北地方にかけては妖怪から身を守るそれを防ぐために,夕方早く屋内に引きこもるべきだといったり,庭先や門口に目籠(めかご)を出したり,ヒイラギやトウガラシ,ニンニク,髪の毛などを戸口にさしたり燃やしたりすることが行われている。八日吹きといって,この両日には天候が荒れるとする伝承も,神去来と関連あるものであろう。…
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(付記)
八日」から、「」について「農」という言葉を思い浮かべてしまう。子どものころ、(昼の時間帯だったそうだが)居間の真空管ラジオから流れてくる、農村の農事情報を何とはなしに聞いていた。番組の始まりに流れるゆったりとしたテーマ曲(作曲 古関裕而)や、情報提供者の肩書を「農事通信員」(正式には「農事放送通信員」)と呼んでいたことを懐かしく思い出す。実は同番組が、現在も放送されていると番組サイトで知って驚いた。

① NHKラジオ
    ー https://www.nhk.jp/p/hirunoikoi/rs/P1LK3137Z2/
・ちなみに、最新(2/7放送)の放送
    ー https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=P1LK3137Z2_01_4151318&cid=jp-P1LK3137Z2

② JAcom
「『昼のいこい』への思い【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第127回」(2020年12月3日)
    ー https://www.jacom.or.jp/column/2020/12/201203-48079.php
・番組「昼のいこい」について、歴史と経験が語られてぃる。
・同放送が「農村有線放送電話」という、かつて置き電話で流されていた話題もある。

2025年2月6日木曜日

クリスチーナ・ビフローヴァ(Кристина Вихрова)

クリスチーナ・ビフローヴァ(Кристина Вихрова)について

いまから15年前(2010年6月11日)に、本ブログに記したロシアの「クリスチーナ・ビフローヴァ」は、Youtubeで初めて知った歌手であって、その余りの美しさ(声と姿)に何度視聴したことか。
彼女が、ステージで歌う民謡の ①「ステンカ・ラージンの夢」と、結婚式を盛り立てる掛け声でもある ②「ゴーリカ!」の歌がいまも耳に残っている。もう一度、Youtubeで聴いてみたい。

(本ブログ関連:”クリスチーナ・ビフローヴァ(Кристина Вихрова)”)


 ①  Ой, то не вечер (Oh, yes not this Evening)
"Oy, to ne vecher". Russian folk song(Youtube:登録 Cugopob)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=1KoNUYLBnX8
・邦題は、コサック民謡「ステンカ・ラージンの夢(Ой, то не вечер:ああ、まだ夕べじゃない)」である。   
    ー https://en.wikipedia.org/wiki/Oy,_to_ne_vecher  ← 元歌の7詩節を掲載
    ー https://ru.wikipedia.org/wiki/Ой,_то_не_вечер
・現在のウクライナ東南に隣接するロシアのロストフ州(旧 ドン軍管理州)で、かつて帝政ロシアに抵抗したコサックの指揮者であった「スチェパン・ラージン」が最後に不吉な夢(まさに正夢)を見る歌。
・主人公の「ステンカ」は、「スチェパン」の愛称。
・中学時代に教室で配られた<歌詞帳>に必ず載っていた(歌声運動と連動した)「ステンカ・ラージンの」が一般に知られていて、まるで未来を歌うような力強さを強調していた。一方、「ステンカ・ラージンの」は、露ほど知ることがなかった。

(本ブログ関連:”Ой, то не вечер”)

歌詞翻訳
(資料-1)Lyrics Translate 
「Ukrainian Folk – Ой, да не вечер / ロシア語」
・この歌の英語翻訳が記されている。
    ー https://lyricstranslate.com/ja/ой-да-не-вечер.html

(資料-2)言語で歌う海外曲
「ОЙ, ТО НЕ ВЕЧЕР (ああ、宵にもなっていないのに)」
・本歌の「歌詞」と「ガイド」を丁寧に記されている。
    ー https://ezokashi.opal.ne.jp/r_oitonjevjecher.html


 ②  Горько!(Kiss!
Concert in the sanarorium "Ural" /2003/(Youtube: 登録 Composer Vladimir Sidorov)
    ー https://www.youtube.com/watch?v=dLI1aNKV5K4
(注)Youtube解説蘭にある「ゴーリカ!」の映像は【3:44】より始まる
・”Kiss!” (3:44). Music and lyrics by Vladimir Sidorov. Sings Kristina Vikhrova.

(参考)”Горько!” :「苦いぞ」の表現は、「結婚式で新郎新婦にキスをうながす掛け声」

歌詞翻訳
(資料-1)英語翻訳
Горько! (You May Now Kiss the Bride) 
    ー https://genius.com/Genius-english-translations-kristina-vikhrova-you-may-now-kiss-the-bride-english-translation-lyrics

(資料-2)ロシア語のローマ字転写
    ー https://genius.com/Genius-romanizations-kristina-vikhrova-you-may-now-kiss-the-bride-romanized-lyrics

2025年2月5日水曜日

端唄「玉川」のように「またくる春を 待ぞへ」

昨日(2/4)のブログに、童謡「春よ来い」を取り上げた。そういえば、似た曲名の「春よ、来い」(作詞作曲 松任谷由実)がある。歌詞に、前者は幼児語を採用しているのに対して、後者は文語・口語が混合している。ともに、おもしろい試みだ。

松任谷由実の「春よ、来い」は、男性との再会、待ち続ける歌だ。文語・口語混合の使い分けとして、文語は座りのよい遠く経過した事々を表現し、口語は自分の心情を示しているように見える。
「君に預けし 我が心は / 今でも返事を待っています」

わたしたちは、四季のサイクルの中にいて、時間が繰り返される幸運に生きている。春が再び来ることを知っている。

同じく春に、再会を期待して待つ、江戸の「端唄」がある(「江戸端唄集」(倉田喜弘編、岩波文庫)より)。

端唄「玉川」
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玉川の                                           玉川=玉川上水
水にさらせし  雪の肌                     さらせし = 晒せし
積る口説の  その内に                        口説 = くぜつ、男女のつまらぬ諍(いさか)いか?
とけし島だの  もつれがみ(髪)         とけし島だ = 島田髷(しまだまげ)の髪形がほつれ
おもひださずに  わすれずに               おもひださずに= 忘れぬから⇒思い出すことはない
またくる春を  待(まつ)ぞへ            また来る春を = また春が来るように出会う
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■ Youtube(登録:朝川玲伎)
「端唄 『玉川』 朝川玲伎」
https://www.youtube.com/watch?v=S6Qw1unbJgY


端唄「玉川」の解釈をGoogleの生成AI「Gemini」にたずねた結果を次に記す。(実はChatGPTにも問うてみたが、少々俯瞰的だった)

■ Googleの生成AIGemini」
Q.端唄「玉川」の歌詞について、解釈内容を教えてください。「玉川の水に晒せし 雪の肌 積もる口説のその内に とけし島田のもつれ髪 思い出さずに忘れずに また来る春を 待つぞえ」
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A.端唄「玉川」の歌詞の解釈内容ですね、承知いたしました。
この歌詞は、女性の切ない恋心を、玉川という川の流れになぞらえて表現しています。

歌詞の解釈
・「玉川の水に晒せし 雪の肌」: 玉川の清らかな水に晒した白い肌、つまり、恋する女性の美しい姿を表現しています。
・「積もる口説のその内に とけし島田のもつれ髪」: 積もるほどの恋の言葉を交わすうちに、島田髷(女性の髪型)が乱れるほど、二人の関係が深まったことを示しています。
・「思い出さずに忘れずに また来る春を 待つぞえ」: 恋しい人を忘れずに、思い出を胸に抱きながら、また会える春を待ちたいという、切ない心情を表しています。

ポイント
・「玉川」: 美しい川の代名詞として、清らかで美しい女性の姿を象徴しています。
・「雪の肌」: 女性の白い肌を、雪にたとえて美しく表現しています。
・「島田髷」: 女性の髪型の一つで、恋の乱れを表すシンボル*として使われています。
・「また来る春」: 恋しい人とまた会える時を待ち望む気持ちを表しています。
(*)シンボル: なぜか「символом」(ウクライナ語)と表記していた・・・不思議?

全体的な解釈
この歌詞は、美しい女性が、恋しい人との思い出を胸に、再会を待ち望む切ない心情を歌っています。玉川という清らかな川の流れに、女性の美しさや恋心を重ね合わせ、繊細な表現で恋の情景を描いています。

端唄「玉川」は、日本舞踊でもよく踊られる曲で、歌詞に込められた感情が、踊り手の表現を通してより深く伝わります。ぜひ、日本舞踊の видео もご覧になってみてください。
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2025年2月4日火曜日

春の七草 2025 (旧暦 1月7日)、童謡「春よ来い」

春に育つ野草や野菜に「七草」と呼ばれるものがあり、年初の「節句」に、それらを粥に入れ「七草粥」として食す伝統がある。節句は、月日が同じ奇数がならぶ日であるが、最初の場合だけ1月7日であり「人日(じんじつ)」の日と呼ぶ・・・本来、旧暦の1月7日(新暦の今年 2月4日)にあたる。
スーパーに行き、<春の七草> のセットを買って、七草粥をチャレンジしてみたかったが、冷え込みを口実にサボってしまった(何だか毎年同じ言い訳している)。

(本ブログ関連:”七草”、”節句”)

新暦の2月は、気象庁の季節区分で「冬(12月~2月)」の最終月であり、まだ寒気が残る。本格的な「春(3月~5月)」まではあと一歩だ。

春の歌に、「あるきはじめた みいちゃん」と「おうちのまえの 桃の木」が待つ「春よ来い」(作詞:相馬御風、作曲:弘田龍太郎)の童謡がある。「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫)によれば、童謡に幼児語が使われている特徴があると紹介されている。寒い冬を終えて「みいちゃん」や「桃の木」が春の始まりを期待しているのが感じられる。

(本ブログ関連:”春よ来い”)

上記の現代文庫に、作詞者の御風は、詩創作の半ば忽然と郷里の新潟県糸魚川へ帰郷し、子どもたちとの無心の交わりで知られる「良寛」の研究に没頭したという。また、Wikipediaによれば、次のように、帰郷先の糸魚川で「ヒスイ」発見につながる示唆をしたという。
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地元に伝わる「奴奈川(ぬなかわ)姫」伝説を元に、糸魚川でヒスイ(翡翠)が産出するとの推測を示したことが、1935年(昭和10年)に同地でのヒスイの(再)発見につながった
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■ Youtube(登録: 四日市 童謡愛好会)
「童謡 『春よこい』(みみちゃんレコード童謡集)」
https://www.youtube.com/watch?v=L1b8NJbLeWI

