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2014年12月13日土曜日

チョ・スミの「汽車は8時に出るのね」

ソプラノ歌手チョ・スミ(조수미)が歌う「汽車は8時に出るのね(기차는 8시에 떠나네)」は、ギリシャの感傷的な曲「汽車は八時に出る」(作曲:Mikis Theodorakis、作詞:Manos Eleftheriou)を元にしている。
この歌の韓国語歌詞は、申京淑(신경숙)が作詞している。原曲の時代背景とは違って、男女の情愛を強調した歌として捉えられているようだ。

(本ブログ関連:”汽車は八時に出る”、”申京淑”)

カテリーニへの汽車は、8時に去り行くのね
11月は、私に永遠に、記憶に残るでしょう
記憶に残るでしょう
カテリーニへの汽車は、永遠に私に残るでしょう

ともに交わした時間は、潮のように遠ざかって
今、夜になっても、あなたは来られない
あなたは来られない
秘密を抱いたあなたは、永遠に来られないでしょう

汽車は遠く去り、あなた 駅に一人残ったのね
胸にこの痛みを残したまま、留まっているのね
残したまま留まっているのね
胸にこの痛みを残したまま、留まっているのね


(Youtubeに登録のsonga5に感謝)

(追記)
今晩、留学帰りの教室メンバーをまじえて、忘年会を新大久保の韓国料理屋でおこなった。いつものように幹事さんおかげで、みなと一緒に美味しくいただいた。これからも真面目にこつこつ続けよう。

2014年12月12日金曜日

明太子

今朝のラジオで、今日は「明太子の日」といっていた。えっ、そうだったの・・・で、誰が決めたの?何て思ったりした。日本記念日協会のホームページに、「記念日/協会認定記念日」として、12月12日に「明太子の日」があり、次のように紹介している。
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韓国伝来の辛子明太子が初めて日本に到来した発祥の地の山口県下関。その下関市で明太子専門業として、辛子明太子を全国に普及させてきた前田海産株式会社が制定。日付は日本で初めて「明太子」という名称が新聞(関門日日新聞)に登場した1914年(大正3年)12月12日に由来する。(「明太子開発史」成山堂刊に記載)
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明太子」と漢字で書くと、それが一体「めんたいこ」なのか「みんたいこ」なのか判別しにくいけれど、一般に「めんたいこ」のようだ。なぜ気になるのかって・・・子どものころ、私は「みんたいこ」と呼んでいた。東京に来てから、いつのまにか「めんたいこ」と呼ぶようになったが、そう言った後、一息止まってしまう。いつまでも馴染めないようだ。

昔は、明太子は焼いて食べた。今はそんなことをしない。生で食べるのが普通になった。食感が全然違う。熱い白飯の上では、生の方が食べやすいし、香りがあり塩加減もよい。美味さにつられて食った後、プリン体の量が頭をかすめる。

幼いころ、スパゲッティはナポリタンやミートソースといった、まとわり付く味がよかった。歳をとると好みが和風になる。最近、スパゲッティを明太子味にしている。ピリッとしたものがよい。さらに刻み海苔をまぶして風味を楽しんでいる。いずれ、蕎麦屋(或いは、うどん屋)にカレー南蛮があるように、皿に盛った明太子スパゲッティ(或いは、うどん)が品書きに並ぶかもしれない。

2014年12月11日木曜日

イ・ソンヒの「冬哀傷」

昨日ほどでないが、今日も寒い。日増しに最低気温が下がる。一方で、南米沖に「エルニーニョ現象」が発生したという・・・暖冬になる傾向があるそうだが、寒いのが苦手な私にはありがたいけれど、自然のバランスが崩れるのは心配。暖冬といっても、東日本にも降雪の心配がある。

冬には冬らしくありたい。厳しい寒さを受けとめてこそ、青い月明かりの夜の静謐さに気付くもの。冬の澄んだ空気に響き渡る、イ・ソンヒの「冬哀傷(겨울애상)」(5集所収、1989年)を聴いてみる。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「冬哀傷」を作詞した場面”、”冬哀傷”)


星明かりに澄み映える  私の悲しい顔よ
雁が鳴きながら  飛び去る  空を  見る

懐かしさ雪のように積もり  丘を転がり超えて
青い月明かり  降り注ぐ  私の空っぽの  庭に
*
風は木の葉を 吹きたてて  消えたが
なぜ痛く懐かしい小船は  私の胸に浮かんでいるのか

消すことが  できないのか
冬になるとよみがえる姿

青く冷たい  私の愛
凍ってしまった悲しい後姿

(*以下繰り返し)

