10月最後の土曜日、早朝、空は薄曇りながら明るい。こんなに緩いのかと思うほどの気温(16.5℃)の中、野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。
最近、左膝の調子が按配よくない(せっかく回復したと思ったのに)。おまけに睡眠不足。観察開始早々、足元がふらつく。結局、みんなに追いつくのに精一杯で、じっくり観察する余裕もない。セカセカと慌ただしく過ごしてしまった(帰宅後、例によって転寝してしまう)。
観察の途上、下記内容(写真説明)も含めて、博識の会長から次の話をうかがった。
・公園樹木の解説掲示板が誤っているのを指摘された(幹に横筋のある「エノキ」を「エゴノキ」と誤表示)
・下記「ホウノキ」と「トチノキ」: 葉の単位(単葉と複葉)について(⇒ 写真説明)。
・「エノキ」の 葉: 形が左右非対象形、葉の半分先端の縁に鋸歯(きょし)がある。「オオムラサキ」の食草であること。
・小さな棘のある実の野草「オオオナモミ」と「オナモミ」の違いについて。
・小川の岸辺に、薄桃/白色の花が咲く「ミゾソバ」から蕎麦を作ってみたいとのこと。
今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨ(ヒヨドリ): 観察早々、鳴き声が聞こえる
・メジロ: 3羽ほど目視するがあまりに小さくて、ベテランの方は鳴き声で判別
・シジュウカラ: 1羽、枝にとまっているが、私に眼力がない
・エナガ: 1羽(2羽)ほど枝にとまっているが、私に眼力がない
・カワラヒワ: なんと50羽ほど(ベテランの方のカウント)、群れて飛び去った
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・ダイサギ: そろそろ、いつものように会うことができた
・コサギ: 公園で会った経験はあるが、多くはないとのこと
・カルガモ: 毎度会って、元気をもらう
・カワウ: 1羽、小川の上空を下流に向かって飛んで行った
・アオサギ: 飛んでいたと聞かされた
・カワセミ: 指さされた先に、葦の葉が揺れていた。たった今飛び去ったらしい
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・ホオノキ:(下記写真の通り)
・トチノキ:(下記写真の通り)
・エノキ:(上記会長の解説の通り)
・オオオナモミ:(上記会長の解説の通り)
・ミゾソバ:(上記会長解説の通り)
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ダイサギとコサギ(写真左)、カルガモ(写真右)
小川に接した水門の口に、水鳥たちが集まっていた。
・写真左の奥に「ダイサギ」がいつものように立ち、手前に「コサギ」がめずらしく並んでいた。非繁殖期のこの時期、コサギの指が黄色になっているのが分かる。
・サギたちのいるそばを「カルガモ」が4、5羽が小川に浮かんだり、岸に上がって餌を探していた。岸辺にたくさん生えている薄桃/白色の花が咲く「ミゾソバ」を食うそうだ。
ホオノキ(写真左)とトチノキ(写真右)
落ち葉の季節にふさわしく、幹の下に枯葉が敷き詰められていた。いずれも大きくて似た葉だが、「ホウノキ」の落ち葉の裏側は灰色、「トチノキ」の枯れ葉は赤茶色に見える。
・ホオノキの葉は「単葉」、トチノキの葉は「複葉」。
- 単葉:1枚1枚が独立した葉でできている。
- 複葉:5~6枚の子葉が集まって1枚の葉とされる。
-(参考)くりんとの自然観察ガイド:「複葉植物の戦略」より
http://www.enyatotto.com/nature/plant/fukuyou/fukuyou.htm