(本ブログ関連:”啓蟄”)
昼までに、春雨が一降り二降りして、通りの路面がまだらに湿っている。昨日ほどの暖かさはないが、十分過ごしやすい。これから、気温が緩やかに上下して、雨も前後しながら本格的な春になるとテレビの気象解説者が語っていた。
ところで、素人にはその偉大さをよく咀嚼できないが、建築家の世界にノーベル賞に相当するといわれる「プリツカー賞」がある。今年の授賞者に、磯崎新氏が決まったとのこと。建築について全くの不案内なのに、日本の建築家が世界的に評価されたと聞けばうれしくなる。
下記の歴代受賞者を見ると、アメリカ発の賞だが、国籍に偏りが見られない。さすがアメリカと思いながらも、素人目には、つい日の丸が目に入ってしまう。
同氏のWikipediaの解説に、建築作品も写真で紹介されている。作品の所在を見ると、以前は九州や西日本に、最近は中国にも展開されているようだ。空に向かった四角い大砲のような建物もあれば、とぐろを巻いた曲面の建物もある。素人は表面的にしか見られないので、すごいとか、面白いという言葉が精一杯であるが。(専門家は、当然、素人と違った視点で作品を見て評価されているようだ)
歴代受賞者:Wikipedia-jpより(英語版は写真入り)
年 | 受賞者名 | 国籍 |
---|---|---|
1979年 | フィリップ・ジョンソン | アメリカ合衆国 |
1980年 | ルイス・バラガン | メキシコ |
1981年 | ジェームス・スターリング | イギリス |
1982年 | ケヴィン・ローチ | アメリカ合衆国 |
1983年 | イオ・ミン・ペイ | アメリカ合衆国 |
1984年 | リチャード・マイヤー | アメリカ合衆国 |
1985年 | ハンス・ホライン | オーストリア |
1986年 | ゴットフリート・ベーム | 西ドイツ |
1987年 | 丹下健三 | 日本 |
1988年 | ゴードン・バンシャフト | アメリカ合衆国 |
オスカー・ニーマイヤー | ブラジル | |
1989年 | フランク・ゲーリー | カナダ アメリカ合衆国 |
1990年 | アルド・ロッシ | イタリア |
1991年 | ロバート・ヴェンチューリ | アメリカ合衆国 |
1992年 | アルヴァロ・シザ | ポルトガル |
1993年 | 槇文彦 | 日本 |
1994年 | クリスチャン・ド・ポルザンパルク | フランス |
1995年 | 安藤忠雄 | 日本 |
1996年 | ホセ・ラファエル・モネオ | スペイン |
1997年 | スヴェレ・フェーン | ノルウェー |
1998年 | レンゾ・ピアノ | イタリア |
1999年 | ノーマン・フォスター | イギリス |
2000年 | レム・コールハース | オランダ |
2001年 | ヘルツォーク & ド・ムーロン | スイス |
2002年 | グレン・マーカット | オーストラリア |
2003年 | ヨーン・ウツソン | デンマーク |
2004年 | ザハ・ハディッド | イギリス |
2005年 | トム・メイン | アメリカ合衆国 |
2006年 | パウロ・メンデス・ダ・ロシャ | ブラジル |
2007年 | リチャード・ロジャース | イギリス |
2008年 | ジャン・ヌーヴェル | フランス |
2009年 | ピーター・ズントー | スイス |
2010年 | 妹島和世 西沢立衛 (SANAA) | 日本 |
2011年 | エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ | ポルトガル |
2012年 | 王澍 | 中国 |
2013年 | 伊東豊雄 | 日本 |
2014年 | 坂茂 | 日本 |
2015年 | フライ・オットー | ドイツ |
2016年 | アレハンドロ・アラベナ | チリ |
2017年 | RCRアルキテクタス | スペイン |
2018年 | バルクリシュナ・ドーシ | インド |
2019年 | 磯崎新 | 日本 |