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2022年4月30日土曜日

今年も1/3を喰ってしまった

4月最後のきょう、夕方近くに公園へ出かけた。西日はまだ高くまぶしいものの、日向と日陰の寒暖差は激しい。気温は15℃を切り、4.5m/s近くの南東の風が吹く。厚手のセーターを着て来て正解だったと感じる。

公園併設の「自然観察園」への入園時間をちょうど過ぎたばかり。そこで、公園内を横断する幹線道路を越えて、南側に移動するため陸橋を渡ろうと橋にいたる坂道を登ったとき、道ばたに「サンシュユ」の若木が緑の葉を繁らせていた。以前、ブログに宮崎県民謡の「稗搗節(ひえつきぶし)」の始まり「庭のさんしゅうぅの~木~ぃ」を、サンシュユの木と勘違いしたことについて記したことがある(実際は「山椒(さんしょう)」の木だったのだ)。

(本ブログ関連:”サンシュユ”)

(追記) 写真のサンシュユのネームプレートが立っている位置から判断したが、もしかしたら奥にある幹(サンシュユのものか?)の単なる下草だったのかもしれないと・・・、少々ぐらついている(誤りの場合ご容赦)。


やがて陽は傾き、公園で過ごした家族連れも帰り支度を始める。それを見て、幼いころに近所の原っぱでみなと遊びほうけていたとき、日が暮れ始めると仲間のひとりひとりが母親に呼び戻され、一人ぬけ、二人ぬけしていった寂しさ(光景)を思い出す。

きのうは、令和の子どもには元号が二つ戻る、祝日「昭和の日」だった。昭和生まれの者にとって、明治を想起するようなものかもしれない。どうやら昭和の時代も、僕らが明治について感じたように、日常からフェードアウトしていくことだろう。

令和4年4月30日のきょう、今年もリンゴの実に例えていえば、1/3喰ってしまったことになる・・・、それもいつの間にか。世界史に残る出来事を知ってしまったにもかかわらず。
今年はまだ、2/3がある。何かが待ちかまえているのだろうか。

2022年4月28日木曜日

公園巡り

今月になって「夏日」が続いた。最高気温が 25℃以上になった日は次の通り。残念ながら、きょうの最高気温は 20.3℃だったけれど・・・。夏日になり損ねたとはいえ、陽射しはぎらぎらとまぶしい。公園ベンチに座って、(骨をきたえる効用のある)紫外線を吸収するべくひと休憩したが、10分といられない。顔中ヒリヒリしてきた。

・4/10 27.3℃  ← 今年初「夏日」(都心 26.8℃)
・4/11 25.2℃
・4/12 26.4℃
・4/13 28.1℃
   ・・・
・4/22 26.4℃
・4/23 27.1℃
   ・・・
・4/25 27.1℃
   ・・・
・4/27 27.9℃

▼ 気象用語(夏日、真夏日、猛暑日など: 気象庁「天気予報等で用いる用語 」より)
    https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kion.html
    ------------------------------------------
    夏日   :日最高気温が25度以上の日
    真夏日:日最高気温が30度以上の日
    猛暑日:日最高気温が35度以上の日
    ------------------------------------------

公園を流れる小川に並行して、小高い位置に「ハナミズキ」の小並木路がある。数日前、白い花を咲かせていたが盛りを過ぎたようで、全身を緑の葉に変身していた。植え込みの赤色の「ツツジ」は満開のまま、ハナミズキよりいきが長い。

小川は隣接の公園につながり、流れに「カルガモ」が一羽頭を突っ込みエサを探しているのを橋の上から眺めることができた。撮影に気付いたのか、上流に向きを変え背を見せた。


小川に沿って下流へ進むと、カルガモの番(つがい)だろうか、2羽がゆったりと水辺に浮かんでいた。一羽はせっせと水草の下に頭をいれていて、それをもう一羽がじっと見つめている・・・そんな感じがした。

あすの天気予報では、最高気温が 17℃とのこと。また冷える。今月の夏日はお終いのようだ。

2022年4月23日土曜日

野鳥観察(34)

野鳥観察(探鳥会)へ出かけるに、軽装も不安ないほど実に心地よい朝だった。空は青く、陽射しはじゅうぶんにまぶしい・・・すっかり夏気分だ。集合時刻の午前6時半過ぎには、気温が 15℃ほどになった。

(本ブログ関連:”野鳥観察")