凍ってしまった悲しい後姿



上掲Youtube映像は、「牛浦沼우포늪)」(慶尚南道昌寧郡の洛東江が流れる近くにある、いくつかの湿地群の総称)の明け方の映像だそうだ。
(Youtubeに登録のksj25374110に感謝)

2014年12月10日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 山に関する歌

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/3)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第83回として、山に関する歌にまつわる話を紹介した。

始めに、数ある名山のなかの雪岳山(설악산、1,708m)について次のように紹介された。
・国土の7割が山であり、済州島の漢拏山(한라산、1,950m)、南部(小白山脈南端)地域の智異山(지리산、1,915m)、中東部江原道の雪岳山がある。山に関する歌も多く、山の景色から打令(타령)に至るまで多様だ。

(本ブログ関連:”韓国の山”)

・美しい雪岳山は、漢拏山と智異山に次ぐ韓国で3番目の高山だ。雪の山の意を持ち、秋から降る雪が積もり翌年夏にやっと融けるので、雪岳山と名付けられた。別名、雪山と呼ばれる。また、白い雄大な岩(花崗岩)が多いことから名付けられた説もある。雪岳山は、冬の景色が特に美しい。

▼ ヘグム演奏による雪に覆われた雪岳山の「日が暮れる頃から明け方まで(그 저녁 무렵부터 새벽이 오기까지)」を聴く。映画音楽のよう叙情的で美しい・・・今様である。


(Youtubeに登録のDoohan Leeに感謝)

次に、背景に山を取り入れた「風水(풍수)」について次のように説明された。
・美しい景色を誇る高い山がたくさんある一方、田舎や都会にも多くの山や野原がある。風水では、山を背に前方に水が流れるのが最高の場所で、地勢や水勢が人々の暮らしにも影響するという。国土に山や水がない所を探す方が難しいことから、今住む場所が最も良い所かも知れない。首都ソウルも山で覆われている。

▼ ソウルの景色と王様の長寿、国の平和を祈った短歌鎭国名山(진국명산)」を聴く。指差しながら歌うのだろうか。

最後に、韓国固有の寺に山神を祀(まつ)った楼閣「山神閣산신각)」について次のように解説された。
・昔の人々は山の神を大事にした。山寺には山神のため山神閣を作り神をもてなし、特別な日に、山神のための祭祀を行った。山に関する詩や歌もたくさんあるが、曲調の中には山の打令というジャンルもあるほどだ。

▼ 有名な山々を挙げながら歌う、西道(黄海道、平安道)立唱「前山打令앞산타령)」を聴く。土の香りがする。

2014年12月9日火曜日

イ・ソンヒ編、「HIDDEN SINGER」3シーズン合わせて視聴率1位

イ・ソンヒが出演した、(中央日報系)JTBC番組「HIDDEN SINGER」の統一キングオブキング戦が先週6日(土)に実施され、歌まね能力者のトップが決まったと、ザ・ファクトの記事「『イ・ソンヒパワー』通じた!『HIDDEN SINGER(히든싱어)』 最高の瞬間」(12/8、チェ・ソンミン記者)は次のように報じている。(一部改行表示を容赦)

(本ブログ関連:”HIDDEN SINGER”)

この番組全(1~3)シーズンを通じて、イ・ソンヒ編の視聴率が高かったようだが、統一キングオブキング戦についても触れている。各歌手の編ではシーズン3のイ・ソンヒ編が最高視聴率(8.4%)だったけれど、キングオブキング戦視聴率についてはシーズン2で8.8%だったそうだ。

本来、統一キングオブキング戦の視聴率について記すのだろうが、視聴率・・・シーズンごとに①歌手編視聴率、②キングオブキング戦視聴率、および③統一キングオブキング戦視聴率をきちんと整理しなければならないだろうが・・・記事タイトルにイ・ソンヒとあるので、そのまま掲載させていただきます。
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イ・ソンヒ編、「HIDDEN SINGER」(3シーズン)合わせて視聴率1位!

