早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かけたとき辺りは薄暗かった。それが、ほどけるように朝の明かりに変わった(変わり目だった)。寒さは変わらない。厚着してホカロンまで貼っても、冷気がしみ込んでくる。
集合場所に着くころ、西の空低く沈む前の真ん丸お月さん(満月)が薄茶色に輝いていた。目を反対に東へ向ければ、赤い太陽は木立に隠れて、なかなか空に昇ろうとしない。
(本ブログ関連:”野鳥観察")
今回、手袋して野鳥観察手帳に記したため、後になって解読に難渋する。自分なりに整理して、ベテランの方から解説をいただき、直接見たり・双眼鏡で覗いたりしたことだが。それにしても、小川と岸辺を乱舞する小鳥たちの多様さに混乱した。(聞き間違いはご容赦)
・ヒヨドリ:「ヒヨ」と略称されるが、ブリッコのような鳴きするのがおかしい
・ハシボソガラス: これも略称「ボソ」だが、そこまで強気に呼び捨てする自信はない
・(カラスの巣): 観察路に張り出した枝に、枯れ枝を集めて作った小さな巣があった
・ヤマガラ: 教えてもらい、双眼鏡で覗いたが、私の実力では「そうなんだ」としか・・・
・コゲラ: 朝陽に照らされ忙しく動き廻る、カメラのズーム画像を見せてもらい納得する
・ツグミ: 鳴き声が「ケケケ~」と聞こえたりした
・シメ: グラウンド奥の地面に群がっていた(双眼鏡では朧)、ベテランの識別眼は驚異
---(小川と岸辺に乱舞する小鳥たち)---
・カシラダカ: 教えたもらったが、自宅で図鑑を見返すも、そうだったのかと・・・
・シジュウカラ: せわしく飛ぶ群れの姿。あれがそうだったのかと・・・瞬時に識別できない
・カワラヒワ: 群れていたが、あれがそうだったのかと・・・これまた全く識別できない
・ハクセキレイ: 地上で羽を広げ、朝陽を受けるとき全身が白く見える
・アオジ: ハナミズキの樹上に、1羽ポツリとまっていた・・・双眼鏡で見たのに
・イカル: 黒い頭を見て、泥棒が黒の手ぬぐいかぶりしているように見てしまう
・ジョウビタキ: メス2羽、昭和のおじさんに最も愛らしく見える
・カワセミ: 1羽が小川に沿って高速で下流へ飛んでいった、よく見る人には分かるようだ
・カワラヒワ: 群れていた。あれがそうだったのかと・・・おぼろ気な記憶しかない
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・カルガモ: きょうも群れて、つぎつぎ下流へ向かって現れる。40羽近くいたようだ
・アオサギ: 1羽、ダイサギの近くにいたが、「ギャ」と鳴きながら川上に向かって飛ぶ
・ダイサギ: 遠くアオサギの近くにいたが、双眼鏡で嘴の切りこみまで観察できない
・クイナ: 岸辺の土手に1羽、<ごめんなすって>といわんばかりに走り抜けた
観察路にある「ソシンロウバイ」の木に、薄黄色の花(花の内側の花被片すべて黄色)が咲いていた。樹の高い場所を賑わせていたので、香りを試すまでできなかった。嗅覚のよい人なら漂う香気に気付いたかもしれない。
(本ブログ関連:”ソシンロウバイ”)