今年もノーベル賞の季節になった。庶民として、縁遠いとはいえ、日本人が受賞するとなぜかうれしい。今年の最初の発表(本日)である「ノーベル医学・生理学賞」に日本の研究者が受賞されたという。
産経新聞の記事「本庶佑(ほんじょ・たすく)氏にノーベル医学・生理学賞 がん免疫治療薬を開発」(10/1)は、がん免疫治療に通じる研究をされた、京都大特別教授の本庶佑氏の受賞について次のように報じている。(抜粋)
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・スウェーデンのカロリンスカ研究所は1日、2018年のノーベル医学・生理学賞を、免疫を抑制するタンパク質を発見し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげた京都大特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏(76)ら2氏に授与すると発表した。免疫を抑える働きを阻害することでがんを治療する画期的な免疫療法を確立し、がん治療に新たな道を開いた功績が評価された。
・他の受賞者は米テキサス州立大のジェームズ・アリソン博士。
・日本人のノーベル賞受賞は2年ぶりで計24人。昨年のカズオ・イシグロ氏ら外国籍を含め計27人となった。医学・生理学賞は大隅良典氏に続き計5人。
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本庶佑京都大特別教授は、受賞会見の席上、子どもたちへ向けたメッセージを発信されたそうだ。科学の心を継承する環境作りは、大人たちすべての責任だ。