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2021年5月25日火曜日

(事例)Bloggerからブログの投稿削除とその復元

ある日、ブログをサービスするBlogger(=Google)から、ブログに投稿した4件について、「削除」した旨の通知を受信した。「削除理由」について覚えがなく、すぐに<申し立て申請>したころ、当日に「復元」した旨の返信があった。しかし、数日たっても投稿画面が表示されない。結局、復元が「下書き」レベルまでであることに気付き、投稿を「公開」処理して解決した。その経過を次に記す。

① 本ブログの投稿削除の通知を受ける
突然のことで驚く。Bloggerから次のような通知が届いたのだ。全く身に覚えのない「削除理由」だった。
-------
・投稿について審査の必要があるとの報告を受けました。審査の結果、当該の投稿は Blogger のガイドラインに違反していると判断し、削除いたしました
・お客様のブログ投稿が削除された理由
この投稿のコンテンツが、マルウェアとウイルスに関する Blogger のポリシーに違反していることが判明いたしました。本メールに記載されているリンクからコミュニティ ガイドラインのページにアクセスし、詳細をご確認ください。
-------

通知文に示された該当の投稿を確認したところ、公開表示されなくなっていた。気になったのは、削除通知のメールが本当にBlogger(=Google)からだったのだろうかだった。
- Bloggerからのメールを「メッセージのソースを表示」して、「元のメッセージ」項目を確認したところ、いずれも ”PASS" であるので本物と納得する。

② 削除に対する <申し立て申請>をする
そこで、上記の削除についてBloggerに対し<申し立て申請>をした結果、ぞの日のうちに「復元」した旨の返信があった。
-------
・投稿をコミュニティ ガイドラインに照らして再評価いたしました。再審査の結果、当該の投稿を復元いたしましたので、(投稿のURLに)アクセスしてください。
-------

③ 復元の確認できず
上記②で「復元」したという返信に従い、投稿のURLをクリックしたが表示されない。数日待っても状況は変わらなかった。

④ 復元は「下書き」のレベルまでだった
ネットで似たような事例を探したところ、ヒントになる解決方法が紹介されていた。類推して、「下書き」状態になっているのではないかと確認したところ、まさに図星。「下書き」リストから、当該の記事を「公開」にして、公開表示できた。

結論
結局、なぜ削除になったのか真の理由は不明だが、ブログサービスのBloggerは適切に対応いただいた。無事、すべての投稿が公開状態に戻った。


(付記)
本日、「旧石器時代」から「中世」に至る間の、崖線に沿った歴史遺跡について講演会があった。35,000年前以来の考古学的成果の概要が語られた。
新型コロナウィルスの感染を避けるため、会場が変更されたことにより、石器など標本を直接見ることができなかったのが残念。

2021年5月23日日曜日

(資料)ユダヤのユーモア: Wikipediaより

いままでWikipediaをいろいろ参照したつもりでいたが、イディッシュのユーモアがこんなに豊富にあるなんて知らなかった。東欧ユダヤの自虐ネタは、(宗教上の)自信の裏返しなのか、(現実下の)諦念なのかいつも気になる。ともあれ諸事笑い飛ばす気概は、かれらの底力に違いない。

(本ブログ関連:”阿呆”)

ユダヤのユーモア: Wikipediaより

■Jewish humor
https://en.wikipedia.org/wiki/Jewish_humor

(本ブログ関連:”ユダヤジョーク”)

■Jewish humor > ヘルム(東欧ユダヤのユーモア)
https://en.wikipedia.org/wiki/Jewish_humor#Che%C5%82m

(本ブログ関連:”ヘルム”)

2021年5月21日金曜日

小満2021

二十四節気の「小満(しょうまん)」には、草木が緑に繁り照り映える。野鳥の巣立ちも始まる。人のせわしさと違って、自然は時にしたがい命を回転する。生命の輝きを知らせるように、元気が天地に満ち始める。

(本ブログ関連:”小満”)

とはいえ、小満の言葉はあまりポピュラーでない気がする。今年、このブログの目標に、二十四節気のすべてを書き漏らすことがないようにする・・・だったが、うっかり忘れそうになった。というのも、東海地方以西が早い「梅雨入り」して、関東甲信は余波を受けて空模様が怪しい。そんな天候のせいでか、小満の意に沿う気になかなかなれない。

ちなみに、気象庁の「梅雨入り」情報は次の通り。テレビの朝のニュースショーで、天気予報コ-ナーの気象予報士が、関東甲信の梅雨入りは来週いっぱいないかもしれないといった感想を述べていたけど。

■令和3年の梅雨入り(令和3年5月16日現在)
  https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
地方令和3年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月5日ごろ5日早い11日早い5月10日ごろ5月16日ごろ
奄美5月5日ごろ7日早い12日早い5月12日ごろ5月17日ごろ
九州南部5月11日ごろ19日早い19日早い5月30日ごろ5月30日ごろ
九州北部5月15日ごろ20日早い27日早い6月4日ごろ6月11日ごろ
四国5月15日ごろ21日早い26日早い6月5日ごろ6月10日ごろ
中国5月15日ごろ22日早い26日早い6月6日ごろ6月10日ごろ
近畿5月16日ごろ21日早い25日早い6月6日ごろ6月10日ごろ
東海5月16日ごろ21日早い25日早い6月6日ごろ6月10日ごろ
関東甲信6月7日ごろ6月11日ごろ
北陸6月11日ごろ6月11日ごろ
東北南部6月12日ごろ6月11日ごろ
東北北部6月15日ごろ6月25日ごろ


付記(「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大 著)を参照)
二十四節気をさらに3つの候に分けた「七十二候」があり、小満は次の3候になる。
・初候:蚕起食桑(かいこ おきて くわをくう)、蚕が桑をいっぱい食べて育つ
・次候:紅花栄(べにばな さかう)、紅花が一面に咲く
・末候:麦秋至(ばくしゅう いたる)、麦が熟し収穫する

2021年5月17日月曜日

かわいい鳥

以前、本ブログにかわいい鳥について記したことがある。初心者として探鳥会に参加して以来、鳥の写真や絵図をいろいろ見る機会があり、しだいにかわいらしい鳥が絞られていった。そのなかで「ジョウビタキ」のメスに、小鳥らしい愛らしさ満載と思うに至った。また、その後「エナガ」の話題から、蝦夷地に棲む仲間の「シマエナガ」をネットで知り、おもちゃのような姿に驚いてしまった。

(本ブログ関連:”かわいい 鳥”)

かわいらしいとはいえ、実際にフィールドで彼らを間近に見ることはできないし、双眼鏡の使い方も不十分なので視界からあっというまに消えてしまう。鳥たちの姿を鮮明な写真に撮ってくれるベテランのおかげと知ることになるのだが。

探鳥会のベテランの方から、鳥専門誌の「BIRDER」のバックナンバーを大部いただいている中に、「かわいい鳥 グランプリ」といった特集号がある(2017.9号)。おじさんとして、まさに思いあたる図星の記事があった。

記事「人がエナガをかわいいと感じるにはきっとワケがある」(中村忠昌氏)に次のような記載があって、おもわすニンマリして一人笑いせざる得なかった。抜粋させていただく、文中の( )書きも元の通り。
-------
・私が鳥を見はじめた30年以上前、当時「かわいい鳥」として鳥業界で市民権を得ていたのは、ヒタキ類の雌系であった。ジョウビタキやキビタキなどの雌やコサメビタキなどのかわいさは、子ども心に何となく理解できた。しかも、いい年をしたオジさん バードウォッチャーたちが、恥ずかしげもなくそんな話をしており、当時中学生だった自分も「同じ感覚だ」と年齢を超えて共感したのを覚えている。
彼女?たちの魅力は、黒くて大きな瞳だろう。雄のような派手さはなく、きれいな声でさえずるわけでもない。しかし、そんな「奥ゆかしさ」「謙虚さ」も日本人(のオジさんたち)の心の琴線に触れていたのかもしれない。

・写真集にもなったシマエナガだ。真っ白いマシュマロみたいな体に、「おまけ」のようについている黒い眼や嘴、漫画のキャラのようなまん丸いビジュアルこそが、誰もが共有したくなる「カワイイ」なのである。
-------

上記記事の執筆者である中村氏も現在かぎりなくオジさんであろうから、オジさんの心を十分承知してくれたのだろ。

(ところで、高校時代にしとやかで清楚な女子がいた。その当時だれも彼女のことを語ることはなかったけれど、卒業してすぐ集まったとき、男たちはみな正直に口にしたものだ)

2021年5月15日土曜日

(資料) ウミウシの再生能力

学生時代に、海辺にある海洋研究所で夏合宿をした。夜になって時間を持て余していたところ、仲間の一人が「海洋生物に詳しい天皇陛下(昭和天皇)が、『アメフラシ』を食べたことがある」*と話題にした。

(*)Wikipedia: アメフラシ>食材

それじゃ、試してみようということになり、夜の磯辺に出てアメフラシを採集し、薄口の醤油で煮て食ってみた。鍋がなかったので、洗面所に置いてあった真鍮の洗面器を利用したのだが、今考えると(衛生的にも)無茶苦茶である。ゆでて縮んだアメフラシを刻んで口にすると、意外にも焦げ臭いような香りがしてコリコリする食感がした。(若いときは何でやるものだ)

