快晴の土曜日の昼下がり(午後3時半ころ)、いつもの公園の南側を巡った。考えてみれば久し振りのこと。切り通しのように幹線道路が公園を東西に横切っていて、南側へ行くのに陸橋を渡る必要がある。そのため、わずかだが坂道を登ることになる。ただそれだけのことなのに、足腰の按配がよくなくて、最近おっくうになっていた。
公園の南側には大きな原っぱもあり、小さな子ども連れの家族で賑わっていた。時間的に、そろそろ帰り支度する様子もうかがえるころだった。
カルミアの花と蕾(つぼみ)
公園の散歩道にしたがい巡っていると、サービスセンター近くにある小屋のそばに、今まで気付かなかった白っぽい薄紅色の「カルミア」(ツツジ科)の花が咲いていた(幹に「カルミア」のプレートがあった)。
プレートには「常緑低木で葉は有毒、花には葯(やく:雄しべの先の花粉が入った袋)を入れるポケットがある」と記されていて、ここでは見上げる程だった。
花は、まるで白い傘を上に向けたような、萼とつながった5枚の花弁があって、雄しべが花冠に貼り付くように放射状(5×2本)に伸びている。
公園北側へもどるのに、別の陸橋を渡ろうと坂道をのぼったとき、道ばたに丈の低い美しい花があった。蕾(つぼみ)を見ると実に可愛らしい。見たことある花?・・・見おろしながらカメラにおさめて、サービスセンターへ戻り確認したところ、カルミアの花と蕾だと教えてもらった。
カルミアは、常緑低木で 0.2~5m の丈があるという。花を見上げたり見おろしたりできるわけだが、そのたび花の姿が違って見える(そんな早とちりをした)。また、蕾は薄桃色と濃いめで、形は「金平糖」に似て可愛らしい・・・といわれているようだ。
見上げたカルミアの花(写真左)と、見おろしたカルミアの花と蕾(写真右)