(雑談)Youtubeショ-トの中から: おさなごの愛らしさ

何度も見たくなる、何度も見てしまう Youtubeショ-トがある。
記憶の彼方に忘れてしまうかもしれない、誰れもが経験する幼児のあどけなさや感性を、ほのぼの見えてくるとても貴重な一瞬がここにある。コメント欄も必読・・・幸せな共感があふれている。

● あんなに幼くてもツンデレというのでしょうか・・・きっと、ママそっくりなんでしょうね
「赤ちゃん語でパパは叱られました」(登録:感動エブリデイ)
    ー https://www.youtube.com/shorts/VZt_6tZsh-M

● それは美しい夕焼けを背景に幼い娘たちとダンスをする・・・本当に映画の一場面ですね
「夕焼けの中で娘とダンスを踊りました」(登録:感動エブリデイ)
    ー https://www.youtube.com/shorts/lCZ3f_o_kK4

● おばあちゃんの電話のマネをする幼児・・・おばあちゃんっ子なんでしようね
「ばあばの真似して話したい」(登録:ママリ)
    ー https://www.youtube.com/shorts/GE6wgXa0V-U

● おばあちゃんよりおじいちゃんに走り寄る孫って・・・おじいちゃんもニンマリ
①「Toddler carefully rushes down the stairs, and around grandma to get to grandpa!」(登録:BVIRAL)
    ー https://www.youtube.com/shorts/ViHDpIkpisI
②「Adorable Toddler Runs Past Grandma to Hug Grandpa Instead」(登録:Reader's Digest)
    ー https://www.youtube.com/shorts/Cc1zjihejBY

2025年2月3日月曜日

立春 2025

きょうは二十四節気の「立春」で、冬が極まり、はじめて春のきざしが始まるころ。なにより、歳時記の本の最初に戻るわけで、気分は一新して春にかたむく。とはいえ今朝のテレビの天気予報では、明日から当地も寒気が強まり、最低気温が -3℃ ~ 0℃ の日が続く*という。寒さ極まる今季最強の「寒波襲来」とのこと。
(*)最低気温: 当地についてテレビやネット情報に基づく。ただし当地の雪情報はない。

(本ブログ関連:”立春”)

七十二候
立春の期間の「七十二候」には、春に向けた言葉がならぶ。
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・初候: 東風**解凍(とうふう こおりを とく) 暖かい春風が厚い氷を解かし始める。
・次候: 黄鶯***睍睆(うぐいす なく) 春を告げる鶯(うぐいす)の美しいさえずりが始まる。
・末候: 魚上氷(うお こおりに あがる) 暖かくなって割れた氷の間から魚がはね上がる。
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(**)東風(こち): 春に吹く風。思い浮かぶのは教科書に載っていた、菅原道真公の歌「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」だろう。

(***)「ウグイス」: 別名「春告げ鳥」といわれ、早春に「ケキョ」と鳴き、春が進むと「ホーホケキョ」と鳴く(Wikipedia)そうだが、ネットで調べると多彩のようだ。
暮らしの歳時記「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大、東邦出版)の立春の項の扉絵に、梅の木にウグイスが集まり、小林一茶の縁起の良い句「外からは梅がとび込福茶哉」が併載されている。
ウグイスは写真で見ると少々地味な外見のため、見た目のかわいらしい「メジロ」と混同されるようだ・・・思わず納得する。梅の花との取り合わせに、メジロの方が絵になりやすい気がする。
なお「夏告げ鳥」として、「カッコウ」や「ホトトギス」がある。

2025年2月2日日曜日

市民向け古代史発掘調査の講演会、節分2025

日曜日の空は、きょうの日付に変わった深夜から午前中にかけて小雨がぱらついた。昼過ぎの市民講座に出かけたとき(午後1時過ぎ)、曇天の空に一瞬霧雨を感じたが、帰り道はすっかり乾いていた。

講演会は、地元の考古学的発掘調査の状況を市民向けに報告するもので、教育委員会が昨年3月に発刊した「文化財パンフレット」の小冊子をもとに紹介された。講師は、市教育委員会の学芸員の髙木翼郎(たかぎよくろう)氏がされた。
ー あいにくの天気にもかかわらず、聴講者100名を予定していたところ何と150名の参加となったそうだ。

当地は、多摩川の河岸段丘の古い台地である、野川の流れる国分寺崖線上部の「武蔵野面」にある。それでも、台地の窪地を辿(たど)り「仙川」が流れて(さらに北側の他市には「石神井川」があり、後の江戸時代に市中に向けた「玉川上水」も加わるが)いて、古代人(旧石器時代【37,000年前】~縄文時代、および古墳時代以降)の住居跡がある。
ー なぜか、弥生時代にひとびとの姿が消えるそうだ。(勝手な推測だが・・・水稲生産の都合上、水利のよくない武蔵野面から、南側に広がる水田に適した?「立川面」の方へ移動したのではないだろうか?と、素人は瞬間的に勝手に想い付くのであるが・・・)

上記の遺跡紹介の中で、古墳時代の「横穴墓」(七世紀中期)の発見や、中世の古道と現在の街道と差異がある(遺跡とかかわる古道は重要)こと、あるいは仙川の水源について新たな見解などが紹介された。

(追記)
きょうは「節分」。「立春」の前日と決まっているので、今年は2月2日(2月3日ではなく)となる。上記の講演会の帰り道、スーパーに寄って結局「恵方巻」を買ってしまった。

(本ブログ関連:”節分”)

映画館で販売している上映中の映画の解説冊子を何と呼ぶか?

映画を見終わった後、視聴した映画の解説冊子が欲しくなる。映画の帰り道、電車の中で余韻を楽しみたく、映画館の売店で購入してしまう。最近、大型で豪華なものがあるが、小冊子として目立たず邪魔にならないサイズの場合、たいてい購入する。
少し前の映画「ゴジラ -1.0」や「フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン」くらいかな。若いころは、新宿の「アートシアター」(ATG)で鑑賞のたび入手していた(シナリオが載っているのがよい)。

(本ブログ関連:”ゴジラ”、”フライ・ミー・トウー・ザ・ムーン”)

そこで、気になるのが、小冊子を何と呼ぶかだ。Googleの生成AIのGeminiに、日本と英語の場合、どんな表現をしているのか、次のように聞いてみた。
ー 回答に、日本では「パンフレット」が一般的といわれたが、少々軽すぎる気がする。「プログラム」では事前紹介的な気がするしで・・・。
ー 私は、売店のケースに置かれている冊子を指さして「これをください」と言っている。


Q-1.映画館で販売している上映中の映画の解説冊子を、日本では何と言いますか?
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A-1.映画館で販売している上映中の映画の解説冊子は、日本では一般的に「パンフレット」と呼ばれています。

パンフレットには、映画のあらすじ、キャスト・スタッフの紹介、作品解説、撮影の裏側エピソードなどが掲載されており、映画鑑賞の記念品として購入する人が多いです。

映画館によっては、「プログラム」や「映画ガイド」と呼ぶ場合もありますが、パンフレット」が最も一般的な名称です
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Q-2.映画館で販売している上映中の映画の解説冊子を、英語で何と言いますか?
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A-2.はい、映画館で販売している上映中の映画の解説冊子は、英語で一般的に以下のように呼ばれます。
Program
・Movie Guide
・Cinema Guide
・Showcase Magazine (映画館によってはこの名前の場合もあります)

これらの冊子には、映画のあらすじ、キャスト・スタッフの紹介、評論などが掲載されています。映画館によっては、"souvenir program" や "collector's program" として販売されている場合もあります

映画館の売店やチケットカウンターで、「program」や「movie guide」などと尋ねてみてください。
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(参考)
美術展の場合、美術館内の売店(ミュージアム・ショップ)で展示作品(複数)の解説本が売られている。この場合、歴史と格式があり、公式カタログとして「図録」という。
- カタログという表現が美術展にはあるが、映画は一本建てなのでカタログとは言わないのだろう。

Q-3.美術館で販売している展示中の作品の解説本を、日本と英語で何と言いますか?
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A-3.美術館で販売している展示中の作品の解説本は、日本と英語でそれぞれ以下のように呼ばれます。

日本語:
図録:  美術展の公式カタログとして、展示作品の写真や解説が掲載されています。
・作品集:  特定の作家やテーマに焦点を当て、作品の写真や解説をまとめた本です。
・展覧会カタログ:  展示会の内容を紹介する冊子で、図録よりも簡易的なものが多いです。

英語:
・Exhibition Catalogue:  美術展の公式カタログとして、図録に相当します。
・Art Book:  作品集や画集など、美術に関する書籍全般を指します。
・Gallery Guide:  展示されている作品や美術館の情報を紹介する小冊子です。

美術館の規模や展示内容によって、販売されている解説本の種類は異なります。一般的には、受付やミュージアムショップで購入できます。
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2025年2月1日土曜日

野鳥観察(78)

野鳥観察(探鳥会)の朝、明るさは次第に増してきているものの(明後日は二十四節気の「立春」というに)寒さは厳しい。家を出てすぐ気づいた・・・手袋をしっかりはめていても、指先がじんじんするのだ。

公園内を横断して集合場所に近づく路に、鳥の影をあまり見かけないので少し心配したけれど、結果は以下の写真のようにちょっとだけ満足のいくものだった・・・カメラに小鳥たちを捉えることが何とかできたのだ。

前回の観察会(1/25)を本ブログに記したとき、公式に100回目としたが「200回目」が正しいと、集合場所で知らされた。(急いでブログを訂正した)