・「HIDDEN SINGER」のイ・ソンヒ編視聴率が歴代最高視聴率に選ばれ、注目を集めている。

・6日、放送されたJTBC「HIDDEN SINGER3」の統一キングオブキング戦で、シーズン1からシーズン3まで(のキングが)出演して、激しい歌まね対決を繰り広げた。この日のキングオブキング戦では、Fly to the Skyのファニの歌まね能力者パク・ミンギュ氏がキングオブキングに登板して、3000万ウォンの賞金と4000万ウォン相当の車を受賞した。

・7日、視聴率調査機関TNMSは、「HIDDEN SINGER3」の統一キングオブキング戦視聴率は、5.5%と明らかにした。

・一方、「HIDDEN SINGER」は、昨年3月16日初放送を皮切りに、
- シーズン1最終回の「キングオブキング戦」の視聴率が、5.2%を記録した。
- また、シーズン2では、「キングオブキング戦」の視聴率が、8.8%と最も高かった。
- シーズン3では、「イ・ソンヒ編」が最も高かったが、シーズン3のキングオブキング戦視聴率6.4%よりも高かった。
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2014年12月8日月曜日

(資料)韓国の「高齢化」

将来予測ほどむつかしいものはない。けれど、人口動態予測はかなり精度が高い。特別な人口政策を打たないかぎり、予測された人口推移は変えられない。高齢化と少子化とが日本以上に進む韓国の動向は、ある意味参考になる。
子どもを産みやすく育てやすい環境を作るのは、現在の人間にしかできない、他人に任せることのできない課題だ。

(本ブログ関連:”少子化”、”高齢化”)

以前の記事だが、聯合ニュースの「韓国の高齢化進行速度 OECDで最速、日本2位」(9/9、関連:韓国版)は、各種指標を使って高齢化の状況を次のように伝えている。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)
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1970年以降、韓国の高齢化のスピードは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も速いことが(9月)9日、産業研究院(KIET、산업연구원)の分析で分かった。

OECDの34加盟国の人口構造を比較、分析したところ、韓国は65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合である高齢化率が2013年基準で12.2%と、OECD加盟国で30番目だった。

1970年の高齢化率を1とすると、2013年(OECD平均: 1.6倍)に
・韓国: 4.0倍、OECDの中で増加幅が最も大きい。
・日本: 3.6倍で2番目で、
・フィンランド: 2.1倍、
・ポルトガル、イタリア: 2.0倍、
・チェコ、カナダ、スペイン: 1.9倍が続いた。

また、人口を年齢順に並べた時にちょうど真ん中の人の年齢を指す中位年齢をみると、
・韓国: 2010年に37.9歳で、1970年の19.0歳から18.9歳上昇した。これは高齢化率上位10カ国のうち最も大きい上げ幅だ。
・日本: 15.8歳上がり44.7歳。

韓国の幼少年人口(0~14歳)の割合は、昨年14.7%で、OECD平均(17.4%)を下回り26番目だった。

生産年齢人口(15~64歳)の割合は
・韓国: 73.1%と、OECD加盟国の中で最も高い。
・OECD平均: 66.6%
1950年代の朝鮮戦争と、1970年代のベトナム戦争の後に生まれた、ベビーブーム世代がこの生産年齢人口にあたっているためだ。

産業研究院は「韓国の出生率がOECD主要国のうち最も速いペースで低下する中、2012年から生産年齢人口が減り始めている上、最初のベビーブーム世代が引退時期を迎えた。これらは未来を不安にさせる要因となっている」と指摘した。
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また、KBSニュースの記事「出産率このままなら 2100年 国民の半分が老人」(7/28)にあるように、老人が占めること、つまり生産可能人口が急速減少すること*を、次のように紹介している。生産力と社会保障の問題でもある。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)
(*) 韓国保険社会研究院(KIHASA,한국보건사회연구원)のメディア記事番号「5878」に掲載。
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現在1.2人水準に過ぎない合計出産率を引き上げることができなければ、2100年頃には、65才以上の老人が国民全体の半分に達するという見通しが出ました。

(韓国)保健社会研究院が出した「超少子化と今後の人口動向」報告書を見ると、合計出産率が1.2人にずっと留まる場合、わが国の総人口は、2100年に2千222万人まで急減すると推定されました。

老人比率(65才以上)見通し
2010年: 11%程度
2050年: 39.4%
2100年: 48.2%

生産可能人口(15歳から64歳まで)の急速減少
2050年: 2421万人
2100年: 948万人

老人人口割合(「生産可能人口(15歳から64歳まで)」100人当り)の予想
2010年: 15.2人
2050年: 75.4人
2100年: 108.9人 ・・・・ ??

