中島みゆきの作品に「元気ですか」がある。モノローグで通す曲だ。後追いする惨めさをこれほど感じさせるものがあるだろうか。言葉は、かさねるほどその重みに耐えられないことに気付かせる。
イ・ソンヒにも、やはり独白だけの作品「水仙(수선화)」(1989年、作詞・作曲キム・チャンワン)が、5集に収録されている。こちらは、もしかしたら若気の強がりかもしれないが、言葉のジレンマから結局は逃れそうもない。
この「水仙」を収めた4集・5集アルバムリマスター版(「ALL THAT MASTERPIECE LEE SUN HEE 4+5」)を解説する記事(チェ・ソンチョル ペーパーレコード代表)に、次のような紹介がある。社会性を強めたといわれる5集のなかでは、独特な位置づけとなってる。
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ナレーションが続く独特の雰囲気(独白調)の曲「水仙(수선화)」・・・、キム・チャンワン特有の歌詞とイ・ソンヒの若い張りのある声が調和した「水仙」は、やや実験的な曲である。
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試聴: 「水仙」 (← このリンク先で聞くことができる)
(ふふふ) みんな過ぎたこと
いや、違うわ
愛! 贅沢なことみたい
未練! (ふん、ふふ)
わたしが 水仙を好きだったとしよう
その花が散ったとしよう
それが 何!
誕生日が同じ人だけで会うとしよう
それも日を決めておいて
ちらりと会って別れるのが、何が違うの
(はあ~) みな、過ぎたこと
違うわ、違うわ
(追記) 「忘年会」
久し振りに、昔の仲間との忘年会に参加した。私なりに1年間の成果があってこその忘年会だが、果たして振り返ってどれほどだったのか自問する。とは前置きで、毎度ながら美味しい食事と楽しい会話でたっぷり時間を過ごすことができた。皆さんに、刺激とエネルギーを注入された思いする。
今回も、幹事さんに感謝。プルコギ、美味かったです。