会長から次のような話をうかがった。
・木の根: まっすぐ地中に深く伸びる根を「直根」という。(横に伸びるものを「側根」という)
・寒椿: 「サザンカ」の仲間に、高く成長するものと低く広がるものがある。(寒椿は低め)
・目撃: あるとき小川に「ダイサギ」がいるのを見て女子高生が「鳥がいる!」と叫んだ。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・アオゲラの巣穴: ベテランの方が撮影したカメラ映像で確認できた(本当に目が不確か)
・メジロ: 花盛りのツバキに、多数が群れて素早く飛廻った
・エナガ: 2羽が一本の木の中でダンスをするように飛び舞った
・ツグミ: 1羽が木の頂き近くにいるのを見てカメラを向けたが見失う
・ヒヨドリ: 1羽が木の頂き近くにいるのを見てカメラを向けたが、ピンボケ
・キセキレイ: 小川の水門近くに1羽が小走りしていた、何となく黄色に見えた
オオタカ: キジバト1羽に狙い定めて執拗に追い続けるのを見た。衝撃の場面だった
・カワラヒワ: 黄色の筋をカメラの映像で確認した-(下記写真)
・シジュウカラ: 背が黒青色なのをカメラの映像で確認した-(下記写真)
・モズ: カメラの映像で確認した-(下記写真) 
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・カルガモ: きょうは意外に少ない(下記写真)
・アオサギ: いつものように1羽孤高を保つ(下記写真)
・トモエガモ: カルガモの群れに1羽の雌が混じる(下記写真)
・コサギ: 1羽が川筋を飛ぶのを見る
・クイナ: そこに居たという過去形の言葉だけが残る(前回、集合前に見たのはクイナか)

カワラヒワ(写真左)、シジュウカラ(写真中央)、モズ(写真右)
・アトリ科の中で小柄な「カワラヒワ」は小鳥の可愛らしさが感じられる。翼の黄色帯がわたしには唯一の目印。
・写真で見ると「シジュウカラ」であることを確信できるが、これも、せわしく飛ぶ姿から見極めるに眼力が足りない。
・樹上からあたかも遠望するがごとき、「モズ」の雄姿は凛として清々しい。



アオサギ(写真左・写真中央左)、カルガモ・トモエガモ(写真中央右)、トモエガモ(写真右)
水鳥は、小鳥の空を切るような動きが少ない分、余裕を持って観察できる。
・岸辺にとどまった「アオサギ」が、写真左⇒写真中央左の順に、飛び立つ一瞬をとらえることができた。
・「カルガモ」と一緒に「トモエガモ」(雌)が混じっていた。このところ、ここに居場所を求めたのかずっと見かける。
・トモエガモの特徴な、頬に白斑が見られる。

2025年1月31日金曜日

今年も早い、1月が終わってしまう

最近ちょっとした買い物に躊躇することがある。若いときには考えられないことだが、後何年使う気かと・・・、ケチなつもりじゃないけれど。

だいぶ以前のこと。JR武蔵小杉駅に近い場所で開催の市民講座に通っていたとき、駅と講座会場の途中にステーキハウスがあった。店の前を通りながら、きょうこそは講座帰りに寄ってみようと心に決めていた。けれど帰り道、店の近くになると胃袋が聞いてくる・・・本当に大丈夫かと。結局、近くの海鮮料理屋に方向チェンジしてしまうことになる。

心がけは高いのに、現実が近づいてくると萎えてしまうのだ。

この歳になると、1か月が貴重だ。何もしないでも時は過ぎていく。迎える「時」に期待をしても、何もしなければそのまま過ぎていくし、何をしても「時」はやっぱり過ぎていくのだが、その足跡がまるっきり違う。

ところで、きのうの体操教室で、参加者を小グループ分けて、めいめいが子ども時代の思い出を数分で語ることになった。わたしは、東京に生まれてすぐ、父の転勤にともない九州の八幡に行き、そこで育ったという話をした。北九州の気質を、車引きの「無法松の一生」を例えに話した。いわゆる、社会主義リアリズム以前のアウトロー的な侠気に近い、そんなものが微かに感じられたわけで・・・。

(本ブログ関連:”坑夫”)

■ Youtube(登録: 古典方画集PD)
無法松の一生  稲垣浩監督 阪東妻三郎、月形龍之介、永田靖、園井恵子  1943年製作」
https://www.youtube.com/watch?v=o-a9EGPrgQM
ー 吉岡夫人役の園井恵子さんは、1945年8月6日に広島に投下された原爆に遭い、同月21日に原爆症(放射線障害)のため32歳で亡くなられた(Wikipedia)。
ー Youtube のコメント欄には、貴重な経験、感想、情報が多数記されている。

2025年1月30日木曜日

知らない人を知っているかのように思わせること

Yahooニュースに掲載された、NEWSWEEK(日本版)の記事に、空港で自分とそっくりな(後ろ姿=髪形や衣服など)の人を見かけたという内容がある。いわゆる「ドッペルゲンガー(自己像幻視)」現象を想わせるものだが、洒落た冗談のような話題で、添付の動画に思わず笑ってしまう。

■ NEWSWEEK(日本版)
「空港で『もう一人の自分』が目の前を歩いている? ドッペルゲンガーを見つけた女性の『衝撃映像』にネット騒然」(ブライアン・ディロン、2025年1月29日(水)20時50分)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2025/01/534822.php

偶然の機会というか産物といった事象なので、全く意図したものではないからこそ、週刊誌の面白ネタになったのだろう。

でも、意図したそっくりさんの場合はどうだろうか。
大学生のころ、街中で若くて綺麗な女性が手を振りながら近づいてきたことがある。思わず笑顔を返したが、全く知らない人だった。でも、どこかで会ったことがあるのではないかと、大いに期待を寄せたのだが。・・・その女性は、そのまま私の横を通り抜けていった。
何てこった、勘違いした自分が恥ずかしかった。でも、疑念がわいた。次の経験があったからだ。

小学生のとき、同じクラスに良家の坊ちゃんのような奴がいた。彼はある意味ませて(早熟して)いて、人の心を手玉にとるようなところがあった。そんな彼が、友達仲間と一緒に町を歩いていたとき、こんなことをいったのだ。
「向こうから来る人に挨拶をしたら、必ず応えてくれる・・・」といって実行した。
家庭的な母親然とした人が娘を連れて歩いて来たすれ違いざま、彼はニコリと挨拶をしたのだ。当然、年配の女性は挨拶を返してくれた。そのときの彼が一瞬見せた得意顔を忘れられない。少し気味が悪かったのだ。
知らない人を知っているかのように思わせるのは、とても気分がよくない。

ところで、自分とそっくりな人と私は出会ったことはない。

2025年1月29日水曜日

週の始まりは何曜日か

素朴な疑問だが、週の始まりは何曜日だろうか。日本の壁掛けカレンダーは、ほぼ日曜日から始まっている。一方、百均ショップで買った、ここ数年使い続けているポケット手帳は、月曜日から始まっている。

ポケット手帳に、その日に出かけた場所・イベントや、買い物・食事をした店名などを記入している。最初のころ、日にちを間違えることがあったが、面倒だと思いながら使い続けたのは、曜日をしっかり確認する意識付けのためであった。ついでにいうと、店でレシートを必ずもらうようにしている・・・そこには、時刻が記されているので行動した順序がわかるからだ。

ところで、週の始まりをどう認識(区別)するかについて、Googleの生成AI「Gemini」に確認したところ、次のような回答を得た。

(本ブログ関連:”週の始まりは何曜日か”)

Q.日本のカレンダーや日付のある手帳などは一般に、日曜日から始まりますが、欧米の場合は月曜日から始まるのが多いのでしょうか? それとも日本と同様に日曜日から始まるのが多いのでしょうか?
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A.日本のカレンダーや日付のある手帳は、一般的に日曜日から始まります。これは、日本の暦が伝統的に日曜日を週の始まりとしてきたことによります。

一方、欧米では、月曜日から始まるカレンダーや手帳が一般的です。これは、国際規格ISO 8601で月曜日が週の始まりと定められていることや、多くの国で月曜日が週の最初の営業日となることが理由として挙げられます。

ただし、欧米でも日曜日から始まるカレンダーや手帳も存在します。特に、キリスト教圏では、日曜日を安息日として週の始まりとする習慣が残っているため、そのようなカレンダーも一定の需要があります。

したがって、欧米のカレンダーや手帳が月曜日始まりであるとは一概には言えませんが、月曜日始まりが主流であると言えるでしょう。
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どうやら、国によって宗教的な理解から「安息日」の扱いが異なるようで、週の始まりが日曜日であったり、月曜日であったりするようだ。

■ 京都産業大学
「一週間はいつ始まるか?」(平塚徹  京都産業大学 外国語学部)
https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~hiratuka/essays/week.html

2025年1月27日月曜日

椿(ツバキ)

冬になって公園で見かける樹の花に、花弁が散る「サザンカ」がある。花一輪ごと落ちる「椿(ツバキ)」とあまり出会わなかったが、先日(1/25)公園の外周を回ったとき、民有地側の柵越しに咲いたツバキの花が丸ごと路面側に落ちていた。久し振りの光景だ。

(本ブログ関連:”ツバキ”)

「椿」の言葉でいえば、テレビで知った「五瓣の椿」(山本周五郎 原作)のドラマの壮絶な主人公が浮かんでくる。ポピュラーなイメージから演歌「アンコ椿」(都はるみ)の方が順当かもしれないが(伊豆大島の「椿油」しかり)。名前つながりで洒落ていえば、映画「椿三十郎」(三船敏郎主演)だろう、主人公は無敵だ。椿には、かくのごとくいろいろな色合いがあるようだ。

椿の花について、柳田国男の「雪国の春」の項「樹の花」に、次のように記されている。(福井県)若狭について紀行した文末に「八百比丘尼」と <椿> の結びつきを触れるとは・・・海辺に咲く椿の花が、海中の竜宮と陸地を結ぶ。実際のところ椿の分布には、下記に転載するように、人手による考え方があるようだが。そして、その広がりの役割を果たしたのに、永遠(一応八百年を区切りにする)の若さを持った「八百比丘尼」につながる(椿の花を携えた)旅人があったという。

(本ブログ関連;”八百比丘尼”)

■ 青空文庫
「雪国の春」(柳田国男、1956年(昭和31年))
https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/54403_54217.html
同文の【椿の旅】の項より抜粋
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 全体に椿という木の分布順序については、まだ若干の学者の考え残しがあるように思う。太平洋岸でも気仙、唐桑以北の数か所、日本海の方でも津軽の深浦、それから青森湾内の小湊その他の岬の蔭に、おおよそ鳥が実をついばんで一息に飛ぶ距離の、五倍か七倍かの間隔をもって、いずれも一団の林をなして成長繁茂するのを、果して自然界のでたらめと見ることができるであろうかどうか。

