野鳥観察(探鳥)のため外出するぎりぎり30分前に起床してあわてる。いつもは1時間くらい前に起きていたのに。今朝の冷え込みに合わせて防寒着を取り替えたりして手間取る。外に出て手袋を忘れたのに気づく。結局、エイッと踏んばれば済むくらいの寒さだったが。
(本ブログ関連:”野鳥観察会”)
集合場所に近づいたとき、道ばたの畑地で野鳥が群がりエサをついばんでいるのが見えた。マスクから漏れる鼻息で曇るメガネ越しに、それらを「イカル」と思った・・・。初心者に必要な慎重さを忘れて、早めに来られたベテランの方にイカルの件を伝えたところ、一緒に畑地まで戻って探したが見つからない。鳥の姿について問われたが、しどろもどろな回答しかできなかった・・・。
そこで思うに、ベテランのすごさは一瞬で鳥を見極めることだ。鳥を見た瞬間、確認すべきポイントをすべて整理・準備されておられる。これは初心者(瞬発力の乏しい歳をとっての参加者)には難儀である・・・当たり前だが。そんなわけで、少しずつ発見・知見するを楽しむことにしよう。
今回の野鳥観察(探鳥)結果を、ベテランの方々に教わりながら、主に直視や双眼鏡で観察できた鳥について感想(気分)を記す。
・ツグミ: さっそく集合場所の原っぱにお出ましだ!
・イカル: こちらはベテランにいわれて納得する
・ムクドリ: 大きさの基準となる鳥だが妙に大きく感じる、カラスに負けず自信たっぷり
・シジュウカラ: 以前観察園前の路上にいたものと比べて落ち着きなく速く飛び回る
・ハクセキレイ: 双眼鏡の中を、これでもかと速く飛び回る
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・カルガモ: 小川の水が涸れて痛々しい(2羽、夫婦だろうか)
・クイナ: 赤いくちばしを確認する
観察順路には梅の木立があり、ヒヨドリやメジロがたわむれていた。動きが速くて目にとどめるのに苦心する。ベテランの方から、彼らは蜜をすい、くちばしに花粉を付けることで蝶々のような役割(送粉)をしていると教えていただいた。他にソシンロウバイ、マンサクの黄色い花が残っていた。
観察順路途中の小川が水涸れして厳しい状況にある。コンクリート底が露出するほどだ。ベテランの方から背景について次のようにうかがった。
まず、小川の源であるこの地域の崖線から湧く「湧水が減った」こと。
・気候が変化して最近雨量が少なくなってきた。
・崖線上部の台地にある原地(グラウンド施設を含めて)に建築物が作られ地固めされて、雨水が浸透しにくくなった。
次に、「(観察順路の途中にある)小川の造成」に遠因があること。
・水路は、隣接の貯水池造成工事と合わせて人工的に直進するよう堀込まれたもの。(排土で小山が作られる)
・結果、礫(レキ)層上に造られたりしたため、荒木田土(水持ちの良い粘土質)で川底を造成するも厚さが不均一となる。
- 水量が乏しいと、川底の礫(レキ)層に水がすぐに浸透して涸れる
- 川底造成時にビニールシートなどひく工夫があればよかった