近くの小学校の垣根に、曼珠沙華が真っ赤な花弁を黄緑の茎だけで支えるように咲いてた。その姿の艶やかさと危うい連想から、小学校の垣根にそぐわないのではと気に掛かる。ちょっと目を離したすきに、そんな曼珠沙華の花が萎れて黒ずみ始めていた。
(本ブログ関連:”曼珠沙華”)
今日、曼珠沙華の群生で知られる、埼玉県日高市の西武秩父線「高麗駅」近くにある、「巾着田」へ行く。どんよりした天気のせいか、心弾む感に乏しい。今期見落としのないよう、今の内にと駆けつけた次第。
(本ブログ関連:”巾着田”)
高麗川が大きく蛇行してできた巾着田を囲むように、「巾着田曼珠沙華公園」がある。その上流エリアの入り口で入場料を払い入園した。辺りに群生する曼珠沙華は、茎を残して既に花弁を枯らしていた。遅過ぎたことを後悔する。
入り口受付で、「一番奥まで行ってください」との言葉にしたがい、曼珠沙華の小道を巡り歩いた。ようやくたどり着いた下流エリアには、多分遅咲きだろう、曼珠沙華がある程度だが咲いていた。写真の光景は、そんなわけでラスト・チャンスかもしれない。
以前、この公園を曼珠沙華の真っ赤な冠が覆っていたのを知っていただけに後悔した。それに、巾着田の中央にある、コスモス畑が台風のせいで見る影もないのが残念だ。もっと早めに来ていたら、どんなに素晴らしかっただろう。