 しかも他の一方には若狭の八百比丘尼のごとく、玉椿*の枝を手に持って、諸国を巡歴したという旅人はあったのである。愛する土地の美女と約束をして、またの年には椿の実を携えて再び訪ねてきたら、これを見て悦ぶべき恋人はもう死んでいたので、それを地に投じて歎き慕うていると、芽を吐き成長して神の樹となったという類の言い伝えも、土地によっては残っているのである。それからまたこの木の茂る所は、たいていは神の杜である。無論椿存在の奇異が、神を祀った原因であったとも言いうるが、とにかくに人とこの植物との関係は昨今でなく、また鳥などよりも親しみが深かったのである。

 植物には榎(えのき)や柳のごとく、庭木でないまでも里の木であって、山野に行けばかえってしだいに少なくなるものが稀れでない。これらを存在せしめるだけでも人間の意思であった。奥羽に向かってはその上に積極的に、若干の努力が加わっているかと思う。人が考えて移し試みなかったならば、椿などはとうてい雪国には入りえなかったろう。この細長い日本という島は、常にチューブのごとくまた心太(ところてん)の箱のごとく、ある力があって常に南方の文物を、北に向かって押し出していたのである。椿が稲や田芋と同じ程度に、人間生活との交渉の深いものでなかったということは、天然信仰の一向に研究せられぬこの国においては、まだまだ断言しうる者はないはずである。あるいはこれもまた隠れたる一つの史蹟記念物であって、単なる天然の記念物ではなかったかもしれぬのである。むやみに専門家の独断を信じないことにしよう。
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(*)玉椿: ツバキの美称

八百比丘尼については、あらためて記したい。

2025年1月25日土曜日

野鳥観察(77)【探鳥会の公式200回目のフィールドワーク】

今年第2回目の野鳥観察(「早朝探鳥会」)の朝、初回(1/4)を欠席しただけに、何としても参加せねばと夜明け前から出かける準備に怠りない。「自然観察会」の小会とはいえ、この探鳥会は、きょうで公式200回目を迎える*。・・・私としては、途中参加して(欠席などもあって)77回目にあたる。
(*)訂正(2/1): 1/25に100回目と記したが聞き間違えていた。200回目が正しい。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

曇り空のもと門を出たとき、路地が真っ黒に濡れているのを見た。一部に水溜まりさえあって少々戸惑う。未明に雨が降ったのを全く気付いていなかったからだ。雨音には敏感なはずなのに。

集合場所にいつものように参加者が集合したし、フィールドの途中に追い着いた方々もいた。探鳥会は無事、200回目を成就した
ー 集合場所の手前にある橋から、小川にカルガモ(2羽)と、浅瀬を歩く水鳥(逆光でよくわからない)が見えたが・・・果たして何(クイナ、ソイサギ、バン)?。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨ(ヒヨドリ): フィールド入口の木立に、鳴き声が響く
・アオゲラ: 指差された先に姿を見る(うれしくて内心祭り状態・・・写真は下記の通り)
・ムクドリ: 一羽、遠くの幹を這うように舞い上がるのが見えた。不思議な光景がした
・シジュウカラ: 「ジュクジュク」という鳴き声がする。彼らは多様多彩の発声をする
・メジロ: 一株のツバキに10数羽が群がりせわしく出入りした(写真に彼らは見つからず)
・モズ: 尾羽をふりふりする後ろ姿をみた。特徴的なくちばしが見えないと判別に苦心する
・カワセミ: 子ども会員に教えてもらった先に見る(写真は下記の通り)
・シジュウカラ: こちらも、一本の木に群らがり出たり入ったりして、なかなかせわしい
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・カルガモ:(下記写真の通り)
・トモエガモ: (下記写真の通り)口ばしの基部に白い斑紋がある、雌鳥(雄鳥は不在)
・アオサギ: (下記写真の通り)
・ダイサギ: (下記写真の通り)珍しくじっと動かないでいた
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・サクラ: サクラの苗園に、2~3輪の花を咲かせたものが2株ほどあった
・ソシンロウバイ: ソシンロウバイの苗園は、今を盛りに黄色に染まっていた
    ー ロウバイの改良(園芸品種)に「素心ロウバイ」、「満月ロウバイ」がある(会長)

(参考)公園外周路の「ツバキ」、園内の「カンツバキ」が花を散らせていた
    ー サザンカ: 10月頃~12月頃までが最盛期(花弁が1枚ごと散る)
    ー カンツバキ: 11月頃~3月頃まで(花弁がバラバラに散る)
    ツバキ: 12月頃~4月頃まで(花が丸ごと落ちる)

アオゲラ(写真左)、カワセミ(写真右)
せっかくのチャンスだっただけに、ぼけぼけの写真になったのは残念だけれど、心眼をこらして眺めたい・・・敢えて載せる。
・木立の奥に、「アオゲラ」 の姿を教えてもらった。手前の枝に焦点が当たってうまく撮れてないが、とにかく目視できたのは間違いない・・・「コゲラ」には何度かお目にかかっているが、アオゲラは久し振り。
(追記)後日(1/30)、ベテランの方が撮影したアオゲラの写真を送られてきた・・・それはないでしょ、すご過ぎる。
・小学生の会員が指差した先の水門の鉄柵に「カワセミ」がとまっていた。瑠璃色の背をみせているのが、ぼんやりだが分かる。こちらも手前の枯れ草に焦点が当たってしまった。



カルガモ(写真左)、トモエガモ(写真中央左)、アオサギ(写真中央右)、ダイサギ(写真右)
・とにかくたくさんの「カルガモ」が小川に浮かんでいた。水中に頭を突っ込みエサを探すものもいる。
・カルガモの一団に、「トモエガモ」の雌が混じっていた。彼女にとって安住の地が見つかったのだろう。(この小川では、カルガモと「マガモ」の交雑と思われる「マルガモ」の雄の姿を見かける)
・いつものように孤高を保って立つ「アオサギ」が悠然としたたたずまいを見せてくれる。
・いつもは少しせわしい「ダイサギ」が、きょうは珍しくじっとしていた。

2025年1月24日金曜日

真白き富士の根(つづき)

きのう(1/23)のブログに、鎌倉の七里ヶ浜沖で亡くなった中学生たちの魂を鎮める「真白き富士の根」の歌について記した。そこで、きょうは、<鎌倉> について思いつくまま述べてみたい。

(本ブログ関連:”鎌倉”、”真白き富士の根”)

鎌倉
大学生時代に、車を借りて鎌倉県立近代美術館へ何度か通ったことがある。とはいえ、鎌倉の名に寄せて尋ねたわけで、展示テーマに特別なこだわりがあったわけではない。だから、美術館について忘れかけていた。
あらためて同館のホームページを見て、建物写真が記憶と少し違うのに気づいた。Wikipediaを参照すると、「1951年に鎌倉市雪ノ下に開館し、のちに鎌倉館となったが2016年(平成28年)3月31日に鎌倉館は閉館。以後は葉山館(2003年開館、葉山町)と鎌倉別館(1984年開館、鎌倉市)からなる」とある。時代がどんどん変化しているのを知らされる。現在、本館は海沿いの葉山にあるということなのだろうか(どうして?)。

由比ガ浜
中学生の頃、学校の図書館で日本史の記録として「人骨」*に触れた書籍を見つけて読んだことがある。中学生らしく骨への興味本位に過ぎなかったが。その中に、由比ガ浜に鎌倉時代の人骨が出たという話があった。浜辺に行けば鎧や甲冑や刀までも、もしかしたら見つかるかもしれないと空想した。
(*)和楽: 「人骨も見つかる、かつての最恐スポット「由比ヶ浜」の歴史」(2020.03.06)
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/80264/
(資料)歴史MAP「鎌倉の古戦場MAP」
http://www.kamakura-burabura.com/rekisisansakukosennjyou.htm

大学生のころ、深夜をかけて東京から鎌倉まで歩く学内のイベントに参加したことがある。終着地の由比ガ浜の海岸に到着したとき、すでに朝陽がのぼり始め、岸辺をうっすら赤く照らしていた。木箱に箱詰めされた <蜂葡萄酒> の瓶を一本引き抜き、まるまる飲み干した。疲れた体に沁み込んで、少しも酔いを感じなかった。イベント終了後、特別なことは何もなく、めいめい勝手に国鉄鎌倉駅までふらつくことなく歩を進めた。

明月院
執権を退いた北条時頼が諸国遊行したときの逸話に「鉢の木」がある。それに似た言い伝え*を先祖に持つ縁者が、時頼の墓**がある「明月院」に参拝した。むしろ <あじさい寺> としてブームになったことに関心があり、一度訪れてみたかったのだ。寺院が本来そうあるべきかもしれないほど、規模もあじさいの花の数も慎ましやかだった。
(*)讃岐の風土記 by 出来屋: 
http://dekiya.blog57.fc2.com/blog-entry-184.html
(**)鎌倉手帳(寺社散策): 
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura138/meigetuin-tokiyori-haka.htm#google_vignette

極楽寺
高校時代に、鎌倉散歩の行事があり、めいめい自由に寺院巡りをした。江ノ電に乗り、寺の名前が気に入った小さな「極楽寺」を訪れてみた。ここには誰も来るはずがないと思ったのだが、境内の奥に他クラスの男子学生が一人いるのに気づいた。無口なあいつがここに来るなんてと驚いた・・・そういえば、俺も一人だけだと。

江の島
数度訪れたことがあるが、正直記憶に残らない。土産物店が並ぶ、世俗化した観光地といったところだろうか。
貝塚の発見者である、E・モースは東大教授職を受けるとき、江の島に島臨海実験所を設けた。むかし、科学雑誌「NEWTON」に実験所跡を調べた記事があって・・・観光路とは違う場所に存在していた。モースが当時作成した島の全形(地図)が、その後「埋め立て、関東大震災、隆起」などで、現在と大幅に変化しているのに驚く・・・まるっきり違っている。

(資料)生物科学ニュース(← Wikipedia「江ノ島臨海実験所」より)
「モースの江ノ島臨海実験所跡」(廣崎芳次(野生水族繁殖センター、2002年4月号Z版)
https://www.zoology.or.jp/html/09_news/archive/data/2002_4Z.pdf


