◇「老人の日(老人週間)」
「全国老人クラブ連合」という組織があり、そのホームページに、今年の「老人の日(9/15)」、「老人週間(9/15~21)」について、次のような紹介がある。
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「老人福祉法第1章第5条」には、①国民の間に老人の福祉への関心と理解を深める、②老人が自らの生活の向上に努める意欲を促す、という二つの目的があります。
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つまり、老人が「自らの生活の向上に努める意欲を促す」といった自律的目的があるようだ。
(参考)
「国民の祝日に関する法律及び老人福祉法の一部を改正する法律の公布について」(平成13年6月25日)(老発第242号)
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老人福祉法(昭和38年法律第133号)第5条の改正が行われ、9月15日を「老人の日」とし、同日から9月21日までを「老人週間」とすることとされた。
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◇「敬老の日」
「敬老の日」について記したWikipediaには、次のような記載がある。
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国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている。
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こちらは、老人に対して社会が「敬愛し、長寿を祝う」といった祝いごとの側面がある。
ところで、「老人」とは一体何歳からだろうか。
日本では、本格的に定年年齢が65歳として行き渡ろうとしている現在、実質的に66歳以上が老人の第一歩といったところだろうが、国連は 65歳(以上)人口比率によって、社会を次のように分類している。
-「高齢化社会」: 7%超え
-「高齢社会」: 14%超え
-「超高齢社会」: 21%超え
そもそも、定年時期や年金支給時期など国によってさまざま違いがあるわけで、老人の起点となるともっと判別しにくい。
それに(若い人が言えないだろうから、私が言おう)、長生きしたからといって正しいわけでなく、頑迷固陋な者もいれば、ときに有終の美を飾ろうとして嘘をつく者もいる。