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2025年8月31日日曜日

エノキの根元

昼下がり(午後3時過ぎ)、公園を巡った。きょうは8月の最終日(8/31)、「夏休み」最後の日だ。公園の木陰を進むと「ミンミンゼミ」と「ツクツクボウシ」がしきりに鳴いている。
まだまだ気温は高く、きょうも最高気温は 38.0℃(13:47)の「猛暑日」になった。
    ー WeatherMapによれば「東京都心の年間猛暑日(最高気温35度以上)日数も、過去最多を今日も更新して25日目の猛暑日となった」とのこと。

園内のバーベキュー広場は、家族連れで賑わっていることだろうと覗いてみたら、なんと一組しか見られない。ただし、グラウンドでは少年野球の試合が行なわれていて、掛け声がしきりに飛び交っていたが。熱射・熱気におされてか、園内散歩の姿も見られなかった。

そこで、隣接の公園に移ってみたところ、園内を流れる小川で遊んでいる家族が幾組もいた。小川は窪地を流れ、さらに両岸の木立が覆い、日蔭を作っている。水遊びに興じる子どもたちにとっても、それを見守る親にとって按配よいようだ。

そんな小川の岸辺(自然観察園の外側)に大木があって、幹は絡み合い伸び、根は大地を這うように複雑に広がっている。木の種類を確かめたく、枝先を少し採り、近くにある橋の名をメモして、「自然観察センター」をたずねた。次の写真と枝葉と場所から「エノキ」との回答をいただいた。

(本ブログ関連:”エノキ”)

エノキ(榎)
エノキの根元の具合から、推測だが、いったん切り株にしたところから複数の芽が出る「萌芽更新」した後、絡み合ったのではないだろうか?  その様は、まさに昔のディズニーアニメに描かれた、暗く奥深い森の背景画を想い出す。そういえば、ときどきカメラにおさめている人を見かける。

(追記 9/6)野鳥観察の際に、「幹が組み合った木」について会長より解説いただいた。
・次の可能性がある
    ー 切り株から複数の芽が出る「萌芽更新」、一般にいう「孫生え(ひこばえ) 」 = 蘖。
    ー 野鳥が種をまとめて落としたものが成長する。
    ー 造園技術として「寄せ株」、「株立ち」がある。

2024年10月26日土曜日

野鳥観察(74)

10月最後の土曜日、早朝、空は薄曇りながら明るい。こんなに緩いのかと思うほどの気温(16.5℃)の中、野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

最近、左膝の調子が按配よくない(せっかく回復したと思ったのに)。おまけに睡眠不足。観察開始早々、足元がふらつく。結局、みんなに追いつくのに精一杯で、じっくり観察する余裕もない。セカセカと慌ただしく過ごしてしまった(帰宅後、例によって転寝してしまう)。

観察の途上、下記内容(写真説明)も含めて、博識の会長から次の話をうかがった。
・公園樹木の解説掲示板が誤っているのを指摘された(幹に横筋のある「エノキ」を「エゴノキ」と誤表示)
・下記「ホウノキ」と「トチノキ」: 葉の単位(単葉と複葉)について(⇒ 写真説明)。
・「エノキ」の 葉: 形が左右非対象形、葉の半分先端の縁に鋸歯(きょし)がある。「オオムラサキ」の食草であること。
・小さな棘のある実の野草「オオオナモミ」と「オナモミ」の違いについて。
・小川の岸辺に、薄桃/白色の花が咲く「ミゾソバ」から蕎麦を作ってみたいとのこと。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨ(ヒヨドリ): 観察早々、鳴き声が聞こえる
・メジロ: 3羽ほど目視するがあまりに小さくて、ベテランの方は鳴き声で判別
・シジュウカラ: 1羽、枝にとまっているが、私に眼力がない
・エナガ: 1羽(2羽)ほど枝にとまっているが、私に眼力がない
・カワラヒワ: なんと50羽ほど(ベテランの方のカウント)、群れて飛び去った
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・ダイサギ: そろそろ、いつものように会うことができた
・コサギ: 公園で会った経験はあるが、多くはないとのこと
・カルガモ: 毎度会って、元気をもらう
・カワウ: 1羽、小川の上空を下流に向かって飛んで行った
・アオサギ: 飛んでいたと聞かされた
・カワセミ: 指さされた先に、葦の葉が揺れていた。たった今飛び去ったらしい
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・ホオノキ:(下記写真の通り)
・トチノキ:(下記写真の通り)
・エノキ:(上記会長の解説の通り)
・オオオナモミ:(上記会長の解説の通り)
・ミゾソバ:(上記会長解説の通り)
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ツヅレサセコオロギ: 観察早々、路辺に鳴き声がする。副会長が解説された