まだまだ記憶をたどって、追記してみたい。


切通(きりどうし)
鎌倉の街を囲む山道の一部を縦走(というほどでもないが)したことがある。一種の防衛壁であり、街に入るために <霧通し> が設けられていた。記憶が朧なため、Wikipediaを参照したところ「鎌倉七口」として写真が並んでいる。イメージとして「朝夷奈切通」が近いのだが、地図上の場所が遠い・・・気もする。

2025年1月23日木曜日

真白き富士の根

115年前のきょう、「真白き富士の根」の歌に語り継がれる悲しい出来事が起こった。

「真白き富士の根」の歌について「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫: 以下同書を参照して記述)は、「このテーマとなった事件が起きたのは、一九一〇年(明治四十三年)一月二十三日。逗子開成中学の生徒ら十二人の乗ったボートが、江の島と逗子の中間の七里ヶ浜の沖で転覆し、全員が死亡するという悲惨な事故だった」と記している。

事故後に同中学校の校庭で大法要が行なわれ、姉妹校の鎌倉女学校の生徒たちにより、女学校(数学)教師の三角錫子作詞によるこの歌が歌われたという。(この歌のWikipediaにある「歌詞について」の記述内容には、さすがに別論かつ出来過ぎた感がする・・・そもそもWikipediaの書き出しに、歌のジャンルを「歌謡曲」とするなどから、全体に臭いが漂う)

彼女は、平塚らいてうの女性運動に共鳴した運動家でもあったという・・・抽象論ではなく、家事の実践的改善にもかかわった。

ところで、同歌の作曲者について、著名な音楽評論家による混乱があったようで、原曲の讃美歌の曲名「Garden(天の園)」をあててしまったようだ。後に、正式にジェレミー・インガルス(Jeremiah Ingalls)と判明する・・・そのいきさつについて、上掲書やWikipediaなどに触れられている。


「真白き富士の根」歌詞全文(← Wikipediaより)
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真白き富士の嶺、緑の江の島
仰ぎ見るも、今は涙
歸らぬ十二の雄々しきみたまに
捧げまつる、胸と心

ボートは沈みぬ、千尋(ちひろ)の海原(うなばら)
風も浪も小(ち)さき腕(かいな)に
力も尽き果て、呼ぶ名は父母
恨みは深し、七里ヶ浜辺

み雪は咽(むせ)びぬ、風さえ騒ぎて
月も星も、影を潜(ひそ)め
みたまよ何処(いずこ)に迷いておわすか
歸れ早く、母の胸に

みそらにかがやく、朝日のみ光り
暗(やみ)に沈む、親の心
黄金(こがね)も宝も、何にし集めん
神よ早く、我も召せよ。

雲間に昇りし、昨日の月影
今は見えぬ、人の姿
悲しさあまりて、寝られぬ枕に
響く波の、音も高し

帰らぬ浪路に、友呼ぶ千鳥に
我も恋し、失(う)せし人よ
尽きせぬ恨みに、泣くねは共々(ともども)
今日も明日も、かくてとわに
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■ Youtube(登録: 水沼壽通)
「真白き富士の根」
https://www.youtube.com/watch?v=Ldt-eYK6oUw


■ Youtube(登録: Adam Miller)← 讃美歌より
「The Garden Hymn (Southern Harmony #90)」
https://www.youtube.com/watch?v=Qel-_Ykp7Xs

福島県会津地震

きのうの夜、椅子に座ったまま、床に落ちたものを拾おうとして体を捩じったところ、わき腹をつったようで、軽い捻挫状態がつづいている。

きょうの日付に変わった未明、寝床でテレビのスイッチを入れたとき、福島県会津地方(檜枝岐:ひのえまた)で「震度5-(5弱)」の地震が発生したとNHKのアナウンサーが報じていた。急なことだったためか、慌てた様子が見られた。一方、東京では体感がなかったけれど・・・深夜に寝覚めてテレビを見たのは、何かを感じたためかもしれない。

■ 気象庁(地震情報 : 詳細情報  2025/01/23 02:53 発表)
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地震検知日時             2025/01/23 02:49
緯度 経度             北緯37.0度 東経139.4度
マグニチュード         5.0 ⇒  5.2*
震源の深さ                 10km  ⇒  4Km*
震央地名                    福島県会津
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(*)ウェザーニュースによると「気象庁は4時45分に震源要素の暫定値を発表し、速報値のM5.0深さ約10kmから値が更新されました。」(2025/01/23 04:46)
https://weathernews.jp/s/topics/202501/230249quake/


■ 気象庁(地震情報 : 一覧、1/23 07:41現在)← 福島県会津地方のみピックアップ
テレビに速報が流れるほど大きな地震以前、同震央ではその2日前の早朝から、ちいさな地震(有感地震)が連続発生していたことが分かる。

地震検知日時         震央地名      マグニチュード   最大震度
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2025/01/23 07:41 福島県会津      2.8     震度2
2025/01/23 07:32 福島県会津       1.7     震度1
2025/01/23 06:11 福島県会津       2.3 震度1
2025/01/23 06:05 福島県会津      1.6     震度1
2025/01/23 04:53 福島県会津       2.6 震度1
2025/01/23 04:20 福島県会津      3.3 震度3
2025/01/23 04:18 福島県会津       2.1 震度1
2025/01/23 04:16 福島県会津       2.6 震度2
2025/01/23 04:09 福島県会津       2.5 震度1
2025/01/23 04:07 福島県会津       2.1 震度1
2025/01/23 03:47 福島県会津       2.4 震度1
2025/01/23 03:43 福島県会津       2.6 震度1
2025/01/23 03:41 福島県会津       2.2 震度1
2025/01/23 03:27 福島県会津       1.7 震度1
2025/01/23 03:28 福島県会津       3.2 震度3
2025/01/23 03:21 福島県会津       3.2 震度3
2025/01/23 03:14 福島県会津       2.4 震度2
2025/01/23 03:12 福島県会津       2.2 震度1
2025/01/23 03:02 福島県会津       1.9 震度1
2025/01/23 03:01 福島県会津       2.4 震度2
2025/01/23 02:57 福島県会津       3.2 震度3
2025/01/23 02:49 福島県会津       5.0 震度5弱
2025/01/22 06:06 福島県会津       3.5 震度3
2025/01/22 03:29 福島県会津       2.2 震度1
2025/01/22 03:26 福島県会津       2.3 震度1
2025/01/22 03:22 福島県会津       2.4 震度1
2025/01/22 03:03 福島県会津       2.9 震度1
2025/01/21 20:55 福島県会津       2.4 震度1
2025/01/21 09:03 福島県会津       2.6 震度2
2025/01/21 08:54 福島県会津       3.3 震度2
2025/01/21 06:54 福島県会津       2.1 震度1
2025/01/21 06:49 福島県会津       2.1 震度1
2025/01/21 06:42 福島県会津       2.9 震度2
2025/01/21 06:34 福島県会津       3.3 震度2
2025/01/21 05:48 福島県会津       3.1 震度1
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会津地域にある断層帯「会津盆地西縁断層帯会津盆地東縁断層帯」と、今回の檜枝岐村は位置的に離れているので、一安心である。

2025年1月21日火曜日

自然観察園、トランプ米大統領就任式(就任演説 日本語訳全文)

きょう(1/21)の日付に変わった未明、午前2時(米時間20日正午)過ぎ、共和党のドナルド・トランプ氏が米国第47代大統領に就任した。就任演説*の画面を見ながら、ペンシルベニア州バトラーから生き抜いた彼の決意を感じたし、政治テーマを体現する力強さに溢れているように見えた。
(*)就任演説を、本ブログの下記に、時事通信訳と思われる全文を追掲載。

演説で語られた「常識の革命」について、その後、メディアはほとんどフォローしないのはなぜだろう。底流に、バンス副大統領とこれから時代に立ち向かい、いずれ継承が予想されるというに・・・。

昼下がり(午後3時半~4時)に、公園併設の「自然観察園」へ出かけた。きのうより最低気温が暖かいというだけで、気分が楽だったからかもしれない。公園までの道のりも穏やかなものだった。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

自然観察園には観察者の人影はなく、観察路を補修する業者さんたちがいるくらい。冬の寒さに草原(くさはら)は枯れてしまい、そこにはカラスがわが物顔して舞い降りていた。



ソシンロウバイ(写真左)、ムサシアブミ(写真中央)、ロウバイ(写真右)
草木に花が見あたるものはわずかで、次の通り。
・観察園の東端で、「ソシンロウバイ」の花が咲いているのを見た。花弁も花芯も同じ黄色で、パステル調の柔らかさと可憐さがある。花に近づいたが、(スイセンのような)香りを嗅げなかった・・・というか、何も感じなかったのが正直なところ。
・観察園の中央の順路が補修されて、どうやら通じるようになった。路傍の草地に転がるように「ムサシアブミ」の赤い実があった。存在の仕方が少々異様。この後、どのように変化していくのか想像するのが楽しみ。
・観察園の西端に、「ロウバイ」の花が咲いている。ソシンロウバイと同様に黄色の花弁をしているが、花芯は赤茶色と異なる。おまけに、辺りに甘い香りを漂わせていた。なおソシンロウバイは、ロウバイの園芸種。




(追記)

■ 朝日新聞
「【日本語訳全文】トランプ大統領の就任演説  トランプ再来アメリカ大統領選挙2024」(2025年1月21日 12時51分)
https://www.asahi.com/articles/AST1P053PT1PDIFI005M.html?iref=pc_extlink

米国のドナルド・トランプ大統領が20日、ワシントンの連邦議会議事堂で行った就任演説の日本語訳全文は以下の通り。(← 文末に(時事)がある=時事通信配信の翻訳か)

(本ブログ関連:”トランプ米大統領就演説”)
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 皆さん、本当にありがとう。

 バンス副大統領、ジョンソン下院議長、スーン上院院内総務、ロバーツ最高裁長官、最高裁判事、クリントン、ブッシュ、オバマ各元大統領、バイデン前大統領、ハリス前副大統領、そして国民の皆さん、米国の黄金時代がいま始まる。

 この日からわが国は繁栄し、世界中で再び尊敬されるだろう。全ての国の羨望(せんぼう)の的となる。米国がこれ以上つけ込まれることを許さない。トランプ政権下の日々、私は非常に明快に米国を第一に据える。