集合場所から見渡す原っぱでは、下草の丈が伸びている、それも清々しいほどに青々している。仲間から、こんな景色を俳句の季語で「雀隠れ(すずめがくれ)」というと教わった。なるほど、公園はおしなべて緑が増している。観察順路の木立は葉が茂り、野鳥も声でしか所在を教えてくれない。それでもベテランは、かれらの姿をちゃんとお見通しのようだが。

途中、「ヤエザクラ」が散っている場所があった。サクラでも「ソメイヨシノ」は、花吹雪となって花弁を宙に舞い散らせるが、ヤエザクラは花柄ごと(まるでツバキと似て)落下する。写真に撮ったヤエザクラは、栽培品種の「ショウゲツ(松月)」というようだ。家族と一緒に参加の小さな女の子がそれを集めていた。


さて、本題の野鳥観察だが、私としてはまったくの不発だった。
・カルガモ: 木立の下になぜか一羽、上方にカラスが騒がしく集まっていた。
・キジバト: いつもは当たり前だが、観察手帳に記しているので。
・シジュウカラ: 声だけが樹上の葉陰からせわしく聞こえてくる。
・ヒヨドリ: 飛ぶ姿を見る。
・ムクドリ: 飛ぶ姿を見る・・・あっという間に上空を横切る、ベテランの指摘が必要。
・カルガモ(再): 小川に一羽ずつ、別々の場所にいる。
別ルートを歩いた一団は、アオゲラを見事にカメラに収めたようだ。

今回は、「サクラ」について、会長から次のような解説があった。
日本の野生のサクラは、11種ある。
・駿河台匂(スルガダイニオイ): 香りが心地よい。→ (参考: ジョウニオイ
・関山(カンザン): 食用にもなる桜(cf. 桜餅の葉はソメイヨシノが多いようだが)
・普賢象(フゲンゾウ): 普賢菩薩の乗る白象に似て花弁が白い。
(参考)旗弁(きべん): 雄しべが花弁化する ⇒ ヤエザクラのような重弁化につながる。

2022年4月20日水曜日

穀雨 2022

きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」。畑地のすべての穀物(種や苗)にしっとりと雨が降り、葉先に滴(しずく)が輝いている・・・そんな風景が浮かんでくる。早朝まで弱雨(よわあめ=弱い雨)がつづいた。まさに恵みの雨だ。

(本ブログ関連:”穀雨”)

気象庁の「予報用語」*によれば、弱い雨を次のように定義している。
・小雨: 数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨。
・弱い雨: 1時間雨量が3mm未満の強さの雨。(備考:「弱い雨」は「小雨」を含む)
(*)予報用語: https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html

ところでこの時期、探鳥会のベテランの方が毎日発信される野鳥情報(写真)によれば、イカルの数が徐々に減っているようだ。

ネット上での情報の根探しに過ぎないが、「穀雨」を3分割した「七十二候」のうちの2番目を、Wikipediaによると、中国で「鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう)」といい、鳴鳩が羽を払う(羽づくろい)時期とのこと。鳴鳩とは「イカル」を指すようだ(Wikitionaryでは「キジバト」)。

穀雨のころ、イカルが渡りの準備のために羽づくろいする時期なんだろう・・・と推測する**。
(**)参考: 日本野鳥の会サイトにある、「イカル」が撮影された時期
    https://www.birdfan.net/pg/kind/ord17/fam1724/spe172417/

2022年4月19日火曜日

(雑談)雑誌「BIRDER 5月号」ー 特集「春の渡りの愉しみかた」

いつものように、<月1回、歩くことを含めて近隣の大型書店へ出かけた>。野鳥専門の月刊誌「BIRDER」(文一総合出版:発売日は月半ばの15,16日)を購入するためだ。合わせて書店内を巡り、面白げな新刊本はないか探すためでもある。

(本ブログ関連:”BIRDER”)

5月号「BIRDER」を入手後、他のフロアにある喫茶店で、面白い(興味深い)記事を探しながら、コーヒーを飲むのがルーティンになっている。

・巻頭グラビアの 「アオサギ 、水汀(みぎわ)のプレデター」(山田芳文)
   普段、小川や池でこの鳥を見るたび、墨絵の世界のまま凛として動かぬ姿を想う。しかし、今回はタイトルにある「プレデター」の通り貪欲な様を見ることになる。とはいえ、結局は解説に触れられた「生命はかたちを変えて循環していく」食物連鎖の一部でしかないことに思いいたす。

