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2020年12月1日火曜日

12月 師走(臘月、極月)

 今日から12月(師走)。この一年を振り返って私事に大きな変化はなかったが、世相は「新型コロナウィルス」の感染拡大で大ごとで、一波、二波、三波の波に今なお揺れている。今年開催予定だった「東京オリンピック」は、来年に延期させられるほどだったのだから。

(本ブログ関連:”ウィルス”)

かような荒波にあがらう勇気も気迫もなく、歳相応に警戒して引きこもっていた。ときたまの外出は、人との接触が少ない地元の散歩くらいで、電車に乗って遠出することはほとんどなかった。

そんなとき公園内を巡る自然観察会(植物・野鳥観察)を知り、8月以降月3回のイベントに参加させてもらっている。以前、公園内の自然観察園で配布される資料(主に野草リスト)をもとにシロウト観察していたが、観察会のベテランの方から深い知見をうかがい、ほんの少しだけだが視野が開けたような・・・気がする。

先日(11/28)の観察会で、グラウンドに降りた野鳥のツグミを観察していたとき、ベテランの方から傍にあった「ロウバイ(蝋梅、臘梅)」の木について解説をいただいた。今のロウバイは緑のままだが、葉の特徴について、ザラザラしているといわれた。触って気づいたのは、私にしてみれば、1月から2月にかけて蝋細工のような黄色の花が咲くときにしか関心がなかったこと、葉っぱを触ったこともなかったことだ。ネット情報によると、葉をサンドペーパー代わりに使うこともあるという。
さらにベテランのロウバイ解説で、陰暦の12月を「臘月(ろうげつ)」と呼ぶことも聞いた。どうやら古い中国の暦祭からのようだ。

(本ブログ関連:”ロウバイ”)

ところで、ロウバイのイメージから浮かぶロウソク「蝋燭」と、陰暦の異称の「臘月」のそれぞれの「ろう」にあたる漢字(蝋・臘)の違いが何か、ネット検索したが確かなことが分らない。

日ごとにテーマを設けた歳時記、「日々の歳時記」(広瀬一朗著)に次のような記述がある(抜粋)。
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極月  十二月一日

(ごくげつ)。十二月の異名。「師走(しわす)」も同じだが、極月には、音の感じから、年の押し詰まったすごさがある。「臘月」ともいうが、これは中国の猟月(猟をして獲物を祖先に供える月)がなまったもの。
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