ダイサギコサギ(写真左)、カルガモ(写真右)
小川に接した水門の口に、水鳥たちが集まっていた。
・写真左の奥に「ダイサギ」がいつものように立ち、手前に「コサギ」がめずらしく並んでいた。非繁殖期のこの時期、コサギの指が黄色になっているのが分かる。
・サギたちのいるそばを「カルガモ」が4、5羽が小川に浮かんだり、岸に上がって餌を探していた。岸辺にたくさん生えている薄桃/白色の花が咲く「ミゾソバ」を食うそうだ。


ホオノキ(写真左)とトチノキ(写真右)
落ち葉の季節にふさわしく、幹の下に枯葉が敷き詰められていた。いずれも大きくて似た葉だが、「ホウノキ」の落ち葉の裏側は灰色、「トチノキ」の枯れ葉は赤茶色に見える。
・ホオノキの葉は「単葉」、トチノキの葉は「複葉」。
 - 単葉:1枚1枚が独立した葉でできている。
 - 複葉:5~6枚の子葉が集まって1枚の葉とされる。
 -(参考)くりんとの自然観察ガイド:「複葉植物の戦略」より
    http://www.enyatotto.com/nature/plant/fukuyou/fukuyou.htm


2025年9月1日月曜日

今年も残り3分の1になる、秋声賦

きょうから9月が始まる。気象庁のカレンダーでは「秋」(9月~11月)だが、夏の熱署の収まる気配はない。ここ数日、35℃以上の「猛暑日」は続くもよう。以降、11日ごろまで「真夏日」とのこと・・・。秋の涼しい風を感じるには、もうしばらく日数がいるようだ。

夏がまつわりつき、季節の節目がはっきりしない。午後4時ごろ街に出たが、熱気も日射も容赦なかった。きょうも最高気温が 36.7℃(13:45)で、きのう(8/31)につづき「猛暑日」(日最高気温が35℃以上)だった。

きのう見た「エノキ」も秋に変化する。Googleの生成AIは、次のように解説した。(抜粋)
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エノキの「葉」が黄葉する時期
・「黄葉」の時期は、10月〜11月頃に見られ、実が熟す時期と黄葉の時期が重なる。
・秋の深まりを感じさせる風景として、葉と実の両方同時を楽しむことができる。

エノキの「実」が色づき熟す時期
・「実」は、春から初夏に緑色の実をつけ、8月頃から色づき、9月〜10月頃に熟す。
・黄葉が進むにつれて、小さな実は、赤や橙色に変化し、黒紫色に成熟する。
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ところで、秋の変化に気付く和歌がある。教科書でお馴染みの、平安時代の歌人「藤原敏行」(ふじわら の としゆき、没年:昌泰4年[901年]または延喜7年[907年])の歌(「古今和歌集」秋歌上169)だ。
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秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
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北宋の詩人「欧陽修(おうよう しゅう)」(1007年~1072年)に、秋の風について書いた「賦」(漢詩~散文の中間)がある。欧陽は、藤原敏行より後年だが、秋の風の激しさに恐れたようだ。彼らは共通して、季節(自然)の変化にとどまらず、内的変化(人生)を感じ取っているようだ。そして、その後に残る静けさに言い知れぬ悲しさを感じることになるだろう。