イ・サムシク(韓国)保健社会研究院専任研究委員は、「現在の出産率が維持されれば、労働力不足、内需市場萎縮、社会保障負担急増などが現れて、結局低成長やマイナス成長が避けられない」と警告しました。
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2014年12月7日日曜日

大雪2014

雪が降ったわけでない。二十四節気で今日は「大雪(たいせつ)」。名の通りならば、雪が激しく降るころというが、まだその気配はない。ただし、冬の寒さは本格的で、先週から家の中でも足元が冷えるようになった。なにしろ、ひと気のない二階部屋まで冷えるのだから驚く。

同じ二十四節気でも「小雪(しょうせつ)」は、名の通りどこか可憐で愛らしい。うっすらと積もった雪景色に、あらためてその美しさに気づく。それに、和風で隙のない美人な役者もいるし・・・。

(本ブログ関連:”小雪”)

今年、去年と年の始め、降る<大雪>に閉口した。なにしろ二階屋根に積もった塊りがドスンと落ちて、一階の雨どいを吹き飛ばしたのだ。三度目を繰り返すまいと先日、屋根に雪止めを付けてもらったが、次の大雪があればどうなることか気がかり。

(本ブログ関連:本当の”大雪”)

今年の二十四節気も「冬至」(12/22)を残すのみとなった。ああ、後ろから迫る時間に押し出されるよ・・・本当に。

ともあれ、イ・ソンヒが、アダモ(Salvatore Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」(1963年)をカバーして、同名曲「雪が降る(눈이 내리네)」(1988年)を歌う珍しいYoutube映像を見よう。(音質はソースによる)

(Youtubeに登録のjunghee .Pに感謝)

2014年12月6日土曜日

イ・ソンヒ30周年記念コンサートポスター

今年4月、イ・ソンヒ30周年記念コンサート「歌うイ・ソンヒ」会場で、彼女のサイン入り15集CD「SERENDIPITY」を購入したときにもらった公演ポスターを大事にしまってある。

このポスター、イ・ソンヒらしさが表現されていて、共感を得やすいのだろうけれど、あまりにも”普通さ”が滲み出ている。最近の他の写真に、もっとおしゃれな女性らしさを強調したものがあるが、よく考えれば、この方がいいのかもしれないと納得する。

彼女が何より素晴らしいのは、この体躯で、この雰囲気でといったところから途方もない歌唱力を今なお発揮していると、ポスターが気づかせる面があるのかもしれない。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒに似ている?”)

ところで昨晩、このポスターを我が部屋に飾って、久し振りに訪れた息子に、それとなく感づかせようとしたのだが・・・しばらく部屋で雑談したけれど、何~んにもいわずに帰っていった。そういうものなのか、はたまた気づかなかったのか。

2014年12月5日金曜日

火星

火星探査のためのNASA宇宙船「オリオン」の試験飛行がいよいよ始まった。午前7時(日本時間午後9時)にケープカナベラル空軍基地から無人試験機が飛び立った。今回は地球周回だけだそうだ。

(本ブログ関連:”火星着陸”)

ケープカナベラル、なつかしい名前だ。いつもは、隣接するケネディ宇宙センターの名を聞いていたが、両施設の使い分けはどうなっているのだろう・・・、Wikipediaによれば、ロケットが有人か無人かの違いのようだが。

火星について、探査機「キュオリシティ」による地表写真を見てきたけれど、学生時代に受けた月着陸のような衝撃はない。それが、2030年代に人類(アメリカ人)の着陸が実現するという。これから、16年以上先のこと・・・恐らく20年後位いのことだろう。

(本ブログ関連:”キュオリシティ”)

「はやぶさ2」が戻ってくるのが2020年末。これから、楽しみがいっぱいある。

(本ブログ関連:”木星や火星の春”、”はやぶさ”)

2014年12月4日木曜日

NHK紅白歌合戦の出場歌手

年末の恒例行事、NHK「紅白歌合戦」の番組名に、今更ながら「巨人軍」のような古さを感じるが、このところテレビの前に坐ることもなく、歌手名をどれくらい知っているか、大衆としての感度をはかってみた・・・ちょっと気になる。

ということで、次の出場歌手一覧で、知っている歌手に「○」印を、名前だけ知っている歌手に「△」印を勝手ながら付けさせていただいた。去年よりも意外と知っているのに安心した・・・選出の基準が変わったのかな?

