早いねえ、今年も半分過ぎてしまったよ。この梅雨が明ければ、暑い夏が来て涼しい秋風が吹けば体を丸める冬になる。毎日の変化の中にいると季節に幕があるわけでないので、残り半年後にも、おんなじことをいっているだろう。
今日は、二十四節気ではないが、季節の移り変わりを表す雑節の「半夏生(はんげしょう)」とのこと。Wikipediaによれば、「半夏(烏柄杓)」という薬草が生えるころだそうだ。また、生薬の半夏と関係ないが同じ時期に、ドクダミ科の「ハンゲショウ(カタシログサ)」という草が、名前の通り葉を半分白く化粧するようになるともいわれているとのこと。
正直、漢方薬剤となるカラスビシャクも、半化粧の駄洒落につながるカタシログサも見た記憶がない。今日は小雨だし、別の機会に見てみよう。
(参考)
都立薬草園についての個人ホームページ(都立薬用植物園の妖精達)に、「ハンゲショウ(カタシログサ)」の紹介がある。この時期、白くなるこの草の様子を「半端な化粧」に見えるという観察も含めて、古来日本の化粧の歴史について解説している。感謝。
(付記)
ドクダミ科の草といえば、手入れをしない我が家の庭にドクダミが茂っている。除草剤など薬品を散布しないので、例年、ご近所の方に提供したりしている。
あっ、6/21が夏至だったことをブログに書き忘れていた!