■  立命館大学
「欧陽修 - Open 」
    ー https://www.arc.ritsumei.ac.jp/opengadaiwiki/index.php/欧陽修
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「秋声賦」
欧陽子方夜読書、聞有声自西南来者、悚然而聴之曰異哉、初析瀝以蕭颯忽奔騰而砕湃、如波涛夜驚風雨驟至、其触於物也、鏦鏦錚錚金鉄皆鳴、又如赴敵之兵御枚疾走、不聞号令、但聞人馬之行声、予謂童子此何声也、汝出視之、童子曰、星月皎潔明河在天、四無人声声在樹間、予曰、噫嘻悲哉、此秋之声也、胡為乎来哉、蓋夫秋之為状也、其色惨淡煙霏雲斂其容情明天高日晶、其気慓冽、砭人肌骨、其意蕭条山川寂寥、故其為声也、凄々切々、呼号奮発、豊草緑縟而争茂、佳木葱籠而可悦、草払之而色変、木遭之而葉脱、其所以摧敗零落者、乃一気之余烈、夫秋刑官也、於時為陰、又兵象也、於行為金、是謂天地之義気、常以粛殺而為心、天之於物春生秋実、故其在楽也、啇声主西方之音、夷則為七月之律商傷也、物既老而悲傷、夷戮也、物過盛而当殺、嗟夫、草木無情有時飄零、百憂感其心万事労其形、有動乎中必揺其情而以思其力之所不及憂其智之所不能宜其渥然丹者為槁木黟然黒者為星星、奈何非金石之質欲与草木而争栄、念誰為之戕賊、亦何恨乎秋声童子莫対、垂頭而睡、但聞四壁虫声喞々、如助予之歎息。
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■ DeepL.com の<翻訳ツール>による
    ー 残念ながら、漢詩文理解の素養がないので、翻訳ツールからたどるしかないが・・・。
    ー https://www.deepl.com/ja/translator
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欧陽子方、夜に読書する。西南より声ありと聞いて、悚然として聴く。異なりや、と。初めは析瀝として蕭颯、忽ち奔騰して砕湃、波濤の如く夜に驚風雨驟至る。物に触れるところ、 鏦鏦錚錚と金鉄が鳴り響き、また敵に赴く兵が鎧を鳴らして疾走するようで、号令は聞こえず、ただ人馬の足音のみが聞こえた。私は童子(召使い)に「これは何の音か、お前が出て見てこい」と言った。
童子は「星月夜は皎潔で、天には天の川が輝いています。周囲に人の声はなく、音は木々の間にあります」と言った。私は「ああ、悲しいことだ、 これ秋の声なり。何故して来るのか。蓋し秋の様相とは、その色は惨淡、煙は霏え雲は斂ず、その情は天明にして日晶、その気は慪冽にして人肌を刺し、その意は蕭条として山川寂寥なり故にその声は、凄々切々として呼号奮発、 豊かに茂る草は緑濃く競い、美しい木々は青々と茂って悦ばしい。草は刈られれば色を変え、木は風にあえげば葉を落とす。これらが摧け敗れ零落する所以は、一気の余烈による。
秋は刑罰の官であり、時に陰に当たり、また兵の象である。その行いは金に当たり、これを天地の義気と謂う。常に粛殺を心とし、天が万物に春に生じ秋に実らせるゆえ、楽においては、啸声は西方の音を主とし、夷則は七月の律商傷なり。物は老いて悲しむ、夷戮なり。物は盛んに過ぎ殺すべき時、 ああ、草木は無情ながら時に散りゆく。百の憂いが心を刺し、万事が形を労す。心に動けば必ず情が揺れ、力の及ばぬことを思え、知の及ばぬことを憂え。赤々と燃える者は枯れ木となり、黒々と染まる者は星屑となる。どうして金石の質でなく、草木と栄えを争おうか。誰がこれを傷つけ奪うのか、また何を恨むのか。秋声の童子よ、答えるな。うつむいて眠る。ただ四方の壁に虫の声がひそひそと聞こえ、あたかも私の嘆息を助けているようだ
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(追記)
そういえば、作家「徳田秋声」のペンネームである「秋声(秋聲)」は何に由来しているやら。また、師事した「尾崎紅葉」が主宰した俳句結社は「秋声会」だった。

2020年8月16日日曜日

自然観察(1)

朝、地元の公園の自然(植物、昆虫、鳥など)を観察する会に出席した。新参ものの素人の私であるが、観察巡りの始め、リーダーから路傍の草や虫について丁寧な解説いただき、それらの名を手帳にメモをとった。

次々、紹介があり、メモを書き連ねているうちに、私のキャパをすぐにこえてしまった。日頃のんびり散策している野川の脇道にこんなにもいっぱいの生き物(草や虫)がいたのかと驚き感心した。

植物で、「カンゾウ」の葉が7枚でセット(複葉)だったり、「エノキ」の木の葉の葉脈が非対称だったり、「ヤブガラシ」の葉が鳥足状のセットだったりと、観察を深めれば気付くことがいっぱいあった。(エノキの赤い実をかじってみたところ少しだけ甘みを感じた)

きょうメモしたことを、これからじっくりと図鑑やネットで照合・整理してみたい。(歳を取ると若いころのように大食いできない。小皿に分けて咀嚼してみよう)

2025年9月17日水曜日

自然観察園(アカメヤナギ、ヒガンバナ)

朝晩に秋の気配を感じるようになったが、昼間の陽射しは夏が居すわったようで、まぶしく暑い。そんな昼過ぎ(午後3時半ころ)、公園併設の自然観察園へ出かけた。来週の体力測定の準備ため、つけ刃かもしれないが少しでも歩いて体力をつけたいためでもある。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

観察園内は雑草?が茂り、むせかえるような熱気と湿気におおわれていた。人影はほとんどない。園内をめぐると汗だらけになり、ハンカチは帰宅後すぐに洗濯機に放り投げこまれた。

観察園の入り口にある掲示板に、今月(後半)のトピック植物写真が、観察順路図に番号対応して紹介されている。それらを事前に参照して園内を巡るのだが、いつもピッタリと出会えるわけではない・・・よくよく観察する必要がある。