アメフラシに似た生きものに「ウミウシ」がいる**。ともに海中で生活している。陸上でならナメクジにあたるもので、貝出身だが、貝殻を体内に逆転して持っている(なくしたものもいる)。人気の順でいえば、小さくて色彩豊かなウミウシは圧倒的にトップだろう。地味な色のアメフラシは寒天質風のぶよぶよした体躯から、ナメクジは湿気とあいまって登場自体が嫌われていて、ともに人気はない気がする。

(**)環境省: 磯・干潟に住んでいる生きもの紹介 アメフラシとウミウシ
https://www.env.go.jp/water/heisa/heisa_net/setouchiNet/seto/setonaikai/taikenikimono1-1.html

そんなアメフラシと近い関係にあるウミウシの、身体の再生能力について面白い研究があるという***(奈良女子大学人間文化総合科学研究科 博士後期課程 1 年 三藤清香(みとう・さやか)さんの研究)。

体を複数に切断しても、それぞれが元の姿に再生する「プラナリア」がいる(教科書や最近はYoutubeで目にすることができるが、たやすく見つけることはない・・・実体顕微鏡の中で見たことがあるくらい小さな生きものなのだ)。
そんなプラナリアに似た再生能力を、ウミウシが「自切(自ら切断)」後に持っているというのだから驚き。

(*** -1)産経新聞(THE SANKEI NEWS)・・・抜粋
「女子大院生のウミウシ愛 切断頭部だけで再生する生態発見」(2021.5.5 19:00)
https://www.sankei.com/life/news/210505/lif2105050002-n1.html
-------
・ウミウシのように、複雑な構造を持つ動物が心臓を含めた体の大部分を自ら切り落とし、再生するという発見事例はこれまで確認されていなかったという。
・その(自切)後、体部分は最長3、4カ月生存したが再生はしなかった一方、頭部分には心臓と体ができ、全身が再生した
・今回の(実験に使った)2種(のウミウシ)は、海藻から葉緑体を取り込み、光合成をすることができるため、三藤さんは「頭部だけでも光があればエネルギーを獲得できることが関係しているのでは」と推測する
-------

(*** -2)国立奈良女子大学
「光合成するウミウシで大規模な自切と再生を発見 ―心臓をなくしても大丈夫。驚くべきウミウシの能力―」
http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/news/2020news/20210309/summary.pdf 

生きものって不思議だなというのが率直な感想。プラナリアと比べてウミウシはずっと大きくて複雑な体制の組織や器官を持っているはずなのに、分化する能力をどのように生体のなかで保持し続けているんだろう。

2021年5月14日金曜日

小地震

夕方、ゆらっと揺れた。地震かなと思い(実際そんな感じがしたので)、いそいでテレビをつけて <ニュース速報> を探しまわったけれど、いずれのニュース番組でも見当たらなかった。もしかして、チャンネルを変えたタイミングで見そこなったのかもしれない。

そこで、ネットで気象庁の「地震情報」を閲覧したところ、次のような情報があった。
・ https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#10/35.748/139.824/&elem=int&contents=earthquake_map
・ https://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/fc_hist/2021/05/20210514183810/index.html
-------
地震の発生日時: 05月14日18時38分頃
震央地名: 東京都23区
深さ: 70km
マグニチュード: M3.9
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同地図表示では、震央が新宿駅近くに「×」印表示されていた。へえ~そんなところでと驚いてしまう(上記のURLから、新宿と違って荒川方面なのか?)。深さ70Kmで一体何が起こったのだろう。震央周辺の震度は「1」で、そこからずっと離れた場所で震度「2」表示があったりして・・・(地形や土壌のせいだろう)。

わが家の震度は「1」であり、一瞬のことだったし体感もそんなものだった。


(追記)
健康のため「調布飛行場」まで遠出した。飛行場横にある「プロペラカフェ」で昼飯を食いながら、隣接の格納庫に置かれた「JA9664: ヘリコプター、アグスタA109 Mk2」ほかをガラス窓越しに眺めた。

(本ブログ関連:”調布飛行場”)

2021年5月12日水曜日

自然観察園にまたまたちょっと寄ってみた

公園併設の「自然観察園」へまたまた寄ってみた。薄曇りで人気のない園の緑は、間断なくずっと続いて見えた。くらべて、日射しの強かった土日(5/8-9)は、日陰と木洩れ陽とのコントラストが大きく、そんななか、ふだん雑草としてしか見ていなかったハルジオンが一輪、木洩れ陽に白い花を浮かせているのを見たとき、思わずハッとしてしまった。

きょうは、ゆるり園内を巡り、野草や樹々の花や実をいくつかカメラにおさめた。ノビルとハルジオンについては、観察センターでカメラ映像をもとにコメント(教えて)いただいた。

スイカズラ: 竹柵にからんで広がる。花は白色から薄黄色に変化して、辺りに芳香を漂わせる。
スイカズラ(樹)
ノビル: ハチが蜜を吸っていところえを撮る。(ハタケニラに似るが、観察センターでカメラ映像で見当してもらう)
ノビル(野草)
ハルジオン: 細い舌状花は白色だけでなく、先が薄い紅色のものもある。ヒメジョオンはこれからとのこと。
ハルジオン(野草)
ソシンロウバイ: 冬の終わりにかけて黄色の花を咲かせるイメージとかけ離れて、おやっと思わせる実をならす。
ソシンロウバイの実(樹)

2021年5月9日日曜日

母の日2021、カーネーション

母の日」のきょう、感謝を込めて母へ贈る花に「カーネーション」がある。まさにこの日を象徴する花で、その花言葉には色によって異なるが「純粋な愛」とか「無垢な愛」などあるという。子どもたちはこの日に我に返り、あらためて母との絆を確認する。

(本ブログ関連:”母の日 20182015”)

カーネーション(carnation)の花の名から、ことば遊び風に「転生」の意を持つ reincarnation の言葉が浮かんでくる。
・reincarnation = re(再)+ incarnation(肉体化、顕現)
・incarnation = in(中)+ caro(肉)

人はだれもが母から生まれる。男も女も、善人も悪人も。自分の存在を証明できるのは、唯一母しかいない。母なくしては、この世に生まれることはできなかったのだから。

寺院の観音菩薩像や教会の聖母子画の前で、母性を感じ救いを求める。そんな光景を思い浮かべるとき、祈る人々がいかばかりの人生を経てきたのか知ることはできない。ただ自分は偶然にも現在の日本で、幸運に生きていることに大いに感謝している。

(本ブログ関連:”賽の河原地蔵和讃”)

いつも考えることがある、数百年前の、数千年前の母が生きていたからこそいまの命があるのだと。


(付記)
昨日(9/8)につづき、公園併設の「自然観察園」にカメラを持って出かけた。地味な樹の花や、昨日のブログに記した野草(外来)を撮ったりした。

ガマズミ(樹)

マユミ(樹)

セリバヒエンソウ(野草)

2021年5月8日土曜日

自然観察園にちょっと寄ってみた

政府は新型コロナウィルス対策のため、東京を含めた都府県に対して「緊急事態宣言」(第3回)を今月末まで延長した。感染者の増大に伴い、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が実施されてきたが、いささかこんがらがっている。

仕事に直接響く飲食業者などは大変だろう。一方、私にしてみれば、遠出をセーブしたり。人混みを避けるだけでよい。もともと活動のサイズが小さいので、日常に影響がでることはない。

とはいえ家にこもってばかりいられないので、運動かたがた公園の「自然観察園」へ出かけてみた。園内の景観に次のような変化があった。
① 木々の葉がいっそう繁り、草地や湿地に野草・雑草が茂って緑が深く濃い。
② あちこちに切り株が目立つ。キクイムシ被害の結果だろうか。

カメラを持参しなかったので、見たものを次に記す。
・オドリコソウ: 茎の周りに花房をぐるりと飾る。華美と可憐の間の感じ。
・エゴノキ(樹): 白い花を樹下に向けて咲かせる。
・セリバヒエンソウ: 在来の山野草のように見えるが外来種。薄紫色の小さな花が咲き、ガク片が花の後方に伸びる。

2021年5月5日水曜日

立夏 2021、こどもの日

きょうは二十四節気の「立夏(りっか)」と同時に、祝日「こどもの日」でもある。両方ともに5月5日に重なる場合が多いが、立夏は二十四節気の都合で5月6日になることもある。

(本ブログ関連:”立夏”、”こどもの日”)

「こどもの日」に、子どもたちがきらきらした陽を浴びながら、原っぱを元気に駆け回っている光景を想像する。晴空がふさわしいが、5月5日の東京の天気出現比は、(晴れ):(曇り):(雨) =2:1:1 のようだ。いつも良い天気ばかりとは限らないことになる。それだと、「立夏」の意味する <夏の気配が始まる> とか、<五月晴れの爽やかな風> といった情景にもつながらなくなってしまうが・・・。実際、きょうの天気具合もそうだった。

子どもの日に合わせた風物に「鯉のぼり」がある。子どもたちが健康でのびやかにすくすく育って欲しいといった願いから、鯉の吹き流しを庭先に飾り立てるのだが、今の時世、吹き流しの鯉を自由に泳がせる余裕がない住宅事情とか、竿先の飾り(矢車)の音がうるさいと苦情が出るとかで、近隣の住宅街であまり見かけないのが残念。

鯉のぼりといえば、なつかしい文部省唱歌「鯉のぼり」(作詞不詳、弘田龍太郎作曲)がある。歌詞の一番は次の通り。(最近あまり歌われないという)