 われわれの主権と安全は回復される。正義の均衡は取り戻される。悪意があり、暴力的かつ不公正な司法省政府の武器化は終わる。最優先事項は、誇り高く、繁栄し、自由な国をつくることだ。まもなく米国はかつてなく偉大で強く、はるかに例外的になる。

米国にはかつてないほどのチャンス

 国家的成功のわくわくするような新時代の幕開けにいるという確信と楽観と共に大統領職に復帰する。変化の波が国中を席巻している。陽光が全世界に注がれ、米国にはかつてないほどこの機会を捉えるチャンスがある。

 しかし、まずわれわれが直面する課題に向き合わねばならない。課題は多いが、世界が目撃する米国内の大きな勢いの前に消え去るだろう。

 今日、政府は信頼の危機に直面している。長年にわたり、急進的で腐敗した既得権益層は、市民から権力と富を搾取してきた。社会の支柱は破壊され、完全に荒廃したように見える。

 政府は国内の単純な危機さえ管理できず、海外で壊滅的な出来事に次々と巻き込まれている。法を順守する高貴な米国民の保護に失敗する一方、刑務所や精神科病院から抜けだし、世界中から米国に不法入国した危険な犯罪者に保護と聖域を与えている。

 政府は外国の国境を守るために際限なく資金を投じながら、米国の国境とさらに重要な自国民を守ろうとしなかった。素晴らしい人々がひどい扱いを受けたノースカロライナ州や、何カ月も前に起きたハリケーン被害にいまだ苦しんでいる他の州の例が示すように、政府はもはや緊急時に基本的サービスを提供することができない。

全ての恐ろしい裏切りをひっくり返す

 より最近では、何週間も前から悲劇的な火災が続くロサンゼルスにおいて、収束の兆候さえない。山火事は住宅やコミュニティーを燃やし、今ここに座っているこの国で最も裕福かつ力を持つ人々にさえ影響を与えている。彼らは家を失った。それは興味深いことだが、このようなことが起きてはならない。誰も何もすることができない。それは変わるだろう。

 われわれの公衆衛生システムには世界のどの国よりも多くの金が費やされているが、災害時に何もできない。教育システムでは、教師は子供たちに自らを恥じ、多くの場合には自国を憎むよう教えている。われわれが必死に子供に愛を与えようとしているにもかかわらずだ。全てはきょうから非常に速く変わる。

 私の当選は、これら全ての恐ろしい裏切りを完全かつ全面的にひっくり返し、人々に信仰と富、民主主義、そして自由を返すための(国民の)負託だ。この瞬間から、アメリカの衰退は終わる。われわれの自由とわが国の輝かしい運命がもう否定されることはなく、直ちに米国政府の誠実さ、競争力、忠誠心を回復する。

 過去8年間、私は250年に及ぶ米国の歴史で、どの大統領よりも試練を受けてきた。その過程で多くのことを学んだ。われわれの共和国を取り戻すための旅は容易ではなかった。それは断言できる。われわれの大義を阻止しようと望む人々は、私の自由、そして実際に命を奪おうとした。

私は神に救われた

 ほんの数カ月前、美しいペンシルベニアの地で、暗殺者の弾丸が私の耳を貫通した。しかし、私の命が救われたのには理由があったのだとその時感じた。今ではその確信を強めている。私はアメリカを再び偉大にするために神に救われた

 だからこそ、愛国者による政権の下、尊厳と権力、強さをもってあらゆる危機に対処するために日々働く。あらゆる人種、宗教、肌の色、信条の市民に再び希望と繁栄、安全、平和をもたらすために目的意識とスピードをもって行動する。

 米国市民にとって、2025年1月20日は解放の日だ。先の大統領選挙が、米国の歴史の中で最も偉大かつ最も重要な選挙として記憶されるよう願っている。

 われわれの勝利が示すように、国全体がわれわれのアジェンダの下で急速に団結しつつあり、老若男女やアフリカ系、ヒスパニック系、アジア系の米国人、都市部、郊外、地方などほぼ全ての社会の構成者からの支援が劇的に増加している。

 非常に重要なことに、われわれは一般投票七つの激戦州力強い勝利を収め、何百万票もの差で勝利した。黒人とヒスパニックのコミュニティーが示してくれた多大な愛と信頼に感謝したい。われわれは記録を打ち立てた。それを忘れない。選挙戦であなた方の声を聞いた。今後何年も一緒に働くのを楽しみにしている。

すべては常識の問題だ

 きょうはキング牧師記念日だ。彼の大きな名誉のために、彼の夢を実現するために共に努力する。われわれは彼の夢を実現させる。

 米国には国家の団結が戻りつつあり、自信と誇りはかつてないほど高まっている。私の政権は全ての面において、卓越性の追求とたゆまぬ成功に触発されるだろう。私たちの国と憲法、神を忘れない。それはできない。

 本日、私は一連の歴史的な大統領令に署名する。これにより、米国の完全な復興と常識の革命を始める。全ては常識の問題

 第一に、南部国境における国家非常事態を宣言する。全ての不法入国は直ちに止まり、何百万もの犯罪的外国人を出身地に戻すプロセスを開始する。私が打ち出した「メキシコにとどまれ」政策を復活させる。(不法入国者を)拘束後すぐに釈放する慣行を終わらせ、わが国に対する破滅的な侵略を撃退するために軍隊を南部国境に派遣する。

 本日署名する大統領令の下、犯罪カルテルを外国テロ組織に指定する。1798年の敵性外国人法を発動することで連邦と州の法執行機関の巨大な権限を行使するよう政府に命じ、米内陸部の都市にも破壊的な犯罪をもたらす外国のギャングや犯罪ネットワークを駆逐する。

 軍最高司令官として、脅威や侵略から国を守ること以上に重要な責務はない。それこそが私が行おうとしていることだ。これまで誰も見たことのない規模で実行する。

 次に、全閣僚に対し、記録的なインフレを打破し、迅速にコストと物価を引き下げるためにあらゆる力を結集するよう指示する。インフレ危機は、膨大な過剰支出とエネルギー価格の高騰によって引き起こされた。だからこそきょう、国家エネルギー緊急事態を宣言する。われわれは(エネルギー資源の)採掘を行う。採掘だ。

米国は再び豊かな国になる

 米国は再び製造国になる。他の製造国が持ったことのない、どの国よりも大量の石油天然ガスを持っている。それを活用する。(石油)価格を引き下げ、戦略備蓄を最大にまで補充し、米国のエネルギーを世界中に輸出する。米国は再び豊かな国になる。その実現を助けるのが足元にある黄金の液体だ。

 本日、「グリーン・ニューディール」政策を終わらせる電気自動車の普及策を撤回し、自動車産業を救い、偉大な自動車産業労働者に対する私の神聖な誓いを守る。つまり、自分の好きな車を買うことができるということだ。

 ほんの数年前には誰も夢にも思わなかったようなスピードで、再び米国で自動車を製造するだろう。信任票を投じてくれた自動車産業労働者に感謝する。その投票で大いなることを成し遂げた。

 米国の労働者とその家族を保護するため、貿易システムの修復を直ちに開始する。他国を豊かにするためにわれわれの国民に課税していたが、米国民を豊かにするため外国に関税を課す。この目的のため、全ての関税および歳入を徴収する外国歳入庁を設立する。外国から巨額の金が国庫に流れ込むことになる。アメリカンドリームはまもなく復活し、かつてないほど栄えるだろう。

 政府の能力と有効性を回復するため、新しい政府効率化省を設立する。

 連邦政府は長年にわたり、違法かつ違憲表現の自由を制限しようとしてきたが、私は政府のあらゆる検閲を直ちに停止し、米国に言論の自由を取り戻すための大統領令に署名する。

 政敵を迫害するために、国家の強大な力が武器化されることは二度とない。私自身が経験したことだ。そんなことは許さない。二度と起こらない。

きょうから性別は男女の二つのみ

 私のリーダーシップの下、合憲的な法の支配の下で、公正、平等、公平な正義を回復する。そして法と秩序を取り戻す。

 今週、私は人種ジェンダーを公私生活のあらゆる側面へ社会的に持ち込もうとする政府の政策も終わらせる白人と有色人種を区別しない能力主義の社会を築く。米政府の公式方針として、きょうから性別は男女の二つのみとする

 新型コロナウイルスワクチン接種の義務化に反対したために不当に除隊された軍人を復職させ、未払い賃金を全額支給する。そして、わが国の戦士たちが任務中に過激な政治理論や社会実験にさらされるのを直ちに止める命令に署名する。米軍は米国の敵を倒すという唯一の任務に集中できるようになるだろう。

 2017年のように、世界がこれまでに見たことのない最強の軍隊を再び構築する。勝利した戦争だけでなく、終わらせた戦争、そして恐らく最も重要なこととして、一切参加しなかった戦争によって成功を評価することになる。

 私が最も誇るレガシー(政治的遺産)は、平和の構築者と団結させる者になるだろう。平和を構築し、団結させる者になりたい。私の就任前日であるきのうから、中東で人質が家族の元に戻り始めているのは喜ばしい。米国は、地球上で最も偉大で強力、最も尊敬される国家としての正当な地位を取り戻し、全世界の畏怖(いふ)と称賛を呼び起こすだろう。

すぐに、メキシコ湾の名称をアメリカ湾に

 これからすぐに、メキシコ湾の名称をアメリカ湾に変更し、偉大な大統領ウィリアム・マッキンリーの名前を復活させ、(デナリ山の名称を)マッキンリー山に戻す。それが本来あるべき場所、所属する場所だ。

 マッキンリー元大統領は、関税と才能を通じて米国を非常に豊かにした。彼は生まれながらのビジネスマンで、彼がもたらした資金によりテディ(セオドア)・ルーズベルト元大統領は多くの偉業を成し遂げることができた。その中にはパナマ運河も含まれるが、愚かにも米国からパナマの手に渡ってしまった。

 米国はパナマ運河建設にかつてないほどの巨額の資金を費やし、3万8千人の命を失った。私たちは、決してするべきではなかったこの愚かな贈り物によって非常にひどい扱いを受け、パナマがわれわれにした約束はほごにされている。われわれの取引の目的と、条約の精神は完全に侵害されている。米国の船舶はひどい過剰請求を受け、いかなる方法、形態においても公平に扱われていない。これには米海軍も含まれる。中国がパナマ運河を運営しているが、われわれは中国ではなくパナマに運河を与えたのだ。米国は運河を取り返す

