一昨日、昨日、そして今日、まるで冬に戻ったような寒さだった。それでもテレビの天気予報では、明日から昼間に気温が上がり春らしい陽気になるという。
先日、読みかけの本を1冊携えて外出した。喫茶店でしばらくページをめくってから、ある店に入り買物した。レジで、購入品を紙袋に入れてくれたので、その隙間に本も一緒に納めた・・・と記憶している。
帰宅して、紙袋から店で買った品物を取り出したとき、読みかけの本がちらりと見えた。しばらくして、その本を読もうと探したところ見つからない。紙袋の中が空っぽなのだ。もしかしてと、机のまわり何度も探したが見当たらない。存在のかけらすらないのだ。
すぐに買物した店に問い合わせをしたが、そのような落し物はないという返事だった・・・途方に暮れてしまう。本がなくなったということだけではない、むしろ見たと思ったものが見つからないことに狼狽し焦ってしまうのだ。確かさっき、紙袋の中に本の表紙をちらりと見たはずなのに。
結局、今日、近隣の大型書店に電話注文して、あらためて購入した。買い直した本は、今わたしの机の上に間違いなくある。ただし、このまま安心していいものか・・・少し不安である。もしかしたら、突然、消えた本がどこからか現れるかもしれないからだ。
その本とは、「バスク語のしくみ」(吉田浩美著、白水社)だ。昨日から始まった「バスク語講座」のテキストの副読本にあたる。(この本の帯に「新書みたいにスラスラ読める!」とあるが、それほどお手軽じゃない)