一昨日(12/27)、官庁は「御用納め」になった。それに従い、公営の公園の一画を占める「自然観察園」も出入り管理が行き届いているため閉園になる。
公園自体は自由に出入りできるわけで、年末の昼過ぎにひと気が少ないとはいえ、のんびり訪れてみた。園内を東西に流れる小川は、流量が以前と比べて落ち着いたものの、流速は相変わらずなのに驚く。以前の台風や大雨のせいで、台地に沁みこんだ水分が湧水となっていまだ豊富に流れ込んでいるのだろうか。
自然観察園を囲うネット越しに「マユミ」の木が、四裂した果実から赤色の種子を出しているのが見えた。陽を受けて賑やかな様に、一瞬、遠目に紅梅と錯覚しそう。
ところで、マユミ(真弓)はよくしなるので、昔はこの木で弓を作ったそうだ。見た限り平凡な枝振りで、そんな粘り強さを思い至らせる気配さえ感じることはなかった。
(本ブログ関連:”マユミ”)
公園の遊歩道を散歩する老夫婦とすれ違ったり、原っぱで幼い子連れの親子が楽しい声をあげて遊ぶ声が響いたりする。ゆたりとした年末の日曜日の昼下がりだった。