今日(9/15)から「老人週間」が始まる。それに伴い、9月の第3月曜日(9/16)が「敬老の日」となる。以前は、9月15日を「老人の日」と呼んだ。老人となる境い目はいつか。本人の意志以外に、医療や年金制度の課題から定義が揺れている。
孫が生まれたら、親族名称で「祖父・お爺ちゃん」であり「祖母・お婆ちゃん」になるのを受け入れたがらない人が多いようだ。親族名称を避けた(日本語化した)「シニア」という区分もある。確かに、楽隠居できる歳でもなく、将来が不安でもある。だからこそ、年寄の肩を小さな孫がたたいてくれる光景があれば、本当に微笑ましい。
童謡「肩たたき」(西条八十 作詞、中山晋平 作曲:1923年・大正12年)のようにして、爺さん・婆さんが「お肩をたたきましょう タントン タントン タントントン」といわれたなら羨ましいだろうが、実際は母親を思う子どもの願いだ。
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母さん お肩をたたきましょう
タントン タントン タントントン
母さん 白髪がありますね
タントン タントン タントントン
お縁側には日がいっぱい
タントン タントン タントントン
(以下略)
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歌詞に、母さんの髪に白髪を見つける部分がある。童謡のやさしい響きから、小さな子どもと若い母親の情景を思い浮かべてしまうかもしれないが、母に老いを発見する場面でもある。
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