「鯉のぼり」

   甍(いらか)の波と雲の波、
   重なる波の中空(なかぞら)を、
   橘(たちばな)かおる朝風に、
   高く泳ぐや、鯉のぼり。

ところで、子どものころ、歌の出だしの「甍(いらか)の波と雲の波」の「甍(いらか)」が何であるか深く考えることなく歌っていた。漠然と「屋根」をイメージしてはいたが、中学の国語の教科書に載っていた、三好達治の「甃(いし)のうへ」(詩集「測量船」所収)の詩を学ぶことで、あらためて「甍」が <瓦(かわら)屋根>であることを確認した。

なにより擬古文調の響きの良さと、ロマンチックな雰囲気(映像化できる)に引き込まれた。国語教師が、この詩の情景について熱く、そして語彙をていねいに解説してくれた記憶がある。読み返すとなつかしく、こそばゆい気がしてくる。

「甃(いし)のうへ」*

   あはれ花びらながれ
   をみなごに花びらながれ
   をみなごしめやかに語らひあゆみ
   うららかの跫音(あしおと)空にながれ
   をりふしに瞳(ひとみ)をあげて
   翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
   み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
   廂(ひさし)々に
   風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
   ひとりなる
   わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

(*)青空文庫に掲載: 三好達治の詩集「測量船」より
https://www.aozora.gr.jp/cards/001749/files/55797_55505.html

2021年5月3日月曜日

(資料)野口聡一さん帰還

4月24日リフトオフ後、4月26日に「国際宇宙ステーション(ISS)」とドッキングした宇宙船「クルードラゴン」搭乗の宇宙飛行士星出彰彦さんと交替に、これまでISSに滞在していた宇宙飛行士野口聡一さんは、5月2日地球へ向けて出発、無事帰還した。

(本ブログ関連:”ISS”、”野口聡一”、”星出彰彦”)

子どもたちにとって、ISSを舞台にした今回の光景はあたり前に見えるだろう。私らのように、1961年のガガーリン宇宙飛行士や1969年のアームストロング船長を、新聞やテレビを通じて時代共有できた世代と違って、子どもたちは、それゆえ恐れを知らずチャレンジすることだろうし、新たに恐れを持った次の課題を見つけることができるだろう。宇宙はチャレンジし続ける世界だ。100年後、200年後のことを知りたいのはやまやまだけど。

■読売新聞の記事(抜粋)
「野口聡一さん、笑顔で地球に帰還…アポロ8号以来の夜間着水」(2021/05/02 19:07)
https://www.yomiuri.co.jp/science/20210502-OYT1T50074/
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 【ワシントン=船越翔】日本の野口聡一・宇宙飛行士(56)と米飛行士3人を乗せ、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に向かっていた米民間宇宙船「クルードラゴン」が2日午前2時56分(日本時間2日午後3時56分)米フロリダ沖に着水した。宇宙船は約30分後、船舶に回収され、野口さんらはカプセルから出て帰還を果たした。

 1日夜(1日朝)にISSを出発したクルードラゴンは、宇宙空間で貨物室を切り離した後、エンジンを噴射して地球周回軌道を離脱。大気圏に突入し、パラシュートを開いて減速しながら、フロリダ沖のメキシコ湾内に着水した。米国の有人宇宙船が夜間に着水したのは、1968年のアポロ8号以来という。野口さんら4人は健康状態のチェックを受けた後、テキサス州のジョンソン宇宙センターに向かう予定だ。

 日本の飛行士として初めてクルードラゴンに搭乗した野口さんは昨年11月から、ISSの部品を交換する船外活動や医学実験などにあたった。ISSでの滞在時間*は、2005年、09~10年と今回の通算で335日17時間56分となり、若田光一飛行士(57)の327日5時間38分を抜いて日本人最長となった。
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(*)ISSでの滞在時間: 上記の読売新聞記事と次記のNHKニュースとで食い違う!
■NHKニュース(2021年5月2日 17時31分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210502/k10013009841000.html
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帰還では、天候の影響で2回、日程が延期されたため、野口さんの宇宙滞在日数通算で344日と9時間余りとなり、日本人で最も長い滞在記録をもつ若田光一さんの347日にあと3日ほどに迫る記録になりました
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(付記)ゴールデンウィーク
考えてみれば、一昨日の5月1日(土)から5月5日(水)に至るまで、ゴールデンウィークがすでに始まっている。私にしてみれば、休日・祝日と関係ない生活をしているので、正直期待も楽しみもほどほど。緊急事態宣言下では身動き取れない。電動ドライバドリルも購入して、家の中で修理・修繕できる事々を探して過ごしている。

2021年5月1日土曜日

八十八夜 2021、リモコン修理

昼間と打って変わって夕方雨音がした。確認のため外を見れば、街灯に照らされた屋並が雨に濡れてテカテカと光っている。その瞬間、ピカリと輝いた。やがて雷鳴が轟く。久しぶり(たしか3/13以来)の春雷だ。雨脚が結構激しくなったが、夜に入っておさまった。

きょうは雑節の「八十八夜」。思い浮かぶのは文部唱歌「茶摘」(1912年、明治45年)の歌だろう。現物を見たわけでないが、今も小学校の音楽教科書に載っているという。「夏も近づく 八十八夜」に始まり、「摘まにゃ 日本の茶にならぬ」とそらんじられるほど親しい。
新茶について季節感よりも、元気や不老につながると聞き、そちらが気になる。わがままなことと自省する・・・。

(本ブログ関連:”八十八夜”)

■ウェザーニュースの記事
「今日、5月1日は『八十八夜』 新茶の季節」(2021/05/01 05:54)から抜粋
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「八十八夜の別れ霜(じも)」が過ぎて、夏が近づく
晩春の八十八夜のころに降りる霜で、この日以降は霜が降りないことをいいます。
今年の八十八夜は「5月1日」
八十八夜は、立春から数えて(立春を1日目として)88日目のことです。今年は2月3日が立春でしたので、今日5月1日が八十八夜です。
八十八夜は縁起がいい
八十八夜に摘んだ新茶は、不老不死の縁起物といわれます。八十八夜の文字に末広がりの「八」が重なっている・・・
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いずれ、新茶を入手して飲んでみようと思う。


(付記)
テレビリモコンの修理
リモコンボタンをどんなに押しても反応が悪くなった。そこでYoutubeで予習をし、簡単な修理作業(電子部品の交換ではなくて掃除)をした。

① まず上蓋を開ける
   Youtubeでは、ヘラを使ったりしているがマイナスドライバでやってみた。(リモコンの傷は覚悟のうえ!)
  - 蓋(ふた)が頑丈なので、ドライバで強力にこじ開ける。ケガに十分注意! 必要なら耐切創手袋を使用する。
  - Youtubeの尺と違い、時間をかけてじっくり気長にやる。パキッといって蓋が取れる。
② 内部の汚れを落とす
   リモコン内部の余りの汚さに唖然。アルコール綿棒を使い、徹底的に汚れを拭き取る。
  - ボタンの成分が溶けて、基盤上の接点をベッタリ覆っているので、丹念に拭き取る
  - Youtubeではアルミ箔をボタンの裏に貼る紹介があるが、今回は汚れ落としだけで十分だった
③ 結果
   リモコンのどのボタンを押しても快適に操作できるようになった。嘘のよう!

野鳥観察(15)

きょうから5月が始まる。初日の五月晴れ(ごがつばれ)の爽やかな朝、野鳥観察会(探鳥会)へ出かけた。すこしヒンヤリ感じたが、歩けば忘れるほど、全般にすがしかった。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

探鳥会は毎月第1、第4土曜日に催される。カレンダー上、土曜日が4回で構成される月の場合、第4土曜日の次回翌月の第1土曜日になる。今回も2週連続となるが、私にとってこの集いは、鳥への関心の深まりだけでなく、外出の機会になり健康面でも貴重だ。10年後のことは分からないけど元気の限り続けていきたい。

このところ、公園の観察順路を覆う樹々の葉がますます緑を濃くしているように感じる。青葉繁れる五月なればこそ。でもこのままいけば、樹上の鳥の観察はむつかしくなるだろう。彼らの鳴き声を耳に入れておかねばなるまい・・・と思うのだが。

前回につづきベテランの方から、鳥専門誌「BIRDER」のバックナンバーを譲っていただいた。前回の分について、大部のため興味深いテーマを見つけて付箋を付けていた。初心者にとって大きな世界の戸を開ける思いでいる。

今回も、緑深く様変わりした公園で、(双眼鏡で見るより)直接目にすることが中心になった。
・カワセミ: 探鳥会集合前にベテランの方から教えてもらった、幸運にも!
・ムクドリ: あちこちで飛ぶ姿を遠目に見る
・ヒヨドリ: せわしく鳴く。ベテランの方から地鳴きが主で、さえずりは少ないとのこと
・コゲラ: 木の幹をつつきながら登る。ベテランの方から虫を追い出すためとのこと

ベテランの方から次のような話を教えていただいた。
・この時期のグラウンドに鳥たちが少ないのは、①冬鳥が北へ戻ったから、②木が茂り樹上で虫をついばむことができるようになったから。冬場はエサが少ないので地上に降りていたとのこと。
・ヒバリについて、場所を選ぶようで調布飛行場で観察可能だが、空高で鳴くため見つけにくいかもしれないとのこと。


(付記)
ブログ作成中、PC画面に「緊急地震速報 by Extension」表示があった。気象庁の情報を参照したところ次の通り。
--------------
・震の発生日時: 05月01日 10時27分頃
・震央地名: 宮城県沖
・深さ: 60km / マグニチュード: M6.6
--------------
・宮城県中・北部の震度: 震度5強
・東京の震度: 震度2