2015年紅白歌合戦 出場歌手
紅組
白組
絢香

E-girls 五木ひろし
いきものがかり EXILE
石川さゆり 関ジャニ
AKB48 クリス・ハート

SKE48 郷ひろみ

NMB48 ゴールデンボンバー

HKT48
三代目J Soul Brothers
神田沙也加 SMAP
きゃりーぱみゅぱみゅ SEKAI NO OWARI 
香西かおり
SEXY ZONE
伍代夏子 TOKIO
坂本冬美
AAA
椎名林檎 T.M Revolution
天童よしみ 徳永英明
中島みゆき 長渕剛
西野カナ 氷川きよし
Perfume V6
藤あや子
福田こうへい
松田聖子 福山雅治
水樹奈々 細川たかし
水森かおり ポルノグラフィティ
May J. 美輪明宏

miwa 森進一
ももいろクローバーZ

薬師丸ひろ子

和田アキ子




2014年12月3日水曜日

はやぶさ2

4年前、7年間の旅を終えた小惑星探査機「はやぶさ」が帰還したときの感動を忘れられない。小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子を収めたカプセルを切り離した後、自ら夜空に燃えつきた情景に思わず感情移入したものだ。

(本ブログ関連:”はやぶさ”)

その後、「はやぶさ」が採集した鉱物の研究成果や、後継の「はやぶさ2」について、メディアに取り上げられることがあったが忘れがちで、今回のH2Aロケット(26号機)で「はやぶさ2」が打上げられる機会に、再び関心が呼び覚まされるという、素人ながらの盛り上り方をしている。素人はその気になるのは早いのだ。

打上げ日が気象具合のため、当初の日程から繰り下がった。今日ということだが、その時間に健康体操教室にいる・・・教室を休んで打上げの実況を見るべきか少し考えたけれど・・・健康体操を選んだ。素人は自分の方を優先するのだ。

帰宅してネットを探すと、Youtubeでリフトオフ光景(午後1時22分)も見られるし、新聞社の速報も次のように読める。
毎日新聞の記事「はやぶさ2: 打ち上げ成功 予定軌道に投入」(12/3、15:13、大場あい記者)は無事、「はやぶさ2」が切り離され、小惑星への軌道に入ったと次のように報じている。
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・三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日午後3時9分過ぎ、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」をH2Aロケット26号機から分離し、予定された軌道への投入に成功したと発表した。

・当初は、11月30日に打ち上げが予定されていたが、射場付近の天候不順が予想されたため2度延期していた。H2Aの打ち上げ成功は2007年の7号機から20回連続で、成功率は約96%。

・H2Aロケットは1段目のエンジンを切り離した後、2段目のエンジンを2回に分けて噴射し、地球を一周してミクロネシア上空ではやぶさ2を切り離した。

・はやぶさ2は、世界で初めて小惑星の微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機。水や有機物を含む小惑星「1999JU3」を目指し、生命の起源や太陽系誕生の謎解明につながる成果が期待されている。
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ところで、「はやぶさ2」の帰還は2020年という。東京オリンピックの年ではないか! この機会に何もかも成功することを楽しみに・・・6年先か。

2014年12月2日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 告祀

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(11/26)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第82回として、家族の加護を祈る儀式「告祀(고사)」にまつわる話を紹介した。

始めに、陰暦10月(「上月(상달)」)に行なわれた祭祀「告祀」について次のように紹介された。
・昔、陰暦10月を「上月」と呼び、家族の平和を祈る祭祀「告祀」を行った。居住敷地を守る神、家や台所、家族を守る神などに挨拶する儀式だ
・上月は収穫の時期に、刈り取った穀物を神に捧げ、心を込めて告祀の祭祀を行った。家族の平和を祈る儀式では、祭壇に餅(「告祀餅(고사떡)」)を供え、近所で分け合った。きょうの餅はカボチャが入って美味いとか、味が薄いなどといって話もした。告祀は、巫女(巫堂、무당)が行なうクッ(儀式、굿)と違い、主に女性が中心に日取りを決め、門に金の縄を引き、人が往来できぬようにした後、黄土を振りかけて厄払いした。そして、心を込めて財物を捧げ、それぞれの神に祈った。

▼ 「祈願(기원)」の歌と演奏を聴く。平和、豊作、愛を歌う・・・古皮に新酒、不思議な雰囲気を醸し出す今様である。

次に、儒教で基本となる道徳指針の「三綱五倫(삼강오륜)」について次のように説明された。
・「三綱五倫」の基準に従って生きると、国中が安らかになり、国民も平和になると、毎年豊作になるという。告祀は家族の平和のための祭祀だが、まず宇宙と自然、人類の調和を祈った。自分や家族が大切でも、世を一人で生きられぬからだ。本格的に告祀を行うとき、経を唱える専門の人を招くこともあった。昔は目が不自由な人がその役割を担った。農作や特別な技術を身に付けられぬ不自由な人が、自分の能力で生きられるための意味があった。