掲示板の近くで見つかるはずの、タデ科の「イシミカワ」の美しい青い実(=顎[がく])を探したが見つからない。そのそばにいるはずのユリ科の「シオデ」の黒い実もよく分からない。ほかに実があるのだが・・・早々にへこたれる。

アカメヤナギ
園内の湿地をまたぐ板橋に囲まれた場所に、これまで何度かブログに取り上げた「アカメヤナギ(マルバヤナギ)」が立っている。前回(8/31)記した「エノキ」と同様、絵本に絵がれるような不思議な樹形である。まるで、古いディズニーアニメを彷彿させるような。

(本ブログ関連:”アカメヤナギ”、”エノキ”)


ヒガンバナ
観察園の西側奥に、赤い花を一面に咲かす「ヒガンバナ」の群生地がある。何と、入り口脇に一輪花をつけていたので、群生地を目指して行ってみることにした。ぽつぽつと数株が咲いていた。同園のボランティアの方がたまたまいたので、いつ頃が見ごろかたずねたところ「いまは、10輪ほどだが、来週の『彼岸入り』(9/26)ころに来るとよい」とのこと。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)

2024年5月14日火曜日

自然観察園

昨日の早朝、風を交えて雨が降り始め、夜遅くになってともに止んだ。明けてきょう、明るい日射しを受けた樹々の葉は、きのうの雨に洗われてか緑に輝いた。

昼下がり(16時に)、5月の薫風にあたろうと、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。この時刻の太陽高度は意外に高く、頬(ほほ)をじりじりと焼くのを感じた。

例によって、観察園入口で配布の(今月の)「花だより」(見ごろの花一覧と観察順路図を記載)を手にして園内を巡った。人影がまばらの園内は、辺り一面、夏草に覆われていた。途中に出合った「エノキ」の緑陰と、雑草を照らす日向とのコントラストに、みなぎる生命を感じた。


スイカズラ(写真左)、シラン(写真中央)、キショウブ(写真右)
・観察園に入ってすぐに、ツタのための柵があり、「スイカズラ(吸い葛)」の花が白から黄に変わる様を見ることができる。常緑つる性木本で、草のように見えて木質である。「細長い花筒の奥に蜜があり、古くは子どもが好んで花の管の細いほうを口に含んで甘い蜜を吸うことが行なわれた」(Wikipedia)とのこと。知っていれば、味わってみたのに。
・小柄なラン科の野草「シラン(紫蘭)」が、観察順路とを区分するロープそばに、紅紫色の花を咲かせていた。すぐに目につくおとなしい花だ。
・「かがみ池」の岸辺に、黄色の大きな花を咲かせた「キショウブ(黄菖蒲)」が群生していた。遠目にも目立つ。観察園のボランティアの方が居合わせたので、話をうかがったところ、外来種(要注意外来種)で、今後の扱いをいろいろ検討しているとのこと。たしかに、「花だより」にも、園入口の掲示板の写真にも紹介がない。

(本ブログ関連:”スイカズラ”、”シラン”)


調度、閉園時間(16時30分)となり退出した。帰り道、「カモジグサ」が小川の土手に沿うようにたくさん生えていた。

公園を離れたところにある小公園に寄ったところ、池の水は相変わらずで、水鳥たちの姿を見かけない。がっかりしていたら、足元の石畳の上を、ミミズ*を口にくわえた「ムクドリ」が小走りに横切り、草むらに姿を消した。
(*)きょうは、二十四節気「立夏」の<次候>「蚯蚓出(みみずいずる)」の最終日。

2021年9月26日日曜日

玉川上水緑道観察会

午前中、玉川上水の2つの橋をはさんで両岸沿いをたどる「玉川上水緑道観察会」に参加した。帰宅して直ぐにブログに記すことができなかったため、後日、タイムスタンプを調整して当日付けとして登録した。

自然観察会の会長であるベテランの方からの指導解説を聞きながらメモした。その情報があまりに膨大なため、植物(野草・樹木)の名だけ次に記す。聴き間違いで、誤記の場合は容赦を。
他に、植物の基本知識(葉脈・葉序など)や、玉川上水、寺院、石碑などの歴史についてもくわしく語られた。

カラスウリ
ヤマイモ
(オニドコロ)
アオツヅラフジ
ヒガンバナ
スイカズラ
カクトラノオ
イヌガヤ
ミズヒキ
ヘクソカズラ
ウコギ
オニドコロ
シロダモ
チャノキ(茶の木)
カニクサ
ノブドウ
フタリシズカ
ムクノキ
(エノキ)
イロハモミジ
アザミ
アキノタムラソウ
ツリガネニンジン
アキカラマツ
アカメガシラ
アブラススキ
ツユクサ
シラヤマギク
シラカシ
トウネズミモチ
ミズヒキ
カラムシ
ムクノキ(黒い実:かすかに甘みがする)
ナツメ(赤い実:リンゴのような味がする)
ケヤキ
ヤマゴボウ
クサギ