・特集の「春の渡りの愉しみかた」(松田道生)
   考えてみれば、鳥の渡りは不思議な習性だ。「声で探す 春の渡り鳥図鑑」として「都会の公園編」と「干潟・田園編」に分けて、この時期の渡り鳥を数々紹介している。見たことのない鳥が多いのに気づき驚く。今こそ、鳥の鳴き声に耳を傾けるときなのだろう。

・連載の「鳥たちの素敵な名前の物語」(大橋弘一)
   今回は「ヤマドリ」の写真を見て、「百人一首」に収められた柿本人麻呂の歌の解釈を納得した。なるほどヤマドリは、「しだり(垂り)尾」(長く垂れた尾)をしている。そして、「ひとりかも寝む」(独り寝るのだろうか)から、時期によって雌雄別々の生活スタイルをとることについても・・・。


(付記)
右膝の痛みがようやくおさまってきたと思ったら、今度は右肩が痛い。四十肩、五十肩ならぬ、じじい肩だ。

2022年4月17日日曜日

日曜日の公園(自然観察園)めぐり

<記>「自然観察会」の朝、二度寝にふけり、遅れて昼過ぎ独り公園・自然観察園を巡った。

おとつい(4/15)随分とひんやりして、きのう(4/16)持ち直したが、きょう(4/17)再びさがり気味。それでも暖かい日射しを求めて、休日の公園は若い家族であふれていた。小さな子どもたちは、果敢に小川に飛び込んで水遊びをし、親は岸辺に立って見守っている。そんな家族連れを遠くから眺めていた。

最高気温      (℃)
4/15(金): 11.7
4/16(土): 20.7
4/17(日): 17.0

公園の「サクラ」が散った後をつくろうように、「ハナミズキ」が静かに花を咲かせている。日射しがもっと強ければ、輝いてはなやかだったろうに惜しい気がした。

公園併設の「自然観察園」内いたるところに、淡紅色の「オドリコソウ」の花が壮観なほど広がっていた。以前「オオイヌノググリ」が園内をところかまわず咲いたが、花のスケールで太刀打ちできない。オドリコソウの完勝だ。


一部だが、「ヤマブキソウ」の花が敷き詰められている場所がある。まるで童話の舞台のようで、野草を楽しむに見事な景観である。


その他、紫の色を感じさる「ラショウモンカズラ」(名前の由来とは似つかわしくない花に見えるのだが)と、「チョウジソウ」(園に配置された「花だより」には、青紫色とされているが、見た目には白色の花弁)の花が咲いていた。



(追記 4/18)
昼(4/18)、「自然観察会」(4/17開催)の様子を写した写真をいつものようにベテランの方から配信いただいた。思わず、あれっ!とカレンダーを見た。いけない、いけない、観察会を欠席したことにやっと気づいた。朝の二度寝がいけなかったのです。

2022年4月9日土曜日

サクラソウ(西浦和 田島が原)

「自然観察会」の公開イベントには、地元公園の観察を中心にした月一定例のものと、季節や文化的テーマに合わせて観察場所を選ぶ月一のものがある(結局、月二開催になる)。

定例の観察会に参加しているのは、公園の自然に親しむだけでなく、膝痛の回復にも有効であるので積極的に同行させてもらっている。膝痛のリハビリ終了時に、どんどん出歩くよう勧められていて・・おかげで、万歩計で 3,500歩ほど歩いている。

きょうは後者の観察会で、埼玉県の西浦和にある「国指定特別天然記念物 田島ケ原」の「サクラソウ 自生地」を巡り、一日総計 8,568歩いた。正直なところ、観察を終えて解散場所の駅に戻る道のりはきつかった・・・みなに追いつこうとするも足が泳いでしまったのだから。

とはいえ、観察会は、明るい日射し(ときにまぶしく暑さを感じるほど)を受けて、実に健康的だった。(開催していただいた関係のみなさまに、感謝です)


サクラソウは「準絶滅危惧種」に指定されていて、これからも保護が必要とのこと。このサクラソウの成長を邪魔するように「ノウルシ」が取り囲み群生している。これとて「準絶滅危惧種」という。
ノウルシの花は一見地味で、サクラソウの花のような鮮やかさがない。そのため、入門者にとって、<余計なことをする> と思えてしまう・・・ともに準絶滅危惧という解説を聴きながら、植物の世界も大変だと思いいたる。