(参考)三綱五倫
  君爲臣綱/父爲子綱/夫爲婦綱
  父子有親/君臣有義/夫婦有別/長幼有序/朋友有信

▼ 「盲人德談経(맹인덕담경)」 の歌を聴く。読経に似て繰り返し淡々と進む、何処となく明るい。

最後に、今に告祀が引き継がれていることについて次のように解説された。
・10月の上月に告祀を行うが、それ以外に重要なときにも告祀を行った。海近くの地域で新船を買ったとき、あるいは節句に告祀を行った。今でも、新しいビジネスを始めたり、店舗をオープンするとき、映画の撮影を始めるときなどに告祀が引き継がれている。食べ物を並べる膳に豚の頭を供えてお辞儀をする。

▼ 厄払いの歌「エクメギ(액맥이)」の歌を聴く。土の香りをして軽快に歌い続ける今様である。

2014年12月1日月曜日

イ・ソンヒについて「人生のメンター」

女性歌手グループに「ジュエリー」があったそうだが、その中でメインボーカルを担ったキム・イェウォン(예원)が、bntnewsの記事(12/1)中、イ・ソンヒについて「人生のメンター(指導者)」と次のようにリスペクトしている。
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・あやかりたい、メンターはいるが、人生のメンターはイ・ソンヒ先輩。イ・ソンヒ先輩が有名でいらっしゃる時、活動する時の姿を見られなかったけれど、今まで倦(う)まず弛(たゆ)まず音楽をなさって、今でも見るとキャリアウーマンみたいな感じを受ける。(テレビ番組の)ヒーリングキャンプに出て来られた姿を見たが、(イ・ソンヒの愛弟子である)イ・スンギ先輩がとても羨ましかった。
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(本ブログ関連:”ヒーリングキャンプ”、”イ・スンギ”)

2014年11月30日日曜日

イ・ソンヒ、今年の人物部門検索順位で第6位(Daum)

師走が迫ってくると、恒例のまとめが始まる。今年のいろいろな出来事や人物への関心や人気について思い返すことだ。
イ・ソンヒが、サイト「タウム(Daum)」(タウムカカオ*)で今年検索された人物中6位だったと、ヘッドライン済州の記事「2014年 今年の人物・・・検索語総合1位は?」(11/29)は次のように報じている。
10位のハ・ジウォンと合わせて喜ばしいかぎりである。

(*)タウムカカオ: 韓国2位のポータルサイト「タウム」(タウムコミュニケーション)と韓国1位のモバイルメッセンジャーアプリ「カカオトーク」(カカオ)の合併社
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・タウムカカオが28日、2014年の一年を整理して今年1月から11月まで検索回数が最も多かった「今年の検索語」を部門別に公開した。

・人物部門ではJTBCニュースルームのアンカーであるソン・ソッキが1位を占めた。2位は秋信守、3位EXO、4位チョン・ジヒョン(モデル)、5位少女時代の順だ。

6位はイ・ソンヒ、7位IU、8位Hyeri、9位Ailee、10位ハ・ジウォンがそれぞれの名前を連ねた。

・「今年の検索語」は、事件、新規、最多、人物、放送、映画などに分かれて、検索回数が多い順にまとめて発表している。
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2014年11月29日土曜日

イ・ソンヒの「I Have To Say Goodbye」

イ・ソンヒの曲には、未熟さゆえの別れを、独り追想するものが多い。ある意味、ドラマ性とは離れた面もあるけれど回想は美しくなり、まさに女学生年代に受け入れられた。音楽界に登場して、以来17年近く時代を共有したファンたちもいろいろな人生を経験するわけで、彼女の歌にも多面な変化がある。

その17年目にリリースされた、12集(My Life+ Best)に所収の「I Have To Say Goodbye」(2001年、作詞:イ・タギョン、作曲:チョン・シロ、編曲:ユ・ヨンソク、パク・ヨンス)は、心ならずの別離であるが、歌詞がいつもと違う。
もう、さよならを言わなくちゃいけないという詞に、刹那的出会いを連想させる、どこかさばさばしたものを感じる。そこに、おじさんは思わず腰を抜かす。
新しく異質なるものを求める、女性特有のメンタリティーなのだろうか。イ・ソンヒのこの歌に驚くばかり。


あなたを愛したんじゃないわ、ただ酔ったのかしら
すれ違いはいやだったの、初めは本当にそうだった
電話を待ったりもしたわ、こっそり隠したときめき
あなたのその眼差しの中で、道に迷ってたわ
*
だけど、私には久しく一緒だった
人がいるって、知ってるじゃないの
私が全てである、彼をどうするの
しばらく(あなたと)一緒だった、時間を忘れて

now I have to say goodbye

互いを消さねばならなくて
うろたえさせないで
私の久しい彼を捨てられない

あなたを忘れたいの

(*以下繰り返し)