 何よりも、米国民への私のメッセージは、再び勇気と力強さ歴史上最大の文明の活力をもって行動する時が来たということだ。国家を解放し、勝利と成功の新たな高みへと導いていく。われわれはひるまない。力を合わせて慢性疾患の蔓延(まんえん)を終わらせ、子供たちの安全と健康を維持し、病気から守る。米国は再び成長する国家となり、富を増やし、領土を拡大し、都市を建設し、期待を高め、新しく美しい地平線に国旗を掲げていく国家になる。

 宇宙に対する明白な天命を追求し、米国人宇宙飛行士が火星に星条旗を立てる。野心は偉大な国の活力源であり、現在、米国は他のどの国よりも野心にあふれている。わが国のような国は他にない。

米国は再び尊敬され、称賛される

 米国民は探検家、建設者、革新者、起業家、そして先駆者だ。フロンティアの精神がわれわれの心に刻まれている。次なる大冒険の呼び声が魂の内側から響いている。米国民の先祖は、広大な大陸の端にあった小さな植民地群を、地球上で最も並外れた国民から成る強大な共和国に変えた。誰も足元に及ばない。

 米国民は、手つかずの自然が広がる荒れた土地を何千マイルも突き進んだ。彼らは砂漠を横断し、山を越え、計り知れない危険に立ち向かった。西部地方を勝ち取り、奴隷制度を終わらせ、何百万もの人々を圧政から救い出し、何十億もの人々を貧困から救い出した。電気を利用し、原子を分裂させ、人類を天に打ち上げ、人間の知識の宇宙を人々の手のひらの上にもたらした。われわれが力を合わせればできないことは何もなく、達成できない夢もない。

 多くの人は、私がこれほど歴史的な政治的復帰を果たすことは不可能だと考えていた。しかしご覧の通り、私はここにいる。米国民は声を上げた。私は今、不可能なことは何もないという証拠として立っている。米国は不可能を可能にするのが最も得意だ。

 ニューヨークからロサンゼルス、フィラデルフィアからフェニックス、シカゴからマイアミ、ヒューストンからここワシントンまで、わが国は権利と自由のために全てをささげた何世代にもわたる愛国者たちによって築かれてきた。彼らは農民であり兵士であり、カウボーイであり工場労働者であり、鉄鋼労働者であり炭鉱労働者であり、警察官であり開拓者だった。いかなる障害も彼らの心やプライドを打ち破ることはできず、彼らは前進し続けた。力を合わせて鉄道を敷設し、高層ビルを建設し、大きな高速道路を建設し、2度の世界大戦に勝利し、ファシズムと共産主義を打ち破り、直面するあらゆる課題に勝利した。

 われわれは共に乗り越えてきた全てのことを経て、米国史上最も偉大な4年間を目の前にしている。あなた方の助けで米国の約束を回復し、愛してやまない国を再建する。われわれは神の下の一つの国民、一つの家族、そして一つの栄光ある国家だ子供のために夢を抱く全ての親、そして自分の将来を夢見る全ての子供たちへ、私はあなたたちと共にいる。あなたたちのために戦い、勝利する。われわれはこれまでにない勝利を手にする。

 近年、わが国は大きな苦難に見舞われたが、この国を取り戻し、再び偉大に、かつてないほど偉大な国にしようとしている。思いやりと勇気、例外主義に満ちた他に類を見ない国になるだろう。われわれの力が全ての戦争を止め、怒りに駆られて暴力的で全く予測不可能だった世界に、新たな団結の精神をもたらすだろう。

 米国は再び尊敬され、称賛されるだろう。あらゆる宗教、信仰、善意の人々からも。われわれは繁栄する。誇りを持つようになる。強くなり、かつてないほどの勝利を手にする。征服されず、脅かされることもない。くじけることなく、失敗することもない。この日から、米国は自由で主権を持つ独立国家となる。

 勇敢に立ち上がり、誇りを持って生きていく。大胆な夢を持ち、何物も行く手を阻むことはない。われわれが米国民だからだ。未来はわれわれのものであり、黄金時代は始まったばかりだ。米国に神のご加護を。ありがとう。(時事)

(朝日新聞の記事の表記・表現と一部異なる場合があります)
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2025年1月20日月曜日

大寒2025

きょうは二十四節気の「大寒(だいかん)」となり、一年で寒さが最も厳しいころ。気象庁の「(東京都) 平年値(年・月ごとの値)」(1991~2020年)*で、「冬」の季節区分である 12月~2月の平均気温を見ると、1月が最も寒い。日ごとでは、1/21,22の両日である。
    12月  7.7℃
    1月   5.4℃  ← 1/21、1/22  5.1℃**
    2月   6.1℃
(*) https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662
(**) https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_d.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=1&day=&view=p1

(本ブログ関連:”大寒”)

ところが、今朝のテレビの天気予報によれば、東京都のきのう(1/19)の最高気温(9.2℃、11:22)よりアップして、3月並みの暖かさになるとのこと。しばらく気温は緩むようで、その結果「花粉症」対策が必要になるらしい。

そんなわけで <大寒> ながら、体感は冬ならず、春ともならず。もともとの大陸でいう、寒い季節の寒暖の周期、「三寒四温」だ。あとは、来月の「立春」を待つのみ。

「七十二候」
大寒の期間の七十二候は以下の通り。
● 初候: 款冬華(ふきのとう はなさく)  蕗の薹(ふきのとう)が蕾(つぼみ)を出す
● 次候: 水沢腹堅(さわみず あつく かたし)  沢に氷が厚く張りつめる
● 末候: 鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす)  鶏が卵を産み始める

そういえば、先日、スーパーで買った惣菜セットに苦味のあるテンプラが入っていて、「タラの芽」だったか、それとも「蕗の薹(フキノトウ)」か。形、サイズからして、タラの芽だったろうけれど。口にしたとき走った苦味に、春が近くなんだと気付いた次第。

2025年1月19日日曜日

「植物に学ぶ生存戦略」、あのことですが・・・

公園の<植物>をおもに観察する、月一定例の「自然観察会」への参加をサボって久しい。

自然観察のジャンルの中でも、<植物>は最も身近にありながら多様で多彩。フィールドに同行して、解説いただいたことを手帳に記入するが、いつのまにか揮発してしまうし、それに足腰の按配も歳相応にきつくなってきた。

そんなわけで、きょうの観察会も休んでしまった。かわりに別日に、公園併設の「自然観察園」入口にある掲示板と「花だより」の資料をもとに園内を巡っている。観察会で植物をまず見て知るのとは逆に、情報を知って植物を探すことになる。それで十分なくらいだ。

ところで、ネットのニュース記事を読んで、思わず笑ってしまった。NHKの(教育)Eテレでときどき再放送される番組「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」* だ。「『シュールな演出』と『本格的な生態解説』」で人気というだけあって、次回はどんな話題を紹介してくれるのかと楽しみになる、そんな番組。
(*)「植物に学ぶ生存戦略」:  https://www.nhk.jp/p/ts/LN267PV228/

このブログのため、「NHKプラス」に登録しましたよ・・・。

■ サンスポ
山田孝之、NHK林田理沙アナに『さようなら…』」(2025/01/19 09:00)
https://www.sanspo.com/article/20250119-I2F6L7BF6FCG7GWS2TBNNVOOSQ/
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・俳優、山田孝之(41)が18日放送のNHK Eテレ「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之(10)」(後8・45)に出演。林田理沙アナウンサー(35)の不在を嘆いた
・同番組は山田と林田アナによる「シュールな演出」と「本格的な生態解説」で熱狂的な支持を集め、2023年には日本植物学会の特別賞を受賞した。
・今回は** 林田アナに代わってお笑いコンビ、ザ・マミィの林田洋平(32)***が登場。スタジオに置かれたテレビで林田アナが「さようなら」とつぶやく映像を再生した山田は「さようなら…」とショックを隠し切れない様子だった

山田 孝之(やまだ・たかゆき) 1983(昭和58)10月20日生まれ。鹿児島県出身。(以下略)
林田 理沙(はやしだ・りさ) 1989(平成元)年12月19日生まれ。長崎県出身。(以下略)
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(**)上記情報では、「今回は」としているが、同回番組で男性タレントが「今回から」と言っている。タレントもアナウンサーと同じ名前の林田さんだ。
- 林田アナウンサーとの最後の別れに流れるサウンドは、まるでイタリア映画のよう。
- ところで、今回のお題は「トウガラシ」・・・
(***)林田洋平(人力舎): https://www.p-jinriki.com/sp/talent/themommy/


(参考)
■ NHK(教育)Eテレ
NHKラーニング「植物に学ぶ生存戦略」より
「チューリップに学ぶ生存戦略」
https://www2.nhk.or.jp/learning/video/?das_id=D0024010240_00000

2025年1月18日土曜日

野鳥センサス欠席とGemini

先週土曜日(1/11)実施の「野鳥センサス」*を欠席したという自覚があったのに、なぜか昨晩になって、<目覚まし時計> を用意して明日(1/18)に備えようと、すっかりその気になっていた。念のため観察会のホームページを参照して、勘違いに気付いた。うかつ者、そこつ者・・・といった落語的按配で乗り切るつもり。

(*-1)野鳥センサス(Googlの生成AI 「Labs」)
・野鳥センサスは、「鳥類の個体数や分布などを調査する活動で、『ラインセンサス』や『スポットセンサス』などがある」。
・探鳥会が例年実施の調査方法は、「ラインセンサスで、あらかじめ決められたルート(河川など)を歩き、鳥の姿や鳴き声を確認する」。

(*-2)野鳥ラインセンサス(環境省自然環境局生物多様性センター、日本野鳥の会 )
モニタリングサイト1000  森林・草原の鳥類調査ガイドブック」(2006年3月改訂版)
https://www.biodic.go.jp/moni1000/manual/line_census.pdf

これから二十四節気の「大寒」が来るというに、<春>を感じて「木の芽どき」を先取りしてしまったのだろうかと心配になる。凹んだ気分を紛らわすに「いい話」はないかと、Googleの生成AI「Gemini」に、チャット形式でつぎつぎ質問した。ところが、反対に私の質問の意図を根堀り深掘りされ、そのうち「物忘れ」に原因があると帰着されてしまう。

