今日から「(2019年度春期間)バスク語講座」が始まった。このオープン教室で、バスク語講座は多分初めての開催ではないだろうか。今回、「初級コース」(言語と社会・文化)からスタートする機会に恵まれた。夕方クラスであるが、随分と大勢の方が詰め掛けたのに驚いた。
(本ブログ関連:”バスク語”)
「ニューエクスプレス バスク語」(白水社)の著者である吉田浩美先生から直接指導を受けられるのも幸運だ。最初に、出席者全員が受講動機を語った。それぞれが、料理、旅行、サッカーチーム、言語への関心など参加理由を説明した。なるほどと納得してしまう。先生からも、バスクの菓子や音楽について紹介があった。実に多彩、これからが楽しみだ。
授業の始めに、バスク地方(スペインとフランスにまたがる)の地理について次の紹介があった。
・行政領域、人口分布
・バスク語域(方言の分布)
バスク語の共通語つくり、教育制度の充実などで「話者数」が反転増加しているとのこと。
授業は、「ニューエクスプレス バスク語」をテキストに、バスク語の「発音」指導から開始した。(いろいろな方言があるため、テキスト付属のCDに沿ってすすめるとのこと)
そのほか次の説明があった。
・バスク語の呼称に「Euskara」と「Basque」の2つがあるが、「Euskara」はバスク語による自称であり、「Basque」は英語などによる他称とのこと。つまり、バスク人は自分たちの言語を「Euskara」と呼ぶ。
・「Euskara」の語源について、推測だが、ラテン語の「Vascones」(バスク人の祖先ヴァスコン人を指す)ではないかとのこと。(V=U、sc=sk)