虫こぶ(虫[ちゅう]えい)
クモ

2022年9月3日土曜日

野鳥観察(39)、森と水のつながり

月2回開催の野鳥観察(探鳥会)に久しぶりに参加した。先月(8月)、膝の調子がおもわしくなく、2回とも欠席してしまった。さすがにこのままズルズル休むのは気が引けて、頑張って出かけた次第。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

台風11号の変則的な進路の余波を受け、きのう、おとつい、それなりに雨が降った。今朝、曇り空で湿気があるものの、探鳥会に影響はないと判断できた。集合場所に着いたとき上着がっしっとり湿っていた。幹事さんがいうに、きょうは参加者が多いとのこと。

例によって、見えたもの、聞こえたものを次に記す。なお「野草の花が咲く時期」については、会長から解説いただいた。

野鳥
・エナガ:3羽が樹上にとまっているのを双眼鏡で見る。なぜか腹が薄茶色に感じた。
(他の方はメジロ、シジュウカラ、コゲラの姿を目撃したが・・・)
・カワラバト(ドバト): 頭上、ムクノキの木陰に多数のシルエットを目視。
・カルガモ: 小川に3羽浮かぶ・・・。

樹木・野草
・ホオノキ: 赤い実の塊り(集合果)が葉陰に見えた。
・トチノキ: 少し大きめの茶色で球形の実が見えた。
・エノキ: 小さな球形の実(赤色→褐色→熟して黄色?はうっすら甘い)

野草の花が咲く時刻
・ツユクサ: 天気のよいとき、午前中に咲く。
  - 雄しべ:長い2本は偽物、短い4本が本物。
・オシロイバナ: 夜中の3,4時ころ咲き始め~朝にしぼむ。
  - 一株に紅・黄・白色の花が咲く。一輪でも「キメラ現象」がある(モモの花も同様)。


森と水のつながり
探鳥会ののち、午後に公民館で開催された講演会「なぜ、アツい!? 農学の今と未来」に出席した。全3回のうち、初回の「森と木のつながりを考える: 流域の中の森林」(五味高志 東京農工大学教授)を聴講した。
おもに、森林の水の生産と消費について話題にされたが、水辺を好むニレノキについても触れていただいた。

2019年11月26日火曜日

樹木観察会

先々月、近くの公園で開かれる「樹木観察会」の案内ハガキが届いた。公園の随所を巡り、そこに育つ様々な樹木を紹介してくれる。木の大きさ・枝ぶり、幹肌、木の実、葉の形状など直接見ながら観察する貴重な催しだ。(その気になれば、同じ場所に何度も訪れて観察できる。木はすぐに逃げ出さないし、ゆっくり変化していくのだから)

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

今年に入って雑草の観察を再開したばかりで、樹木については遠い昔に観察会に参加しただけ。そんなレベルで、放蕩息子の帰還ではないが、許しをこいつつ晩秋のきょう出かけた次第。(春にも開催されたそうで、それと合わせて春秋の比較が考慮されたようだが、残念ながら春の会に参加してない)


公園サービスセンターと樹木の会の合同観察会で、一般参加者向けの資料(樹木地図など)も充実して、案内者の方の後をついて回るだけだったが・・・あっという間に2時間が過ぎた。

とりあえず、今回観察した木々のリストを次に記してみる。(貴重な解説コメントがあったが・・・この後、追記してみたい)

ケヤキ
サルスベリ
キンモクセイ
コブシ
トチノキ
マテバシイ
スダジイ
シラカシ
ニワトコ
ネグンドカエデ
センダン
ラクウショウ
オニグルミ
メタセコイア
ミツカエデ
イチョウ
エノキ
ムクノキ

それにしても、<ドングリ>の実がなる木の多いこと。そんな木々に特別な総称があるのかネット検索したところ、「茨城県自然博物館」のホームページに分かりやすい図表*で解説されている。次ぎに再掲させていただく。
(*)図表: https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/assets/data/education/document/satoyama/donguri.pdf

2024年11月26日火曜日

樹木観察会

晴天の午前、都立公園中最大規模の <桜の名所> として知られる小金井公園で開催された「樹木観察会」に出かけた。観察会は、同公園のボランティア団体「樹木の会」が、年2回(春と秋)開催するもので、これまで5回ほど参加している。なお、終盤の一瞬、霧雨が降った。

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

「樹木の会 おすすめの樹を巡る」*として、14種の樹木名と観察ルート図を両面に印刷した資料が事前に配られた。合わせて「この木なんの木?」という周遊クイズ資料も用意された。
(*)観察会の後、あらためて巡ってみる際に、記憶を蘇らせてくれる大変ありがたい資料だ。