2021年4月30日金曜日

きょうで4月は終わり、晩春

きょうで4月が終わる。あっという間に、今年の3分の1を食ってしまったことになる。なぜか宙ぶらりんのような気がしてならない。新型コロナウィルスの感染を恐れて自宅にこもったままいると、まるで恒温槽の中で生活しているようなもので、時間感覚を鈍らせてしまいそう。そして季節感まで忘れるんじゃないかと心配になる。

気象庁の「時に関する用語」に掲載の「季節を表わす用語」*によれば、今はまだ春。夏になるには6月まで待たねばならない。とはいえ、近々の5月5日には二十四節気の「立夏(りっか)」になり、初夏の気分になるだろう。・・・カレンダー上はまだ春なのだが。
(*) 季節: http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html#A95
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・春:3月から5月までの期間
・夏:6月から8月までの期間
・秋:9月から11月までの期間
・冬:12月から2月までの期間
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生活実感から、季語でいえば5月5日の「立夏」を境に終わる「晩春」がふさわしい。
きょうは旧暦の3月19日。芭蕉が「奥の細道」の旅に立ったのは旧暦3月27日。旧暦では3月末までが春なので、まさに晩春のこと。行く春を惜しみつつ別離の心情を込めたのだろう句がある。

    行(ゆ)く春や 鳥啼(鳴き)魚(うお)の 目は泪(涙)

若いころ、都電で通勤したく、都電荒川線の終点「三ノ輪橋駅」近くに住んだことがある。休日には界隈の史跡をたずね歩いたりした。その一つに、芭蕉が「奥の細道」の起点にした、隅田川を渡った千住の街がある。この句から、ひっそりとしてのどかな景色を浮かべるかもしれないが、今は交通量の激しい日光街道の大通りが北上し、隅田川に大きな鉄骨の千住大橋が架かる忙しい街並みが続く。

ところで、上記の「魚の目泪」の魚とは、隅田川で船に乗ったとき舟辺に追うように泳ぐ魚を見たのだろうなんて想像してしまう。では鳥は一体なんなのか、見当つかない。上空をヒバリでもさえずっていたのだろうか。景色と心情のその差が大きかったのかもしれない。

話しはそれるが、都電三ノ輪橋駅の近くに「大関横丁交差点」があって、日光街道と明治通りが交差している。これって、明治の帝都に江戸の線が入るのを絶ち切っているのではなんて想像したりした。

(追記)
ちなみに、日光街道の大部分は「国道4号線」と重なる・・・

2021年4月29日木曜日

アホウドリ

探鳥会のベテランの方からいただいた大部の鳥専門誌「BIRDER」のバックナンバーを順に見ていたら、2016年4月号に、外洋性の海鳥「アホウドリ」についての観察記があった。「ぶらり鳥見 散歩道」の連載があって、まさに春の4月にふさわしい「アホウドリが身近に感じる極上の船旅 (八丈島航路)」(筆者 ♪鳥くん)といったタイトルだ。

筆者は、伊豆七島南端の島である八丈島行きの客船「さるびあ丸」に乗船して、オープンデッキから洋上を飛翔するアホウドリをウォッチングする予定だった。しかし海が荒れて三宅島辺りで引き返すことになる。ようやく大島近くに戻ったころになってアホウドリをゆっくり観察できた。なのでいささか乗船記でもあるようだ。

ところで「アホウドリ」の表記に<阿保鳥>と<信天翁>があって、その由来について「野鳥の名前 名前の由来と語源」(著:安部直哉、写真:叶内拓哉、ヤマケイ文庫)は次のように紹介されている。
・<阿保鳥>について、知られたことだが飛翔の力が秀でているものの、脚が短いため地上での歩行動作が鈍いことから、上質の羽毛採取を目的に簡単にあやめられてきた。
・<信天翁>の方は、「天を信じ、天に身をまかせている翁」といった一見立派に聞こえるが、結局は「鈍で阿保な鳥」の暗喩といわれているという。

アホウドリは、そんなわけで分が悪いけれど、私は<阿呆>が好きだ。だからブログに阿保なことを記し続けている。

(本ブログ関連:”阿呆”)

以前も、アホウドリの<阿呆>さに触れた。ボードレールの詩集「惡の華」(訳:堀口大学、新潮文庫)には「信天翁(あほうどり)」の詩があって、それはまあ意地の悪い表現で書き連ねられている。(抜粋)
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   しばしばよ、なぐさめに、船人(ふなびと)ら、
   信天翁を生捕(いけど)るよ、
   潮路(しおじ)の船に追いすがる
   のどけき旅の道づれの海の巨鳥(おおどり)。

   青ぞらの王者の鳥も
   いま甲板(かんぱん)に据(す)えられて、
   恥さらす姿も哀れ、両脇(りょうわき)に、
   白妙(しろたえ)の両の翼(つばさ)の、邪魔げなる、櫂(かい)と似たりな。
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また、アホウドリの学名Phoebastria albatrusから、アルバトロスの名を持つ*。アルバトロスに阿呆の意はなく、むしろ漢字の信天翁の字面に近い印象がある。白髪の預言者なのかもしれない。また、ゴルフ用語にアルバトロスがあって、パーより3打数すくなくカップに入れることで、優れた飛翔力が要る**。
(*)野鳥の学名入門(菊池秀樹氏): http://yacho.org/cbird/pages/4_kazakiri/binomina.htm
(**)鎌倉パブリックゴルフ場: https://kamakura-pg.com/blog_meaning-of-the-albatross/


(余談)
● ところで子どものころ、ご多分にもれず飛行機ファンだった私は、雑誌「航空ファン」に連載された第一次大戦中のドイツの撃墜王、リヒトホーフェンの活躍を読んだ。貴族出身の彼は、乗機アルバトロスの複葉機を赤く塗装させた。それは、日本の戦国武将が<緋威の鎧(ひおどしのよろい)>をまとい存在を誇示したのに通じる気がする。


● 中島みゆきの歌に「あほう鳥」がある。歌詞はいかにも、あんちゃんとその女といった人物模様だが、次のような対の表現が面白い。(以下抜粋)
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   あたしは とても おつむが軽い
   あんたは とても 心が軽い
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余談の余談になってしまうが、彼女の「歌姫」にも印象深い対表現がある。
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    男はいつも 嘘がうまいね
    女よりも子供よりも 嘘がうまいね
    女はいつも 嘘が好きだね
    昨日よりも明日よりも 嘘が好きだね
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2021年4月26日月曜日

シジュウカラのさえずり

庭に生えた「ドクダミ」を抜いていたとき、どこからか「シジュウカラ」のさえずりが聞こえてきた。探鳥会で耳にした「ツピ・ツピ」といった鳴き声だが、「ツピ」が3回だったり、4回、5回、たまに6回だったりすることがあった。

(本ブログ関連:”シジュウカラ”)

鳴き方に順序があるようには感じなかった。研究者ならじっくり観察、録音して分析するのだろうけれど。日射しの強さから逃げて日影に退散したりするような者に、じっと腰を据えて耳を傾ける気力はなかった。ただ、「ツピ」の回数が気になっただけ。面白いことに、回数の多いさえずりのとき、最後の回が「ツピ」とならず「ツ」で終わったりする。

ネットを見まわしていたところ、面白い記事を見つけた。シジュウカラのさえずりのバリエーションについてだ。

■日経電子版 - 「ライフコラム 生きものがたり」
「1年に食べる虫は12万5千匹 大食漢のシジュウカラ」(2014/3/8)(抜粋)
https://style.nikkei.com/article/DGXNASDG2605U_R00C14A3000000/
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シジュウカラの地鳴き(雌雄や季節を問わない鳴き方)は何十通りもあるが、さえずり(雄の繁殖期だけの鳴き方)は単純でわかりやすい。とは言え、基本形である2音「ツーピー」のほか、3音「ツツピ」、時に4音「ツツピピ」を繰り返すこともある。年明けに始まるさえずりは2音を2、3回繰り返すだけのことが多いが、春本番に向けてそろそろ繰り返しが増え、微妙ながらバリエーションも増えてくる。

さえずりには「雌を呼ぶ」「縄張りを宣言する」という2つの意味があるとされ、近年、バリエーションが多い雄ほどもてるとか、縄張り防衛にたけているという研究結果が報告されるようになった
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他のネット情報によれば、シジュウカラの鳴き方には、実は高度なコミュニケーション(単語や文構造)を実現するといった研究があるという。その辺になると話をうかがうまでで、フィールドで確かめるには程遠い耳学問に終わってしまいそうだ。

(資料)日本人宇宙飛行士の星出彰彦さん、ISSで野口聡一さんと対面

(資料)日本人宇宙飛行士の星出彰彦さん、ISSで野口聡一さんと対面

日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんら4人の飛行士が搭乗した、米民間宇宙企業スペースXの「ファルコン9」ロケットに搭載の有人宇宙船「クルードラゴン」(ドラゴン2)は、4月24日午後6時10分ごろ(日本時間)国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした。星出さんは、ISSに滞在中の日本人宇宙飛行士の野口聡一さん*と対面した。

(*)野口聡一さん: ISSクルー(乗組員)交代にあたり帰途のため、約5カ月間の滞在を終えて29日午前1時40分ごろ米フロリダ沖のメキシコ湾に着水(予定)。

星出さんは半年の間、ISSの船長の任を担うことになる。日本人が船長を務めるのは、2014年の宇宙飛行士の若田光一さん以来2人目。

(本ブログ関連:”ISS”、”星出彰彦”)

