そういえば、今年は海に縁がないらしい。たまたま日本海に面した道の駅で、温泉につかったり、あわびを食ったりしたことはあるが、鉱物採集に行く道すがらのできごとであり、遠く広がる水平線を眺めたり、あるいは水浴びするといった目的で寄ったわけではない。
秋の気配が感じられると、この夏に大事なことをし忘れたように思うのは・・・勝手なこと。もし、真夏に海に行くことがあったら、(くそ)暑いのになぜ出かけるんだと口にしたに決まっている。忘れ物は、後になって気付くもの。
波寄せる海辺、明るい愛の歌といえば、シャルル・トレネ(Charles Trenet)の甘い声がする「ラ・メール(La mer)」(1943年)やパット・ブーン(Pat Boone)が優等生的な律儀な声でカバー(1957年)した「砂に書いたラブレター(Love Letters in the Sand)」を思い出す。
(Youtubeに登録のDonhaUrraca、catman916に感謝)
シャルル・トレネの「ラ・メール」を、フィリオ・イグレシアス(Julio Iglesias)が歌ったものが、映画「裏切りのサーカス(Tinker Tailor Soldier Spy)」のラストに流れたのが印象的だった。内部の「もぐら(モール)」をあぶり出すという重苦しくしんどいストーリーだが、その解決の結果、次のステップへ進むというのだろうか、妙に力強く明るい。果たして、選曲の意図は何だったのだろうか。
(本ブログ関連:”恵方巻きって何?”)
(追記)
北の丸公園にある科学技術館で開催中の企画展に行ってきた。親類が関わっている「キッチンの科学」催事が目当てだったのだが、昼過ぎの休憩ためか関係者不在で、展示物を見学するに終わったのは残念。
実は、最初からいろいろなことがあった。出発駅のホームで電車を待っていると、隣り駅で人身事故があったため到着が遅れるというのだ。やがて現れた電車の運転席を見ると、何とガラス窓が割れてへこんでいるではないか。当然、車両変更のため乗客は全員降ろされ、われわれと一緒に次の電車を待つことになった。それにしても生々しい光景だ。
しかも、帰りの電車が地元駅に到着する直前、土砂降りになってしまい、しばらく構内で雨宿りしたりした。今日はノイズの多い一日だった。