今回、たくさんの野草(および水鳥を含めて野鳥も)を教えていただいたが、観察手帳の記載が不十分で、ブログに記すのがむつかしい。


(付記)
観察終了後、西浦和の駅に戻る道ばたに白色の「ハナニラ」が咲いていた。ハナニラの増殖おそるべし。
以前、わが町に特定外来植物に指定されたオレンジ色の「ナガミヒナゲシ」が蔓延したが、(多分)役所の手で刈り取られたようだ・・・最近目にしなくなった。ナガミヒナゲシに変わって、ハナニラが増えているような気がしてならない。

(本ブログ関連:”ハナニラ”、”ナガミヒナゲシ”)

ところで、ハナニラの花に、白色の他に薄い紫色のものがあって、会長から薄い紫色がお気に入りとうかがった。合わせて、ハナニラに似た「オオアマナ」についても教えていただいた。

2022年4月8日金曜日

花まつり

よく晴れた暖かな日だった。天気予報では、これから四五日、最高気温が20℃越えの天気がつづくそうだ。ますます外出しやすくなった。(4/8 最高気温 20.8℃)

きょうのカレンダーに、お釈迦さまの生まれた日を祝う「花まつり(灌仏会:かんぶつえ)」と記されている。「花まつり」の思い出は、幼稚園の催事にあったような・・・、というか、お釈迦さまの立像に「甘茶」をかけることに興味深かっただけかもしれない。甘いものに無性に関心があったころのこと。

甘茶の味が気になる。公園近くに、郷土史に必ず語られる古寺「金蔵院」*があって、花飾りしたお堂が用意されるというので出かけてみた。<花御堂(はなみどう)をつくり、その中に浴仏盆(よくぶつぽん)という水盤にお釈迦様の誕生仏を安置して、参詣人はその頭上に竹の杓で甘茶をかけてお誕生を祝う> とのこと。
(*)金蔵院の年中行事:  http://konzoin.com/?page_id=25

うかがえば、本堂の前にきれいな紅白の花で飾られた花御堂と、その中にお釈迦さまの小さな立像があった。柄杓(ひしゃく)があって、それを使って甘茶をかけるのだが、檀家でもない気おくれか、しばらく眺めさせていただいた。




考えてみれば、「花まつり」はきょう一日だけのこと。次回は一年待たねばならない。そんな当たり前のことが、とても貴重に思えるようになった。大事に過ごしたいと思うきょうこのごろ。

2022年4月7日木曜日

ヤマブキ、クリンソウ、白頭のムクドリ

冬から春に変わるのに、気温の境を14℃辺りと判断したが、もっと暖かく高い気温を求めるようになる。きのうに比べてひんやりした昼過ぎ、それも 16.5℃というに何だか物足りない。「サクラ」はゆるりと散り続け、次をうかがうように「ハナミズキ」は小さな花を準備している。薄曇りの中、公園併設の自然観察園と公園を流れる小川を巡った。

自然観察園で

ヤマブキ(樹)
観察園の入口にある掲示板の裏に「ヤマブキ(山吹)」の落葉低木が、黄色の花を垂れる枝に飾っている。ヤマブキのたたずまいは地味で見慣れたものだが、花を咲かすと溌溂としてくる。(確認したわけでないが)見つけたヤマブキは、一重の基本種のような気がする。実がつかぬ八重咲き種と違うよう・・・この場合、太田道灌と農家の娘との間の逸話となった素材にならないかもしれない。


ヤマブキソウ(野草)
ヤマブキに咲く黄色の色合いが似た花を持つ「ヤマブキソウ」は、野草なので上から見おろして観察することになる。(確認したわけでないが)4枚の花弁が微妙に重なっていて、その具合が不思議な感じがする。


クリンソウ(野草)
草地にポツンと咲いていると地味に見える。花の名について、Wikipediaに「花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある『九輪』に似ていることから名前の由来となっている」とある(現地で、しゃがんで細かく観察しなかった)。さらに、「日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である」とのことだが、「サクラソウ」のイメージが直ぐに浮かんでこない。(今週末、ニホンサクラソウの自生地にて観察会がある)


公園の小川で

白頭のムクドリ
探鳥会のベテランの方が毎日配信する観察メールに、白頭の「ムクドリ」がいると紹介があった。きょう、小川の岸辺の草地で群れるムクドリの中に白頭のものと遭遇・・・目の前にいて驚いた。カラスの襲来に、一緒に逃げたりしていた・・・群れの中で仲良く溶け合っているのだろう。


2022年4月5日火曜日

清明 2022

きょうは二十四節気の「清明(せいめい)」、すべてのものが清らかで生き生きしているころ。清明を三分割する<七十二候>の初侯は「玄鳥至(つばめ いたる):燕が南から来る」、次候は「鴻雁北(こうがん きたす):雁が北へ帰る」、そして末候は「虹始見(にじ はじめて あらわる): 雨後に虹が出始める」となる。