(感想)
日本人宇宙飛行士の活躍が眩しい。テレビのニュースで、ドッキング後に星出彰彦さんと、すでにISS滞在中だった野口聡一さんとが対面した場面は眩しいものだった。
それにしても、スペースXのデザインはシンプルを旨としているようで、クルードラゴン搭乗時の宇宙服しかり、クルードラゴン内部(主に座席だが)も驚くほどアッサリしている。映画「2001年宇宙の旅」の香りがするが、それ以上にスマートなのだ。

(本ブログ関連:”クルードラゴン”)

■NHKの記事: 「星出彰彦さん搭乗の宇宙船 ハッチ閉じられ まもなく打ち上げへ」(2021.4.23、18:22)
     https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210423/k10012992861000.html
■AFPの記事: 「動画:米スペースX、星出さん乗せたクルードラゴン2号機打ち上げ」(2021.4.23、19:33、米国発)
     https://www.afpbb.com/articles/-/3343702
■産経新聞: 「星出さん搭乗の新型宇宙船、ISSにドッキング」(2021.4.24 18:29)
     https://www.sankei.com/life/news/210424/lif2104240036-n1.html
■朝日新聞: 「星出さんISSに到着 2人目の日本人船長、半年指揮へ」(2021.4.24、18:43)
     https://www.asahi.com/articles/ASP4S62PDP4KUHBI04V.html
■時事通信: 「米民間宇宙船、ドッキング 星出さん、野口さん滞在のISSに」(2021.4.24、21:37)
     https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042400373&g=soc
■SankeiBiz: 「宇宙飛行士の野口聡一さん、28日に宇宙滞在終了 帰還へ」(2021.4.26 13:15)
     https://www.sankeibiz.jp/business/news/210426/cpc2104261315002-n1.htm

2021年4月24日土曜日

野鳥観察(14)

「夏日」が続いたかと思えばすぐに平年に戻ったようだ。今朝の野鳥観察(探鳥)会に出かけるには少々肌寒い気がして、薄手の長袖セーターを着用した。寒さと冷え込みの対処をおこたらない。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

観察会の集合場所で、野鳥写真・動画のベテランの方から、野鳥専門誌「BIRDER」を譲っていただいた。それも長期購読された大部の冊数を。一冊一冊が野鳥図鑑であり、個々の鳥について絞り込んだ解説書でもある。なにより鮮明な写真や図版は、鳥の細部を知るうえで貴重で美しい。本当に感謝します。

きょうの公園はすっかり若葉におおわれて、鳥たちの姿を直接見るのが難しくなってきた。観察会に参加したのは昨年の夏の終わりで、そのとき、これから葉が落ちて見通しがよくなれば、渡りの鳥も次第に増えて観察にもってこいの季節になると教わった。なるほど初心者にも、秋冬に葉の落ちた樹々に留まる鳥の姿がよく見えた。だからこれからは、姿の見えない鳥を確認するため、かれらの鳴き声を知っておくのは肝要だ。

ネットに野鳥を紹介するサイトが多数あって、鳴き声まで教えてくれる。探鳥途中そんな話をしたところ、ベテランの方からよいアドバイスをいただいた。<フィールドで野鳥の鳴き声を聞いた後、戻って紹介サイトで確認するよりも、あらかじめそのサイトで鳴き声をしっかり覚えて現場に出て確認する>というのだ。まず耳に覚えてきた野鳥の鳴き声を(自然の中で)確認するという。たしかに耳のすまし方や心構えが違ってくるようだ。

緑の景色に様変わりした公園で、(双眼鏡で見るより)直接目にすることが中心になった。
・ムクドリ: 木の間を通り抜けるのを見る
・シジュウカラ: 桜の木のうろ(洞)を出入りするを双眼鏡で見る。「ツピ・ツピ」と鳴くのを聞く
・ヒヨドリ: 姿が見えず、「ピヨ・ピヨ・ピーヨ」と鳴くのを聞く
・ツバメ: 涸れかかった小川のそばを2羽が飛ぶのを見る

その他に、白い花と薄紅色の萼(がく)の「ホオノキ」、サクランボの実をつけた「サクラ」、白い小さな花をまとった「ハクウンボク」など樹木の花を目にした。

2021年4月21日水曜日

2021 今年最初の夏日

今年最初の「夏日」だった。最高気温が<夏日の基準>の25℃を超えて、26.1℃に達した。ちなみに、都心も25.2℃だった。天気予報では、きのう夏日になるはずだったが、きょう実現して面目を保てたのではと思ったりして・・・。

(本ブログ関連:”夏日”)

気象庁の全国観測地点別の最高気温を見ると、圧倒的に九州地域でしかも<真夏日の基準>の30℃に達しているところがある。この時期のこと、まぐれだったかもしれない。なにしろ旧暦でいえば3月10日のきょう、かつて旧暦3月3日の幕末に、桜田門に雪が降った。

■ きょうの最高気温:全国観測地点別の上位5(time-j.netより)
https://weather.time-j.net/Temperature/TodayHighsDec
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順位 観測地点      気温(℃)
1 大分県 日田 30.7
2 熊本県 菊池 30.4
3 熊本県 鹿北 30.1
4 福岡県 朝倉 29.9
5 福岡県 久留米 29.7
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そうこうしているうちに、夜分になれば冷えてきてエコンから温風を吹かせている。

■気象庁の用語: 夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜
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・夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
・真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
・猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
・熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
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2021年4月20日火曜日

穀雨2021

きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」。穀物を育てる春の雨が降るころをさす。しかしながら、今朝からよく晴れて快適な一日だった。しかも天気予報で、最高気温が 26℃ とまでいわれたが、結果は 23.5℃ に終わった。

(本ブログ関連:”穀雨”)

もし最高気温が 26℃ だったら、今年最初の「夏日」になるはずった。字のごとく夏の気配がして、寒いのが苦手な者には過ごしやすい日だったのだが。

(本ブログ関連:”夏日”)

(参考)気象庁の用語: 夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜
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・夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
・真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
・猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
・熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
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きょう、雨でも降れば、その中を低く飛ぶツバメの姿をTVニュースは報じたかもしれない。春の雨にツバメはよく似合う。ところで、穀雨の一つ前にあたる節気「清明(せいめい)」(今年は4/4)の初候を「玄鳥至(つばめ/げんちょう いたる)」といい、字義通りならもっと早い時期の風物となる。

先日(4/3)の探鳥会で、ツバメが二羽飛んでいるのを見た。公園で今年最初の観察といわれた。その日は何と、清明の始まる前日だったわけで、二十四節気と自然がうまく合っているのは楽しい。今気付いたことだが。

2021年4月18日日曜日

自然観察(7)

きょうは朝から天気がよい。午前中に月一度催される公園の自然観察会へ出かける。園内の散歩道に水溜りがあって、昨深夜に雨が降ったことを思い出す。樹々の若葉や新芽が、原っぱに萌え出た草たちが朝陽に照らされて輝いている。まぶしいほどだ。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

新型コロナの警戒のため、今月の12日から東京都も「まん延防止等重点措置」が適用され、わたしも自宅に連日こもっていた。観察会のはじめは意気揚々と観察の列に加わっていたが、次第に運動不足のせいか疲れが出て、途中で抜け出してしまった。せっかくの新鮮な空気を最後まで味わうことなく残念。(あすから公園散歩を復活しよう)

雨上がりの清々しさもあってか、今回会員が多数参加された。自然観察の対象は、植物(野草・樹木)、昆虫、野鳥など多様で、会員はテーマに即して分散観察する。とはいえ一斉の集合時に探鳥の結果が報告された(種類、つがい、巣作り、冬鳥の帰り)。
いつものように植物中心に、ベテランの方から話しをうかがい観察に同行する。この時期には「黄色い花が多い」という声があった。それに合わせて、雑草まで含めて解説が進められた。小さな花にはルーペが必要、次回忘れぬようにしよう。

黄色い花に連れて、ベテランの方から興味深い話があった。「菜の花畠に、入日薄れ」で始まる、大正3年(1914年)の「尋常小学唱歌 第六学年用」に所収の「朧月夜」(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一)で歌われる「菜の花」は、実は「野沢菜」(アブラナ科アブラナ属)であり、菜の花は「アブラナ科アブラナ属の花の<総称>」とのこと。
- なるほど、野沢菜漬物関連会社(長野県)*のホームページに上記の旨記載があり、「野沢菜の花おひたしは、とても美味しく『菜種油』をとる菜の花とは違い、茎は柔らかく、野沢温泉近隣では、おひたしなど各家庭の味でされ食卓に並びます」と解説している。
 (*)とみき漬物: https://www.nozawana.co.jp/おぼろ月夜/
- 「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫)によると、作詞者の高野辰之が小学校時代(長野県)通った通学路に菜の花畑があった。本書著者の記述や、作詞・作曲者の両関係者の発言に、いずれも「菜の花」以上のものはない。

観察した花や穎果(えいか)など
オオイヌノフグリ(青紫色)、ヘビイチゴ(黄色)

ペンペングサ(ナズナ)
オオアマナ【一茎多花】
キツネノボタン【太陽光による花弁の反射】
カラスムギ
キツネアザミ【棘がない、アザミ属でない】
ヘラオオバコ【柱頭:雌しべ⇒雄しべの順に熟す】

