きょうから10月、今年も残すところ3か月間しかない。アッというまに、一年の月日(つきひ)を4分の3食ってしまったことになる。一体何を?と自問してしまうのだが。
芭蕉が「奥の細道」に出かけたのは45歳のころ。その行脚図から、つい老人のふうていを想い描いてしまうが、脂の乗り切ったまだ壮年の最後。月日は永遠流転のものだったに違いない。(けれど5年後、大阪にて没する)
このブログ、日記代わりにも使っているけれど、すべてを書き込んでいるわけではない・・・つまり、外出もせず家に籠っていた時間は省略される。そんな無為部分が多くなってきている。
スケジュール管理は遠に無縁だが、時間感覚が衰えていくのも怖くて、カレンダーや小型時計を身の周りに置いてしまう。
街に100円ショップがあって、先月から吊りカレンダーを売っている。安価なため、さらに時間感覚を忘れぬため、ついつい買ってしまい、家中のあちこちに掛けている。以前、同店で小さなマッチ箱サイズのデジタル時計(時刻と月日が自動反転表示する)を入手して、トイレのカレンダーのそばに貼りつけている。
でもねえ、最近、時間が早くて置いてけぼり、いや、時間が後ろから追い出しにかかっているような、そんな気がする。