月2回開催の野鳥観察(探鳥会)へ、今月前半の回(12/3)を欠席したため、後半の回のきょうは是非とも出席しようと家を出た。辺りはだいぶ明るく、公園を巡る観察が終わるころには、太陽が前回(出席 11/26)よりも高度が上がり、樹々の枝葉や草々をはっきり細密・高精度に照らして実に清々しい。
氷と霜柱
順路に砂利道があって小さな水溜りが点在している。日陰で冷えた場所のものに氷が薄く張っていた。前回出席以来一か月ほどたっているので、寒気の厳しいこの時期、珍しくもないかもしれない。また、道ばたに霜柱が並んでいて、それを踏みしめると愉しい思いがする。子どものころ住んだ九州では霜柱の経験がなかった。東京に来て初めて知って驚き、子どもが泥水に飛び込むように見つけては踏みしめたものだった。
法(のり)面緑化
朝陽に照らされた景色が印象深かったのに、もう一つ理由がある。それは、雑草を刈り取られた小川の斜面(法面)に、丈の短い芝草のようなものが敷き詰められて、実に青々と輝き繁っていたからだ。会長から次のような解説をいただいた。
・丈の高い雑草を刈り取ったあと、地面が露出すると風雨に浸食されやすくなるため、人工的に芝草(牧草)を吹き付け保護している。芝草には、早く芽を出す、長生きする、常緑であるなど特徴を持つ種子(3種ほど)がブレンドされるそうだ。
ー 吹き付け=混合種子+水+のり+繊維質状のもの
ー 混合種子=ケンタッキーブルーグラス、ウィーピングラブグラスなど輸入外来種子。
ー 種子の寿命が長いもの(クローバーは寿命が短いが、岩盤面に対し窒素肥料になる)
・切通しなどの深い法面では、段差を設けたり、網をかぶせたりして緑化しやすくする。
・大型、公共工事では、進捗が分かるよう緑色に着色・吹き付け、工程管理したりする。
公園の景観保存のため、さまざまな工夫がされていることを改めて知った。
次に、今回の野鳥観察で自分なりの整理として、ベテランの方から解説いただいたこと、ちいさな小学生に感化されたこと、自分の目で見たり・双眼鏡で覗いたことを記す。(聞き間違いはご容赦)
・ヒヨドリ: よく聞けば鳴き方が微妙に違う、樹間をあちこち飛び舞う・・・本当に
・シメ: 上に伸びた枯れ枝に、朝陽を受けて1羽がとまるのを双眼鏡で確認
・アオゲラ: 大人が見落とした樹を突ついていると小学生が発見、間近に見て双眼鏡で確認
・シジュウカラ: 行く先々で軽快に飛び、木立に群がるのを目視する
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・カルガモ: 小さなグループが分散して、次々と下流へ向かって移動する(32羽とのこと)
・アオサギ: 何と小川のそばの歩道にある街灯ポールの上に立ち、辺りを睥睨していた
・マガモ: いると聞こえたが確信ない、葦の間に一瞬見えたのはメスだったのだろうか?
・コガモ: 羽に傷がある個体・・・生きている、無事であって欲しい
参考情報
・ヒメハジロ: 多摩川に飛来と話題、ネット写真を見るとペンギン衣装を着たカモのよう?
・修景池: 飛行場北側の池、多摩川寄りの調布市にも「郷土の森公園 修景池」がある