2021年4月17日土曜日

(参考)難解な言葉

以前深夜に、NHKのシリーズ番組「100分de名著」が再放送されて、フランス社会学者ブルデューの「ディスタンクシオン」を紹介する回があった。岸政彦氏(立命館大学教授)を中心に女性アナウンサーと芸人の伊集院光氏との対談形式で進行した。軽快な日常会話風に語り合うので、夜の眠気に落ちることなく視聴できた。

番組では「趣味」や「文化」について4回に分けて放送するため、全回見通すのが大変と思い、別途番組用テキストを購入して、第1回の放送以外はテキストだけで理解することにした。テキストはできるだけ平易に読みやすく工夫されている。
ひとの関心は突然湧くものでなく、その人の社会的(文化的・経済的)な背景に依存するという。社会学的に統計上そんな解釈になるのだろうけど、学問的業績の証となるキーワードが難しい。(ブルデューの原著書は文体も難解で晦渋だそうだ)

ブルデューの業績の理解とは別にして、番組用テキストに面白い話題が載っていた。なぜ「フランス現代思想の本は読みにくい」のかということを次のように紹介している。
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おもしろい話が残っています。アメリカの哲学者ジョン・サールが、きみはどうしてあんなに難解な書き方をするのかとフーコーに聞いたところ、フランスで認められるためには理解不可能な部分が10%はなければならないと答えたというのです。驚いたサールがのちにブルデューにこの話をしたところ、『10%ではだめで、少なくともその二倍、20%は、理解不可能な部分がなければ』と語ったそうです(加藤晴久『ブルデュー 闘う知識人』講談社選書メチエ)。
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若いころ、欧米の現代思想を紹介する雑誌「パイデイア」とか「エピステーメー」があった。哲学に未熟なものにとって、知的好奇心をくすぐるだけで、読んでいくうちに理解不可能に陥ってしまうのが常で、文章に傍線を引いたり、蛍光ペンを塗ったりしたものの結局何も残らなかった。他方、こういった内容を読み通しこなせる人が大勢いたから雑誌形式で売れたのだろうけれど・・・。

2021年4月16日金曜日

かわいい「シマエナガ」

「かわいい」という印象表現は、女性言葉として、あるいはアニメの波に乗って世界的にも普及している。若い男が口にすれば妙に迎合的だし、おじさんにはそもそもそぐわない。それでも、幼い子どもや小動物たちを見ていて、つい口にしてしまうことがある。

(本ブログ関連:”かわいい 鳥”)

探鳥の会の会員で、まいにち野鳥観察した結果を写真とメッセージにして会員へメールされる方がいる。昨日のメールで、小鳥の「エナガ」が紹介されていた。いつものようにネット図鑑の「日本の鳥百科」*で、エナガの項を参照したところ次のような記述があった。
(*)https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1389.html
------------------------
・・・日本でいちばん小さい鳥は「キクイタダキ」といい、体重は5グラム前後ですが、その次に小さいのがこのエナガで、体重は8グラムほどです北海道にいるのが亜種「シマエナガ」で、顔に黒っぽい眉はないので、真白に黒い目が目立つかわいい姿をしています
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エナガに特徴の「顔に黒っぽい眉」がなくて、真白な顔に「黒い目が目立つかわいい姿」をしているというシマエナガの解説があったので、Googleで映像検索したところ、思わず「こりゃたまらん、ほんにかわいい」とつぶやいてしまった。(案の定、女性に人気とのこと・・・そりゃそうだろうなと納得)

歳をとると、こころの棘が消えて柔和になる。とりわけ幼い子どもに対して、身内から他人の子どもにまで、全人類愛的なまなざしを向けることができるようになる。Youtubeでときどき、子どもたちの無邪気で自然のままのふるまいを見たりすると、瞬間瞬間に一生懸命なかれらのしぐさが面白くてかわいい。すべてに命のつながりがあることを、どこか実感しているのだろう。

最近は、人間以外の小動物に対しても、同様な感覚になってきている。

2021年4月13日火曜日

のんき節(ア ノンキだね)/ 買い物ブギ(わてほんまに よういわんわ)

耳に残ってしまった言葉がある。おおかた子どものころに刷り込まれたようだ。無意識に定着している。だから、座るとき「よいっしょ」というように、生活の中で「ア ノンキだね」とか「わてほんまに よういわんわ」といった言葉が自然と口に出る。タイミングはどちらかといえば、洒落のめすというか、うっちゃるときだ。

最近、新しい言葉が耳に入らないし身に付かない。まして「流行語」のように、はやりすたりの早い言葉は聞き流すようにしている。歳をとると、流行り言葉に寿命があるってことをとんと承知してるからで、無理して近寄るようなことはしない。

その代わり、自分の中にある言葉は、いってみれば自分史のようなもの。ときに思い返してたどってみたくなる。思った以上にかさばるものもあれば、思った通り気楽なものもある。

■「のんき節」(作詞・作曲:添田唖然坊) ア ノンキだね
(歌詞: 【詩と音楽】 http://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S1685.htm)
(Youtubeに登録のototatchinuru18に感謝)


■「買い物ブギ」(村雨まさを(=服部良一)作詞・服部良一作曲)わてほんまに よういわんわ
(歌詞:【ごんべの雑学村】 http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/kaimonobugi.html
(Youtubeに登録の狐式モモコに感謝)

2021年4月12日月曜日

松山英樹選手、マスターズ優勝

ゴルフの松山英樹選手が米国「2021 マスターズ・トーナメント」(11日現地時間、於:米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC)で優勝した。今朝のTV中継で見たが、何とも不思議な気がした。日本人選手が優勝するなんて、ドラマや漫画でも場違いというか、そんなストーリーを知らない。それほど縁遠い舞台だと思っていたのだから、松山選手はそれをやり遂げた、うれしさがじわじわ増してくる。今更ながらすごいことなんだ。

昔の親父たちは、片手でゴルフをビジネス手段に使ったし、片手でゴルフ哲学を説いていた。ゴルフをするのは「ゴルファー」だった。ゴルフをスポーツ競技として、日本人が世界レベルで活躍するなんて本気になっていなかった。(他の番組だが)いまでもテレビ解説者に独特な語り口やトーンが残っているけれど。

つぎつぎ日本人選手がマスターズに挑戦してきた。そして優勝が現実のものになった。

■マスターズの正式サイトトップページ(画像の一部)
早藤キャディーと並んだ松山選手の写真に、日本語で「2021年マスターズチャンピオン」と記されている。
https://www.masters.com/index.html



■菅義偉首相から
Twitter上に次のようなメッセージを書かれている。首相もTwitterしてしまうほどの快挙。
https://twitter.com/sugawitter
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松山英樹選手、マスターズ優勝おめでとうございます。
新型コロナの影響が長引く中で、日本中に勇気と感動を与えてくれたのではないでしょうか。
日本人として、初のメジャー大会制覇というだけでなく、マスターズはアジア勢でも初の優勝であり、素晴らしい快挙です。
今後の更なる活躍を期待します
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2021年4月10日土曜日

(参考)選挙と庶民感情

先日(4/7)の韓国ソウル・釜山他の市長選挙結果について分析した米ニューヨーク・タイムズ(アジア太平洋版)の韓国発記事を、朝鮮日報が紹介している。

■The New York Times(ASIA PACIFIC)の記事
「Election Rout Signals a Shift in South Korea’s Political Scene」(by Choe Sang-Hun、April 7, 2021)
https://www.nytimes.com/2021/04/07/world/asia/korea-mayor-election-moon-oh-sehoon.html

朝鮮日報の主題は政治政策より庶民感情についてだ。マスコミが飽きて捨ててしまったテーマだが、庶民に深く溜まった空気をすくい出している。外からは今更ではないことがよく見えると、朝鮮日報は気づいたようだ。すっかり色あせてしまった「公平で公正な社会」のよどんだ空気(主に20代、30代の有権者が吸った)は、次に持ち越され、将来いずれまた頭をもたげてくるのだから。

(本ブログ関連:”テス兄貴”)

■朝鮮日報(조선일보)国際面の記事(抜粋)
「NYT(The New York Times)が與(与党)惨敗の原因に挙げた、'Cho Kuk'と'nae-ro-nam-bul'」(김명진記者、入力2021.04.08 17:00、修正2021.04.08 17:00)
https://www.chosun.com/international/international_general/2021/04/08/W6TD3FVUUZBEBG4AVGZSNMYDRY/
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米国の有力日刊紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が、7日(現地時刻)ソウルと釜山などで行なわれた4.7再補欠選挙の結果を分析しつつ、与党惨敗の原因の一つとして、いわゆる「チョ・グク(曹国、Cho Kuk、조국)事態」と「ネロナムブル(自ロ他不、nae-ro-nam-bul、내로남불*)」を取り上げた。

(*) 내로남불: 가 하면 맨스 이 하면 륜 (分がすればマンス、人がすれば倫)

ニューヨーク・タイムズは同日、「選挙大敗は韓国政治の変化を示唆する」という題の韓国発記事で「執権最後の年を迎えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、支持率が激減している」、「韓国の両大都市の有権者たちは補欠選挙の日に、四面楚歌の指導者にもう一度惨憺たる打撃を加えた」とした。     
          ・・・・・・・・・・
ニューヨーク・タイムズはまた、ムン(文)大統領が2019年に任命したチョ・グク前法務部長官に対する数々の疑惑が浮上したのを皮切りに、「特権のない世界」を作るというムン(文)大統領の大選(大統領選挙)公約が形だけになったと指摘した。