今回は、樹木の会の森林インストラクター、立川洋一氏の解説に従って、公園東側のコースを巡った。わたしの万歩計では、およそ5000歩に相当。膝の具合が芳しくなく、正直追いつくのに苦労したがよい運動になった。(久し振りに体を使ったので、帰宅してすぐ転寝してしまったほど)

次の順に解説いただいたが、聴き間違いなどありましたらご容赦ねがいます。(聞きこぼしあり)

① クスノキ: ブロッコリーに似た姿の巨木。成長が早い常緑広葉樹だが春に落葉する。
    ー 一方、針葉樹の成長は10年ほどかかる。
② ケヤキ: 武蔵野の農家の屋敷林として植林された。本来ライバルがない山の急斜面に育つ。
    ー 木材として強く、京都「清水寺」舞台の建材に使われた。
③ ムクロジ:「いこいの広場」の中ほどポツンと立つ。
④ ユリノキ: 分類属名 Liriodendron(lirion ユリ + dendron 木)から和名がつけられた。
    ー 英名は「チューリップ・ツリー」
⑤ エノキ: 漢字名「榎」の通り、夏に木陰を作る。幹に横線がある。
    ー 蝶の「オオムラサキ」の食樹。
⑥ ヒマラヤスギ: ヒマラヤ原産。<まつかさ>にあたる「シダーローズ」が知られる。
    ー cf. レバノンスギ: レバノンに2ha残るのみ(← 刈切り、気候変動、石灰岩質土壌)
⑦ イロハモミジ: 葉に含まれる色素アントシアニンが光と反応して紅葉する。
    ー 平安時代の、草木の葉が赤・黄色くなる意味の動詞「もみづ」に由来するそうだ。
⑧ トウカエデ: 「唐楓」は、中国の清国より、徳川吉宗に献上された。
    ー モミジ(造園用語)、カエデ(学術用)
⑨ シマサルスベリ: サルスベリの「葉序」は二列互生で、2枚ずつ交互に葉がつく。
    ー 果実は、種を風で飛ばすため、赤くない。(鳥など引き寄せる必要がない)
➉ ハナミズキ: 米国へサクラを贈った返礼として渡ってきた。
    ヤマボウシ: ハナミズキとの違い=花の先が尖っている。花の中心が集合花。
⑪ オオシマザクラ: 暖かい時代の花なので香りがある(虫など活動する時代)。
    ー 古い時代のミヤマザクラは、寒い時代の花なので香りがない(葉にある)。
⑫ モミジバフウ: 種は風の力で種を飛ばす。葉の形がカエデに似ているが大きい(フウ属)。
    ー カエデはカエデ属

観察会の終了時にアンケートに回答したところ、モミジバフウの実のカラを細工したものを土産にいただいた。
日を改めて再度同じコースを、手帳片手にたどってみたい。

(付記)
行方不明になっていたメガネが、吊るしていたシャツの胸ポケットから出てきた。なぜ?

2023年4月22日土曜日

野鳥観察(49)

早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かけるとき、意外に涼しくてセーターを長袖にした。公園内を巡る間(6:30から1時間ほど)、気温が13℃代と低く、風もあって冷えた。(夜にはストーブをつけたりもした・・・早々にしまわなくてよかった)

(本ブログ関連:”野鳥観察")

連日「夏日」を記録したのに、きょうの最高気温は、何と日付のかわった深夜 00:07 に18.9℃ で、今朝にかけて下がっていたことになる。

最高気温
4/19    25.3(12:34)
4/20    25.8(13:31)
4/21    27.1(13:45)
4/22    18.9(00:07

薄りガラスのような空の明かりは、かえって落ちつきを与えたようだ。新緑の樹々はしっとりと枝を広げつながった。そして、樹間は思った以上に静かだった。

観察の始め、野鳥の姿がなくて路辺の植物に目が行ったりしたが、その後、野鳥との面白い展開があった。きょうは豊作だった。(ただ、カメラをいじくっているうち、いつの間にか解像度を下げてしまったのが残念)

きょうもベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。

鳥類
・ツグミ: 集合場所の原っぱで群れる(私には小さすぎて・・・)
・シジュウカラ:(次記写真)、あちこちで「ジジジ」という地鳴きが聞こえた
・エナガ:(次記写真、バードウォッチャーの用語で「エナガ団子」というそうだ)
・ウグイス: 姿は見えないが、さえずりが響いた
レンジャク: 一瞬3羽が舞うのが見えた、参加者が撮った画像で知ることになる
----------------------------
・カルガモ: 2羽が、所々涸れた小川の上空をゆっくりと旋回して原っぱへ飛んでいった

