曲に入ると、ポコポコという効果音が続く、アボリジニの民族楽器を想像していたが、単なる?板材(Wobble board)だった。今も頭に残っているのは、「カンガルー」という言葉だけ。やけに、のりのいい跳ねた音楽、それがロルフ・ハリスの「悲しきカンガルー(Tie Me Kangaroo Down Sport)」(1960年)だ。
日本語題で、「悲しき~」と決まり文句のような曲名が流行ったのがオールディーズの60年代。このブログでも、デル・シャノンの「悲しき街角(Runaway)」(1961年)や、カスケーズの「悲しき雨音(Rhythm of the Rain)」(1963年)の思い出を記したけど。ビートルズの日本登場以前の世界だ。
”Tie Me Kangaroo Down Sport”は、オーストラリアなまりで、<おいらのカンガルーを縛り付けといてくれ、お前さん>という感じだそうだ。オーストラリアとカンガルー、ちょっとドキッとする歌詞だけど、形見わけか。ロルフ・ハリス、この人にもやっぱりドキッとしたことがあったようだ。
そんなことより、調子のいい旋律がなつかしいこの曲を聴こう。探し出すのにちょっと手間取ったが。
(Youtubeに登録のrich963に感謝)