特に、チョ元長官の娘チョ・ミン(曹​敏、조민)氏の入試不正問題を取り上げながら、「『土(つち)のスジョ(匙箸)』(dirt-spoon)**が経済不況の中で孤軍奮闘する間、『金のスジョ(匙箸)』(gold-spoon)のエリートたちはやすやすと名門大に進学して気楽な職場を得たという点で大衆たちは憤(いきどお)った」とした。

(**)スジョ(匙箸【さじ・はし】、수저): 韓国の親の力量で人生が決定される「スプーン階級論

それとともに韓国有権者が、ムン(文)大統領側近たちのこのような挙動に対して感じる反感を説明して、「ネロナムブル(Nae-ro-nam-bul)」という単語を紹介した。メディアはこの単語を「私がすればロマンスでも、他の人がすれば不倫(If they do it,it's a romance;if others do it,they call it an extramarital affair)と解釈される」とした。

北朝鮮と不動産問題に無能な姿を見せたという点も敗因に挙げた。
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(追記)
■朝鮮日報(조선일보)の記事(抜粋)
「20代男性の72.5%がオ・セフン(오세훈、呉世勲)選択、60代男性よりも高かった[出口調査]」(김승현記者、入力 2021.04.07 20:50 | 修正 2021.04.07 20:50)
https://www.chosun.com/politics/politics_general/2021/04/07/JNOLB252LZDTBOPQS6LU7VKPNY/
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地上波3社の4月7日のソウル市長補欠選挙の共同出口調査の結果、20代男性72.5%が「国民の力」のオ・セフン(오세훈、吳世勳)候補に投票したことが分かった。一方、「共に民主党」のパク・ヨンソン(박영선、朴映宣)候補の得票率は22.2%と予測された。20代男性のオ候補への支持は、保守傾向が強い60歳以上の男性70.2%)よりも高かった
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2021年4月7日水曜日

「KLONDIKE」レベルついに「レジェンド」から「グランドマスター1」へ

Windows10版(Microsoft Store)のフリーゲームソフト「Microsoft Solitaire Collection」のひとつ、「KLONDIKE」のレベルが、「レジェンド」から「Klondike グランドマスター1」へアップした。この後、タイトルは「グランドマスター1~20」といった連番付になるそうだ。今回のグランドマスターの第1段階だけ記し、以降20段階終了までの結果についてブログに触れないことにする

(本ブログ関連:”KLONDIKE”)


次の「ブロンズグランドマスター1」に到達したらブログに記したい。その後は、20段階まで上らなければならないという。苦難の道はまだ続く。

2021年4月4日日曜日

清明 2021

今年は「二十四節気」のすべてを記すと決めたのに、さっそく「清明」を書き漏らしてしまった。そんなわけで追記する。

(本ブログ関連:”清明”)

昨日(4/3)の探鳥会で見た新緑の美しさこそ、清明を表すにふさわしい。清らかに明るく輝く自然。さくらの花は装いをあらたに黄緑の新芽を出している。花吹雪で飾ったさくら並木にも落ち着きが戻る。次代につなぐ命の息吹ってのは本当にいいもんだ。


(追記)
最近、Windows10のアップデートが行なわれて以来、ブログ記載時に文字入力(IME)の動作がおかしくなった。たとえば、「清明」の「せいめい」に対する文字候補が「生命」と「姓名」しか表示されないのだ。
ネットに対策を探したところ、ブログ(PC設定のカルマ)の記事「Windows10 - 以前のバージョンの Microsoft IME を使う」にもとづいて処置したところ無事復旧できた。感謝。
https://pc-karuma.net/windows-10-previous-version-microsoft-ime/

(雑談)ちょっと気になること 一週間の始めは何曜日、芸能人の名前

■ 一週間の始めは何曜日か
わが家のカレンダーにある一週間の曜日順を見ると、どれも日曜日から始まり土曜日に終わっている。いつも持ち歩く薄型の手帳の場合は、月曜日に始まり日曜日に終わっている。両者を見比べるとき、間違えがないかあらためて確認したりする。

きのうのブログに「今週」という言葉を使ったが、週の始まりを日曜日とするか、月曜日とするか躊躇した。総務省統計研究研修所教官 奥積雅彦氏の「週の始めは何曜日なのか?」(抜粋)は、次のように紹介している。
https://www.stat.go.jp/library/pdf/minigougai01.pdf
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広辞苑で「日曜」の字義は、「週の第1日」としたうえで、「週の最終日とする考え方もある」とされていました。・・・
小売物価統計調査規則では、広辞苑の「日曜」の字義は「週の第1日」を基本としていることをよりどころに、週の始めは日曜日として調査日を規定することとしました。・・・
・「旧約聖書」の創世記には、神が六日のうちに天地万物を創り、七日目に休んだと記されている。その日が安息日(サバット)で土曜日に当てられている。ユダヤ人は、この日を安息日としたが、・・・

・一方、日付等に関する国際規格は「ISO8601で、曜日のコードが定められ、月曜日が1で、日曜日が7とされ、月曜日を週の最初の日ととらえています。・・・
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ー  日曜日開始の例が多いようだが、なんでも国際標準化するISOの規格では月曜日開始になっている。わが家のカレンダーは前者、私用の薄型手帳は後者ということになる。
ー  わたしの感覚では、仕事が終わって休日になるのが原則だろうから、月曜日開始が理にかなっている気がする。土日連休が常態化している現在だからこそ正にそう思う(つまり、一週間が休みに囲まれているのは不自然では?)。


■ 芸能人の名前
歳をとると、テレビや映画に登場する芸能人を「あの人」、「この人」で済ましていることが多い。あるとき、俳優の「役所広司」、タレントの「井森美幸」のお二人の名前が突然出てこなくなり愕然としたことがある。そこで、お二人の名前を思い浮かべるのに、役所広司氏の場合は若いときに「役所」務めしたことがあることを、井森美幸さんの場合は「群馬県民」(ただそれだけだが)をイメージすることでようやく定着した。

テレビ視聴時に芸能人の名が不明なとき、番組情報画面に切り替えて確認したりする。あやふやに放置しないようにしているが、最近の若いタレントの名前までは覚えようという気力がない。なにしろ、以前若手だと思っていた俳優が、今では父親・母親役をしているのだから。

2021年4月3日土曜日

野鳥観察(13)

今週(3/29~4/3のきょう)に入って、4/2を除き、最高気温が20℃を超えている。まるで初夏に踏み込んだ気分だが、夜になるとストーブがまだ恋しい。

今月から、野鳥観察(探鳥)会は開始時刻が30分早い6時30分となった。すでに日昇時刻(きょうは5時24分)を過ぎて辺りは明るい。この時刻、朝陽の高度はまだ低く、木立の横を透して光差すようで、公園のさくらの花がことのほか紅色を増して彩り美しい。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

樹々は黄緑の新芽が出て、鳥たちが隠れると、探鳥会のベテランの方々は鳴き声に集中して識別する。昨年秋遅くに入会したとき、鳥の姿を見て図鑑とにらめっこして来れたが、これからはそうもいかないようだ。視覚だけでなく聴覚まで必須のよう・・・大変。
・ヒヨドリ: さくらの花の蜜も吸うし、ピッ、ピッ、ピッと鳴く
ジュウカラ: さえずり(求婚中とのこと)
・アオゲラ:(ピヨッ、ピヨッと鳴いたのか・・・)
・ウグイス: 「ホーホケキョ」とは別に「谷渡り」の声も
・(ガビチョウ): 飼育したものを放鳥したようだ・・・とのこと、美しいがうるさい

ネットの愛鳥サイトに、鳥の鳴き声も併載している「日本の鳥百科」があるので、そこで耳を鍛えたい。
(*)日本の鳥百科: https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/

今日は、さらに特徴的だったのは、
・ヒヨドリ: 大群(140~50羽近く)となって次々飛ぶのを見て感動する
・ツバメ: つがいが飛翔、会としては今年初めての観察とのこと

スズメの姿が目立たなくなったことについて、ベテランの方から次のように教えていただく。
・現在の住宅事情によるもので、茅葺(かやぶき)家のような巣を作れる隙間がない
・山歩きして道に迷ったとき、スズメに出会ったら人家が近いことが分かる・・・といわれた

春ともなれば自然も変わる。当然、接し方(見方、聴き方)も変わらねばならない。

2021年4月1日木曜日

(雑談)ちょっと気になること ハナニラとさくら

公園の小川の土手道と自然観察園の柵との間に狭い空き地(隙間)があって、真っ白な6枚の花弁の花たちが咲いている。観察園の内側なら「花だより」のガイドに名前が記載されるだろうけど、柵の外では名知らずのまま。そこで、カメラに収めて自然観察センターにうかがいたずねてみたところ、パークレンジャーの方から、カメラモニターと図鑑を照合して、外来種の「ハナニラ」の花だろうと教えていただいた。

アドバイスにしたがい帰り道に、ハナニラの葉を千切ると断面から野菜の「ニラ」に似た香りがした。Wikipediaによれば、「野菜のニラ(学名 Allium tuberosum )は同じ亜科に属するが、別属である」とあり、「有毒なのでニラと間違えて食べないように注意が必要」とのこと。ちなみに(他のネット情報によれば)、野菜のニラの花茎とつぼみ(蕾)を「花ニラ」と呼び、食用にするという。間違えてハナニラの方を食すれば、しばらく腹を下し続けることになる。