シジュウカラエナガ団子、カワセミ
シジュウカラ(写真左): 樹上の風通しのよい枝に、幼鳥がとまっていた。そのとき、鳥の名を教えてもらったものの、逆光でよくわからなかった。後で写真を拡大して納得した。ベテランの方の観察力にいつもながら驚き入る。
エナガの団子(写真中央): めったに見られない光景と出合った。樹の上の葉に隠れた枝に、エナガの幼鳥が串団子状に一列に並んでいた。余りのすし詰め状態、こんなこと!と驚嘆する。親鳥にうながされたのか、散っていったようだ。
カワセミ(写真右): 小川の岸辺、みなが集まってカメラを構えている先に、カワセミが枯アシにとまっていた。これまで、何度か出会って撮ろうとしたが、プルプル震えてチャンスを逃していた。今回、幸いにカワセミがじっとしていてくれた。



植物
・シラン(紫蘭): (写真左)紫紅色の花が美しい
・ジシバリ: 野に咲く草で、黄色の花がかわいらしい
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・エノキ: (写真中央)幹の樹皮に水平な横筋が入っているのが奇妙、どうして?
・ハクウンボク: (写真右)接近してよく見ると、華やかな白い花が群がっている


2025年9月6日土曜日

野鳥観察(87)

台風一過の早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。台風の影響は思った以上になくて、街路は早々乾燥していた。朝陽がめっぽう眩しい。湿気のせいか全体に彩度が低く、突き抜けるような青空ではないが。(関東ローム層の畑の土は、普段の乾燥した黄褐色から、雨に濡れて黒茶色に変わっていた)

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

前回(8/23)、野鳥観察を休み、熱中症を恐れて家にこもりぱなしだったせいか、久し振りのフィールドに足がもつれたようだ。今回も残念ながら野鳥の飛翔を目にするのみで、カメラに収めることができなかった。

フィールドを巡る途中、会長から ① 実をつけた高木の「ラクウショウ(落羽松)」について、② 幹が組み合った木について、次の通り話をうかがった。
① 実をつけた「ラクウショウ」
・落葉性針葉樹の代表的なものに「カラマツ」、「メタセコイヤ」、「ラクウショウ」がある。
・ラクウショウは湿地、池のほとりなどで成長するため「ヌマスギ」とも呼ばれる。
・湿地や池のほとりで、根は呼吸するのがむつかしいため、地表に「呼吸根」*が突き出る。
(*)呼吸根: Google画像検索「ラクウショウ 呼吸根 」で確認できる。
・緑色の球果は、果鱗で包まれている。

② 幹が組み合った木**
・次の可能性がある:
    ー 切り株から複数の芽が出る「萌芽更新」、一般にいう「孫生え(ひこばえ): 蘖」。
    ー 野鳥のフンに、種がまとまって落とされたものが成長する。
    ー 造園技術として「寄せ株」、「株立ち」がある。
(**)先日(8/31)、自然観察園外側にある「エノキ」の根元を見ての質問に回答いただいた。

今回も、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ブト: 観察の最初に「ハシブトカラス」の声が聞こえた。その後も飛ぶ姿を見た
・シジュウカラ: 1羽だけ上空を飛翔する(下側から見ると、白っぽく感じた)
・アオゲラ: 鳴き声「ケッケッケッ」が聞こえた
・メジロ: ちらっと確認したが、5羽いたとのこと
・ツミ: 鳴き声「ツィツィ」が聞こえた・・・ベテランの方からツミといわれた
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(樹木)
・ラクウショウ: 実をつけていた。この木については上記の通り。呼吸根は未見だったが。
・ウメの実: 苗圃の梅の木の下に実が散らばっていた。梅酒にしたら・・・。


ラクウショウの実(写真左)、クモの巣(写真右)
・ラクウショウの実は3cm程度であり目立つ。観察路はさほど湿ってないせいか、呼吸根が地面に見られなかった。
・クモの巣が、朝陽に照らされて虹色に輝いていた。微妙な色合いをカメラに収めることができなかったのが残念。

2023年5月16日火曜日

樹木観察会

この一週間 天候が不順で気をもんだが、天気予報の通りよく晴れたなか、「小金井公園」で開催の「樹木観察会」に出席できた。ずいぶんと以前、2010年に公園サービスセンターの掲示板で同会を初めて知り参加し、自然観察のきっかけをいただいた。以来、数年おきに観察会に同行してきた。
同会は、年2回(5月と10月ころ)開催されているようだ。コロナ騒動も明け、本当に久しぶりに出かけたわけだ。平日のきょう、多数の方(もちろん高齢者)が参加された。

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

開始にあたって、公園サービスセンターの方から、今年で開園70周年に当たるという話があり、観察会の方からは、観察会20周年と知らされた(ちなみに、この3年間参加している地元の「自然観察会」は50周年と聞いている)。