(Youtubeに登録のlys2187に感謝)

2014年11月28日金曜日

養老渓谷、金谷

昨日からの天候に恵まれて、千葉県夷隅郡大多喜町粟又にある「養老渓谷」巡りのバスツアーに参加した。養老渓谷に訪れたのは初めてである。

「養老」という言葉から、滝の水が酒に変わったという孝行伝説に出てくる「養老の瀧」(岐阜県養老郡養老町)との区別をこの機会に整理した。千葉の養老渓谷は、紅葉時期の景観が素晴らしく、渓流にある滝を「粟又(あわまた)の滝(高滝)」という。

粟又の滝は、養老川の上流にあって、川床を緩やかに斜めに削ってできた滝だ。滝の下から、岩肌を落下する水流を眺めるのもよいが、滝の上で滑り落ちる水の勢いを眺めるのもよい。左の写真は、滝上部に脇道があって、そこから渓流の下りを撮ったものだ。

足元は、ドロ状で滑りやすい。川床が泥岩からなっているからだろうか。おかげで、靴はドロだらけになってしまった。年長者には、この岩場での転倒を心配をしてしまう。

紅葉はピークを過ぎただろか・・・とはいえ、葉を染めた木々が、まだ渓谷を彩っていたし、渓流の音と光と相まって景観を楽しめる。

ツアーの楽しみにもう一つある。フェリー港、金谷でカキ、ホタテ、サザエ焼きを時間いっぱい賞味したのだ。いやあ実に美味かった。てきぱきと食べる人あれば、慌てて後追いする人もいる。楽しくて面白い一日だった。

(付記)
バスの振動は心地よい。会社帰りに、バス路線をわざわざ選んだほどだ。今回も乗車中、ほとんど居眠りしていた。

2014年11月27日木曜日

小春日和

今日は朝からぬくもりがして、寒さが苦手な身には、気持ちまで緩むような一日だった。この時期、暖かく穏やかな小春日和はまことにありがたい。

【Wikipedia情報によれば】
英米では、よく知られているように、小春日和を「インディアン・サマー(Indian summer)」という。ネイティブ・アメリカンの生活行動やインド洋の気象に関連するそうだ。
ドイツでは「アルトバイバーゾンマー(Alt-weiber-sommer)」といって、「老婆の夏」といわれるが、実際は蜘蛛糸に関連する。秋に蜘蛛が糸を流して飛ぶ様から、老人の白髪に例えたよう。「爺さんの夏(Großvatersommer)」というのもあるそうだが・・・で、何で夏(sommer)なの?

図書館のスタディールームは、午後の陽射しにカーテンを閉めざるえないほどだった。いつもなら、午後3時を過ぎるとひんやりしてくるのに、今日は午後4時頃まで部屋はぬくぬくしていた。それでも、その後、急に冷え始めた。やはり冬だ。

この小春日和、明日はくだり坂のようで、来週は厳しい冬に戻るという。

2014年11月26日水曜日

イ・ソンヒの「そうよ過ちは私にあります」

イ・ソンヒらしさって、力強く突き抜けるような高音を響かせることなのだと思い返す。最近、彼女の初期作品に耳を傾けることが多い。元気と無垢が背中合わせになっている、そんな感じがいいのかもしれない。
2集収録の「そうよ過ちは私にあります(그래요 잘못은 내게 있어요)」(作詞チュ・セホ、作曲チョン・ギョンチョン、1985年)も、背伸びしたい年頃に、さぞや受け入れられたことだろう。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒのファン”)

熱い涙で、胸濡らしながら
一人で、とても悩みました
*
そんなに愛した私を
忘れてもかまわないんですか
胸いっぱいになる、そんな悲しみを
一人で、受けとめてます

これ以上のこと、もっとあったのに
私たちが別れるなんて、信じられません

そうよ、過ちは私にあります
いつも、私だけのせいだから

(*以下繰り返し)

(Youtubeに登録のkang yeol jungに感謝)

2014年11月25日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 大木匠(棟梁)

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(11/19)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第81回として、木造の家を建てる棟梁、「大木匠(대목장)」にまつわる話を紹介した。