ハナニラ

住宅街のさくら並木道の路肩に、まだ花の舞う時期でないが、散った花弁が重なり合っている。小さな子どもたちは、それをすくい上げては散らして遊んだりする。花弁が敷き詰められた道を、花の絨毯と呼んだりもする。

わたしたちは、花の散る美しさを感じ取ることができる。それはたぶん世界共通だろうけど、路肩に積もった花びらまでどう思うか興味がある。
というのも、日本人は虫の音(ね)や風鈴の音を言語脳でとらえるという。いいかえれば、西洋ではそれらの音を騒音としか理解してないことになる。次の写真のように、舞い落ちたさくらの花弁を他国の人はどうとらえるだろうか、単に清掃車が掃きとるべき存在なのかどうか、正直な感想を知りたい。視覚(映像)でも違ったとらえ方があるのかどうかを。

2021年3月30日火曜日

さくら

 ここ数日、家にこもりっぱなしだった反動からか外に出たい。とはいえ、街中の人込みに入っていく自信はまだない。もっぱら公園廻りして、「さくら」の花をながめては息をしている。

きょうも、小川に沿って咲く花をめでる。観桜というより、花に漬かってみたい気がする。もうじき花吹雪になれば、さくらとともに体験するだろう。




本当は、公園めぐりに、真っ赤な「シャクナゲ」の花を見たり、「トウカエデ」の木立に入って新緑の風を受けたりしたが、やっぱり、さくらの変化のさまを見届けたい。

2021年3月29日月曜日

ヒメハマシギ

鳥に詳しいわけでない。PCを起動したとき、いつも自然の景観が表示されるが、今朝は水辺の鳥「チドリ」の仲間が登場した。米国ボトルビーチ(ワシントン州)に棲息するという、ふっくらして目元のかわいい水鳥だ。

解説によれば「ヒメハマシギ」という。ポケット版「野鳥」図鑑を調べたところ、同じ名のものが見当たらない。「ハマシギ」の冬羽によく似ているものの、口ばしの角度が違うようだ。次にWikipediaで確認したところ、「日本では、本州で数回記録があるだけの迷鳥」という。日本で珍しい鳥ということになる。

ヒメハマシギ(Wikipedia)

以前、愛鳥家のまねをして、川筋をくだって海近くまで野鳥を全数観察するイベントに参加させてもらった。水辺の鳥「シギ」の名は聞いたことがあるのに、しっかり意識して見た記憶がなかった。そのとき、双眼鏡で「イソシギ」の飛び立つ姿を見ることができた・・・そうメモしているだけで、記憶は正直揮発している。

(本ブログ関連:”野鳥センサス”)

イソシギといえば、見たわけでない映画「いそしぎ(The Sandpiper=しぎ鳥)」(1965年)のテーマ曲「シャドウ・オブ・ユア・スマイル」はしっかり覚えている。当時、主演のエリザベス・テイラーとリチャード・バートンといえば知らぬものはない。映画音楽の代表的なものでもあったが、この曲の作曲者(Johnny Mandel)はあまり知られてない。Wikipediaに、曲のヒントに「五木の子守歌」があったという記述があるが・・・ほんとかいな?

(Youtubeに登録のchenarchに感謝)

2021年3月28日日曜日

Hook Entertainment

久し振りに、ソウルの江南区清潭洞にある、歌手イ・ソンヒが所属する芸能事務所「Hook Entertainment」について調べてみた。

(本ブログ関連:”Hook Entertainment”)

業績:
・2019年は、良好だった2018年に比べて落ち込んでいる。
・昨年の2020年について、新型コロナウィルスの影響があったと思われるが、業績情報はネット上で未確認。
https://www.jobkorea.co.kr/Recruit/Co_Read/C/hookent?Oem_Code=C1

同社フックビル:
・同事務所があるフックビルの1,2階を貸し出している。
  - 以前、洒落た軽食(ブロンチ)カフェ「JUST LIKE」他があったが、
  - 最近、若干高めの広東風中華料理「夢中軒」に変わっている。(2021.02.22現在、店頭の俑=像数が変化)
https://weseb.com/SJB/board.php?board=sosangin&command=body&no=33362
https://japanese.visitseoul.net/restaurants/%E5%A4%A2%E4%B8%AD%E8%BB%92_/14042

2021年3月27日土曜日

春の公園自然観察会(樹木を中心に)

快晴のきょう、花見で名所の公園で「春の公園自然観察会」が催された。以前、樹木観察会があって何度か参加したことがある。今回もおもに樹木について園内を巡る。出歩くことを信条に、春の空気に触れようと参加した次第。

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

早めに公園に着く。公園サービスセンター近くの並木道で、トトトトトと叩く音がする。見上げれば、「コゲラ」が木の太枝を突いていた。こんな至近距離で見たのは初めてのこと。ひとびとも集まってきて、さすがにコゲラは飛び立った。


きょうの催しは、いつも参加している自然観察会の会長から市報を通じて呼びかけられたもので、公園東部(一部中央西縁部含む)のおもに樹木(30種以上)、他の樹木や昆虫との関係、歴史、また途中目にした野草についても解説された。


解説いただいた中から興味深い話題を次にあげる(聞き間違いにご容赦)。
・ケヤキ:「欅」の字義通り手を挙げるよう枝を広げる、街路樹に広がりを抑えるよう改良品種がある
・ヤマモモ: 雌雄異株の常緑樹、街路樹には実の散らばりを防止のためオス樹が使われる
・ボダイジュ: 釈迦の伝説に伝わる菩提樹(インドボダイジュ)とは別
・ユリノキ: 綺麗な花は蜜源になり、街路樹にも使われる
・トチノキ: 冬芽がべたべたしているのは防寒の意もある
・ニセアカシア: 街路樹に多い
・ムクロジ: 種皮は泡立ち石鹸替わりに、種子は羽根つきの黒い頭に使われる
・マテバシイ: 実のドングリは灰汁抜きの必要ない、クッキーの材料
・スダジイ: 実のドングリはマテバシイ同様タンニンが少なくそのまま食材になる
・ダイサンボク: (落ちた大きなタネを標本にする)
・カエデ: 雌雄異株の他2タイプある
・トウヒカエデ: 街路樹に使われる、排気ガスに強く丈夫である
・ゴンズイ: まさに役に立たぬ樹だそうだ 
・エノキ: 葉をオオムラサキ蝶の幼虫が食べる、一里塚に使われた、
・クスノキ: 葉をアオスジアゲハ蝶の幼虫が食べる
・オオシマザクラ: 長明寺の桜餅に使われる
・ソメイヨシノ: 日本のさくらの8割近くを占める(クローンである)
・ジュウガツサクラ: 秋と春、年2回咲く
・カリン: シロップの材料に使われる、苦味がするとのこと
・イスノキ: 雌雄異株、実に虫が入り肥大することで食べられるのを防ぐ

野草について興味深い話題を次に記す(聞き間違いにご容赦)。
・ニリンソウ: 花が2輪並んで咲くよりも別々に咲くことが多いようだ
・タンポポ: 関東タンポポと西洋タンポポの雑種が多く見分けつきにくい
・オオイヌノフグリ: イヌノフグリ(在来)、オオイヌノフグリ(外来)の2種ある
・ショカツサイ: 諸葛孔明の名にちなむ

植物観察の要点(スミレの話題から)
正面・横面、葉の付き方などしっかりスケッチするとよい。

(追記)
帰り道に園芸業者の植木園があって、枝垂れ桜がこの時期一斉に咲くさまは美しい。幻想的である。私有地のため入場できないが、ぎりぎりに寄って写真に収めた。

2021年3月26日金曜日

さくら巡り

さくら、桜はやっぱり「さくら」の文字がにつかわしい。春の趣き、春の風、そして春の香りがする。昼過ぎ、暖かさが残るなか、さくらの花巡りに家を出た。

近所の畑地の一角に枝の垂れた小さな「さくら「源平花桃」があって、同じ樹から紅白の花を咲かせている。いつも気になりながら通り過ぎていた。きょうこそ目に焼き付けておこう。
(追記 2022/3/30)「さくら」ではなくて、「花桃(ハナモモ)」かもしれない。
(追記 2022/4/2)探鳥会の集合場所に、何と「花桃」があり「源平花桃」と教えられた。

50mほどもないさくらの並木道で空を見上げる。まだ満開になってないが、例年ここの花吹雪は見ものだ。その時にもう一度来ようと思う。

公園に「ボケ」の花が咲いている。これも同じ樹から紅白の花が咲く。どことなく中国風の感じがする。なるほど原産地は中国とのこと。

公園の広場を囲って咲くさくらを見んと、平日の今日も花見客が集う。混みあうほどでないが、日曜日にはどうだろう。

遠廻りしての帰り道、土手に黄色のアブラナ科の「菜の花」が咲いていた。薄紫の花*も輝いていたが名前を知らない。どう調べればいいものか。
(*)薄紫の花: ネット検索したところ、生育地が近い似た花にアブラナ科の「オオアラセイトウ(ショカツサイ)」があるが・・・どうだろう?

(追記)
上記の花巡りの帰り道、公的な機関を訪れて町の街路樹について資料をたずねた。親切にも<街路樹と坂と遊歩道の案内地図>を(明日の公園の自然観察会参加者の分までも)提供いただいた。さっそく、私の植物観察手帳に貼り付け、いつでも見られるようにした。感謝。
上記の公的機関で対応された方が、私が参加する観察会の会長のお名前を承知されていたのに驚いた。