「憩いの広場」の「クスノキ」

大勢が参加したため、解説者がヘッドセットマイク・スピーカーを使い、かつ2名のスタッフの方がワイヤレスのスピーカーを携えていた。さらに資料(解説する樹木のリストと所在マップ)も充実するなど親切な配慮に感謝。

30数種の樹木を解説いただいたうち、手帳に記述した中から次を記す(聴き間違いなどご容赦)。
・ケヤキ: 公園で一番多い樹、別名「槻(つき)」
・ボダイジュ: 栄西が中国より持ち帰る。釈迦が悟ったときの「インドボダイジュ」とは別
・ユリノキ: 公園で一番高い樹。米国原産
・クスノキ: (上掲の写真)樟脳の原料。有史以前から日本にある
・エノキ: オオムラサキ蝶の食樹で実が甘い。一里塚に植えた樹=織田信長の説あり
・アオギリ: 桐の仲間ではない。緑色の木肌(若い木は幹でも光合成をおこなうという)
・トチノキ: 日本原産
・エゴノキ: つり下がる白い花に、「スノードロップツリー」の名がある
・コブシ: 葉が出る前に花が咲く。漢字名「辛夷」=ワサビの風味がするそうだ
・ムクノキ: ムクドリが来る
・メタセコイア: 当初、樹の化石に命名したもの。後に中国で生きた樹が発見される

2021年3月27日土曜日

春の公園自然観察会(樹木を中心に)

快晴のきょう、花見で名所の公園で「春の公園自然観察会」が催された。以前、樹木観察会があって何度か参加したことがある。今回もおもに樹木について園内を巡る。出歩くことを信条に、春の空気に触れようと参加した次第。

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

早めに公園に着く。公園サービスセンター近くの並木道で、トトトトトと叩く音がする。見上げれば、「コゲラ」が木の太枝を突いていた。こんな至近距離で見たのは初めてのこと。ひとびとも集まってきて、さすがにコゲラは飛び立った。


きょうの催しは、いつも参加している自然観察会の会長から市報を通じて呼びかけられたもので、公園東部(一部中央西縁部含む)のおもに樹木(30種以上)、他の樹木や昆虫との関係、歴史、また途中目にした野草についても解説された。


解説いただいた中から興味深い話題を次にあげる(聞き間違いにご容赦)。
・ケヤキ:「欅」の字義通り手を挙げるよう枝を広げる、街路樹に広がりを抑えるよう改良品種がある
・ヤマモモ: 雌雄異株の常緑樹、街路樹には実の散らばりを防止のためオス樹が使われる
・ボダイジュ: 釈迦の伝説に伝わる菩提樹(インドボダイジュ)とは別
・ユリノキ: 綺麗な花は蜜源になり、街路樹にも使われる
・トチノキ: 冬芽がべたべたしているのは防寒の意もある
・ニセアカシア: 街路樹に多い
・ムクロジ: 種皮は泡立ち石鹸替わりに、種子は羽根つきの黒い頭に使われる
・マテバシイ: 実のドングリは灰汁抜きの必要ない、クッキーの材料
・スダジイ: 実のドングリはマテバシイ同様タンニンが少なくそのまま食材になる
・ダイサンボク: (落ちた大きなタネを標本にする)
・カエデ: 雌雄異株の他2タイプある
・トウヒカエデ: 街路樹に使われる、排気ガスに強く丈夫である
・ゴンズイ: まさに役に立たぬ樹だそうだ 
・エノキ: 葉をオオムラサキ蝶の幼虫が食べる、一里塚に使われた、
・クスノキ: 葉をアオスジアゲハ蝶の幼虫が食べる
・オオシマザクラ: 長明寺の桜餅に使われる
・ソメイヨシノ: 日本のさくらの8割近くを占める(クローンである)
・ジュウガツサクラ: 秋と春、年2回咲く
・カリン: シロップの材料に使われる、苦味がするとのこと
・イスノキ: 雌雄異株、実に虫が入り肥大することで食べられるのを防ぐ

野草について興味深い話題を次に記す(聞き間違いにご容赦)。
・ニリンソウ: 花が2輪並んで咲くよりも別々に咲くことが多いようだ
・タンポポ: 関東タンポポと西洋タンポポの雑種が多く見分けつきにくい
・オオイヌノフグリ: イヌノフグリ(在来)、オオイヌノフグリ(外来)の2種ある
・ショカツサイ: 諸葛孔明の名にちなむ

植物観察の要点(スミレの話題から)
正面・横面、葉の付き方などしっかりスケッチするとよい。

(追記)
帰り道に園芸業者の植木園があって、枝垂れ桜がこの時期一斉に咲くさまは美しい。幻想的である。私有地のため入場できないが、ぎりぎりに寄って写真に収めた。