始めに、パンソリ「興甫歌(흥보가)」の物語りから「大木匠」について、次のように紹介された。
・ある日、興甫(フンボ、흥보)は怪我したツバメの足を治した。ツバメは恩に報いるため瓢箪(ヒョウタン)の種を運んできた。その種からなった瓢箪を割ったところ、最初の瓢箪から金と米が、二番目の瓢箪から絹が出てきた。三番目の瓢箪から、職人が出てきてテキパキと、立派な瓦葺きの家を完成した。

(本ブログ関連:"興夫歌"、"興甫歌")

・昔は、宮殿や大きな瓦葺きの家の建築には、「大木匠」と呼ぶ棟梁が全てを総括した。家を建てる職人を大きな木の意の大木といい、家具などの生活用品を作る職人を小さい木の意の小木と言った。大木に匠を付けて大木匠と呼び、建築の設計、施行、監督に至る責任者で、官職につくほど重要な職だった。

▼ パンソリ「興甫歌」から「興甫、家を建てる場面(흥보 집짓는 대목)」を聴く。パンソリ・・・である。

次に、棟梁である大木匠の文化的な位置づけについて次のように説明された。
・木造の家を建てる大木匠の役割は大変重要だ。大木匠の手を経た建物に、仏国寺(불국사)や昌德宮(창덕궁)などがある。大木匠は、建築文化を率いてきた芸術家とも言える。ここ100年近く、コンクリート造りの西洋建物に慣れてきた中で、大木匠の役割は次第に忘れられてきたが、最近、伝統文化に目覚め、韓国固有の家屋、韓屋(한옥)に関心が集まっている。文化遺産の保存ととにもに大木匠の役割も注目されて、ユネスコ人類無形遺産に登録された。

▼ 京畿道坡州地域の歌「敷地を固める音(집 터 다지는 소리)」を聴く。労働の歌らしく、反復と軽快さが伝わる。

最後に、木造建築の作業と大木匠になる修行について次のように解説された。
・建築作業に敷地を整える重要な作業がある。木や石を使って土地を整える作業を、互いに呼吸を合わせ、歌を歌いながらした。伝統的木造建築は、木組みに釘を使わず、木を精巧に削って互いにかみ合わすのが特徴。木の特徴を把握し、建物の用途や自然環境など考慮して、適切な木材を使う。外見の美しさも重要だ。
・大木匠は数十年の経験を重ねて、人並み優れた者だけがなることができる。大木匠が最も活躍したのは、景福宮(경복궁)を再建(朝鮮末期1867年)したときだ。ソウル鐘路にある宮殿に、全国から人を集めて再建に取り組んだ。

▼ 景福宮再建当時、広く歌われた「景福宮打令(타령)」を聴く。「再建時に集まった芸人の歌」とのこと、沸き立つ賑やかさだ。

2014年11月24日月曜日

金鶏鉱山鉱物採集

先月9日に転んで右膝を強打して以来、久し振りに石仲間と一緒に、長野県茅野市金沢にある金鶏鉱山へ鉱物採集に出かけた。膝の治り具合に正直自信がなかったが、何と無事にやりとげた。

早朝、JRのK駅前でS氏と待ち合わせして、H氏の車に同乗、待ち合わせ場所でY氏と合流。そのまま、金鶏鉱山に進む。諏訪南ICからの道のりは、関連書籍に掲載の通り、驚くほど整備され分かりやすい。道筋の紅葉の美しさに感嘆するが、枯葉がやっかいなことに後で気付くことになる。

(本ブログ関連:”(資料)金鶏鉱山”)

水が少量流れている沢の向かい斜面が採集場所で、枯葉に覆われていて滑りやすく、採集に少々手間取る。斜面上部と下部の転石の種類が異なる。膝の調子を考慮して、斜面上部で採集は1回に留めた。快調なら何度も往復できたのに残念。

あたり一面、緑色したクロム白雲母だらけ・・・最初、孔雀石かと驚いた。

採集の結果は次の通り。(頂き物を含む)
・苦土電気石(針状)、クロム白雲母、水晶(晶洞、日本式双晶)、クロム鉄鉱(粉)、緑泥石、石英

けれど、セリウム・フローレンス(石)様との出会いは叶わなかった・・・幹事役のY氏には舞い降りたのに。

(本ブログ関連:”セリウム・フローレンス様”)

この機会に次の頂きものがあった。
Y氏から: 北海道
・カンラン石(オリビン/クロム透輝石/石榴石、東邦オリビン採石所)、ペクトライト(日高町)、日高ヒスイ(日高町)
H氏から: 群馬県
・閃亜鉛鉱(白沢鉱山)、硫砒鉄鉱(白沢鉱山)、黄鉄鉱(根羽沢鉱山)