Gemini 恐るべし。チャットをずっと付き合うと、悪女の深情け状態におちいりそう。
悪女ってんで、中島みゆきの「悪女」を聴いたら、「涙ぼろぼろ ぼろぼろ / 流れて 涸れてから」って、そうとう自虐的。この歌は、女性が自虐的をはばからなくなった頃のことなんでしょうね。

2025年1月17日金曜日

(雑談)いいな:117

きょうは、1月17日で「いいな」と読める。それで、「いいな」にあたる数字 117 を適用できるものを探した。

● 電話の3桁番号サービス(117)
NTT東日本: 117 時報サービス
「117番をダイヤルすると、現在の時刻を確認できます。」(通話料有料)
ー 今は、時計が勝手に GPS(全地球測位システム)衛星から時刻を受信するようになってきた。少し前に購入した掛け時計は、電池を入れたら直ぐに長針・短針が回りだしたのに驚いた。

● 記念日(1月17日)
日本記念日協会:「おむすびの日」ほか
ー おむすびって、どうしてあんなに美味しいんだろう。
ー NHKの番組「おむすび日本」は、「郷土色豊かな各地の『ご当地おむすび』をとりあげ、その起源や成り立ち、おいしく食べる工夫を探ります」と紹介している。
(番組の飯尾さんの脱力感と、王林ちゃんの素朴さが更に味を添える! ベストコンビだ。

● 記念日(11月7日)
日本記念日協会:「あられ・おせんべいの日」ほか
全国米菓工業組合が制定。「冬に向かう『立冬』の日に、こたつで温かいお茶とあられ・おせんべいでおしゃべりを楽しむ」とのこと。
ー スーパーで菓子を買うとき、最近は「せんべい」や「あられ」に手が出る。しかも柔らかめがよい。

今様の記念日は、業界などが協会に申請したりして制定するケースが多い。数字の「117」から浮かぶのは「いいな」といった評価や感想であって、商品(名)とつながる語呂合わせにならず苦戦しているようだ。電話番号を除いては、伝統を持つものが当然のように制定できるように見える。

ところで、Wikipediaで「117」を見たら、こんなことがあった。
    117の約数 : 1、3、9、13、39、117   ← 修正
    117の約数の和 = 1+3+9+13+39+117 = 182
117(いいな)から、182(いやに)なってしまった。

2025年1月15日水曜日

音を探し聞くこと

「鉄道ファン」にはいろいろな種類があって、「乗り鉄」や「撮り鉄」など細分化している。そんな中、プラットフォームや車内の(駅員や車掌による)音声とか、起動車のモーター音などに焦点を合わせた「音鉄(録り鉄)」といったジャンルまであるようだ。

「野鳥観察」では、そのように独立した世界はないが、ベテランの方の場合、<総合的>なスキルとして、林の奥深くに隠れて鳴く野鳥を同定する。鳴き声だけで、フィールドに野鳥が <存在> する証となる。同行しながら、峻別力にいつも驚かされる。

随分と昔のこと、屋外に出て、自然や人工の<音>を録音するのが流行った。肩に吊るした携帯型「カセットテープ・レコーダー」(テレコ)を片手でチューニングして、もう一方の手にした「パラボラ型マイク」*を持ち上げて集音し、ヘッドホンで音源を確認する。少年たちに、あこがれのスタイルだった・・・残念ながら実現できなかったが。いわゆる個電時代のはしりのことだ。
(*)今はレコーダーの性能が良くて、パラボラ型にする必要はないようだ・・・。

ネットに、野外録音機器の変遷について紹介があった。カセットテープ・レコーダーに「デンスケ」の呼び名があったことを思い出させてくれた。

■ 千葉県立中央博物館「ききみみコレクション」
「千葉県立中央博物館での録音方法」
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/kikimimi/houshin_top.html

以前、野鳥の鳴き声を身につけたくて、鳴き声集とでもいうCDを購入したことがある。毎晩、それを寝床で聴きながら眠った。数日、繰り返したところ、鳥と関係ないことだが悪い夢を見てしまった。鳥の鳴き声とどんな関係があったのか・・・、ともかく寝ながら聞くのを止めた。

(本ブログ関連:”鳥 CD”)

2025年1月14日火曜日

1月の満月(ウルフ・ムーン)

きょう(1月14日/旧暦12月15日)の月は、月齢 14.2で、今年最初の「満月」となる(7:27)。天気予報では、今晩は晴で、夕方から湿度が徐々に上がっていくようだが、もしかしたら満月をくっきり観察できるかもしれない。ちなみに、夜9時ごろの満月は真東(高度 44.2)に浮かび、その上に火星がちょこんと乗っているそうだ・・・寒さを我慢して観察に出かけるか、思案のしどころ。

(本ブログ関連:”満月”)

ところで、米国の農事暦(The Old Farmers’ Almanac)*では、寒い1月の満月を「ウルフ・ムーン(狼月)」と呼んでいる。
(*)農事暦(ALMANAC): https://www.almanac.com/content/full-moon-january

わざわざオオカミを1月の満月にあてたのは、理由があってのことだろうかと、Googleの生成AIの Gemini に次のような質問をしたところ回答があったので要約を記す。
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Q.冬のオオカミは、夜に遠吠えしますか?
A.冬のオオカミが必ずしも夜にだけ遠吠えするわけではありません。
・遠吠えは、群れの結束を固めるため、縄張りの主張のため、コミニュケーションのため。
・なぜ「冬の夜に遠吠えする」イメージがあるのかについて、聞き取りやすいことの外に、「月の光と遠吠えのロマンチックなイメージ」には、「月明かりの下で遠吠えをするオオカミの姿は、文学や音楽などにおいてロマンチックなイメージとして描かれることが多く、それが定着している可能性があります」。
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インディアンにとって、寒く長い冬を生き抜くオオカミたちへ、畏敬の念を込めて年初の満月にあてたのだろう。

(本ブログ関連:”オオカミ”)

寒中の今夜、満月を撮らえんと出かけてみるか? 
・・・ あぁ、寒さにまけた。いぇ、冬空にまけた。

笠森お仙

きのう(1/13)の「成人の日」について記したブログの末尾に、江戸の美人として有名だった「笠森お仙」(1751年:宝暦元年~1827年2月24日:文政10年1月29日)について触れた。お仙は、現代風の成人にあたる20歳近くに嫁いだことになると記した。むかしの「嫁入り時」の16~17歳より少し歳を経てのことかな。

そこで、彼女が働いた水茶屋が笠森稲荷社のそばだったことから、稲荷に関連して触れてみたい。以前から、キツネと関わりのある「九尾の狐」から「稲荷信仰」へと興味が広がり、かつ近在の稲荷神社が「笠森稲荷」系であることを知り、興味が尽きない。

(本ブログ関連:”キツネ”、”稲荷信仰”、”笠森稲荷”)

江戸の時代、谷中の福泉院境内に笠森稲荷社があった。門前に水茶屋「鍵屋」があり、「明和三美人」の一人として知られる美貌で話題になった <看板娘> の「お仙(笠森お仙)」がいた。当時のブロマイドにあたる「錦絵」(浮世絵の中で多色刷りの絵)に、鈴木晴信作の「お仙茶屋」がある。すっきりして柔らかな眼差しと、細身の着物の裳裾から足袋を履いた足先をのぞかせている。

鈴木春信「お仙茶屋」(Wikipedia)

ネットに、お仙の賛歌ともいえる「小唄」があり、Youtube映像もあるので見てみよう。

■ 東京小唄・清元・三味線教室
歌詞集「笠森おせん」
https://kiyuumi.com/archives/2014/10/post_833.php
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鐘一つ売れぬ日もなし* 江戸の春 花の噂の高さより
土の団子の願事(ねぎごと)を かけた渋茶の おせん茶屋
あたしゃ見られて恥ずかしい 掛行燈(かけあんどん)に灯を入れる
入相(いりあい)桜ほんのりと 白きうなじの立ち姿
春信**描く一枚絵

朧(おぼろ)夜や 木の間にゆらぐ ぼんぼりの 灯影(ほかげ)まばゆき櫻花
手拍子打てば ちらちらと 散るを惜しまん 春の宵
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(*)鐘: 滅多に売れないものでもあるが、それも毎日売れる
(**)春信: 鈴木春信


■ Youtube(登録:春日とよ栄芝(栄芝)- トピック)
舞踏小唄「笠森おせん」(春日とよ栄芝)
https://www.youtube.com/watch?v=gXKq8WS3C6c

2025年1月13日月曜日

日向灘地震 (追記:南海トラフの巨大地震)

東京で気付かなかったが、夜のテレビ画面の上端に下記のような「地震速報」のテロップが流れた。日向灘に地震が発生し、宮崎市、宮崎県高鍋町などで震度5弱が観測された。なお、高知県、宮崎県沿岸に1m級の「津波注意報」が出されている。

■ 気象庁:地震情報 > 詳細情報
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地震検知日時     2025/01/13 21:19
緯度 経度             北緯31.8度 東経131.6度
マグニチュード     6.9
震源の深さ             30km
震央地名                日向灘
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関連して、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報」が出された。今後の「南海トラフ巨大地震」との関連性について調査(評価)が行われるとのこと。このところ、南海トラフに地震が連発しているので大変気になる。

(本ブログ関連:”南海トラフ”)


(追記 1/16)----------------------------------------------------------

■ NHK NEWS
「南海トラフ巨大地震 30年以内発生確率「80%程度」に引き上げ」(2025年1月16日)より抜粋
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250115/k10014694011000.html
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・政府の地震調査委員会は南海トラフの巨大地震今後30年以内に起きる確率について、1月1日時点で改めて計算し、これまでの「70%から80%」を「80%程度」に引き上げ、公表しました。

【千島海溝沿い】今後30年以内の発生確率は
マグニチュード8.8程度以上の巨大地震は、これまでと変わらず「7%から40%
マグニチュード8.0から8.6程度十勝沖地震は「20%程度」と、これまでの「10%程度」から上昇
マグニチュード7.8から8.5程度根室沖地震は「80%程度

【日本海溝沿い】今後30年以内の発生確率は
▽ 東日本大震災を引き起こした巨大地震と同じ、マグニチュード9程度の巨大地震は「ほぼ0%
マグニチュード7.9程度青森県東方沖および岩手県沖北部は「20%から40%程度」で、これまでの「10%から30%」から引き上げ
マグニチュード7.4前後のいわゆる宮城県沖地震は「80%から90%」で、これまでの「70%から90%」より上昇
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