(本ブログ関連:”清明”)

子ども時代に、ツバメが低く飛んで虫を捕らえ、巣に舞い戻って雛たちに餌を与える姿を、日常普通に見たものだ。それが、ツバメをあまり身近に感じなくなったのはいつからか。
探鳥会のベテランの方が、ツバメの<繁殖調査>に参加するとのこと・・・野鳥観察の奥深さに入門者はただただ驚くばかり。NHKのチコちゃんに叱られそう。

(ガン)」の渡りのイメージに重ねて「北帰行」の歌を知っているが、実際に雁が北国を目指して飛び立つ姿を見たことはない。というか、雁の言葉を聞き流していて、具体的に何の鳥か理解してない。Wikipediaによれば「カモ目カモ科ガン亜科の水鳥のうち、カモより大きくハクチョウより小さい一群の総称」とある*。
(*)Youtube:「雁(ガン)と鴨(カモ)の違い 外見と習性から違いを比較」← 感謝!
        https://www.youtube.com/watch?v=ic68wZ8KaZY
ところで演歌では、雁を「かり」と呼ばないと哀愁が出てこないんだな・・・。

そうそう、きょうの最高気温は 18.2℃(天気予報 17℃)、きのう(9.8℃)と比べて暖かいはずなのに、外に出てみれば何となく冷え冷えした・・・気のせいか。桜並木の花が散って空が見え始めている。路面や植え込みに花びらが貼り付いている。桜吹雪を浴びるタイミングを逸したかもしれない。

2022年4月2日土曜日

野鳥観察(33)

4月に入って野鳥観察(探鳥会)の開始時刻は 30分繰りあがり 6:30 になった。天気予報ではきょうの最高気温は13℃(実際は 12.1℃)でしかなくて、早朝ずいぶんと冷え込んだ(06:00 2℃ → 07:00 5℃)。

今回は、真冬並みの防寒着をまとって出かけたが、手袋も必要と感じるほどだった。観察が始まると次第に体温も上がり、寒さを気にせずに済んだ。

ところで、新緑の色づきが増す公園には、鳥がしきりにさえずる。そして、朝陽を受けた桜は眩しく花を咲かせ、その長い樹影が太い根のように地上を這っているのが見えた。

(本ブログ関連:”野鳥観察")


さて、探鳥の成果だが、鳥の居場所を指し示してもらったりしながら、自分の目や双眼鏡で観察できた鳥を次に記す。(ベテランの方々による、正規の野鳥の種類とカウント報告に驚くばかり)
・ムクドリ: 地に空に圧倒的多数を誇る。(「ムク」と言い切る自信はない・・・)
・コゲラ: 双眼鏡の視野いっぱいに、幹をつつき続ける様子が見えた。
・アオゲラ:(「ピヨ、ピヨ」というさえずりを確かに耳にしたが・・・)
・シジュウカラ: ムクドリに続き多数カウントされたというに、双眼鏡の中に姿定まらず。
・シロハラ: 地味な羽色は、地上の枯葉に上手に隠れても、双眼鏡でお見通し。
・カワウ: 一羽、小川にたたずみ黒羽を広げたり、水に潜ったりしていた。
・アオサギ: 相変わらず、孤高を楽しんでいるよう。
--------------
・ウグイス: 探鳥会の帰り道、公園の脇で「ホーホケキョ」のさえすりを聞いた。

(樹木)
・オオシマザクラ: 探鳥に出発する場所近くに咲く、葉の緑と白い花弁のミックスは楚々として美しい。
・駒繋(コマツナギ): 栽培種の桜だが、花弁が大きくて、その数も多く見栄えする。
・カンヒザクラ: 数日前、濃い紅色の花弁が散って赤いカーペットのようだったそうだ。

(確定)
・ハナモモ:紅白2色の花を咲かして、「サクラかモモか?」の判別に苦しませた樹と同じものが、 探鳥会の集合場所近くにあったので、会長にうかがったところ、たちまち次のような回答をいただいた。
<モモの園芸種「ハナモモ」に(源氏と平氏の旗の色をもとに)「源平」の名を冠した「源平花桃(ゲンペイ ハナモモ)」がある> とのこと。
これで、本ブログの悩み(2022/3/30)に決着がつきました・・・ありがとうございます。

(本ブログ関連:”花桃”)